決して華やかではないけれども、人気職種としてあげられるのが、大学事務です。

派遣会社にも案件はありますが、なかなか合格にこぎつけられないのが実状です。

大学事務は、その名の通り、大学内での事務なので、交通の便を含めた環境がとても良く、生徒の授業時間に合わせたはっきりした勤務時間で、働きやすい環境といえます。

資格なしで始められるのも利点です。

そのため、他業種から転職したスタッフも多くいます。

しかしながら、誰もが好きになることができる仕事というのは、この世にはありませんよね。

大学事務の仕事を得意とする人は、どういった人なのでしょうか。

大学事務が誇りの仕事にできる人を調査してみたいと思います。

大学事務の仕事はどんな仕事?

まずは、大学事務がどんな仕事なのかをみていきましょう。

そのままですが、簡単にいうと、大学内にある事務所内での事務のお仕事です。

書類作成や伝票の作成または整理、教授の出勤簿の管理、教室の手配など、挙げられないほど多数、様々な仕事があります。

その仕事を分担し、事務所を複数に分けている大学がほとんどです。

大学は学部や教室がたくさん存在するので、建物自体がたくさんあります。

建物それぞれに事務所があることも多いです。

大学にはキャンパスというものがあり、より通いやすい勤務地を希望することができるのも大学事務の魅力です。

反対に、応募希望期間に希望のキャンパスでは募集していないことが多いです。

特に希望する大学やキャンパスがあれば、こまめに求人をチェックしておきましょう。

大学事務の大まかな仕事内容

先ほど、キャンパスは広く、キャンパス内に事務所が複数あることがほとんどだとお伝えしました。

配属によって、仕事内容も変わってきます。

まずは、学生の窓口ともいえる、主に学生が相手の事務所があります。

学生の窓口があれば、教授の窓口もあります。

教授の出勤簿が置いてあるような、主に教授が相手の事務所ですね。

その他、学生のキャリアを応援する、就職をメインとした事務所や、建物の鍵やパソコンといったような、大学の備品などを管理する事務所などがあります。

大学によって違いますが、様々な仕事が振り分けられた事務所が存在するのです。

仕事上の役割とは?

大学事務は、いわゆる「取り次ぎの仕事」が主です。

学生から、教授から、教授の秘書から、といったように、誰かから頼まれる立場という役割です。

では、頼まれないと暇なのかというと、そうではありません。

頻繁に周りからの頼まれた仕事がたくさんやってきます。

頼まれごとが重なると、仕事が溢れてしまい、なくなく残業となってしまうこともあります。

大学事務の仕事はどんな人に向いている?

大学事務の仕事が分かってきたところで、本題に入ります。

大学事務が向いている人とはどんな人なのでしょうか。

周りからの信頼が厚く、支持を得ることができる人が良さそうなイメージですが、詳しくみていきましょう。

人と接することに抵抗がない人

まずは、人と接することに抵抗がない人です。

むしろ、人と接することが好きな人が良いでしょう。

大学事務は、学生や教授、教授の秘書などとやり取りが多い仕事です。

窓口業務もあれば、電話応対もあります。

無口でひたすらパソコンを叩いているイメージをもっていると、ギャップで続かない人もいるようです。

アルバイトでも接客業を経験していると、周りとコミュニケーションがとれ、頼まれごとの仕事とはいえ、だんだんと自分のペースで仕事ができるようになるでしょう。

コミュニケーションがとれ、信頼を得るようになると、仕事がたまってしまい、すぐに対応できなくても、提出期限を延ばすなど、少し時間に余裕を与えてくれるようになります。

「○○さんなら」と、信頼して仕事を任せてもらえる、それが大学事務です。

座りっぱなしでなくても平気な人

事務仕事はずっと座っているのが当たり前と思っている人は向きません。

大学事務は、意外と立ったり座ったりの繰り返しです。

例えば、伝票の提出場所が隣の建物の事務所だったり、郵便室が離れにあって郵便物を取りに行かなければいけなかったり、教授から呼び出されて教授の研究室に足を運んだり、比較的移動が多い仕事です。

隣の建物だったりしたら、夏の炎天下やコートが手放せない冬の寒い時期は少し億劫になります。

こういった移動面をふまえると、実は、先ほど出てきた、接客業の経験というものがまた役立ってきます。

接客業は立ちっぱなしの仕事です。

バックヤードへの移動もあります。

立つことに慣れているので、むしろたまに座れて楽だと感じるほどです。

移動を苦に感じないこと、大学事務には欠かせません。

人から頼ってもらえることに喜びを感じる人

人から「これやっておいて」と言われて、どう感じますか?

大学事務員は、特に教授から「これをいつまでにやっておいて」とよく言われます。

その日、仕事がたまっていても、優先順位が先ならやらないといけません。

あくまでも立場は教授が上です。

つまり、上司からの指示を受けているようなイメージです。

反対に、自分より年齢が下の学生から言われることもあります。

学校の推薦状など、「発行お願いします」ということもあります。

仕事がたまり、焦っている時に重なることもあります。

しかし、これらのやり取りを、頼ってもらっているんだと前向きにプラスに考えることができる人は、とてもやりがいのある仕事です。

やり終えた時の「ありがとう」をご褒美に感じる人は、大学事務が向いています。

大学事務の仕事をするために活かせる、今までの経験は?

どの仕事をするにあたっても、やっておくべきことってありますよね。

その経験をしておくかどうかによって、就職活動の際の自分の評価に繋がってきます。

では、大学事務の仕事を目指すために、積むとプラスになる経験はあるのでしょうか。

自分自身のキャンパスライフが何よりの経験

第一に、自分自身が通ったキャンパスライフの思い出が、何よりの経験となります。

例えば、大学事務員の人に実際にしてもらった対応や、生徒視線でこんなスタッフがいたら嬉しいなと思ったなど、小さい思いでも大きな志望動機になります。

学部は特に左右されません。

ただ、大学事務員として志望する大学の学部は何があるのかはしっかりみておきましょう。

自分はどの学部で何を学んできたかを伝える一方で、生徒として受験するような気持ちで、この学部のどういったところに惹かれたなどアピールすると良いでしょう。

あわせて、大学の教育理念もみておくのをオススメします。

卒業大学で大学事務を受験しない場合、なぜ卒業大学で大学事務をしないかを問われやすいためです。

大学事務にも業界研究は必要です。

キャンパスライフを送っている最中に、大学事務の仕事に就きたいと思った時には、思い切り自分のキャンパスライフを楽しみましょう。

きっと、就職活動で役立つ思い出が溢れてくるはずです。

接客業にも興味をもってみる

これまで何度も出てきていますが、接客業の経験は大切です。

一見、事務の仕事に接客業は無縁のように感じますが、大学事務は人との対応も多い仕事です。

少しのアルバイトでも接客業を経験していると、きっと役に立つはずです。

人との対応に大切な言葉遣いもマスターできますし、自然と行動の所作に丁寧さが加わってきます。

大学事務の仕事に大切な、信頼を得ることに繋がってくるはずです。

ついでではありますが、接客業の中でも、経験するならアパレルなどのおしゃれに関する店舗をオススメしておきましょう。

大学生たちは、おしゃれキャンパスライフを送っている当本人たちです。

事務員も何気に見られていることもありますので、ファッションなどのおしゃれポイントを極めておくのもオススメです。

大学事務として働くメリットとは?

カレンダー通りに毎日がすすむ

ほとんどの大学は、カレンダー通りのスケジュールです。

土曜日に授業があっても、事務員は休みの場合が多いです。

担当制で一部の職員が出勤する場合もありますが、ちゃんと振り替え休日をいただくことができます。

大学事務は、毎日のスケジュールがはっきりしていて、体調も崩しにくく、プライベートも充実できます。

比較的終業時間も早めですし、いわゆるアフターファイブを楽しみたい人にはオススメです。

しかし、逆にいうと、夏休みなどの長期休みがあるため、派遣などで仕事をした場合には、収入がかなり減ります。

掛け持ち勤務は不可の会社が多いですし、高収入目的で勤務するのは向かないかもしれません。

休みの日にプライベートを充実させて、思い切り楽しみたい人は、大学事務が希望を叶えてくれるでしょう。

プライベートを充実させる情報源が多数

大学事務でプライベートを充実させたい人には、さらに嬉しいことがあります。

大学の先生方は、度々出張で忙しくされています。

様々な地域に足を運ばれ、楽しめる場所や癒しの場所をよく知っています。

ここだけの話、大学事務員は出張帰りの先生方から、お土産をたくさんいただきます。

その時に、ガイドブックのような情報をいただくことができるのです。

その話を聞いて、その場所に行った他の事務員からもお土産話を聞き、情報源はガイドブック並みになることもあります。

次の休みはどこに行こうかな、この間話題になっていたどこどこに行ってみようかな、というように、プライベートのスケジュールが充実する事務員が多数です。

家族や友人など、他のメンバーとのお出掛けでもきっと役立つことでしょう。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

大学事務の利点は、短期間の経験でもプラスの評価になることです。

大学事務は、社員の産休の期間中だけといったような、期間が限定されて派遣で募集がかかることが多い職種です。

一般的に、就職活動の際、短期で退職した職歴があるとマイナスになりますが、長期で募集がかかることが珍しい大学事務の場合は、そんなにマイナスにはなりません。

むしろ、大学事務でどういったことを経験したのか、何を学んだのかをアピールすると、プラス評価になります。

他業種の事務の社員を受験する際も、プラスの経験としてみてくれる場合が多いので、他業者でのステップアップを夢見ることも可能です。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

繰り返しになりますが、接客業の仕事をしたいと思った時にもプラスになります。

学生や教授などとのコミュニケーションで、接客業もある程度戸惑いなく始めることができます。

大学事務員として就職し、一度家庭に入り、復職する際に接客のパートを始める際も、プラスになるということです。

反対に、一般事務や営業事務など、他の業種にもチャレンジできます。

その場合は、パソコンソフトや伝票などの書類整理などに関して、技術的にどういったことを学んだのかをアピールしましょう。

事務をしていたのが大学だったからといって、マイナスにはなりません。

就職活動中の自分の書類作成が上手になる

これは、他業種の事務でもいえることですが、転職などする際も、慣れた手つきで書類を作成することができます。

履歴書や職務経歴書は、時間がかかる厄介者だと思っている人も、大学事務を経験すると、なんのそのです。

面接で褒められることさえあります。

もし、学生のキャリアを応援する、就職部門の事務所に配属になったならなおさらです。

むしろ、学生の書類をチェックしたりすることもありますので、書類の先生ですよね。

たかがパートと思っていても、されど書類です。

書類が原因で不採用になる可能性を考えると、とても優れた技術といえます。

産休後の復職にも役立ちますね。

まとめ

大学事務は、様々な希望の道へ導いてくれるマルチで魅力的な仕事でしたね。

毎日大きく変動しない仕事で、働きやすさもバッチリでした。

卒業大学とは違う大学事務をしたなら、母校が増えたような気分にもなり、なんとなく嬉しい気分にもなります。

ただ、ずっと大学事務員として働き、ステップアップしたい場合は、枠が狭く、厳しいかもしれません。

大学事務への思いが強い人は、新卒入社がオススメです。

どんな夢をもっている人にもプラスの経験にしてくれる大学事務、興味をもったら近くの大学に足を運んでみましょう。

大学事務の道へ、そっと背中を押してくれるかもしれません。