飲食業界での転職や新たに飲食業界に足を踏み入れようと言う方、正しい求人の選び方を知っていますか。

飲食業の求人は年々増え続けており、求人を選ぶのも何を基準にして良いのか、良い求人はどれなのか迷ってしまうでしょう。

求人が多いのは選ぶ側の転職者にとってはとても有利ですが、中にはいわゆる「ブラック企業」と呼ばれる会社の案件も混じっています。

人生の大きな転機となる転職先は後悔のないように慎重に選びたいですよね。

今回は、良い求人の見極め方や注意をすべき求人、働く時間や雇用形態に合わせたおすすめの求人などをご紹介して行きましょう。

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飲食店の求人でチェックしておくべき8個のチェックリスト

まず、飲食店での求人で必ずチェックしておきたい事についてお話していきます。

飲食店の求人を探している方、ぜひ参考にしてみてください。

福利厚生の充実

一般の会社員の場合、健康保険や雇用保険、厚生年金などの社会保険は就業先で加入するのが当たり前です。

しかし、飲食業の場合このどれも加入していない、もしくは雇用保険にだけ加入していると言うお店がまだまだ多いのが現実です。

雇われて働く以上、社会保険への加入は絶対にあった方が良いので必ず確認しましょう。

お店によっては正社員へ家賃補助、家族手当などが支給される場合もあります。

ご家族を養わなければならない場合はとても大きな保証となるでしょう。

また、女性が飲食業で働く場合産休や育休が取れる会社であるかどうかも大きなポイントとなります。

女性の飲食店従業員は結婚や出産を機に辞めてしまう人がとても多く、せっかく飲食業で働いた経験があるのに正社員として社会復帰できない人もいます。

それではあまりにももったいない。

将来を考えて産休・育休制度のある案件を選ぶことをおすすめします。

労働時間の詳細

労働時間が長くなりがちな飲食業界は、応募前に必ず労働時間を確認する必要があります。

シフト制を導入しているお店や、従業員の数が多い方が自分の時間が取りやすくなるでしょう。

特に昨今では飲食業の人手不足の原因としてこの長時間労働が上げられることも多くなり、労働時間の改善には大きな企業ほど力を入れています。

残業代の有無

超過した労働時間に対して当然支払われるべき残業代。

飲食業ではその残業代が全く付かないと言ったことが往々にして起こりがちです。

ワークライフバランスを重視する方はもちろん、仕事が好きでも残業代を支払われないことに対しての不満は後々のモチベーションに大きく影響を及ぼします。

必ず確認をしましょう。

キャリアアップが望める状況かどうか

長く勤めて行くに連れてのキャリアアップが望める環境なのかどうかの確認も必要です。

個人経営の場合、この先店舗を増やし新しい店舗で店長職に就ける可能性があるのかどうか、大きな企業の場合も店長職、管理職、そして経営へとキャリアを伸ばしていけるのかどうか確認をしておきましょう。

特に個人経営の場合、従業員数が少なくキャリアアップが全く望めない職場もあります。

何年勤めてもずっと現場で同じ業務と言うのは、向上心の強い方にとって早期退職の原因にもなりますので先を見据えて募集案件を選びましょう。

業務内容

飲食業と一言で言っても多くの業務があります。

キッチンで料理を作る、ホールでのお客様対応、テイクアウトがあるお店では料理の梱包業務、宅配業務など多岐に渡ります。

その中で自分のやりたい業務に就けるのかどうか見極めてからの応募にしましょう。

賞与がある

飲食業でも賞与があるお店は増えています。

大きな企業の場合は年に2回いただける求人案件を見つけることができるでしょう。

有給の消化ができる

飲食業界は有給の消化率がとても低く、そもそも普通の休日も少ない、なんて現場もあります。

毎日楽しく働くためには休日は必要不可欠です。

有給消化ができる状況かどうかはとても大きな要素となります。

有給の消化がきちんと出来ている会社の求人案件は、「有給消化率◯◯パーセント!」などや、有給付与についての詳細が書かれてあります。

逆に有給の消化ができていない会社はあえてそのことに触れていません。

確認をして選びましょう。

お店全体の将来性を考慮する

飲食業の求人を選ぶ際、お店や会社単位でのこれからの伸びしろを考慮する必要もあります。

店舗を増やして会社全体の収益を上げていくつもりがあるのか、今は忙しいお店でもそれが一過性のものでないかどうか見極めて選びましょう。

そのためには一度必ずお店へ足を運ぶ必要があります。

どのような料理を出しているのか、サービスは十分行き届いているかなどこれからも集客できるお店かどうか確認に行きましょう。

飲食経験者が教える、こんなの働き先や求人がおすすめ!

飲食店と言っても様々な形態のお店がありますよね。

次におすすめの働き先や求人などを見ていきましょう!

デパート・ショッピングセンター内の飲食店

おすすめポイント

デパートや大手のショッピングセンターなどの商業施設内にはたくさんのレストランやカフェ、またはテイクアウト専門店などが軒を連ねています。

実は飲食業界で働くにあたって、このデパート内というのはとても狙い目です。

デパートやショッピングセンター内の飲食店は飲食業界でも名前の知れた大手の企業しか出店することができず、ネームバリューもお墨付きです。

集客や宣伝も商業施設単位で行いますので宣伝営業の仕事は基本的にはありません。

商業施設に合わせた基準で営業が行われ、個人で営業しているよりも厳しい衛生管理の元で調理や梱包がされています。

また、商業施設内と言うこともあり個人店ほど人手不足には陥っていませんので労働時間もきちんと守られている場合が多いです。

飲食専門の転職サイトに記載している求人

おすすめポイント

現在飲食店専門の転職サイトや転職エージェンシーに求人広告を出している企業は優良企業であることが多いです。

求人募集にもお金をかけることができる経営状態であり、お金をかけても良い人材を集めて社員として活躍して欲しいと言う「人材」に重きを置いている会社だと言うことができるでしょう。

特に転職エージェンシーは、経営側はコンサルタントとのやり取りに時間を取られますし、契約が成立した場合料金もかかります。

しかしそれでもエージェンシーを利用するのは良い人材が欲しい、誰でも良いわけではないという会社の方針の表れと言えるでしょう。

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こんな飲食の求人には注意!

次に、転職後後悔をしないように注意するべき飲食求人を見ていきましょう。

長時間労働や労働基準法違反が何かと話題になりがちな飲食業界。

本当に残念なことではありますが、今も従業員に無理をさせながら営業をしている飲食店は存在します。

そのようなお店をどこで見分けるべきなのか、お話をしていきましょう。

社会保険が完備されていない

実は法人化していない個人経営の飲食店に関しては、従業員が何人いても労災保険と雇用保険以外の厚生年金や健康保険の加入義務はありません。

会社からの加入であれば、健康保険料や厚生年金は会社と従業員との折半になりますので従業員の負担は減りますし、払い忘れなどの心配もありません。

個人経営のお店は社会保険への加入義務はありませんが、中には法人化しているにも関わらず未加入のお店も存在します。

その場合は法律違反になりますので、必ず事前に確認するようにしましょう。

常に募集をかけている

新規オープンの場合は良いのですが、何年も経営しているお店にも関わらず従業員の大量募集を行っていたり、長期間求人を出し続けているお店は要注意です。

従業員の入れ替わりが激しいお店は労働条件が提示されていたものと違い入社してもすぐに辞めてしまうなど、飲食業の財産である人材が定着しない理由が必ずあります。

特に無料の求人サイトに募集を出し続けていたり、お店のホームページにのみ求人を載せている場合はどれだけ条件が良く書かれていても面接時に必ず確認をしましょう。

細かく労働条件が提示されていない

ホームページや店頭での募集の場合、細かく労働条件が記載されていないことがよくあります。

詳細はお問い合わせと書いてある募集は避けたほうが無難です。

労働条件を記載すると人が集まらない魅力のない条件だと言うことが経営者自身も自覚があり、応募してきた人にだけ条件を話して交渉に臨むと言う方法を取っています。

納得の行かない条件の職場は辞退すれば良いのですが、応募者も焦って仕事を決めようとしていたり、条件を良く聞かないまま面接の雰囲気に飲まれて入社してしまうことが多いのです。

必ず時間に余裕を持つこと、相談できる相手を見つけておくことが大切です。

タイプ別のおすすめ飲食の求人

続いて働く時間や給与別におすすめの飲食求人の特徴を見ていきましょう!

学生・主婦・シルバー人材のパートアルバイトなら

学生や主婦、シルバー人材のアルバイトにおすすめなのがお昼の居酒屋店での仕込み業務です。

接客ではなく、野菜のカットやお肉の串打ち、加えて店内清掃などが中心になります。

午前中から午後3時頃まで、居酒屋が閉まっている時間帯に働ける人材を仕込み要因として募集しているお店が多く、全国チェーンなどの焼き鳥屋さんなどが職場になります。

お客様が入らない時間帯ですので飲食業と言えども焦ることはなく、自分のペースで仕事をすることができるでしょう。

お昼の時間帯ですので子育て中の主婦の方やシルバー人材には特におすすめしたい求人ですね。

学生の方は長期の休みを利用して働くこともできます。

ぜひ探してみましょう。

正社員でちゃんと稼ぐなら

飲食業で正社員として十分なお給料を稼ぎながら技術も身につけたいのであればホテルのレストランがおすすめです。

個人経営のお店より福利厚生も充実していますし、残業代もしっかり出る企業が多いでしょう。

働いている先輩方も高い技術を持っており、働きながら学ぶことができます。

何より嬉しいのがホテルのレストランは賞与があると言うことです。

飲食業の賞与は一般的にあまり多くなく、もらえても寸志だと言うお店が多い中ホテルのレストランは賞与がしっかりいただける求人が多いのが特徴です。

賞与のある募集は必ず記載されていますので、稼ぎたい方はその中から選びましょう。

また、ホテルや企業の運営するレストランでは寮があったり交通費が100パーセント支給される場合もあるのでその点も考慮に入れて求人を探しましょう。

派遣社員で働くなら

派遣社員で働くならカフェやレストランでのホール店員がおすすめです。

特に派遣社員は通常のアルバイトより時給が高く設定されており、首都圏であれば時給1400円以上で探すこともできるでしょう。

派遣のホールスタッフに必要なのは接客の経験と社会人としてのビジネスマナーなどで、飲食業経験者であれば特に難しいスキルを必要としません。

派遣業は派遣会社との契約の上での労働になりますので休日日数や労働時間が予め決められているため安心して働くことができます。

また、困ったことがあれば派遣会社の担当に相談できるのも良い点ですね。

短期で働くなら

短期で働くならリゾートホテルのレストランはいかがでしょうか。

ゴールデンウィークや大学生の長期休みにはリゾートホテルでの求人がぐっと増えます。

レストランや、旅館・ペンションなどでの調理補助やホールスタッフなどでの募集が多いでしょう。

こちらも特別なスキルや資格は必要ありません。

寮費、食費込で勤務地までの交通費も支給される求人が数多くありますので次のお休みにはリゾートでしっかり稼ぐと言うのも視野に入れてみましょう。

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まとめ

今回は飲食求人の見極め方、注意するべき点やおすすめの求人などについてお話しました。

昨今、飲食業界は人手不足に悩んでおり労働条件が改善されてきています。

敬遠されがちな飲食業ですが、求人案件をしっかりと選べば良い職場を見つけることはそれほど難しくありません。

労働条件の改善と共に厳しい職人の世界と思われている飲食業も今転換期を迎えています。

現在はまだおすすめできない求人案件も混じっていますが、上記で紹介したポイントを押さえながら良い求人とそうでない求人を見極めましょう。

良いお店を見つけることができれば、飲食業はとても楽しくやりがいのある仕事だと実感することができるでしょう。

飲食の仕事の良いところは働き口がたくさんあることです。

せっかく料理が好き、接客が好きで飲食業をやってみようと思っているなら、その気持を持ち続け、良い職場に出会ってほしいと思います。