職業の中でも「汚い」「危険」「きつい」という要素を持った仕事の頭文字を取って「3K」と呼ばれ敬遠される傾向にあります。

しかし3Kの要素を持った職業でも若い人にもおすすめの出来る仕事もあります。

また、3Kだと思われがちだけど「働いてみると実際はそこまででは無い」という場合もあります。

今回は3Kの要素を持った職業の中でもおすすめの出来る仕事、3Kのイメージはあるけど実は3Kの要素は少ない職業をご紹介します。

3Kの仕事にはどんなものがある?

医療系や建築系、清掃系が3Kの代表的な位置付けにあります。

特にブルーカラーと呼ばれる作業服を着る仕事は3Kのイメージが強くあります。

しかし作業服を着ているから3Kの仕事に就いているというのは間違いです。

最近では「給料が安い」「帰れない」「厳しい」などバリエーションが増えています。

3Kの具体的な職種とその仕事内容、狙い目な理由を紹介します!

3Kと呼ばれる職種の中からおすすめの仕事とその理由をご紹介します。

3K要素を持った職種はイメージが先行して実態とは異なる誤解を抱いている方も多いのも事実です。

仕事も環境もクリーンにしようという業界の動きにより、3K脱却を目指している会社が多くあります。

ここでは著者が実際に体験をした事のある職種、家族や友人など近しい人が実際に就いていた仕事だけをご紹介します。

介護職

一人で生活をする事が出来ない、または困難な高齢者の補助、及び介護を行い、高齢者の生活を豊かにするお手伝いをします。

3Kで有名な職業ではありますが、真摯に取り組む事で大きなやりがいを感じることの出来る職業です。

少子高齢化が加速し、今後も更なる需要が見込める業界でもあります。

介護職と一口で言っても訪問介護、デイサービス、グループホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームなどの種類があります。

その仕事内容とは?

高齢者の家に行き、掃除や入浴、食事の介助などを行う在宅介護、高齢者住宅や施設で共同生活を送る高齢者の介護を行う場合があります。

入浴やトイレの介助などを行いますが、高齢者の尊厳を守るために気遣いも大事な仕事のひとつです。

介護福祉士の資格を取得すると、就職や転職の間口が拡がると同時に給料のアップも見込めます。

狙い目な理由とは?

少子高齢化社会の到来により今後益々の需要が見込める仕事のひとつです。

高齢者と話し合い、目標や目的のためにリハビリを促したり、「終活」のお手伝いをしたりと人生の後半部分のお手伝いをする仕事は大事な仕事で「やりがい」もあります。

ゴミ収集

パッカー車というゴミ収集車に乗ってゴミの集積場に置かれたゴミを回収して回ります。

3Kの代表のような仕事で敬遠される傾向にありますが、おすすめの仕事のひとつでもあります。

一口でゴミ収集の仕事と言ってもいくつかの担当に分類する事が出来ます。

その担当によって当たり外れが大きいのも事実です。

その仕事内容とは?

基本的にゴミの収集は可燃ごみ、不燃ごみ、古紙回収、段ボール、ペットボトル、ビンごみ、缶ごみ、粗大ごみに分かれています。

自治体によって異なりますが、概ね朝9時からの回収に合わせて出社します。

水分が多く重かったり、ニオイや汚れといった理由から一番大変なのはやはり「可燃ごみ」の回収です。

その点、ペットボトルの回収は軽かったり、粗大ごみは大きいためそもそもの回収自体が少ないといった特徴があります。

パッカー車がごみでいっぱいになったら、処分場に移動します。

ほとんどの場合、一日三回処分場に行ったら仕事は終了です。

狙い目な理由とは?

ごみ収集を行っているのは委託業者ですが、その依頼主(母体)は行政です。

そのため、福利厚生や保障がしっかりと整っています。

もちろん違法な勤務時間を強いられると言った事もありません。

また、日給制で仕事をしている場合が多いので早く仕事が終われば早い時間に帰る事が出来ます。

ごみの収集は朝が早いですが、夕方遅くまで収集をする事はありません。

早い場合、お昼ごろに仕事が終わり帰宅出来る事もありました。

実際にゴミ収集の仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!

解体業

建物や建物内の設備を解体する仕事です。

解体をする際には人体に大きな影響を及ぼすような様々な「危険」とリスクが潜んでいます。

また、重たいものを運ぶ「きつさ」や古い設備の「汚さ」などがあります。

しかし、そういった職業だからこそしっかりとしたまともな会社はリスク管理を怠りません。

防塵マスク、防振手袋、ヘルメットの着用義務や有害物質の取り扱いについての知識についても講習などがあり身に付ける事が出来ます。

その仕事内容とは?

必要箇所だけを安全且つ適切に解体をしていきます。

解体時にはバールやハンマーの他、電動工具や重機を使用する場合もあります。

屋内での作業の場合、ガラ袋(廃棄物を入れるゴミ袋)を外に運び出します。(これがとても重たいです。また、壁や柱を傷付けないように慎重に運ぶ必要があります。)

最近ではゴミの処理についても厳しくなってきているので、ある程度は分別をしていかなければなりません。(物によってはリサイクルします)

狙い目な理由とは?

建築業の中でも比較的、給料が高いという特徴があります。

経験を積んで重機の操作をするようになると力仕事も減っていきます。

近年では新築の物件が減り、リフォームやリノベーションに注目が集まり屋内での作業も増えてきました。

解体作業は意外と没頭出来るので、一人で黙々と作業をするのが好きな人にもおすすめの仕事です。

電気工事士

送電線、分電盤、配線などの作業を行う職業です。

電気工事士法という法律により、資格を持っていないと工事に従事できません。

第一種電気工事士、第二種電気工事士がメインの資格となります。

ここでは第二種電気工事士の資格を取得して一般家屋に於ける屋内配線工事に従事するのをおすすめします。

ついてご紹介します。

その仕事内容とは?

コンセントやスイッチの造設や移設、配線の結線などを行います。

機器の必要電圧を所定の位置に用意したりします。

パソコンや精密機械が一般家庭にも多くなり、最近ではブレーカーを落とさずに工事をする場合もあるので、しっかりとした知識と経験が無いと危険を伴います。

また、技術が常に進化する業界でもありますので、常に勉強は欠かせません。

狙い目な理由とは?

電力自由化により、電気工事の需要は高まっています。

また、国家資格の中では比較的簡単に取得する事が出来ます。

概ね数か月の勉強で筆記テストはパスする事とが出来ます。(資格取得には実務経験が3年必要です)

建設業界の中でも重たいものを運ぶことはあまりありません。

しかし天井裏や床下に潜って作業をする事があるので、汚れる事はあります。

資格を取得できる仕事はやはり強みがあります。

危険はありますが、3Kの要素は比較的少ない傾向にあります。

機器設置業者

システムバスやシステムキッチン、洗面、トイレなどの設置を行います。

解体業も請け負っている会社がほとんどですが、最新、新品の機器や設備を設置します。

ガスや水道、電気の資格が必要な場合がほとんどです。

そのため、資格取得支援をしている会社が狙いメデス。

その仕事内容とは?

機器の設置を行います。

メーカーや機種ごとに設置方法は違うので、それぞれの施工方法を覚えておく必要があります。

リフォームなどの場合、システムバスやシステムキッチンは概ね2、3日で施工し、トイレや洗面の場合は1日で施工をします。

狙い目な理由とは?

賃貸の場合、入居者を常に集めるために最新の機器を設置したり、家の資産価値を高く保つために機器設置業者は景気の良い業種です。

また、多くの資格を取得する事が出来るため、手に職を付けたいという人にはおすすめする事が出来る仕事です。

最近では床暖房を導入する家も増えてきて、需要があります。

機器設置の技術を身に付ける事が出来れば、いざとなった時の修理や、中古物件を購入した時に自分で施工する事が出来ます。

内装業(クロス屋)

部屋のクロス(壁紙)を張り替える仕事です。

その部屋のイメージをがらりと変える事の出来る仕事です。

重たい物を持ったり、汚い物に触れる事はあまりありません。

既存のクロスを剥がしたり、パテや糊が付着する程度です。

その仕事内容とは?

お客さんから注文を受けたクロスを持って現場(家)に行き、壁の寸法を測りクロスをカットします。

仕上がりがガタガタになったりしないようにパテを塗って壁を平らにして糊を付けてクロスを貼っていきます。

柄物のクロスは継ぎ目が目立たないように仕上げなければいけないので、高い技術が必要です。

狙い目な理由とは?

クロス業は建築業者の中でも天候に左右されずに仕事をする事が出来ます。

家具の移動をする場合はありますが、重い物を持つ事もあまりありません。(機材は大きく重たいですが)

黙々と作業をするのが好きな人にもおすすめの出来る仕事です。

また、クロスを貼り終えてから設備を設置するために他の業者を待たせる場合もあるのでスピードも大事です。

システムバスやシステムキッチンの組立て業者

家庭の憩いの場である浴室やキッチンの組み立てを行います。

最近のシステムバスやシステムキッチンは組みやすくなってきているので、1日から2日程度で完成してしまいます。

また、電気や水道、ガスの資格を取得すると出来る仕事の幅が拡がります。

その仕事内容とは?

まずは現場(家)の養生を行います。

その後、メーカーから送られてくる荷物を受け取り、作業をしていきます。

お客さんによってメーカーはもちろん、レイアウトや器具のチョイスが違いますので、図面をしっかりと確認をして組立て作業を行います。

コーキング(シリコン)を打ち、清掃を行ってお客さんに引き渡しをします。

狙い目な理由とは?

建築業の中でも比較的、汚れる事の少ない職業です。

また、新築物件よりも中古物件を購入して自分好みにリフォームやリノベーションをするのがブームになってきています。

現状、日本では空き家が増えてきたり、高齢化によるバリアフリー化の需要の高まりなどから注目度の高い業界でもあります。

TOTOやLIXIL、NORITZなど有名なメーカーがいくつもありますが、それぞれに違った特徴があり、組み立て方法も異なるので、慣れるまでは覚える事がとても多くありますが、最新機器の設置が出来るようになると「やりがい」も大きいです。

建築業界は精神的負担が少ない傾向

どんな仕事でもストレスは多少なりとも感じるのは当たり前ではありますが、建築業界は仕事量が安定すると精神的負担が少ない傾向にあります。

実際、建築業に就いている人の鬱の発症率は低いと言われています。

著者もデスクワークの職業から正反対の建築業界に転職をしたら長年苦しんでいた不眠症が改善されたり、空調や照明によって狂っていた体内リズムも改善されました。

デスクで黙々と作業をするよりも体を動かして汗を流して仕事をしたいという人にはおすすめの業界です。

国土交通省が提唱する新3K

「きつい」「危険」「汚い」という不名誉な3Kの称号が与えられた建設業界は長い間、人手不足の問題を抱えていました。

そして、若い人材の確保が出来ずに廃業してしまう会社が増えています。

そこでこくど国土交通省は人材の確保と、業界の未来のために「新3K」を提唱しています。

新3Kとは「給料」「休日」「希望」を与えていく産業にしていこうという一種の働き方改革の動きです。

特に最新機器の導入により、人の負担を軽減させる動きが活発です。

勿論、コストの問題や工期、納期の問題から根本的な問題の解決は容易ではありません。

まとめ

3Kの要素を持つ職業は忌み嫌われ敬遠されがちではありますが、私たちの生活には必要不可欠な仕事を請け負っています。

そのため資産価値の高い物、どんな時代でも常に一定の需要があるものが多くあります。

人手不足により、資金に余裕のある会社は賃金を上げて募集をしている会社が多くあります。

また、働き方改革や正しい知識を身に付けるための講習の義務化、安全基準の向上により、3Kの代表であった建築業界は事故の発生件数や病気の発症率も年々、確実に下がってきています。

慣れない内は筋肉痛に苦しみますが、それも鈍っていた身体にいい刺激が与えられている証拠です。


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