仕事を選んだり、新しく始めたりするのって大変ですよね。

でも、それと同じくらい辞めるのも大変なこと。

始める時以上にタイミングが重要になりますし、時には周りの人に迷惑をかけてしまうこともあります。

特に、抱えている仕事が大きければ大きいほど、周りの人に与える影響は大きいですよね。

しかし、「辞めたい」と思う仕事をいつまでも続けていくのは、精神衛生上いいことではありません。

だからといってスパッと仕事を辞めてしまうのも、なんだか心もとないですよね。

退職には、きちんとした心構えと準備が必要です。

今回は実際に仕事を辞めるにはどのような準備や心がけが必要かについて解説いたします。

仕事を辞めたい時ってどんなときがある?

「仕事辞めたーい!」なんて愚痴はよく言ってしまうし、逆によく聞くことでもありますよね。

しかし、本格的に辞めようと考え始めると、どの程度であれば本当に仕事を辞めていいのか迷うもの。

こんな簡単なことで辞めていいのか、もしかしたら辞めるほど重要なことではないのではないかもしれない、と深みにはまってしまうことがあるかもしれませんね。

実際はどのようなときに仕事を辞めたい・辞めようと思うのでしょうか。

下記にまとめてみたいと思います。

大きなミスをしてしまったとき

「もう会社に行くのが嫌だ…」と思うような自分にとって大きなミスをしてしまったとき。

前向きな方であれば、「すぐにでも出社して取り返す!」なんて考えるかもしれませんが、大抵の方は「もう仕事も辞めたい」と思ってしまいますよね。

中には責任を感じてしまい、「仕事を辞めざるを得ない」なんて思う方も。

仮にミスをリカバーできたとしても会社にいずらい雰囲気が漂うなど、二次災害を伴うこともあります。

そうなると辞めたいと思うのは自然な感情の流れですよね。

成長できていないと感じたとき

同じミスを起こしてしまったときや、同僚と比べたとき、「成長してないな」と思うことってありませんか?

そんなとき、会社を辞めたいと思う人は少なくありません。

他の会社に行けば確実に成長できるというわけではないものの、なんとなく目の前の環境のせいにしたくなることってありますよね。

倦怠感、マンネリ感を感じたとき

「また同じような一週間がはじまるのか…」なんてマンネリ感も、辞めたいと思うポイント。

様々な人と出会い、日々違った刺激のある職業であれば感じにくいとは思いますが、同じ作業を繰り返し行うような職業の方は、倦怠感やマンネリ感を打破するために辞めたいと思うこともあるでしょう。

キラキラと働く友人を見たとき

友人との比較は、もっとも「辞めたい」という気持ちを引き起こしやすいものだったりします。

久々に会った友人が仕事の話を楽しそうにしていたり、SNSで友人の出世を知ったりすると、なんとなく自己嫌悪を抱くことってありますよね。

そんなとき、「もうこんな仕事辞めたい」と思う人は少なくありません。

もちろん、辞めたところで輝けるわけではありませんし、個人の努力によって変わる部分も少なくはないのですが…。

人間関係のトラブルを抱えたとき

会社にいる人との人間関係がうまく言っていなければ、辞めたいと思うのは当然のこと。

これは、同僚や近しい人との関係に限ったものではありません。

まったく理解してくれない上司がいる、理不尽で傍若無人なお局がいるなど、冗長との関係も同じ。

また、自分の部下や後輩にトラブルメーカーがいるときも辞めたいと思いうことがあると思います。

自分のミスならともかく、周りの人のミスをかぶせられたり代わりに謝ったりなんてことが続いたら、誰でも辞めたくなりますよね。

結婚や出産を考えはじめたとき

こちらは前向きな理由ですが、結婚や出産を機に退職を考える人もいます。

今は結婚後も仕事を続ける女性がほとんどですが、結婚相手が転勤に伴って辞めざるを得ないなんてことも。

また、出産・育児休暇後の復職が難しく、妊娠した時点で退職を選ぶ女性もいます。

このように、ライフステージの変化は就業状況にも大きな変化を与えます。

仕事の辞めどきのタイミングってどんな時?

仕事は「今日で辞めます!」と言って辞められるものではありません。

法律上、少なくとも2週間前には伝えなくてはならないことになっています。

企業によっては、独自の退職ルールも設けているというところも。

辞めたいと思ったら、事前に確認しておくことが必要です。

それを踏まえて、仕事を辞めるタイミングとしてはどのようなときがいいのか、一緒にみていきましょう。

期末など区切りのいいとき

年度末や期末など、暦上の区切りが退職のタイミングになることが多くあります。

特に12月末や3月末は世間のムード的にも退職日として設定しやすく、前々から伝えることもできるので、辞めるための準備がしやすいといったメリットもあります。

また、年度末や期末であれば会社全体の仕事も片付いていることが多く、しっかりと仕事を終えたうえで辞めることができる可能性も高いです。

大きなプロジェクトが終わったとき

「このプロジェクトが終わったら…」という形であれば、伝えやすいですよね。

また、自分としても最後に思い残すことなく仕事に取り組むことができ、気持ちよく退職できるのではないでしょうか。

プロジェクトの終わりということはある程度仕事も片付いている状況でもあり、周りの人にあまり迷惑をかけずに辞められるという点でもいいかもしれませんね。

結婚や出産などライフステージに変化があったとき

上記でも述べましたが、結婚相手の転勤が決まったり、妊娠が分かったりというのも退職のタイミング。

こちらポイントは、わかった時点でなるべく早く伝えることです。

それにより自分の仕事をきちんと片づけることができますし、後任に引き継ぐこともできます。

早ければ早いほど周囲に迷惑をかけずに済みますので、頭の片隅に置いておいてください。

「やりきった」と感じたとき

「もうこの会社でやり残したことはない!」なんて思ったら、それも辞めどきです。

その会社に残って、自分の経験を元に下を育てていくという選択もひとつ。

しかし、まだまだ新しいものを吸収し成長していきたいという思いがあるなら、次の仕事を探すのがおすすめです。

なんらかの責任をとらなくてはならないとき

自分が起こしたミスで会社の状況が悪くなったとき。

非常にマイナスな理由ではありますが、これも退職のタイミングです。

ミスを取り返すために残るという選択もあるかもしれません。

しかし、以前より居心地の悪い環境になっている可能性も高いです。

その環境の中で戦っていくよりは、すっぱりと辞めて他へ移る方がいいかもしれません。

仕事を辞める前にやっておきたい5個のこととは?

辞めたい理由、タイミングが分かっても、いざ辞めるとなると勇気が必要ですよね。

まだ決めかねているという方は下記の「仕事を辞めようか迷うとき」を、もう決まっているという方は「辞めることが決まったら」とそれぞれ参考にしてみてください。

仕事を辞めようか迷うとき

親しい人に一度相談してみる

気を使わず、何でもハッキリ言ってくれるような存在に相談してみるといいでしょう。

家族、友人、恋人など、ハッキリ言ってくれる人なら誰でも構いません。

客観的な視点を挟むことで、本当に辞める必要があるのかどうかがクリアになります。

また、他人に話すことで自分の気持ちが整理されるということもありますので、おすすめです。

注意してほしいのは、なんでも賛成してくれるような優しい人に相談しない事。

ズバッと意見を言ってくれ、時には怒ってくれるくらいの人に相談したほうが、身になる意見を聞くことができます。

2~3か月先の見通しを立てる

「もし仕事をやめたら」という切り口で、2~3か月の生活の見通しを立ててみてください。

家賃は払えるのか、食費は賄えるかなど、生活を維持できるかどうかを考えると、今すぐに仕事を辞めるべきかどうか判断しやすくなります。

もし生活が持たないというのであれば、仕事を続けていく必要がありますよね。

もしくは働きながら転職活動をするという方法を考えなくてはなりません。

それを乗り越えてでも仕事を辞めたいという場合は、行動に移すといいでしょう。

次の仕事について考える

何も考えずに辞めるというのはおすすめしません。

辞めるのを考え始めると同時に、次の仕事についても考えておきましょう。

なんで今の仕事を辞めるのか、次も同じ理由で辞めないためにはどのような仕事を選べばいいかなど、きちんと考えましょう。

転職活動自体は仕事を辞めてからでもいいかもしれませんが、少なくとも構想を練っておいた方がスムーズです。

仕事を辞めることが決まったら

関係者への連絡・挨拶

会社によっては退職を開示する時期が制限されるかもしれませんが、公にしていい時期に差し掛かったら、関係各所への挨拶をしっかりと行いましょう。

連絡を入れることで自身の気持ちも固まるというメリットもありますし、何より円満に辞めることに繋がります。

次の転職によっては引き続きお付き合いが続く可能性もありますから、辞め際の挨拶は重要です。

有給休暇の消化

退職日が決まったら、有給休暇を取得しましょう。

働く人に与えられた権利ですから、使い切るのがおすすめです。

とはいえ、仕事状況によっては取得できないということもありますよね。

したがって、有給休暇の消化も考慮したうえで退職日を決めるといいでしょう。

円満に退職するために

退職日までは、担当していた仕事を引き継いだり、関係各所に挨拶をしたりと業務が盛りだくさん。

あっという間にその日を迎えるなんてこともあります。

職場を去るときは、「立つ鳥跡を濁さず」というように、できるだけきれいに去りましょう。

そうすることで、辞めた以降も良好な関係を気づくことができます。

では、きれいに職場を去るためにはどういったことを心がけたらいいのでしょうか。

下記にまとめますので、可能な範囲で実行してみてください。

退職後の詳細をむやみに話さない

退職が決まったことが公になると、興味津々といった感じで理由を聞いてくる人が必ずと言っていいほど現れます。

退職後のことを心配して聞いてくれるならいいのですが、ただの噂好きであることがほとんど。

込み入ったところまで話をしてしまうと、尾ひれはひれがついて会社中の噂になるなんてことも。

会社を辞める際はその理由がいいことであっても、極力濁す方が無難でしょう。

また、退職後の生活についても同じ。

次の会社の詳細は語らず、ざっくりと業界だけを伝えたり、「少しゆっくりする」など言って流すことをおすすめします。

上司や同じチームのメンバーには丁寧な挨拶を

人として当たり前のことでもありますが、お世話になった人には丁寧な挨拶を心がけましょう。

特に直属の上司やチームメンバーには、自分が辞めることによって何らかのしわ寄せがいっている可能性もあります。

その点に関してはきちんと謝罪し、お世話になったことや学んだことなどを伝えるといいでしょう。

仮に辞める理由が周囲との不仲だとしても、そこは我慢。

一歩大人になって下さい。

ちょっとしたお礼を渡すと◎

退職日当日は、お礼の気持ちとしてお菓子などを持っていくのもおすすめです。

みんなで食べられるようなものもいいですが、個包装になっているもののほうがより丁寧な印象になります。

高額でなくても構いませんので、何かしら気持ちとして渡すといいでしょう。

まとめ

以上、仕事を辞めるタイミングや、その準備などについてまとめました。

冒頭でも述べましたが、仕事を辞めるということは仕事を始めるのと同じくらい大変なこと。

そして、大きく人生を左右します。

一時的な感情に流されないよう、「辞めたい」と思ったら一度冷静になってみてください。

自分一人では判断できないときは、身近な人を頼っても構いません。

その上でも辞めたいという気持ちが変わらなかったら、上記のような準備をはじめましょう。

ポイントは、辞めた後のビジョンをしっかりと描くこと。

そして、なるべく早く会社に伝え、周りの人に迷惑が掛からないようきちんと身の回りの仕事を片付けてから辞めること。

かなり体力も精神力も必要になりますが、その後の明るい未来に向けて、頑張って向き合ってみてくださいね。

会社を辞めたいと思った時は、こちらの記事も参考に!


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