就職時は憧れの仕事に就いた喜びと意欲で意気揚々と業務に取り組んでいても、やがて必ず何らかの壁にぶつかります。

仕事に限ったことではありませんが、これが仕事となると責任が発生してきたり生活に影響したりと簡単には逃げ出すこともできず、非常に重荷に感じてしまいます。

辞めたくなることもあるでしょう。

このような思いは誰もが経験していることですが、いざ自分がその状態になると「自分だけが大変」と思いがちで、退職や転職を考えたり思い詰めることになります。

仕事が嫌いと思った時に発想や気分を転換して乗り越えるための方法を提案できればと思います。

仕事が嫌い!と思ってしまうときによくある6個の原因

人間関係がうまくいっていない

世界には様々な人間がいますから、これはどこにいても発生することです。

これが原因で転職をして新たな職場に行っても、同様の問題は発生します。

結論から言えば「逃れることはできない」のです。

ですから、逃げられないことを前提に考えるしかないのではと思います。

この場合の乗り越え方は?

まず、どこの職場に行ってもこの問題は存在すること、逃れることはできないことを把握しておきましょう。

この問題を完全に解消することはできないと考えます。

また、自分自身も人間なのですから、他人に何らかの影響を及ぼしているかもしれません。

自分の影響を与えている一人であり、他人もそれは同様、お互い様であることを考えてみると、逃れられない理由も理解できます。

正確の不一致などで気分を害することも多々ありますが、良い仕事をするのにいがみ合っていては実現しません。

他人を気にするより、まずは自分自身が良い仕事をしましょう。

他人は必ず自分の仕事を見ています。

仕事自体が面白くない

やりがいを得られないことから意欲が低下し、このように感じることになるのではと思います。

やりがいを感じるときとは、自分の仕事が貢献している実感、成功体験があるときであったり、他人から褒められたり認められるときと思います。

しかし現実ではそのような場面に出会うことが少ないです。

しかし、一見無意味と思いがちな自分の業務も、何らかの理由があるのです。

この場合の乗り越え方は?

自分の業務の役割、必要性を大きな視野を持って見てみます。

たとえそれが些細な業務であり省略しても仕事が成り立つように見えても、実際には一つ一つの細やかな業務、丁寧で配慮された業務の積み重ねが質の良い結果を生むのだと思います。

やりがいを感じようと無理をしないことも大切です。

褒められたい、認められたいと思う気持ちを持つのは悪いことではありませんが、過度な期待はストレスをためることになります。

結果はすぐには出ないものです。

そのうち結果が出ればよいと気持ちを大きく保ち、質を落とさず続けていくことがやがて良い結果をもたらし、やりがいを感じたときには「面白くない」と思った事さえ忘れてしまうかもしれません。

給与が割に合わない

給与は自分の努力だけでは解決できないものです。

経営側や上司に不満を持ってしまいます。

自分で解決できない性質のものなので転職や退職に繋がりやすい悩みです。

しかし、同じ職場で仕事を続けていく考えであれば、このことは受け入れていくしかありません。

もちろん組合などで訴える方法もありますが、自分自身どのような思いで過ごしていけばいいのかを考えてみましょう。

この場合の乗り越え方は?

上司や第三者に相談するなど、根本的に給与を上げようという行動の方法もありますが、これは多くの場合は「結果」や「成果」があって成り立つことと思います。

組合で訴えて運動する方法もありますが、人間関係の悪化を心配する人もいると思います。

まずは、現在の自分がどのように仕事に取り組んでいくかです。

やってはいけないことは「この給与だからこの程度の仕事でいい」という発想を持つことです。

給与という不満要素に対して仕事の質を自分で決めないようにします。

給与がどうであれ自分の仕事はプロとして全うすることです。

これが必ず良い結果になるとは言えませんが、不満を仕事の質に影響させてしまえば、逆に悪い結果を生むことになります。

給与が今以上に悪い方向に進まないように、仕事の質を保つことでしょう。

本当に割に合わない給与なのかどうか、同業他社の情報を調べてみるのも良いかもしれません。

意外にも、他社と大差ないこともあります。

自分では割に合わないと感じていても人によって感じ方は違うので、他社など周囲の例を参考にすることも良いと思います。

ただ、給与は自分の生活に大きな影響を及ぼすものなので、生活に支障が出た場合はやむなく転職を考える必要があるかもしれません。

大きなミスをしてしまった

人間ですからミスは誰にでも起こることです。

ミスそのものは仕方ないことですが、その影響や規模によっては大きな問題になることもあります。

ミスが問題になるのは、影響が周囲に及んだときと思いますので、そうなる前に問題を除去することで防止することができます。

当然ながら、ミスした自分自身も反省し再発防止に努めなければいけないです。

この場合の乗り越え方は?

起きたものは仕方ないものですが、仕方ないと開き直ることはしてはいけません。

言い訳せず、真摯に謝罪することです。

そして、悔しくても上司や周囲の指示に従うことです。

再発防止については、この問題に限らず普段から「指示はその時覚え、同じ質問は繰り返さない」という心構えを持つと良いです。

失敗した時も習慣で再発防止を意識するようになります。

ですから「この失敗をもう繰り返さない」という誓いと、原因を考え今後はその原因を取り除いていける方法を考えることです。

悔やむ気持ちも理解できますが、まずは前向きに「二度と起こさない」ために何ができるか考え実行することを優先します。

失敗を分析すると、自分の仕事に対する姿勢や短所、苦手な部分などが見えてきます。

そのような部分が次回のミスの根源とも考えられますから、今後起こりうるミスを防ぐために今回のミスを生かしましょう。

「起きたものは仕方がない」と言えるのは、このような再発防止と自己分析を踏まえてのことなのです。

残業が多すぎる

残業は、単純に仕事量が多い場合もありますが、効率に問題がある場合もあります。

方法や仕組みを変えれば解消や減少できることもあります。

不満を感じることは仕方ないですが、自分なりに工夫できる要素は無いか精査してみると、状況が変わることもあります。

この場合の乗り越え方は?

完全な解消とは言えませんが、仕事の進め方や役割分担を工夫すると減少できることもあります。

効率化できることはないか考えてみます。

仕事の仕組みのうちの無駄な部分を除去し環境を整えることでストレスも減らせます。

もし上司に訴える、意見を述べるのであれば、上記の自分なりの工夫をしてみての結果を踏まえてのほうが良いでしょう。

現在は残業を奨励するような体質は否定されていますが、このような体質は残っていることと思います。

残業の在り方について疑問があり自分の職場で解決あるいは相談が難しいようであれば、第三者(労働基準監督署など)に相談する方法もあります。

実力主義より年功序列

最近はこのような体制は減っているようですが、会社によって様々なようです。

特に古い体質が残っていて経営側の意見が強い環境で見られるように思います。

「仕事はできないのに給与が高い」など不満があることでしょう。

年功序列が成り立つのは「長年従事することによる経験によって仕事の質が向上する」ということが前提と思われ、これがその通りに機能していれば問題は無いのだと思いますが、実際にはそのようにはいかないでしょう。

この場合の乗り越え方は?

しばしば他人と自分を比較してしまいがちですが、比較そのものをやめると良いと考えます。

自分の仕事が他人より良いかどうかで自分を図るのではなく、仕事として会社や社会に貢献できているか、質の良い仕事ができているかどうか、他部署や連携する部署との関係から確認するようにして、比較ではない実質的な仕事の自己評価をします。

仕事ができるかどうかの評価は年齢や経験ではなく経過や成果であると思いますが、他人と比較して自分が優れていれば良いこととは異なります。

比較は単純に「相手より良いか悪いか」だけですから、相手は気にせず、自分自身のスキルを上げることに徹するよう、考え方を転換すると良いでしょう。

仕事が嫌い!と思ったときに乗り越える人と乗り越えられない人の違いとは?

誰もが陥る仕事でのスランプ、なぜ自分だけ、自分は他人より劣っている、など、自分を責めてしまうことも多々あります。

誰もが経験することですから、同僚も同じ思いをしているはずです。

自分だけと思いがちで、実はとても一般的な悩みであることを考えると、気持ちの整理がついたりと落ち着くことに至ります。

乗り越えて成長できる人の特徴

物事をいろんな角度から見ることができる

悩んだ時の特徴の一つに「視野が狭くなる」があります。

悩んだ問題そのものだけを考えて、周囲の関係にまで考えが及ばなくなってしまいます。

これを防ぐために普段から自分の特徴や心の動きに興味を持って、うれしい時、悲しい時の自分を客観的に把握しておきます。

壁にぶつかったときに別の道筋を見つけて回避したり、他人に相談するなどの「多くの選択肢」をあらかじめ考えておきます。

そして、大きな壁に当たった時には視野が狭くなる前にそれを回避するように心がけます。

何度も繰り返すうちに、壁に当たった時に「この場合はこの方法」と良い意味での逃げ道を探せるようになります。

考え方がポジティブ

人間関係のように、職場に限らず家庭や学校、地域などどの環境においても回避できない問題については、最初から諦めることも一つの方法です。

この問題は解決できるかできないか見極め、解決できない性質のものは深入りせず、「自分は自分のすべきことをしっかりやる」と割り切ってしまいます。

問題は全てが解決されるわけではなく、問題が存在したままの環境で仕事を続けることもあります。

そのようなときは割り切って考え、最低限、自分の周囲の環境を整えて余計なエネルギーを使わずに落ち着いて仕事をするように心がけると良いこともあります。

他人との比較を基準にしない

仕事の質など、同じ仕事をしている同僚がいるとどうしても比較対象になってしまいます。

時には同僚が評価され自分は結果が出ないと考えるときもあります。

また、年功序列に対する矛盾、給与の違いによる不満などもあるでしょう。

このようなときは、比較という発想そのものを排除します。

他人との比較が自分の仕事の質の評価と必ずしも一致するとは限らないからです。

他人より仕事ができれば合格ではないのです。

プロとして会社に、顧客に、社会に結果を残せる仕事をしているか、そこが評価の基準ではないでしょうか。

これは「視野を広げる」にもつながっていくことですが、自分の評価基準を同僚ではなくもっと広いスケールで考えることです。

比較すべき、基準とすべき対象はどこにあるのか、あまり近くだけを見ると自分の欠点が多く見えてしまい、落ち込むものでもあります。

乗り越えようとせずに辞めてしまいがちな人の特徴

普段から周囲に対する不平不満が多い

就業時から理想や偏った考えを持ちすぎると、自分を基準にしてそれに見合わないことに不満を感じてしまいます。

そもそも自分の基準とは自分という狭い世界ですから、不満が出るのは当然と考えられます。

この不満はどの環境に行っても存在するものなので、自分自身が変わらなければ乗り越えるのは難しいかもしれません。

忍耐力がない

結果はすぐには出ません。

結果が出るには長い時間がかかることもあります。

最初に結果を求めてしまうと、認められないことがストレスや不満となり、やりがいを持てないと感じる原因にもなります。

努力が結果につながると言葉で伝えても、実感が無ければなかなかこれを信じることができないことも理解できますが、このような経験は仕事に限らず多くの場面であることです。

忍耐というと耐えるイメージがあるので負担に感じることもありますが、言い方を変えれば「努力を続ける」ということです。

自分の使命を責任を持って全うすることに徹することが最終的に良い結果を生むことになります。

結果を早く出そうとする・問題を早く終結させようとする

壁にぶつかったときに、目の前の対象のみを見て結果を出そうとしたり、結果を早く求めたりと十分に精査しないで問題を終結しようとしても、結果的には解決に至りません。

一見解決したように思えて、問題の根本は解決していません。

これは問題の再発にもつながります。

今の仕事が嫌いで辞めたいと思ったときに、辞め時かどうかを見極めるポイント

辞めたいと思うことは、誰にでもあることですが、そのタイミングによって見極めることになるでしょう。

思いつき、突発的な思いではなく、その思いが真意であるのかをよく考え、その結果、考えが変わらないと思われたときに決断すればよいのかと考えられます。

原因を取り除くことができそうになく、このままだと状況が悪くなっていきそう

単純な不満だけでは、転職しても同じ結果を生んでしまいます。

また、改善努力をすれば退職せずに済むかもしれません。

問題が起きたら別の解決方法や改善策を試してみて、あらゆる方法を試しても改善が見込めないときは辞め時と考えて良いでしょう。

転職に活かせる経験やスキルが身についていて、前向きな転職活動ができそう

スキルが身に付き仕事も順調で、周囲からの信頼も得られたときに、自分の仕事ぶりを前向きに振り返って自己評価をしてみます。

そして今後の目標を立てたときに現在の職場ではその達成が困難あるいは難しいと思われたら、転職をしてさらなるスキルアップを目指すと良いでしょう。

転職はスキルアップと視野を広げること、様々な経験を積むことが目標となってくると考えられますので、このような形での転職は複数回あっても良いと考えます。

まとめ

職場での悩みや辞めたいと思うことは、少しもおかしなことではなく、むしろ一般的な悩みと言えます。

しかし、勢いで辞めてしまえば生活に影響しますしその後の再就職も大変です。

あまりに短期間の決断はその後様々な場面でも問題や悩みを引き起こす要因にもなりますから、まずは問題解決に向けて努力してみましょう。

分析すると、解決や軽減することも多くあります。

特に難しいのが成功体験による自信ややりがいを得ることでしょう。

結果を急げば得られることではなく、評価は自分ではなく周囲からとも言えるからです。

仕事以外の経験で得られたことを生かすこともできますから、問題にぶつかったときは仕事から少し離れて自分を見直し、周囲を見て多くの情報を得て、他の方法をたくさん試してみると良いでしょう。

それも後々自分の経験に繋がってきます。

もし転職を決意するのであれば、あらゆる方法を試し解決できないことを確かめ、気持ちが固まってからが良いと思います。

職場環境は良いに越したことはありません。

しかし、その環境を作っている一人は自分自身であることを忘れてはなりません。

他人に改善を求めるばかりでなく、自分自身も変えていくことが最終的な改善の早道となると思います。


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