2020年7月6日

フォークリフトの転職をお考えの方はぜひご覧ください。

フォークリフトでのお仕事というと、製造業や物流業で倉庫内でのピッキングや荷物の積み下ろしなどの作業が多いと思います。

そもそもフォークリフトは資格が必須な職業です。

また、機械化により、フォークリフトは人手不足と言われているので求人は常に募集があるそうです。

そこで今回は4つの倉庫でのフォークオペレーターの経験を持つ筆者がフォークリフトの転職を成功させる秘訣について解説していきます。

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フォークリフトの仕事で転職する人は多い?

フォークリフトは必需品

工場や倉庫などでは大きくて重い荷物や、高いところにある荷物などを移動するときにフォークリフトを使います。

またトラックに荷物を載せたり降ろしたりするときにもフォークリフトは欠かせません。

最近では様々なものが機械化され人間の仕事がなくなると言われますがフォークリフトの需要はなくなることはないでしょう。

というのも変化の激しい時代ですので企業としても柔軟性を持たせたシステムを開発しづらい業種だと思います。

このように工場には必ずといって良いほどフォークリフトは置いてあり、工場にとっては必需品なのです。

人手不足で困っている企業が多く、求人は多い

以前私が務めていた工場でもたまたま私がフォークリフトの免許を持っていたので様々な場面で役に立ちました。

しかし多くの中小企業ではフオークリフト専門の人がいないというのが実態だと思います。

あくまでも臨時的にフオークリフトに乗っていましたが、専門の人が欲しいというのが会社としての考えであり、フォークリフトの募集をしていましたが人がなかなか集まらないのが現状です。

このような状況ですのでフォークリフトの求人はたくさんあります。

中には未経験者OKなどと書かれた募集もありますし、免許取得に関する費用を負担してくれる会社もあります。

ただでさえ人手不足と言われる製造業ですからフォークリフトのお仕事も売り手市場と言えます。

求人が多いということはブラックなのでは?

フォークリフトの募集は多いのですが、募集が多いということは離職率の高いブラックなのではと思われがちです。

ですが、私の経験上どうしてこんないい仕事に募集が少ないのか不思議なくらいいい仕事だと思います。

募集が多い理由は離職率というよりは高齢化という理由の場合が多いです。

製造業などではそもそも高齢化は進んでいて、フォークリフトのお仕事をされている方も意外と高齢な方が多いです。

長い目で見れば未経験者でも費用を会社が負担してでも若い方に来て欲しいと願っているのが実情だったりします。

事実私も年を重ね、それなりのポジションに移行するには誰か若い方にフォークリフトを任せたいと思っていました。

フォークリフトの仕事で、転職を成功させるためにやっておくべき3個のこと

フォークリフトの種類を知っておく

転職先としてフォークリフトのお仕事を考えているとしたらまずフォークリフトの種類について知っておかなければならないでしょう。

フオークリフトには様々な種類がありますがここでは代表的なものをご紹介いたします。

カウンターフォーク

もっとも一般的な形です、フオークリフトといえばこのタイプを思い描く方が多いのではないでしょうか。

運転席に座って左手はハンドル、右手はレバーを足元にはブレーキなどのペダルがあります。

カウンターフォークはさらにエンジン式とバッテリー式があり、屋外で重量物を扱うときなどはエンジン式が、倉庫内で排気ガスが出ると困る場合にはバッテリー式が主に使用されています。

フォークリフトのメーカーやエンジン式、バッテリー式などで操作方法も少しづつ違いがあります、講習ではエンジン式のカウンターフォークでの実技がほとんどです、経験者でも転職などで違うフォークに乗るときにはしっかり練習しないと危険なものです。

大きさは大体1トンから4トンクラスが一般的ですが、建設業や港湾業などではさらに大きなフオークリフトを使うこともあります。

ちなみにフォークリフトの免許には運転できるフオークリフトの上限はありません、一度免許を取ってしまえばあらゆるフォークリフトを運転することができます。

リーチフォーク

次によく見かけるのがリーチフオークです、カウンターフォークに比べると小型なものが多く、運転も立った姿勢で行います。

荷物を持ち上げるためのツメの部分が出し入れできて、狭いところなどの小回りが利きます。

カウンターフォークは自動車に近い感覚がありますが、リーチフオークの運転は別物と考えたほうがいいでしょう。

教習所でも実習で使うのはカウンターフォークですので未経験者の方はこのリーチフォークには仕事場で初めて乗ることになると思います、慣れるまでは広いところで練習しましょう、上記のカウンターフォークに乗っていた私もしっかり練習してから現場に入りました。

慣れてしまえばとても便利なのですが、操作感の違いから両方乗れるという方は意外と少ないように思います。

また経験者でも転職の場合、以前使っていたものとメーカー違いですとレバーの位置などの違いで戸惑うことも多く、注意が必要です。

ハイピックリフト

荷台に運転者が乗り、ピッキング作業などを行うフォークリフト。

物流業などでピッキング作業に多く見られます、最近ではこのように小型のフォークリフトも多く見られるようになりました。

法律上1t未満のフォークリフトにあたりフォークリフトメーカーなどの運転の業務に係る特別教育というものを受けなければなりません。

ハンドリフト

バッテリーなどの動力を必要としない機械式のハンドリフトというものもあります。

荷物の動かし方などフォークリフトとほぼ同じことができますが、トラックへの積み込みのように高く持ち上げることができません。

倉庫内の補助的な役割として使われることが多く、免許は必要ありませんがフオークリフトの知識と技術を持っていないと意外と危険な場合があります。

もし身近にあったら誰かに教えてもらいながら練習するといいでしょう。

フォークリフトの免許をとっておく

フォークリフトを運転するには免許が必要

正確にはフォークリフト運転技能講習修了証といって労働安全衛生法によって定められた国家資格です。

車の免許を持っている人であれば31時間の講習を受けて、最終試験に合格すれば運転技能講習修了証(免許)がもらえます。

車も自動車の免許も持ってないという方もご安心。

普通自動車の免許もなく、もちろんフォークリフトも乗ったことがない完全未経験方の方でも35時間の講習ですみます。

その差はたったの4時間、必要な費用は講習料が4万円から4万5千円です。

テキスト代などを含めても5万円以下です、講習は土日の休みを利用して受けられます。

1日に7時間ほど講習がありますので、そのほかにお昼代や交通費など、あとは写真代くらいです。

地域によって費用は違いますのでお近くのフォークリフト教習所にお問い合わせください。

求人の必須要項として免許を持っている方の募集が多い

免許を持っているということは転職でもアピールポイントになりますので是非機会を作って免許を取って見てはいかがでしょうか。

会社によっては入社してからフォークリフトの免許取得費用を負担してくれるとこるもありますが、この場合事前に問い合わせなどして条件など確認しましょう、免許を取得するまで見習いとして別の作業に回されそれっきりなんていうブラックな企業もあるかもしれません。

免許を持っていればどんなフォークにも乗れる

フォークリフトの技能講習の内容にはフォークリフトの種類や機械的な部分に関わる講習も含まれますので、講習が終了して最終試験に合格すれば全てのフォークリフトに乗ることができます。

よくカウンターフォークとリーチフォークの免許は違うと思っていらっしゃる方もいますが実は同じです。

逆に言えば、自動車の免許や大型トラックの免許は持っていてもフォークリフトの免許を持っていない人はフォークリフトの運転をしてはいけないのです。

もしも無免許での運転をした場合は運転した本人だけでなく、会社の責任者も罰せられます。

このようにフォークリフトの免許を取るということは運転者管理ということでもあり、安全管理や法律的な知識も学ぶことができます。

フォークリフトの免許を取るということは資格を身につけるだけでなく様々な知識を学ぶチャンスでもあるわけです。

色々な種類があるフォークリフトですが、違いがあるからこそきちんとした講習を受ける必要があります。

様々な業界で仕事を探す

フォークリフトのお仕事といえば工場などが代表的な例ですが、ほかにも物流業や建設業などもあります。

パレットという木やプラスチックで出来た台に荷物を載せてダンボールの箱をたくさん運びます。

製造業では材料、製品などが主な荷物、建設業では木材や鉄骨などの資材を運びます。

また会場設営などのイベント業、最近では大きなホームセンターや家具店などの店内で見かけます。

また力仕事というイメージがありますが、持ち上げるのも運ぶのも人が操作するのはレバーとハンドルだけ。

実際にものを運ぶのはバッテリーやエンジンのついた機械の力です。

たまに見かけますが女性のフォークリフトオベレーターもいます。

颯爽とフォークを操る女性の姿はかっこいいですね。

お仕事を探すときには様々な業界の中から、自分にあう分野を探してみましょう。

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フォークリフトの仕事に求められる心構え

荷物の取り扱いには細心の注意を払う

一度にたくさんの荷物を運ベるところがフォークリフトの良いところですが、荷物の取り扱いには細心の注意が必要です。

フォークリフトで運ぶ荷物を落としたりしないよう、注意深く作業しなければなりません。

また、荷物によっては雨で濡れてはいけないもの、食品など温度管理が必要なものなどもあります。

フォークリフトのお仕事というと運転の技術が求められていると思われがちですが、会社全体で考えると荷物を安全に移動させることが第一です。

荷物を丁寧に扱えることのできる人が求められています。

コミュニケーション

荷物を運ぶだけがフォークリフトの仕事ではありません。

大きな倉庫や工場ではフオークリフトが何台もあり、フォークリフト作業をチームで行うこともあります。

その場合役割分担や情報交換などのコミュニケーションが必要になります。

フォークリフトは1台しかないという場合でも、トラックドライバーさんや製造の現場、事務職の方など意外と職場での人との関わりは多いです。

積極的に挨拶などをして、作業を円滑に進めるためのたコミュニケーションを心がけましょう。

安全面に徹底的に注意する

工場内で大きな荷物を扱うフォークリフトのお仕事ですが、やはり一番大事なのは安全です。

荷物の取り扱いに関しては先ほど書きましたが、工場内の人間に対しても注意をしなければいけません。

倉庫の外はトラックなどの車も頻繁に行き来することが多い場所になりますので安全確認は必ずしましょう。

面接などの機会に安全対策面など質問してみるのもいいかもしれません、こういったことにしっかり答えられる企業は待遇や作業環境にも十分配慮されている企業と言えます。

フォークリフトの転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

正社員の仕事を探す

フォークリフトの求人に応募するならぜひ正社員に応募するべきだと思います、派遣から正社員登用ありなどと書いてあっても正直どうなるかはわかりませんし、免許を持っている方なら正社員に採用される可能性は高いと思います。

また、待遇面が同程度であれば事業規模がなるべく大きなところが良いでしょう。

というのも、運ぶという基本的な作業には大きな違いはなく、同じ運ぶなら大きな企業の方が収入は安定するでしょう。

事故を起こさない

毎日の業務の中では効率やスピードが重視されがちですが、やはり安全が第一です。

どんなに経験を積んでもミスを起こさない保証はありません、ミスは誰にでもありますが小さなミスから学び大きな事故を起こさないような人を会社は求めています。

転職などで操作するフォークリフトが変わったり、職場環境が変わったりすれば慣れるまではそれなりに時間がかかるものです。

最初は効率よく作業できなくても事故を起こさないことを心がけてください。

まとめ

以上フォークリフトの転職を成功させるためについて書いてみました。

実際に面接などで現場を見学させてもらえる機会があったら色々質問してみるといいでしょう、質問することで仕事に対する意欲を汲んでらえることにもつながります。

資格を活かせるお仕事ですのでぜひ良い環境を選んでください。

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