2020年10月20日

看板求人を見て、具体的にどういったことをするのか疑問に思いませんでしたか?

そもそも、看板ってどうやって作っているかなんて考えたこともないですよね。

わたしも実際、勤めるまでは全くわかりませんでした。

今回はそんな看板屋の仕事内容や気になる疑問についてを私の経験も踏まえてご紹介していきたいと思います。

看板屋の職種についてや、年収、求人選びのコツや注意点も要チェックです。

「看板屋の仕事」が自分に向いているか診断するにはこちら →

看板求人にはどんな種類があるの?

主に、営業、施工、デザイナー、印刷オペレータなどがあります。

設計デザイナー

設計デザイナーは看板を作る上で1番重要な役割です。

まず、顧客からこんなイメージで看板を作りたいと言われたとします。

そうすると、設置する上での注意点や安全面などのことも含めて考え、何案か提案していくという知識が必要です。

ただとてもやりがいがあり、設計デザイナーとしてキャリアを積んでいくことでどこでも通用する人材へと成長できます。

看板製作

看板といっても、種類が多くあります。

街でよく見かける野立ての看板や、お店の目印となる店舗看板、夜に輝くネオンサインなどもあります。

看板設置

看板の設置には許可が必要です。

その都度許可をとり、その場所に看板を立ててもいいかを確認しながらの作業が必要となります。

営業

看板を立てる際にはその場所が看板を立ててもいいかの許可が必要です。

また、看板を製作する上でのデザイン案などをデザイナー担当に指示を出して出してもらったり、全ての工程を把握しておく必要があります。

事務

顧客への請求書作成は勿論、スタンドのサインであれば発送で送ることができるので郵送などの手続きなどがあります。

看板求人でよくある募集内容とは?

現場に出て作業をする人員を募集することが多々あります。

普段は足りている人員が大掛かりな看板のときは臨時で募集します。

給与相場

だいたい18万から30万ほどです。

勤務時間や休日、残業

9時から17時半

看板はそのお店や会社の大きな宣伝となるので、頻繁に看板を変えるお客様が多いです。

「夕方頃に明日必要だ」というお客様も多いのでそれからの作業になりますので、残業は比較的に多いです。

勤務場所

営業、デザイナー、施工する部屋など、仕切られており部署内の雰囲気はとても良く協力しあえる環境にあります。

求められる人物像

物作りが好きな人。

特に、物を見たときにどうやって組立てられているのか気になってしまう!という方だと看板屋の仕事は魅力的に映ると思います。

応用力のある人

全く同じ看板というものはないので、看板のシートの貼り方であったり設置の仕方などに臨機応変に応えていく応用力が必要です。

発想力のある人

デザイナーであればこうしたらよく見えて目立つとか、この色にしたらこの場所がよく映えるなど発想力豊かだとお客様が思っている以上の仕上がりが期待できます。

体力のある人

施工する上では何より体力が大事です。

看板のシートを一枚貼るだけでも体力を使いますし、量が増えると尚更体力が必要になります。

必要なスキルや資格、経験

未経験でも可能です。

デザイナーを目指すのであれば、イラストレーターやフォトショップが使えると良いです。

車で現場に行くときもあるので、運転免許はあった方がいいです。

「看板屋の仕事」が自分に向いているか診断するにはこちら →

看板求人の雇用形態による違い

アルバイトであれば残業はありませんし定時で帰れます。

正式に採用されると、どんどん仕事を任され仕事量も増えていきます。

自分にあった看板求人の選び方や注意点

まず自分はなにが得意なのか?をしっかり自分を知ることで自分にあった仕事を選ぶことができます。

【選び方①】雇用形態から探す

残業はいやだ!というのであれはアルバイトでもいいかもしれません。

スキルアップをどんどんしていきたいのであれば、正式に正社員として働くのが望ましいです。

【選び方②】職種から探す

人と関わることが得意な方は、営業職が向いています。

ただ、看板屋の場合、営業が社内に戻って全ての担当職に指示をだすので、まずは看板の仕組みを学ぶためにも初心者の方は施工担当に回るのが無難です。

【選び方③】会社の業態から考える

新規の顧客を増やしていくというよりかは、決まった顧客からの新看板の注文であったり、デザイン会社から印刷をお願いされたりということが多いです。

また、看板は設置だけでなく、設置場所の環境を保つ(掃除したりは勿論、ちょっとした変更の修正等)ことがあります。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

1番仕事の中でキツイのは施工部屋です。

ただ残業代もでると考えると、給与は変動的ですが多いときもあります。

【選び方⑤】エリアから考える

残業が多い業態なので、家から近いと通いやすいです。

夜遅くまで残業をすることが多くなると、電車通勤の場合は終電に間に合わなくなるということも考えられますし、できるだけ近い方が体力的にも精神的にも良いでしょう。

注意点

いまいちどれをしたらいいかピンとこないけど、看板屋さんに就職してみたい!

というのであれば、とりあえず施工担当を選びましょう。

ただ、どの職種でもスキルが上がるにつれて、現場に出てみて覚えるということも増えてきます。

「看板屋の仕事」が自分に向いているか診断するにはこちら →

看板求人についてよくある疑問

応募方法は?

専門学校などにも募集しにきている会社があったりします。

または、会社ホームページから応募してみてもいいですね。

面接でよく聞かれることは?面接合格の秘訣!

面接で聞かれることは、まず経験があるか?です。

わたしの場合、デザインをやっていたのもあり、少し看板の出力作業もやっていたため即採用されました。

未経験でも応募できる?

できます。

ただ、その会社でどう自分を活かしていきたいのかをアピールして伝えると尚採用率は高まります。

会社の雰囲気は?

比較的落ち着いていて、営業と施工の部屋は黙々と作業していて、現場の人たちは賑やかです。

正社員、派遣社員、アルバイトの募集があるの?

頻繁に募集するということはあまりありません。

大掛かりな仕事がくると、募集するといった感じです。

雇用形態によって給与体系はどう違う?

正社員は固定給プラス残業手当がつきますが、アルバイトは時間になったら帰るといった感じですので、やった分だけお金になります。

残業って多いの?

多いです。

印刷業も含まれるため、印刷の時間が1時間かかることはしょっちゅうあることです。

そのため、営業も現場も、施工担当の仕上がり待ちで待機、なんてこともしばしば。

それからカットやラミネート、加工などをして仕上げをするので、とても時間がかかります。

手間がかかる仕事な分、残業は多いです。

まとめ

看板の仕事というのはまだまだメジャーな仕事ではないため、何をする仕事なの?と看板屋で働いていた時に、友達によく質問されました。

ありとあらゆる看板を製作しています。

ただ、自分がよく街で見かける看板やポスター、窓に貼ってあるシートなど、いつも身近にあったものを自分の手で製作し終えた喜びはとても大きいものです。

ですので、少しでも看板屋に興味を持っているのなら、一度看板屋の業界に踏み込んでみるというのも一つの手であると思います。