求人雑誌や、ネット上の求人サイト一通り目を通してみると、多くの食品メーカーの求人があります。

毎回掲載されている企業から、あまり見ない企業まで様々です。

様々な求人の情報からどの食品会社を選べばいいのか。

今回は、そのヒントになる情報をお届けします。

おおまかな食品メーカー仕事内容

食品メーカーの求人のなかで、一番多いと思われるのが工場での勤務です。

ここではその主となる業務である、工場での代表的な仕事をあげて紹介します。

食品を製造する仕事

工場のラインに入り、その日ごとの生産計画に合わせて指示された業務をこなします。

原料を加工したり、混合して食品を製造し、その後袋詰めして、封をするまでが主な仕事などがあります。

近年ではそのほとんどが機械を使用して生産しているために、機械を設定して運用する仕事が主になる工場もあります。

検品を行う仕事

製造工場にて生産を行う前と、行った後に目的に合わせて検品を行います。

生産前では、原料を一つ一つ目視や各種検知器を使って異物が混入してないか、大きさは揃っているかなどを検品します。

生産後では、しっかりと包装材が密封されているか、内容量は表示を満たしているか、その他賞味期限などの印字が印刷されているかどうかを検品します。

出荷をする仕事

工場にて生産された商品は、自社の工場へ在庫として保管されるか、そのまま取引先の会社やお客様に発送されます。

段ボールなどの包装資材に適切に梱包されたのちに、書類などを添付した上で、トラックへ載せるまでが仕事です。

食品メーカーはどういう役割を求められる?

企画や営業であれば、消費者のニーズや世の中のトレンドを敏感に察知して、商品化につなげることのできる創造性を求められます。

開発であれば、消費者の方が安心して、安全な物を手に取ることがベースにあり、利便性や手軽に栄養を摂取できるような商品の開発。

製造部は衛生管理を徹底して行い、職場は常に清潔な環境で、働く従業員が快適に仕事ができるような環境を求められます。

食品メーカーの求人でよくある募集内容とは?

食品メーカーに置ける主な求人内容を紹介します。

給与相場

新卒・未経験中途の条件であれば、正社員採用で年収ベースで300〜400万円程度が一つの目安になるでしょう。

食品業界で勤めていた場合や、その他経験や資格によって給料に差が出てきます。

パート・アルバイトについては時給1000〜1300円程度が相場となっています。

企業によって異なりますが、年に賞与が2回支給されます。

業績によっては臨時ボーナスが支払われる場合も。

工場に勤務する場合には、一部の職種であらかじめ固定残業代が支給されるケースもあります。

勤務時間や休日、残業

フルタイムでの勤務の場合、始業時間は8:00〜9:00から、終業時間は17:00〜18:00で設定されています。

実働時間は7時間半〜8時間に収まっています。

工場勤務の場合には、シフト制によって、夕方からの勤務の他、夜勤、休日出勤となる場合もあります。

休日については、週休二日制で土日が休みの企業一般的です。

しかし、製造している食品のジャンルや、仕入れる原料の種類によって、繁忙期と閑散期がある企業については、忙しい時期のみ週休一日となったり、それに比例して残業が多くなることもあるようです。

福利厚生

各種社会保険、労働保険、有給を完備しており、交通費や社員旅行(研修旅行の場合もあり)を行っていることがあります。

住宅手当については、営業関連の職種についている場合や、地方・海外への転勤・出向に合わせて住宅の補助がでることもあります。

食品会社の場合は食中毒などのリスクを軽減するために、健康診断や検査、予防接種についての費用を半額から全額を補助してくれます。

近年では育児休暇の仕組みを積極的に推進している企業も増えてきました。

勤務場所

企業によって、勤務場所は様々です。

各地域の工場団地に工場を構えている場合や、製造工場では扱う原料によって工場が海の近くにあったり、出荷センターは交通の便が良い幹線道路や高速道路の近くに立地している場合と様々です。

本社

本社といっても様々で、都市圏のビルに事務所の機能だけ設置されている場合もあれば、自社のビルを持っている場合もあります。

製造の機能を持たない社屋であれば平均して20人前後の社員が勤めています。

製造の機能を有している場合には小規模であっても30人程度から、大規模な施設であれば100以上の従業員が働いていることもあり、社員食堂や購買設備が整っている企業もあります。

会社を動かしている社員と同じ空間で仕事をすることがあるので、直接接する機会が他の職場に比べて多いです。

要望を伝えることができたり、アイデアを募られたりと企画開発と現場の距離が近いのも特徴です。

製造工場

製造の規模によりますが、少ない場所では10人程度から、100人以上の従業員が働いている工場もあります。

働く環境においては、厳しい衛生基準を備えているために作業着などの規定は厳しいですが、作業する屋内では冷暖房が完備されていて良い環境の中で働くことができます。

前述した本社工場と同様に社員食堂などを備えていることもあります。

出荷工場(出荷センター)

出荷工場については、中小企業の場合では製造工場に併設されていることも多いですが、一定の規模の企業においては配送センターや大規模な倉庫を有している場合があります。

主に幹線道路や港など交通の便がよく、配送の効率がよい立地に立てられています。

配送工場では積み込みなどの作業があるために、夏や冬の季節ごとに暑さや寒さに対応しなければなりません。

営業事務所

企業によって商品を販売する地域は異なりますが、営業事務所が配置されていることが多いようです。

地方都市の場合にはテナントビルなどに事務所を設置していたり、自社の小規模な事務所を構えていることもあります。

その他に、自宅兼営業事務所として、会社が刈り上げた賃貸物件に住みながら営業活動することも。

いずれも1人で単独で動くことから、多くても10人程度の人員と一緒に働くことになります。

直営店・販売店

取り扱う食品によっては、販売所や直営店を設置してる場合があります。

正社員が数名勤めている他は、パートやアルバイト社員が勤めていることがほとんどです。

常駐しているスタッフは数名から多くても10人程度となります。

各工場や事務所に併設されている場合も多く、その場合には10時前後から19時程度までの営業時間となります。

求められる人物像

食品を扱う仕事は、年を追うごとに消費者の目が厳しくなっている業種でもあります。

一つの小さなクレームが、SNSなどで拡散されてあっという間に企業イメージの低下や、不買につながることもあります。

仕事のホウレンソウではないですが、何か問題が起きた時に速やかに上長に報告できる人材が重宝される時代でしょう。

人としての躾、モラルを持っている方であれば勤めることができます。

必要なスキルや資格、経験

製造工場

食品に限らず、生産管理などを経験したことがあると、食品製造の現場においても力を発揮できるでしょう。

製造工場には様々なタイプの人が働いています。

働き始めの当初には現場の一社員としてはらたくことがあっても、徐々に現場の数人から、一つの部署を任されるようになります。

そういったときに、部下を持っていた経験、その他従業員を動かす指示出してまとめていた経験があると大変役立つでしょう。

各種工場内の機械をメンテナンスをしたことがあると、様々な場面で頼りにされます。

出荷現場

フォークリフトやトラックの運転ができる免許を持っていると良いでしょう。

また、免許だけでなく、実際に働いていた経験があると倉庫内での仕事がよりスムーズに、整理整頓された状態を保つことができます。

食品を扱うことになるので、商品によっては冷蔵が必要なものもありますので、いつまでも常温の場所には置いておけません。

安全に運用するのはもちろん、スピードも求められますので常温帯の荷物以外の運搬・管理の経験があるとなお良いでしょう。

品質管理

衛生管理の経験や、栄養士などの資格を持っていると良いでしょう。

品質管理については働く従業員の皆が意識を高く持ってもらわなければなりません。

いくら丁寧な説明の紙を配っても、衛生講習の場で話しかけても、なかなか人の意識という物は変わりません。

長期の視野を持って、根気強く衛生についての意識を高める必要があります。

ですので、経験がない場合には、職についた後に苦労が多いかもしれません。

販売スタッフ

あたりまえの要素ですが、接客の経験があるとスムーズに業務を行うことができるでしょう。

食品会社であることから、商品に対しての知識から、食品一般の衛生・管理の経験があるとお客様から問い合わせがきた場合にも正しい説明を行うことができます。

食品メーカーのおすすめ求人のポイント

自分にあった食品メーカーを探す上で、ポイントとなる部分をまとめてみました。

設備投資を行っている

食品製造の現場においては、人の手さえあれば製造ができるために、あまり機械化が進んでない企業もまだまだ多くあります。

現場に設置してある機会が古いために故障が多かったり、設定に時間がかかり非効率なこともあります。

その他、テーブルが低く長時間かがんだままの作業であったり、同じ姿勢で業務を行わなければならないなど、身体的に負担がかかる場合もあります。

事前に職場の見学をさせてもらえる企業も増えています。

そういった企業については職場の環境が悪ければ、雇用に結びつかないために職場環境を常に見直しています。

実際に雇用が決まり働く際とのギャップが少ない企業を選びたいものです。

過去に問題を起こしているか

あってはならないことですが、食品の偽装の問題や、食品製造に置ける事故によって商品を回収している例が後を立ちません。

まずは希望する会社が、商品の回収となるような問題を起こしているかどうか調べてみましょう。

たいてい問題となる企業は一度に限らず、何度もクレームを出していることが多々あります。

一度問題を起こしていても、その後体制が変わったり、よりよい現場環境や検査体制を構築している場合も多くあります。

工場で様々なものを生産している

食品メーカーで働いてみたいけれどどんな仕事をやりたいか、いまいちピンときていないという人もいるかもしれません。

そういった方は、一つの工場で様々なものを製造している会社を選択するのもよいでしょう。

企業によって違いはありますが、同じ工場内であれば従業員の希望に合わせて配置転換を行ってくれる場合や、関わる業務を変更できるようです。

初めに配属となった仕事があまり自分に合わないなぁと思った時に、関わる仕事を変更できるのは心強いのではないでしょうか。

食品メーカーの雇用形態による違い

主にパート・アルバイト社員については生産現場、または事務所でのカスタマーセンターなどの業務が多いようです。

業務内容については特定の業務に専属してつく場合が多いため、仕事としては毎日が同じ作業の繰り返しになるので、黙々と仕事をしたい人にはぴったりの仕事です。

しかし企業によっては、定期的に配置換えを行ったり、毎日配置を変えるような仕組みで運用していることもあります。

生産の現場においては予定通りに生産を行わなければいけないことから、半日、時短勤務での従業員に比べて、まだまだフルタイムで働くパート・アルバイト社員を優遇していることが多いです。

それでも働き手が不足している企業が多いことから、柔軟な働き方ができる企業が増えてきています。

食品メーカーの求人についてよくある疑問

食品メーカーは皆さんがお住いの地域にも、探してみると数社はあるのではないでしょうか。

身近な存在だけに食品メーカーってどんな感じなのだろうと気になる方もいるかもしれません。

ここではそんな疑問について書いていきたいと思います。

食品メーカーは未経験です

食品会社では、特別な技能を必要としない仕事がたくさんあります。

工場でのライン作業や配送センターの仕事は未経験でも無理なく勤めることができるともいます。

気にしてほしいのは、扱う食品に対してアレルギーを持っている方や、加工場での匂いなどが合わなくて体調を崩してしまう方がまれにいます。

どんな食品を製造していて、採用された場合にどのような仕事に従事するのかを事前に確認しておきましょう。

職場では衛生管理って厳しいって聞きました。

食品会社では特に衛生管理については厳しく行っています。

例を挙げると会社に到着したら、まずは体調の管理表にチェックをつけます。

鏡を見ながら髪の毛が出ないようにしながら帽子を着用し、マスクをつけて顔を覆います。

そして、指定の作業着に着替えて、エアーシャワーを浴び、ローラー掛け、手先の洗浄・消毒を行って製造室へ向かいます。

女性であれば化粧や爪の長さなどについてルール化されていることもあります。

小さい子供や高齢の方と一緒に住んでいる場合には、その方々の体調によって罹患しているリスクがあるために会社に出勤できない場合や、会社にきても仕事に従事できないことがあります。

部署間の異動はありますか?

あります。

主に食品メーカーでも、総合職として採用している企業には顕著です。

数年ごとに部署間を移動したのちにそれぞれの適性にあった職種につかせてキャリアを積ませる例や、最終的に幹部候補生として、工場を全ての業務を経験させた後に、部門長や工場長へ昇格させる例があります。

その他にも、工場勤務だった社員が自ら希望を出して、企画や営業職へ異動・転属することもあります。

他の業種に比べて商品メーカーでは、様々な職種が存在しているので、他の業界に比べるとやや多いのかもしれません。

残業は多いですか?

近年では、働き方改革などによってノー残業デーを設定していたり、残業そのものが減少傾向であると言えます。

しかし、季節商品を扱っている場合には年に数ヶ月程度繁忙期があることや、商品が想定以上にヒットするなどの動向によって、増産体制を組むことになり、しばらくの間残業続きとなってしまう場合もあります。

パートやアルバイトから正社員になれますか

正社員になれる場合があります。

パートやアルバイトの中でパート長などのリーダーに選任されたのちに、そのまま正社員としての採用された例があります。

その他にも社内の意見箱などに新商品のアイデアなどを投函して、そのアイデアが採用されるなどして工場勤務から内勤での仕事へとステップアップしたことも。

自らが望んで行動をすれば道は開けるでしょう。

正社員と仕事との違いを教えてください。

実際には、正社員から指示を受けてパートやアルバイトは動くことになりますが、比較的入社して経験の浅い社員や、新入社員が同じ職場にいる場合には、同じ仕事を行う場合もあります。

場合によっては正社員の方が仕事の効率が低く、仕事ができないように見えてしまうことも現実的にあります。

「私の方が仕事ができるのに」と、不満に思う方も中にいらっしゃいます。

まとめ

人間が生きていく上で重要な食を扱っていることから多くの求人があります。

どんな職場環境なのか自分自身が働きやすいかどうかをしっかりと見極めてから、求人に応募することをお勧めします。

あなたに合った職場に出会えることを祈っています。