国際交流の仕事内容や向いている人の特徴は?活かせる経験などキャリアについてもご紹介!
漠然に、『英語を使った仕事がしたい!』『海外に関わる仕事がしたい!』と思う人がいます。
では、『国際交流 バイト 求人』と検索してみて下さい。
500件以上の求人が見つかります。
次に思うことは、多くの求人から自分にあったものをどうやって探すのか?
実は、国際交流のバイトを探すときに、難しいのは『内容』です。
ホテルフロント、リゾートバイト、清掃員なども『国際交流』として検索結果に出てきます。
求人と実際に働きたい内容を間違わないためにも、国際交流のバイトとは?をしっかり学びましょう!
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(正社員希望の人限定)
国際交流バイト求人にはどんな仕事があるの?
正直、正社員や契約社員での国際交流という仕事は多くあります。
いわゆる、外国人の相談、生活支援、通訳、イベント企画、講演などといったものが挙げられます。
その為、資格や経験も問われることがあります。
しかし、『国際交流 バイト』となると、求人種類が広がり、実際のイメージとは異なる国際交流の仕事が多いです。
例えば、教師、スクール接客、受付、外国人相談、事務補佐、ホテル内業務といった内容がほとんどです。
事務補佐
国際交流における学生、教職員の派遣、留学生の受け入れ、国際交流活動や研修に関する支援の補助業務などがあります。
また、学校内における書類作成や整理など、業務全般にかかる補助業務です。
これらは、大学や専門学校などに『国際交流』としておかれている場合の事務補佐になります。
こちらで勤めている人は、その学校の教員、生徒が多いです。
外国人相談
私も国際交流で働いた経験があるので分かりますが、とにかく人手不足です。
利用者が多いと言うよりは、1人がこなす仕事内容が多いため、足りていないのが現状です。
よってこのように、『外国人相談』という形で仕事内容を絞って募集が出る事もあります。
パート、バイトの募集ではありますが、言語は問われます。
英語プラスもう1つの言語が話せる方が、有利になります。
また、外国籍であっても就労できる在留資格を持っていれば、働くことは可能です。
実は、国際交流では、多くの外国人の方も働いています。
学校であれば、留学生が働いていることもあります。
これは、逆に日本人が他国へ留学した場合も同様です。
学校のインターナショナルオフィスでは、日本人の留学生が働けます。
教師
国際交流をコンセプトにした語学学校もあります。
英会話、韓国語、中国語、日本語と様々な言語を教えているスクールです。
しかし、教師として募集しているため、資格や経験はもちろん必要になります。
リゾートバイト
国際交流というと、リゾートバイトがよくあがってきます。
ホテルのフロントの仕事が多いです。
国際交流=英語、または他の言語が話せ、コミュニケーション能力の高い人材を求める事が多いです。
外国人観光客が多いリゾート地では、まさに毎日が国際交流ではないでしょうか?
国際交流バイト求人でよくある募集内容とは?
国際交流は、公益財団や独立行政法人、学校と様々なところで設けられています。
しかし、国際交流の仕事とは、読んで字のごとく外国の方々と交流を持つための支援、またはその企画を打ち出すことです。
いろんな角度から国際交流に携わっている企業があります。
職種
語学学校の教師、国際交流センターの事務補佐、学校内にある国際交流の事務、リゾートバイトが主に多い求人です。
給与相場
月8万〜13万円。
時給1500円〜1800円(持っている資格、話せる言語などによって変わります。)
勤務時間や休日、残業
勤務時間は9:00〜16:00、休日は土日、祝日です。
残業はありません。
求められる人物像
外国人の方々とのコミュニケーションに問題がないことです。
問題がないというのは、堂々とした受け答えができ、事務的な対応ではなく相手にしっかり伝わるように努めることが出来る人のことです。
また、責任をもって業務に取り組むことが出来る人です。
例えば、外国人の方の相談事が重なったりした場合、自分では解決できない場合、調べなくてはいけない場合などがあります。
その時に、誰かに頼むのではなく、まずは自分で調べ、解決する努力をすることが出来る人が必要とされます。
また、聞く力のある人が求められます。
英語を母国語としない他国の方にとって、日本語も英語も話せない方が多くいます。
大きな誤解をされないように、何度も確認し、聞く力がある人が求められます。
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国際交流バイトのおすすめ求人のポイント
私は、自分が留学していたこともあり、国際交流に勤めていた頃は、留学生のサポートを主にしていました。
留学生のサポートと言いましても幅が広いです。
住まい、観光、日本の文化、勉強と様々ですが、結果、自分の経験となって返ってきます。
国際交流の求人のポイントとしては、将来性をみて考えることをおススメします。
言語を必要としている募集
よく、『英語を使った仕事がしたい』という人に限って、目標が曖昧だったりします。
しかし、実際に働くとなった場合、テストや受験勉強で習った英語がまったく使えない事を知りましょう。
国際交流には、いろいろな外国人の方が利用します。
よって、ライティングやリーディングよりも、会話が重視されます。
国際交流センターなどの仕事とは異なりますが、ホテルのフロントやスクール受付などは会話中心の業務になるので、おすすめです。
まずは、場数を踏むという意味でおススメです。
それから、国際交流の本格的な就職をしても、決して遅くはありません。
補佐で働き、見極める
国際交流の仕事は楽しそうとイメージを持たれます。
非常に楽しいです。
しかし、皆さんが想像するのは、イベントや講座といった『交流』している場面だと思います。
そこにたどり着くまでの準備、広報など雑務が多いのです。
本格的に働く前に、事務補佐として、仕事内容を確認しながら経験し、それでも働きたいと思ったら、正社員になることをおすすめします。
国際交流の仕事は、入った瞬間から率先力として働いて欲しいため、研修などはもちろんありますが、手取り足取りと言う訳にはいきません。
流れを知っている人は、雇う側にとっても非常に助かります。
国際交流バイトの仕事についてよくある疑問
国際交流の仕事は、一生できる仕事だと思います。
その理由は、外国の方々が日本を訪れる限り、どこでも必要になります。
そして、手助けすることを楽しんで出来る人は貴重です。
日本人は『シャイ』と言われ、協調性を大切にする文化を良しとされているので、異文化を取り入れる柔和な人材が足りません。
国際交流の仕事が出来る人は、国際交流関連の仕事内で転職する方が多いです。
私も入社する前まで、いろいろと疑問を感じていましたが、働いてしまったらどっぷりハマってしまった1人です。
みなさんの疑問にお答えします。
どういった国際交流がありますか?
実際に国際交流の仕事では、イベントを企画します。
年に10回ほど開催しますので、ほぼ毎月、計画はしています。
ハイキング、バーベキューといった野外のイベントから、料理教室、書道、折り紙、アニメ鑑賞(ジブリ)などがあります。
また、相撲、凧揚げ、餅つきといった日本ならではの季節感を感じられるイベントも開催します。
これらは、ほとんど無料で開催しています。
もちろん、1000円程度の参加費を取るイベントもあります。
逆に、他国のイベントを行う事もあります。
日本人にとっては、こちらの方が大変面白いです。
国際交流のパーティーとはどんなことをしますか?
国際交流パーティーには、2種類あります。
国際交流センターではなく、民間で夜などに行っている国際交流パーティーは、全国で開催されている『出会いの場』としての国際交流パーティです。
今では全国でこのようなパーティーが開催されていますが、東京では週に3日ほどの間隔で行われています。
日本人の参加者が6割と言われており、外国人の参加は4割、ほぼ男性です。
もちろん、友達を作りたい目的で参加する人が多いです。
実際の『国際交流センター』などで行っている業務とは無関係であり、業務内容も違います。
国際交流センターなどが行っている国際交流パーティーもありますが、こちらは『英会話で食事しよう!』といった内容で、規模も10名〜20名ほどの参加者になります。
仕事で海外に行けますか?
国際交流の仕事内容にもよりますが、私はカナダに年2回行きました。
理由は、留学生、サマーキャンプのヘルプを現地で行うためです。
もちろん仕事なので、自由時間なるものはほとんどなく、親代わりで行くようなものでした。
通訳、緊急時の対応(パスポートを無くした、病気になった、ホームシックなど)、学校との連携、打ち合わせなどが仕事になります。
1回の出張で1ヶ月ほど行きますが、ベストシーズンの夏とクリスマス時期に行けるので、仕事内容はハードですが楽しめました。
働いている人はどんな感じの人たちですか?
海外経験が豊富、留学経験がある方、韓国人の方も働いていたので、日本人と仕事をしているという感覚があまりなかったです。
呼び名も名字ではなく、名前で呼ばれます。
コミュニケーション能力に長けている人たちが多いので、職場の雰囲気は明るいです。
また、国際的な情報をたくさん知っているので、新鮮でした。
私が入社した際にも、留学先を伝えると、共通の話題がすぐに出てくるほど詳しい方々ばかりでした。
気さくな人たちが多い職場です。
キャリアアップはできますか?
私の友人は国際交流センターに5年勤めた後に、観光ガイドになりました。
彼女は、国際交流センターで働く前は、英語がまったく話せず、唯一、働きながら英語を習得した人物でした。
しかし、その努力は凄まじく、退職する際には通訳が普通にできるレベルまで到達しました。
『英語をやりたいな』では習得できませんが、『英語ができないと、あなたの仕事もありません』と言われたら、やらざる終えません。
そして、今では彼女は年収1千万をこえる人気ガイドになりました。
国際交流センターで培ったコミュニケーション能力と、どの国の人にも対応できる知識、そして言語力があります。
また、自身でイベントを企画する能力、外国人のツボを知っているのも有利です。
いろいろな意味で日本にいながら外国を経験した私たちの強みは、日本を面白く紹介する能力が備わっています。
それをビジネスに変えることも出来るのです。
外国人の友達はたくさんできますか?
私は、これが目的で就職しました。
Facebookや他のSNSでも友人はできますが、しっかり顔と顔を合わせたことがある友人を作りたかったのです。
また、会って話すということは、コミュニケーションの取り方もまったく違います。
間合いや、相手の表情を見ながら話すので、とても勉強になり、笑うツボの違いや相手の雰囲気を知ることもできます。
しかし、実際に就職してみると、思っていた以上に仕事中は大変で、イベントなどでもヘルプをするため、自分の友達は作れません。
私は、仕事外で友人を作りました。
この仕事をやっている事を宣伝しながら、外国人とコミュニケーションを取って行きました。
そして、英語圏だけではなく、中国、ラオス、台湾、韓国、インドネシアとアジア圏にも多くの友人を作ることが出来ました。
就職する前までは、自分の性格を『シャイ』と言っていましたが、性格まで変えてくれた職場でした。
オープンな性格になり、自分の意見もしっかり持てるようになりました。
そうならざるをえないのも、この仕事の良い面だと思います。
職場、外国人の友達に、自分を変えてもらいました。
まとめ
国際交流という仕事をしたいと言う人は、この仕事の本当の意味を理解して下さい。
日本人と他国の人が交流して、『はい終わり』ではありません。
どうして、国際交流という仕事が必要なのか?
私は、国際交流の仕事は、『日本を知ってもらい、好きになってもらう』手段だと思っています。
その為の、イベントであり、企画です。
そして、相談に乗ることは、日本をもっともっと知ってもらい、住みやすくしてもらう為です。
ですので、自己満足でやっていける仕事ではありません。
また、日本人を知ってもらうことも大切な仕事です。
私が、アメリカに住んでいたときに、日本を誇りに思えた事は、『日本人は、大変親切で思いやりのある人種』と言われた時でした。
『あなたは』と言われたのではなく、『日本人は』と言われたときの方が、とても嬉しく感じました。
自分自身の振る舞いにも注意するようになりました。
国際交流の本当の意味を理解したら、職種を選ぶ事よりも、まずは接し方を勉強するようになると思います。
これからの方が、国際交流は盛んになるのではないでしょうか?