日払い派遣の仕事の始め方は?派遣会社に登録するところから仕事当日まで教えます!
「短期間で目標額をガッツリ稼ぎたい」「金欠を乗り越えたい」と思うなら、日払い派遣のアルバイトがおすすめです。
時給が高いことが多く、最短だと働いたその日に現金を受け取ることができます。
そんな日払い派遣について、実際にはどのような仕事を任されるのか、すぐに現金を受け取れる以外にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
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目次
閉じる日払い派遣ってどのようなもの?
日払い派遣は、時給または日給で計算したお金を受け取る形式です。
特定の企業に所属して同じ作業を続けるのではなく、派遣会社に登録して毎回別のところに派遣されることが殆どです。
月曜はケーキを作って火曜は洋服の検品をするなど、様々なジャンルに変えられます。
最短だと、その日の内に現場や派遣元の事務所に行けば給与を貰えるケースがあります。
日払いの場合はまとまったお金を受け取らないため税金や社会保険料は天引きされず、それらは自分で支払えば良いので、とりあえず急ぎでお金が欲しいときにもってこいです。
単発・短期アルバイトとの違いは?
短期アルバイトの場合は特定の会社に所属して一定期間働き、まとまったお金を貰います。
即日払いではなく、期間満了後の締日を経て振込日に支払われるケースが殆どです。
通常のアルバイトよりは時給が高い傾向にあり短期的にガッツリ稼ぐことができますが、支払いまでの迅速さでは日払い派遣には敵いません。
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日払い派遣求人でよくある仕事8個
日払い派遣では、派遣会社に登録した後サイトやアプリを使って次の日に行く仕事を自分で選びます。
ジャンルも求人数も複数あって人気のある仕事からどんどん定員が埋まっていくので、待っていても仕事は来ません。
ここからはよく募集のかかる仕事を見てみましょう。
ピッキング作業
ピッキング作業は商品をピックアップしていく仕事です。
場所は工場や倉庫で広い場所を歩き回るので、良い運動になります。
会社ごとに使うアイテムは異なりますが、バーコードを読み取る機械とインカム、商品を入れていくコンテナを渡されます。
コンテナにはバーコードがあるので、それを機械で読み取るとインカムから「B-6、WG18、H7」などの音声が流れてきます。
この場合「B-6」が棚の番号、「WG18」が棚に並んでいるボックスの番号、「H7」が商品コードです。
そこから商品を取り出し商品のバーコードを機械で読み取ると、インカムが次の商品を指示してくれます。
この指示通りに倉庫の中を歩き回り、コンテナがいっぱいになって指示が終わると次のコンテナをもらい、そのバーコードを読み取ってまた始めます。
工場のピッキング作業はこれ以外にも、ベルトコンベアで続々と運ばれてくる商品を手元のリスト通りにダンボール箱に入れていく作業があります。
これは小売店などに発送するための梱包の仮作業で、綺麗に梱包するのは次の工程の人が行うのでとにかく数と商品を正確に収めていけばOKです。
引越し作業員
引越しの作業員は2月~3月などの繁忙期に欠員が出たときなどに募集がかかります。
運転は社員が行うので同乗して現場に向かい、比較的軽い荷物を素早く運んでトラックに載せていく仕事です。
冷蔵庫や電化製品など壊れやすくて重く運ぶコツがいるものはベテランスタッフが行うので、難易度はそれほど高くありません。
ただし体力勝負の仕事です。
仕分け・検品作業
小物や洋服、食品などに関する募集が多い仕事です。
アクセサリーなどの小物
「ブレスレット類」といった大きなカテゴリでダンボ―ルに詰められて運ばれてくるので、それらの中身を検品し破損のないものを色別や店舗別の箱に仕分けていきます。
洋服の検品
糸が出ていたらハサミで切る、ロゴなどの洋服のプリントのカケラがついていたら取るなど目を光らせて少しだけ直す仕事です。
ほつれが酷かったりプリントのカケラがこびりついていて取れないときには、ベテランスタッフや社員に申告します。
食品
食品の場合は主にパッケージの検品です。
汚れや穴あき、破損がないかを確認して、それらがあるものは回収、無事なものは出荷用の箱に収めていきます。
資材運搬
工場や建築現場などで、必要な資材を言われた通りの場所へ運ぶ仕事です。
イベントやライブなどの機材を搬入、搬出する仕事などもあります。
難しい仕事ではありませんが、体力と筋力がないと大変です。
引っ越し業者や家具販売店がオフィス移転や搬入を請け負うと、既存スタッフだけでは手が足りないので募集がかかることもあります。
事務作業
最短1日の日払いの場合は、商品のデータ入力や匿名の手書きアンケートの集計など、重要な情報や顧客の情報にアクセスできない範囲での事務作業です。
入力作業にしても、もともと長期のアルバイトの人の方が手馴れていて早いため、募集の数は多くはありません。
1日だけでOKの求人はイベント時のアンケート集計やお中元など商品取り扱い数が急増するときに見かけます。
警備員
ライブなどのイベントスタッフの一つとして警備員の仕事があります。
これは事前に講義や訓練を受けてから現場に配属されることが多く、日払いでもイベント終了までの連日分続けることが条件になっていることもあるため、募集要項はよく確認しましょう。
基本的には立ち仕事で制服を着るため、夏の炎天下や極寒の冬の警備は大変です。
ビシッと立ち周囲に目を光らせていられる持久力があれば、会社に迷惑をかけずに働けるでしょう。
マネキン・デモンストレーター
「マネキンの仕事ってなんだろう?」と思うかもしれませんが、スーパーなどでソーセージの試食を出すような仕事のことです。
デモンストレーターとも呼びます。
特に新商品の発売日には1日限定またはプロモーション期間限定での募集がかかることが多いです。
売上ノルマは背負わなくても、商品の魅力を伝えて購買意欲を促進することが役割なので、事前に共有される商品紹介資料をよく読んでお客さんからのある程度の質問には答えられると楽しくできます。
食品メーカーが仕掛けるプロモーションの場合は試食で配る分はメーカーがお店から買い取るケースが多いため、お店としては沢山試食を配ってくれると売上になります。
メーカーとしてもそれだけ興味を持ってくれたお客さんが多い店舗だということが分かるため、沢山配ることに意味があるということです。
イベントスタッフ
資材運搬とは別にイベントの運営スタッフの仕事があります。
会場設営、チケットもぎり、案内人、グッズ販売スタッフなど沢山の仕事があり、大型ライブだと数十人規模で集められます。
この仕事は1日のみから数日間まで含めて、求人の数がとても多いです。
季節を問わず一年中どこかで何かのイベントやライブは行われており、体力があって急に予定が空きやすい大学生を中心に人気があります。
配置される場所によっては「芸能人を間近で見れるかも」という期待もあって、求人数は多いのですが定員に達するのも早いです。
日払い派遣の仕事がおすすめな理由5個
日払い派遣の仕事はガッツリ短期間で稼ぐことが主な目的であるため、立ち仕事や力仕事が多くて大変ではありますが、メリットが沢山あります。
代表的なものを見てみましょう。
すぐに給与が支払われる
最短だと、その日の仕事が終わったら現場で支給されるか、その足で派遣事務所に寄れば受け取れます。
多いものでは翌々日ですが、基本的に締日や振込日の指定はなく、現金ですぐに支払ってくれる傾向があります。
また、先述の通りまとまった金額の支給ではないため、税金や社会保険が天引きされないことから、とにかく今すぐできるだけ多くのお金が欲しいときに最適です。
自分のスケジュールに合わせて働ける
最短1日ですから、たまたま次の日の予定がキャンセルになって暇になったというときでもサイトやアプリから申し込めば次の日すぐに働けます。
自分のスケジュールに合わせて働けるのは大きな魅力の一つです。
ただ暇しているより1万円くらい稼げると思えばとりあえず登録しておくのも良いでしょう。
毎日だと辛くても1日だけだったらこなせそうな22時~5時という深夜勤務などもあり、これは更に金額がアップするので、日中は通常のアルバイトをして仮眠をとって22時からまた日払い派遣で働くというハードスケジュールも組めます。
例えばいつもは朝8時〜17時まで飲食店でアルバイトを5日間やっていて2日間は休むことにしていた場合、次の日が休みの前日だけ17時までアルバイトした後18時〜21時まで仮眠をとって22時から翌朝まで働き、帰宅後は死んだように寝るというものです。
毎日これだとさすがに過労で倒れますが週に1度くらいならなんとかなりますし、金欠のときはこれで乗り切るというのは一つの手です。
日給が高い
イベントスタッフなどは特殊な仕事で、8時間労働の条件に縛られず15時間労働を設定している求人も多いです。
休憩は2回ほどありますが、それでも1日で13時間分をまとめて働けるため、平均的に1万円~2万円くらいを稼げます。
また緊急募集が多く、確実に人を集めたいことから提示される時給や日給も普通のアルバイトよりは高い金額のことが多いです。
金額の割には難しい仕事ではないため、割の良い仕事と言えます。
沢山の仕事を経験できる
毎回違うところに行って良いため、自分が好きな企業や商品、サービスに関わる沢山の仕事ができます。
少しでも自分が関わった商品がお店に並んでいると嬉しくなります。
更に丁寧な過程を経て世に出てくるものばかりだということが分かるので、物やサービスを大事に思うようにもなるでしょう。
時には「この企業の商品は二度と買うもんか」と思うくらい精神的に圧迫される場もあったりしますが、それもある意味経験です。
そして、自分の思わぬセンスに気付くこともあります。
今まで自分に忍耐力はないと思っていたのに意外と単純作業が苦ではないとか、細かなことをチェックできる能力に長けているなど、やってみたらできたというものです。
言い方は悪いかもしれませんが最短1日しか働かないので、その仕事が自分に向いていなかったら続ける必要はなく、とりあえず規定の時間を精一杯働けば良いため、力がないのに資材運搬をするなどの余程適性がないもの以外は挑戦してみるチャンスと捉えることができます。
対人関係を気にしなくて良い
一緒に働く人たちはその場限りなので、性格が合わない人ばかりでも何も気にしなくて良いというのも魅力と言えます。
「前職を対人関係のせいで辞めたものの働かないことには暮らしていけない」「でもまだ対人関係を気にすることは精神的に耐えられそうもない」という場合には最適です。
イベントスタッフや資材運搬・引越しは安全面から考慮してもコミュニケーションが必要ですが、ピッキングや仕分けなどの作業は最低限の会話で済みます。
日払い派遣についてよくある疑問
日払い派遣に興味がある人が抱きがちな疑問を集めてみました。
応募方法は?
駅前などに配置されている求人情報誌やインターネットの情報サイトから派遣元を見つけ、そこに記載されている応募方法に従いましょう。
求人情報誌なら電話かメールによる連絡、情報サイトなら応募ページに記入して送信するものが殆どです。
面接で落とされることはあるの?
倉庫や工場での作業がメインの派遣元なら、面接で落ちることはまずありません。
引っ越し作業や資材運搬など肉体作業中心の派遣元は、肉体的に無理がありそうだと選べる仕事が極めて少ないので、落ちる可能性はあります。
イベント系の仕事はあまり年配の登録者はいません。
立ち仕事が多いことと俊敏な動きが求められるためです。
未経験でも応募できる?
未経験でも応募できるのが日払い派遣の良いところです。
気になる仕事はどんどん挑戦しましょう。
会社の雰囲気は?
日払いでも特定の工場などに連日勤務で即日給与が貰えるケースもありますが、基本的には派遣会社に登録します。
派遣会社とのコミュニケーションは現金を受け取るときぐらいですし、それも事務的で僅か数分ですから、雰囲気を気にする必要はありません。
ただ、あまりに小規模で取り扱う仕事が怪しい派遣会社には登録しないようにしましょう。
派遣されて行く先の雰囲気はバラバラです。
とても丁寧に説明してくれて「無理のない範囲で気軽にやってくださいね」と言ってくれる優しい雰囲気のときもあれば、結構な上から目線でくる人が担当のときもあります。
とは言え、嫌なところは次の募集がかかっても行かなければ良いだけなので、やはり気にする必要はありません。
派遣登録から仕事をして、給料支払いまでの流れは?
面接時に簡単な履歴書と本人確認書類で情報の登録を済ませたら、携帯やスマホからも見られるサイトやアプリで募集がかかっている仕事を見つけて、前日までに勤務を登録すれば、次の日にはその仕事ができます。
当日は現地集合か送迎バスの待ち合わせ場所に時間通りに到着すれば、担当者がその日の仕事の流れを説明してくれます。
1回聞けば覚えられるようなものばかりですし、声の届く範囲に正社員の人が監督してくれているので判断に迷ったりしたときにはすぐに訊けます。
既定の時間働いたら、現地解散か最寄り駅までの送迎バスで帰ります。
日払い以外の募集はあるの?
派遣会社が多くの仕事を取り扱っている場合は日払い以外の仕事もあります。
概ね短期間の仕事ばかりですが、3ヶ月くらいは同じ職場で働けます。
しかし日払い派遣とは違って覚えることが多く、内容も細かい傾向にあります。
残業は多いの?
残業は殆どありません。
繁忙期や何らかのトラブルで遅延した場合は残業をお願いされることがありますが、任意なので強制残業ではなく安心です。
一度依頼を受けた後の変更はできるの?
当日欠勤は基本的にはNGです。
突然の高熱やインフルエンザなど仕方ない場合はともかく、当日となると欠員補填が間に合わないので派遣会社のイメージが悪くなってしまいます。
どうしても行けない場合は極力早く派遣会社に電話連絡をして謝罪するしかありません。
通常のアルバイトなら常に一定のメンバーがいて空いていそうな人を予測できるためメンバーに連絡すれば補充できますが、派遣は何百人といる登録者から候補を探すのはとても大変です。
体調が良くない時には勤務の登録をしないようにしましょう。
資格は必要なの?
資格は何も必要ありません。
選択肢を広げたいなら、配達のためのバイクの運転免許や、倉庫などで作業ができるフォークリフトの運転免許などがあると重宝されます。
日払い派遣の仕事で知っておくべきこと
登録する派遣会社によって仕事内容に偏りがある
肉体労働系、イベントスタッフ系、工場や倉庫のピッキング中心など、派遣会社によって仕事に偏りがあります。
求人情報の例として記載されている仕事が殆どだと考えましょう。
「軽作業」は言い換えると「頭を使わなくて良い仕事」を指しているので、シール貼りなどのまさに軽作業もあれば肉体労働も含まれます。
あまり作業内容が見えない求人に登録するとできない仕事ばかりの可能性もあるので、気になるときは面接で質問しておきましょう。
必要備品は自腹の場合もある
軍手、カッター、マジックなどの備品は自腹で揃える必要があります。
また、基本的に派遣先の最寄駅までの交通費は自腹です。
とは言え平均時給より500円くらいは高いのが相場ですから普通のアルバイトよりは稼げますし、1度買えば別の職場でも使えるので大した出費ではありません。
とても良い職場にあたるとまた行きたくなる
私の経験した中でこれは最高な職場だと思ったところを例としてご紹介します。
大手食品メーカーの工場に行って夕方から夜までパッケージ検品する仕事で、まず工場見学ツアーのようなことをしてくれました。
見たことのない景色なのでとても楽しかったです。
その後、休憩室で15分くらいの座学を受けます。
「このようなパッケージを除外してください」といった仕事内容の話です。
ここまででも30分くらいかかっているのに全ての時間に給料を出してくれます。
防護服のような衛生服とマスクに身を包んだら、エアドライヤーを浴びてベルトコンベアーの横に数人で座ります。
いよいよ仕事スタートなのですが、担当の正社員さんが「マスクしてますから軽いおしゃべりとか全然大丈夫なんで、気軽な感じで」と言ってくれました。
おかげで同席した派遣のみなさんと軽く会話を楽しみつつ検品していたら、2時間後くらいに「ずっと見てると目が疲れちゃうので休憩しましょう。この休憩時間は給料減らないので安心してください。休憩室に無料のお茶もあります」と案内までしてくれました。
なんて良い職場なんだと思っていたら、既定の時間の1時間くらい前に正社員さんがやってきて「皆さんお仕事速かったので今日の分終わってしまいました。もう1時間分は働いてもらったことにしますので、早く帰っちゃいましょう。もうバス終わっちゃってるので、最寄の駅までのタクシー券を出しますね」と。
最高でした。
また行けたら…と思いましたが、やはり人気でいつもすぐに定員が埋まってしまい、二度と行くことはできませんでした。
すっかりファンになって、未だにその会社の商品をまんまと買ってしまいます。
見事です。
待っていても仕事は来ない
欠員が出たときには電話が架かってくることもありますが、待っていてもシフトを入れてくれることはないので、積極的にサイトやアプリをチェックして定員に達する前に勤務の登録をしなければなりません。
あれこれと考えている間に定員に達してしまいますから、まずは挑戦の気持ちで登録しましょう。
体調管理がとても大事
倉庫や工場は、取り扱っているものが食品でない限りはあまり空調が効いていません。
夏は暑いし冬は寒いので、体調が良くないとバテてしまいます。
逆に食品は、食品の保存温度に合わせた空調設定になるので、空調が効いているといっても人間にとって適温とは限らず、やはりバテることがあります。
バテれば派遣先はもちろん派遣会社にも迷惑がかかるため、日頃から体調管理には気を付けて、ある程度の体力も維持しておきましょう。
まとめ
日払い派遣は様々な仕事を体験してみたい人にはぴったりの仕事です。
就活前に気になる会社の仕事を知るチャンスにもなりますし、日頃から目にする商品やサービスがどのようにして手元に届くのかを知ることもできます。
日給も1万円以上が相場ですから、短期でガッツリ稼ぐには最適です。
まずは登録してみて、実際に仕事を探してみましょう。
日払い派遣を始める時は、こちらの記事を参考に!
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