日常生活になくてはならない家電。

しばらく使っていると故障することがありますが、途端に生活は不便になり困ってしまいます。

そんな時、家電メーカーや家電量販店に修理を依頼すると家に来て修理してくれます。

ここでは、そんな皆さんの困ったを解決してくれる家電修理求人の仕事内容をご紹介していきたいと思います。

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家電修理求人のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

修理依頼を受けたお客様宅に伺って家電(テレビや電子レンジ、冷蔵庫など)の状態を調査し、家電修理を行う技術者のことを家電修理エンジニアといいます。

仕事内容ですが、まずはアポイントを取る際にお客様からの故障の内容を聞き取って部品・工具を揃え、お客様宅を訪問、修理を行います。

その場での修理が難しい場合は、部品を取り寄せて後日改めて修理に伺うことになります。

電子レンジや掃除機などの持ち帰れる家電は一旦持ち帰って修理することも。

お客様宅では修理が難しいと判断された家電は修理センターに送られます。

専用の設備や高度な技術を要するものはここで修理を行うことになりますので、修理センターで働くエンジニアには、より高い技術力が求められます。

その他に、エアコンを使用する季節の直前にはエアコンのメンテナンス・クリーニングの依頼が多く来ます。

汚れた状態での使用は故障のもととなりますので、こちらも家電エンジニアの大事な仕事です。

また、家電メーカーでリコールがあった際は、その対応で部品を交換して回ったりすることもあります。

短期間で集中して部品の交換依頼が来ますので、かなり忙しくなります。

家電は冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど、生活に密着したものが多いため、お客様に頼りにされる重要な仕事です。

家電修理求人にはどんな種類があるの?

家電修理の求人で出される形態には大きく分けて4つの種類があります。

以下ではそれぞれの種類について詳しく見ていきましょう。

家電修理求人の募集でよくある施設や事業形態のパターン

家電メーカーの修理・アフターサービス部門の求人

こちらの求人は、家電メーカーが独自に持っている修理・アフターサービス部門に正社員や契約社員として、直接雇用される形態です。

また、契約社員からの社員登用制度があるところもあります。

基本的に月給制・時給制となり、福利厚生が完備のところも多く、好きな家電メーカーがある方にはおすすめです。

仕事の内容としては、それぞれの家電メーカーの製品について修理依頼を受け、修理を行います。

また、家電量販店の修理部門や街の電気屋さんでは修理が難しいという場合に対応します。

メリットとしては、収入がある程度安定しており、また扱う製品も基本的にはそのメーカーのものだけとなりますので、集中して技術を学ぶことができます。

また、マニュアルも充実していることが多いようです。

デメリットとしては、昇給はありますが基本的に固定給のため、技術力があって修理をこなす件数が多いという人は、その成果が給料に反映されにくい面があります。

なお、近年は修理・アフターサービス部門が子会社の形態をとっているケースが多く、その子会社に就職することになります。

家電修理アウトソーシング企業の求人

家電量販店や複数の家電メーカーより修理・アフターサービスの業務委託を受けている企業に、正社員や契約社員として直接雇用される形態です。

この形態も基本的に固定給制となり、勤務時間や日数に応じて給与が支給されます。

また、勤務時間や日数にもよりますが福利厚生がつきます。

仕事の内容としては家電メーカーの求人と変わりませんが、複数のメーカーの製品の修理を行うため、幅広い知識が求められます。

家電全般に興味がある方におすすめの働き方と言えます。

また、専用の設備が必要な場合や技術的に修理が難しい場合は、家電メーカーの修理・アフターサービス部門に、対応をお願いすることとなります。

メリットとしては、固定給なので収入の安定していることと、先の家電メーカーの求人と異なり、さまざまなメーカーの製品を広く扱うことが多いので、幅広い家電の知識を得ることができます。

デメリットとしては、取り扱う製品が多岐に渡るため、覚えることも非常に多くなると考えられます。

なお、家電量販店の修理業務は経費削減と広い店舗エリアのカバーのため、アウトソーシング企業の活用が主流となってきているようです。

現状、家電量販店から出される修理の求人はスマートフォンの修理に関するものがほとんどとなっております。

家電メーカー・家電修理アウトソーシング企業の求人(業務委託)

家電メーカーの修理・アフターサービス子会社や、家電メーカー・家電量販店からアウトソーシングされた企業が、個人に業務委託するケースです。

この形態の場合、完全歩合制のところもあれば一部歩合制のところもあり、報酬形態は様々ですが、技術力が高ければ高いほど高収入を得ることができます。

経験を積んだ熟練の家電修理エンジニアの場合、月収100万円を超えることも。

なお、完全歩合制の場合でも、契約して数カ月の研修期間は固定給の支払いがある会社があります。

仕事内容は先の二つと大きく異なりませんが、業務の自由度・裁量が大きく、当日こなさなければならない修理が終われば、早めにその日の業務を終えることも。

逆にお金を稼ぎたいという場合は追加で依頼をもらうといったことも可能です。

メリットとしては、先に述べた通り実力次第で高収入を実現できることと、当日の必要な修理件数はこなさなくてはいけませんが、ある程度慣れれば、自分でスケジュールを自由にできる点です。

朝の修理依頼の受け取りとお客様とのアポイント以外は直行直帰というケースもあります。

デメリットとしては、働き始めた直後はなかなか件数をこなせず、収入が低くなりがちなことと、ケガによる休業リスクです。

特にケガにより仕事ができない場合、完全歩合制だと収入がなくなってしまいますので、傷害保険には必ず入るようにしましょう。

街の電気屋さんの求人

全国にある中小規模の家電販売店の求人で、主に正社員やパート、アルバイトの求人です。

いわゆる街の電気屋さんからの求人で、地域密着型です。

多くは大手家電メーカーと提携しており、自店舗の顧客の修理対応をしたり、その地域の提携メーカー製品の修理を行ったりします。

固定給での求人のケースが多く、正社員の条件での求人を見かけます。

仕事内容は多岐に渡ります。

修理だけでなく、営業・販売から製品の使い方の説明などのアフターサービスと、接客もしっかりとこなさなければなりません。

ただ、地元密着型なのでお客様がお知り合い・お友達ということも多く、ある程度肩の力を抜いて働ける職場と言えるでしょう。

年配のお客様も多く、何気なくお手伝いしたことで感謝されたりと、他の働き方とは違った充実感を味わえます。

メリットとしては、正社員での求人が多いことと、昔から常連というお客様が多く、親密なお付き合いができることです。

世間話の中から修理のご依頼を受けたり、商品が売れたりすることも。

デメリットとしては、他の形態に比べやや給料が低めの場合が多いようです。

また、修理だけということは少なく、接客・販売もする必要があり、接客が苦手という方は少し努力が必要となります。

家電修理求人の募集でよくある職種

家電修理エンジニア(訪問スタッフ)

求人で募集があるのはほぼこの形態です。

お客様のお宅に訪問し、家電の修理・メンテナンスを行います。

家電修理エンジニア(修理センタースタッフ)

まれに求人があるのが、修理センターで作業する修理エンジニアです。

部品の交換では治らない場合や高度な技術・設備が必要な場合、修理センターに送ってもらい、修理を行います。

街の電気屋さん

修理だけでなく、販売・設置からアフターサービスまで幅広く行います。

店舗によっては電気工事をすることも。

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家電修理求人でよくある募集内容とは?

家電修理エンジニアには多様な働き方があり、募集内容もさまざまです。

以下に代表的な募集内容をご紹介していきます。

給与相場

正社員・契約社員

1年目は18万~25万程度が多いです。

スキル・経験によっては、40万~もあります。

業務委託

1年目は20万~が多いです。

スキル・経験によっては70万~もあります。

勤務時間や休日、残業

正社員・契約社員

8時30分~19時00

お客様の予定で夜遅くなることもあります。

休日休暇は、原則週休2日など。

繁忙期は週休1日になることもあります。

業務委託

8時30分~

お客様の予定で夜遅くなることもありますが、業務委託の場合早く終わればそのまま直帰も可能な場合があります!

休日休暇は、月6日程度。

ある程度のシフトの自己管理可

福利厚生

正社員・契約社員

雇用保険・労災・健康保険・厚生年金 

※契約社員は勤務時間や日数によります

業務委託

原則福利厚生無し

勤務場所

ほどんど事務所です。

エンジニアの人数はエリアによってまちまちですが、朝お客様に修理のアポイントを取ったのちは、基本的に1人での行動となります。

1人では難しい修理がある場合は複数人で動くことも。

求められる人物像

機械イジリや家電に興味のある方。

また、基本的にはトラブルで困られているお客様に対応することになるので、誠実で丁寧な対応のできる方が好まれます。

必要なスキルや資格、経験

  • 普通自動車運転免許
  • 電気工事士、冷媒回収技術者
  • 電気電子系学校の卒業者
  • 家電修理経験者

家電修理のおすすめ求人のポイント

ここまでご紹介してきた家電修理の求人ですが、募集内容は本当にいろいろあります。

以下では、絶対に抑えておきたい求人情報のポイントをお教えします。

しっかりとした研修期間

家電修理の仕事は経験がものを言います。

ですので、初めてこの仕事に就く方は最初何から手を付けてよいのかかなり悩むと思います。

マニュアルもありますが、やはり実際に修理を経験してみないとなかなかものにならないのがこの仕事。

そんな時しっかりとした研修期間のある会社かどうかでは1人でお客様のもとを回るようになった際のモチベーションはかなり違います。

初心者の方は少なくとも研修期間が1か月は欲しいところです。

2か月もあればある程度心に余裕のある状態で独り立ちできることでしょう。

募集内容に、研修期間、OJT期間の文字がない会社は要注意。

応募の前にしっかりと確認の電話をしたほうが良いでしょう。

雇用・契約形態の確認

ここまでに家電修理にはさまざま求人形態があることをご説明しましたが、固定給制(正社員・契約社員等)と歩合制(業務委託)では、給与形態や福利厚生、働き方が全く変わってきます。

ですが、求人内容を調べるとこれらがかなり入り乱れて募集されているのです。

また同じ会社からも両方募集されていることも多く、初めてこの職業に触れる方は、何が違うのかわからないといったことも多いのではないでしょうか。

募集内容に記載してある収入の多さにひかれて歩合制で働き始めてから、福利厚生が全くないことに気づくなんてことも。

しっかりと雇用・契約形態を確認し、それぞれの働き方に合った備えをしていきましょう。

自家用車持ち込みとガソリン代支給の有無

お客様宅を回る際に使用する車両ですが、自家用車を持ち込んで、サービスカーとして使用するケースがかなり多いです。

業務委託はほぼ車両持ち込みで、契約社員でも自家用車持ち込みが条件というところがよく見られます。

ですので、まずは自家用車の持ち込みの有無を確認しましょう。

続いて気を付けなければいけないのが自分の持っている車両が、サービスカーとして使用可能かということ。

会社によってはセダンタイプがNGということがありますので、注意が必要です。

最後に気を付けなければならないのが、ガソリン代支給の有無。

自家用車でお客様宅を一日中回るとなれば、かなりのガソリン代となります。

支給されるケースが多いですが、うっかり確認をし忘れると、働き始めてから慌てることに。

逆に車両を持ち込むとガソリン代だけでなく、車両借上手当てが支給されるケースも。

いずれにしても、応募する前にしっかりと確認しましょう。

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家電修理求人について気になる疑問

最後に家電修理の求人でよくある気になる疑問についてお答えしていきます。

修理用の工具は会社が用意してくれるの?

修理用工具は持ち込みのケースと貸し出しのあるケースがあります。

市販されていない工具や専用の工具は会社で用意してくれますが、それ以外のドライバーやペンチなど、工具一式は自分で揃えるという会社も多いので、事前に確認しましょう。

街の電気屋さんでは社用車に工具一式が揃っており、それを借りられるため自分で購入しなくても良いという場合も。

工具が必要となった際は、まずは最低限必要な工具を会社や先輩に聞いて揃えましょう。

そのうち仕事に慣れて行くと、自分なりのやり方とそれに合った工具がわかってくると思いますので、徐々に工具を揃えていきましょう。

あまり最近の家電に詳しくないのですが大丈夫でしょうか?

使い方を聞かれてもわかるかどうか不安で。

通常家電の故障は、初期不良のケースもありますが、だいたいは購入してから数年たってから発生しますので、最新の家電に詳しくなくても問題ありません。

また、特定の製品で特定の故障が起こるといったケースが多いため、仕事をこなしていくうちに修理の多い機種については自然と詳しくなっていきます。

もし聞かれたことがわからず、取扱説明書を見ても分からない場合は、お客様にお断りを入れて、その場で会社もしくは先輩に確認するか、後ほどお答えする旨を伝えして帰って調べるなど、正確で丁寧な対応することです。

のちのちトラブルのもととなりますので、焦って不正確なことを伝えないように注意しましょう。

まとめ

ここまで家電修理エンジニアの仕事をご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか。

家電修理エンジニアはさまざまな働き方が選べます。

好きな家電メーカーの修理知識をとことん深めてくもよし、幅広い家電メーカーの製品に触れて知識を広げていくもよし。

そして知識が増え、技術が磨かれた分だけ、お客様の困ったが解決していきます。

雇用形態も含め、本当にいろいろな選択肢がありますが、ご興味のある方は一度求人サイトをチェックしてみてください。

あなたに合った働き方がそこにあるかもしれません。