通関士に転職したいとお考えの方は必見です。

外国との貿易に欠かせない存在の通関士の仕事。

年々輸出入の取り扱い貨物は増えており、通関士の活躍の場は広がっています。

貿易事務などをしている方で通関士にステップアップしたい方、将来は通関士として働きたい方など様々な方の為に成功する転職の秘訣について解説していきます。

現在通関士で年収や給料をアップさせたい方にも耳寄りな情報が満載ですよ。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

まずは「通関士」の仕事例をチェック

通関士の仕事で転職する人は多い?

通関士の仕事は勤務時間が長く、比較的残業が多い業界です。

海外とのやり取りで、時差の関係で勤務時間が長くなったり、航空貨物は24時間の申告ができるようになったため、3交代制の勤務交番が組まれたりして、夜中の勤務をしなくてはならない場合もでてきています。

また、航空貨物を担当する航空業界と海上貨物を担当する海貨業者では全く雰囲気が違います。

貨物の量では9割以上を占める海上貨物の海運業界は、昔ながらの体質が未だに残っており、別の業界から来られる人にはどうしても馴染めない人がいるため、転職者は一定数います。

今までは通関士の仕事は長年働いて、たくさんの知識を得ていると会社から重宝され、通関士は正社員と決まっていました。

そのため、一つの会社に勤めることが多かったように思います。

近頃は派遣で勤務し、通関士として登録することも増えてきており、よりよい条件を求めての転職が増えてきてるようです。

通関士に関わる転職を成功させるための前提条件

現在通関士で働いており、通関士として転職される方と、通関士資格をもっていない方では転職を成功させるためのアプローチ方法が違うのでまずは前提条件を見てみましょう。

  • 1.通関士として、別の会社に転職する
  • 2.通関士資格は持っていないが貿易関連の仕事をしていて、これから通関士として働きたい
  • 3.貿易関連の仕事も未経験で、これから通関士になりたい

これら3つのどのパターンでもやる気さえあれば、通関士の道は開けています。

中途採用の求人も多くありますので、転職を成功させるためにやるべきことを見ていきましょう。

①通関士として働いている方の転職

現在通関士として働いたことがあり、通関士としての実務経験をいかして転職するとなると、今までの実務経験が問われます。

もともと実務経験があるものと同じような業務をできる会社を選ぶこともできますし、そうではない場合でも大丈夫です。

通関士としての経験は輸出、輸入と取り扱いしたことあるものが違うと経験が生かせずに新たに勉強することは多くなります。

けれども、貿易の基礎知識と通関士資格の知識、税関対応、NACCSの入力など経験がありますから、もし担当が違ったとしても転職は自信を持って行えるでしょう。

実務経験のある通関士は多くの求人があります。

②通関士資格は持ってないが、これから通関士として働きたい方の転職

これまでに貿易事務をしている方は、通関士の仕事についてもある程度わかっているので、転職には有利です。

現在通関士資格を持ってないということは、通関士としては実務経験がないということになります。

また、通関士試験に合格しなければ、通関士として働くことはできません。

貿易事務などをしていて、今後通関士になりたいということであれば、いずれ年一回の通関士試験に合格しなくてはなりません。

通関士試験を合格してから就職することはもちろん可能ですが、それよりもおすすめするのは通関業社の通関従業者として働けるところに転職するというのがいいと思います。

通関従業者は通関業者に属し、身元を証明する履歴書を提出して税関に申請すれば、誰でも通関従業者として働くことができます。

通関従業者として働きながら、通関士の資格の取得の勉強をしている人は多いです。

通関従業者の仕事を約5年以上すると、通関士試験の中の通関実務の試験が免除になります。

これは通関士の資格を取得するのに、大変有利となり、通関従業者として業務中も通関士としての勉強をしながらも、年数が経てば、通関士試験の一部免除となりメリットもでてくるので、仕事を長期的に考えている方は、とりあえず、通関従業者として働けるところを探すという方法があります。

③貿易関連の仕事も未経験で、これから通関士になりたい方の転職

貿易関係の仕事を今までしたことがなくても、これから通関士になりたいという方の転職は、全く未経験でも求人がないわけではありません。

ですが、狭き門のため、少しでも貿易に興味があることをアピールすることが必要です。

そういう方は、英語が得意な方、海外在住の経験があり英語ができる方、もしくは貿易実務検定を取得している方が多いです。

何も今のところ貿易についてわからないという方は、貿易実務検定のC級B級を独学で勉強し取得されるのがいいと思います。

今後通関士になった時に、貿易の知識は大変役立ちますし、英語と貿易の知識はお客様との信頼関係を得るためには必要になりますので、勉強しておいて、損はありません。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

通関士の仕事で、転職を成功させるためにやるべき5個のこと

実務経験の棚卸し

通関士の経験者の方は、詳しく今までやってきた実務経験を思いかえし、書き出してみましょう。

航空貨物担当や海上貨物担当、輸出、輸入、SP通関と、会社それぞれ通関士として働いていても、担当する範囲は違います。

レベルの高い複雑な計算が求められる申告ができたり、通関士が他法令の申請をする会社や貨物情報の入力をする会社など、通関士本来の申告しかしない会社と自分が当たり前と思ってやっている仕事が、別の会社では当たり前ではなかったりすることはよくあります。

通関に関するいろいろな業務を書き出してみると、実はそんなことまでできるんだと強みになることがあります。

また、顧客対応や税関対応が難なくできて、通関上のアドバイスができたり、法令で気をつける点や他法令の申請の仕方など貿易について、アドバイスできる方は通関士のマネージャーの求人も視野にいれてチャレンジしてはいかがでしょうか。

通関士未経験の方は今までの仕事の中で、通関士の仕事に役立ちそうなことを考えてみましょう。

英語や貿易事務はアピールポイントになりますが、それだけではありません。

税関以外の他の省庁への書類を作成したことがあれば似ていますし、丁寧かつ几帳面でスピードのある仕事ぶりがわかれば、通関士に向いていると思われます。

また、他人への説明能力は通関士では重要なので、他人へわかりやすく伝えることが得意であれば、実務経験に入れてみましょう。

今後やりたい分野を絞る

今後の通関士としてやりたい仕事分野をすり合わせましょう。

中途採用では担当する分野が応募する会社の取り扱い貨物によってわかることがあります。

輸出しか担当したことがない人が転職してすぐ、輸入をできるかと言ったらそうではありません。

通関士の仕事の中でもどの分野が自分の性格にあっているか考えてみましょう。

一件一件じっくり取り組みたい方は海上貨物の輸入の担当がいいと思います。

スピードには自信があるという人は、航空貨物の輸出の担当やSP通関が向いているでしょう。

今後担当したい業務をじっくり考え、それにあった会社を選んだ方が転職してからのストレスが減ります。

業務内容を確認

求人票などで業務内容をきちんと確認しましょう。

通関士の資格が活かせる仕事であっても、希望の業務が出来るとは限りません。

今までやったことのある業務ができるのか、それとも新しいことをきちんと教えてくれるのか、担当の変更はあるのかなど気になることは十分に確認しましょう。

応募したい会社のリサーチ

応募したい会社が決まったら、評判を探ってみましょう。

口コミサイトでもかまいません。

すべてを信じてはいけませんが、本当のことも含まれています。

また、通関士の仕事は同業者に転職することが多いので、同業者同士の横のつながりは思わぬところであるものです。

仕事上、同業者に電話などすることが多々あります。

税関に行くと自然と他の同業者とも出くわすので、顔見知りの人がいるかもしれません。

気のおけない元同僚に応募したい会社の評判を聞いてみると意外と職場の雰囲気がわかったりします。

待遇について確認

勤務時間や給料、勤務場所など自分の納得できる待遇をしてくれるのかは重要です。

せっかく転職してからこんなはずではなかったと思わないように、もれなく確認しておきましょう。

待遇については、これだけは妥協したくないポイントを決めておきましょう。

すべて理想的な仕事を探すのは難しいかもしれません。

妥協したくないポイントは妥協せず、このぐらいでもいいかなと言う点は柔軟に対応することで、満足できる転職ができるでしょう。

転職するにあたっての必要な心構え

今後も勉強する気持ち

通関士として転職した場合は、前の通関士としての業務と担当する会社が違いますし、全く同じことをやるわけではありません。

すべて自分の希望する業務にはなりませんので、やったことがない業務であっても、新たに学ぶ気持ち、また通関士としてはどんどん新しい法令や条約によって変わっていっていますので、新しいことを吸収し、勉強していく気持ちがないと務まりません。

勤務場所について

通関士としての勤務場所は、空港内だったり、海の港のそばだったり、通勤には不便なところが事務所だったりします。

電車などの駅から、空港内のバスに乗ったりして、思った以上に時間がかかったりします。

それでも通えるのか考えてみましょう。

この業界はまだテレワークが導入されている会社はほとんどありません。

業界内で検討されていますが、セキュリティー上難しいので自宅から通関業務をすることはまだまだ先になりそうです。

処遇について

通関士としては、年収350万から年収1,000万円ぐらいの間です。

だいぶ差がある感じられるでしょうが、この金額は通関士は通関業者の社員であるので、大手の通関業者の年収と中小の通関業者の年収の違いだと考えてください。

通関士手当は月5,000円から月15,000円ぐらいの間ぐらいです。

大体通関士の試験に合格すると30,000円ぐらいの一時金が出るところが多いようです。

通関士の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

通関士としてスペシャリストになる

通関士として一人前になるには、通関士としていろいろな経験を積んで、どんなことにも対処できる対応力が必要になってきます。

通関士として一通りのことができるようになるのは、輸出では最低3年、輸入では最低7年かかると言われています。

長く勤めることだけが、通関士として必要なわけではありませんが、いろいろな業務を経験して、トラブルに対処していくことにより、知識が増えていきます。

税関から言われたことを顧客に伝えるだけでなく、自分なりに根拠を示して、今後どうするか考えていく対応力を鍛えることによって、通関士の中でスペシャリストになっていくものです。

通関士以外のアドバイザーになれるぐらいの知識をもつ

通関士としての知識は関税法、関税定率法などの知識が必要ですが、それだけだと普通の通関士です。

年収を上げるためには、それ以外の貿易全体にかかわる知識が必要になってきます。

世界情勢について興味を持ち、今後関税がどうなっていくかや、仕入れ先の選定の方法や契約書についてまで、貿易に関することはなんでも通関士に問い合わせがきます。

これに答えられるぐらいの知識をもっていれば、通関士としてマネジャー的役割や、会社上層部への昇進などが見込まれるでしょう。

年収だけを考えるのであれば、通関士でなくてもいい

どうしても年収が最重要である方は、通関業者に勤めて通関士として働くのではなく、商社やメーカーなどで通関の知識を生かし、アドバイザー的な役目で転職した方がいいかもしれません。

実務的な貿易の契約や英語ができたりすれば、通関士の資格の知識を生かして、日本と貿易したい方の架け橋になるような役割をすれば自ずと年収は上がっていくでしょう。

海外出張がある仕事や海外勤務なども検討すればいい条件の転職がみつかるでしょう。

まとめ

通関士の転職について、転職を成功するためにやるべきことや、転職するにあったっての心構え、そして年収を上げるためにやるべきことを上げてみました。

通関士の転職はフリーランスへの転職ということはできません。

通関士資格を持っている方も、持っていない方も、通関士として働くためには自己分析を十分にした上で、ご自身の条件に合った会社を見つけてください。

この記事が通関士としてご自身の力を発揮して、満足できる転職活動の助けになることを願っています。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)