
接骨院の給料の相場はどのくらい?就職・転職の人はもちろん給料をあげたい人も参考に!
接骨院の求人が気になっている方はぜひご覧ください。
そもそも「具体的にどんな業務をするの?」「接骨院でパートで働く時、資格は必要なの?」と少し謎の多い職業かと思います。
実は、接骨院で働くには資格がなくても可能な業務もあるんです。
もちろん治療や施術を行うには国家資格が必要ですが、初心者でもOKな職業なのは意外ですよね。
今回は、そんな接骨院についての疑問や、上手な求人の選び方について、経験者がご説明していきます。
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(正社員希望の人限定)
基本的にメインの施術は「柔道整復師」の国家資格を持っている人(多くは院長)が行います。
資格を持っていないパート・アルバイトは、その補助をするのがお仕事です。
補助とは、院長に必要な資材を渡す・電気の器械を院長の指示で取り付ける・院長の指示で患部を冷やしたり温めたりする、ことなどです。
また、受付・会計・カルテの作成・保険の申請などの事務処理・院内や機器の清掃管理、も行います。
接骨院の求人と言っても、専門的な施術ができる人だったり、補助だったりと種類は様々です。
それぞれご説明します。
一番目にすることが多いのが『施術補助』です。
こちらのお仕事は無資格で大丈夫です。
主な仕事内容は、受付・会計、施術補助、患者様のご案内等です。
施術をスムーズに行えるよう、しっかりサポートするのが大切なお仕事です。
また施術補助の他に、様々な事務処理もします。
こちらは、国家資格を持っている人に限られてきます。
患者様への施術や、施術補助のパートさんへの指示をします。
接骨院によっては、資格を取りながら働かせてくれるところもあるので、学生さんで勉強のために働く方もいらっしゃいます。
また、接骨院で働きながら自身の開業の為の勉強をしている方も多いです。
こちらは接骨院によって、募集しているところとそうでないところがありますが、『柔道整復師または鍼灸師の資格をお持ちの方』といったように、柔道整復師と合わせて募集している所が多いですね。
鍼灸師も国家資格です。
正式には、はり師・きゅう師で別の資格になります。
上記と重なる部分がありますが、それぞれご説明します。
資格はいりません。
資格がいらない補助などを任されるので、安心して応募してください。
国家資格が必要です。
専門的な学校に通って履修して始めて試験を受けることが出来る資格なので、やりたいと思ってすぐできる仕事ではありません。
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ここまでは、接骨院で働く際にどんな求人内容があるかについて説明してきましたが、ここからは実際の時給などの条件についてご説明します。
それぞれ、相場を見ていきましょう。
新卒の初任給は、比較的低めのところが多いように感じます。
なぜなら、柔道整復師は経験を積んでなんぼの仕事だからです。
いくら国家資格を持っているとはいえ、患者様は1人1人違った症状で来院されるため、場数を踏まねばならないのです。
しかし経験を積んで実績を作れば、給与はどんどん上がります。
柔道整復師の給与は、経験・実績・信頼で上がるものです。
柔道整復師と同様に経験がものをいう仕事なので、経験年数によって給与が上がっていきます。
補助は一般的なパートで資格不要の求人です。
時給は最低時給~1,200円が相場となっています。
働く上で気になるのが、勤務時間や休日ですよね。
ここからは各求人別にご説明していきます。
前提として、接骨院は病院と同じように、8:00~12:00、14:00~20:00と午前と午後で分かれているところが多いです。
中休みは休憩時間としてカウントされ、実働8時間勤務が多いです。
例:8:00~18:00(休憩2時間)
また、休日は週2日が多いです。
しかし、接骨院は平日や土曜日の午後が休みのケースが多いので、丸1日休みなのは日曜日のみということもあります。
残業は患者さんの入り次第ですが、基本的にがっつり残業があるという感覚ではありません。
パートの場合はシフト制が多く、上記開院時間の中で、3時間~4時間など短時間で組まれることが多いです。
休日はその方の働き方にもよりますが、勤務時間が短めになる為、扶養内で働きたい方が多く働かれています。
よって勤務が週3~4日というのが多い気がします。
もちろんがっつり働きたい方は、接骨院にもよりますが、沢山働くことも可能だと思います。
基本的に残業はありませんが、繁忙時や同僚の欠勤などで延長になることもあります。
福利厚生は接骨院によって大きく変わります。
個人事業としてやっているところも多いので、そういったところは、福利厚生はあまり期待できません。
制服は、貸与のところもあれば買取のところもありますし、自分で用意しなければならないところもあります。
ただ、院内の器械を無料で使わせてくれたり、施術を無料でしてくれたりすることは多いです。
個人事業で福利厚生をつけられない分のサービス?はしてくれます。
会社組織になっていて、数店舗構えているような大きいところの方が、福利厚生は充実しています。
勤務場所はやはり自宅近くがいいと思います。
「比較的開院時間が早めである」というのが一番の理由です。
正社員として勤める方なら、通勤手当がつくのである程度の通勤時間はあってもいいとは思いますが、パート・アルバイトは交通費が支給されないところもあるので、近場で探すのがいいと思います。
接骨院は地域に密着していることを掲げているところが多いので、働く方も近い方を求めているのでしょうか。
接骨院は比較的件数が多いと思うので、選びやすいと思います。
接骨院で働くにあたって求められる人物像について、職種別にご説明したいと思います。
柔道整復師・鍼灸師は医師とは違い、外科的な治療を行うことはありません。
「問診・視診・触診」をして判断し、それに合わせた施術をします。
患者さんの訴えをよく聴き、親身になって一緒に考えることで、治療方針を決めていきます。
患者さんの痛みや辛さは、精神的なものから来ることも少なくないので、1人1人に寄り添うことがとても大切になってきます。
患者さんの状態を知る為に、コミュニケーションはとても重要なツールになります。
何気ない会話の中で、疾患の原因を見つけることもありますし、患者さんが『言わなくていいや』と思うような些細な出来事が、聞き出してみたら重要なことだったりします。
施術中のおしゃべりを楽しみにされている患者様も少なくないので、気さくでコミュニケーション能力の高い人の方が、親しみやすく信頼されやすいと思います。
接骨院は明るく元気にすることが大切ですし、院長もそういう雰囲気にしたい方も多いです。
患者様が来院された時は元気にあいさつし、施術中も和気あいあいとした、元気で明るい雰囲気を求めている接骨院が多いので、大人しく物静かな方には向いていないかもしれません。
電気を流す治療の間、患者さんは15分くらい暇になるので、その間の会話を楽しみにしている方もいらっしゃいます。
明るく元気におしゃべりしてくれるのはとても喜ばれます。
比較的接骨院の求人は多いので、その分内容も違ってきます。
その中でも「ここは押さえておきたい」おすすめ求人のポイントをご紹介します。
これはとても大切です。
接骨院はHPを持っていることが多いので、そちらの写真などで雰囲気を見ておくことが大切です。
働く上で、職場環境は重視してほしいので、院内の雰囲気や働いている人の雰囲気を見て『ここなら働きやすそう』という接骨院を見つけてください。
HPや求人ページに、院の方針(どんな接骨院でありたいか)が書かれています。
大体は同じようなことが書いてあるとは思いますが、少しずつ違うので、一度よく読んでみてください。
元気な雰囲気を好む院が多いですが、中には静かな雰囲気で癒しの空間を提供したいという院もあります。
自分が働きたい雰囲気と合っているのか、確認しておきましょう。
「福利厚生は少ないところが多い」と上に書きましたが、その他の特典をしっかりチェックしておきましょう。
酸素カプセル等の院内の器械を無料で使わせてもらえたり、簡単な施術なら無料でやってくれるところもあります。
実際、私が勤めていた接骨院がそうでした。
肩こりがひどいとい言うと、無料で超音波を流してくれたり、マッサージをしてくれました。
パート仲間の中には、それが目当てで働き始めたという方もいらっしゃいました。
これまでおすすめの求人を書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ここからは、自分に合った求人の選び方につてお話していきます。
柔道整復師や鍼灸師の国家資格を持っている方は様々な勤務先がありますが、ご自身が開院したいとか治療の幅を広げたいという方は、接骨院での勤務がいいと思います。
もちろん病院にも求人はありますが、学べるのは部分的なところだけだったりするので、全般的に学びたい方には接骨院をお勧めします。
またパート・アルバイトの方で「接客・受付」を希望している方は、一度接骨院の求人を見てみることをお勧めします。
柔道整復師や鍼灸師の国家資格を持っている方は、正社員をお勧めします。
パート・アルバイトで入職しても、勤務時間はあまり変わらずやることも同じなので、断然正社員がおすすめです。
ただ、副業や一時的な勤務と考えている方は、パート・アルバイトになりますね。
接骨院の給与は比較的低めなので、時給が高いところを探している方には向いていないかもしれません。
しかし、冷暖房完備で重い物を運んだりする肉体労働はほぼ無い為、働く環境は良い方なので、多少低くてもいいかなと考えられればお勧めです。
そして多くの接骨院はシフト制なので、自分のペースで働きたい方にはいいと思います。
その他の条件は院によって違うので、しっかりチェックして条件の合う接骨院を見つけてください。
やはり長く働くには、通勤しやすいエリアがいいでしょう。
少し遠くても時給がいいところで勤める選択肢もありますが、あまり遠いところだと通うことに疲れて、後々後悔するなんてことも…。
接骨院は同じエリアにも何件かあると思うので、近場から探してみましょう。
接骨院は地域密着の為、求人サイトには載せず、院に張り紙がしてある場合も多いので、近くの接骨院に足を運んで探すのもいいと思います。
どの仕事をするにしても、妥協は禁物です。
せっかく務めるなら長く勤めた方がいいので、自分に合った求人を見つけてください。
また、地域の方々の評判にも耳を傾けてみてください。
患者様はその院の雰囲気を知っているので、参考になるかと思います。
最後によくある質問にお答えしていきます。
基本的には求人サイトで探しますが、個人院だと経費削減&地域密着の為、載せていないところも多いです。
接骨院のHPや入口、近くのスーパーなどに求人張り紙がしてある場合が多いので、自分が生活している範囲のそれらを見てみてください。
案外求人を出しているところは多いです。
受付・補助として働く場合は不要ですし、後から取得する必要もありません。
柔道整復師や鍼灸師として治療や施術を行いたい場合は必要ですが、国家資格ですぐ取れるものではないので、パート・アルバイトとして働く場合は心配しなくても大丈夫です。
これは私自身思ったことですし、良く聞かれることです。
もちろん初心者でも大丈夫です。
治療機器の扱い方や事務処理の仕方、患者様の対応の仕方は、院長や先輩がしっかり教えてくれるので安心してください。
上にも書きましたが、患者様とコミュニケーションが取れる方ならすぐに慣れることが出来ると思います。
接骨院の仕事や求人についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか?
「コミュニケーション能力」「患者さんに寄り添う心」があれば、接骨院で働くことは可能です。
求人内容をしっかりチェックして、自分に合った接骨院を見つけてください。
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