2020年7月6日

美意識の高い女優さんやモデルさんを筆頭に、根強くブームが続く「ヨガ」。

最近はヨガのレッスンに参加する男性も多く、日本のヨガ人口は年々増え続けていると言われています。

それを象徴するように、街中にはヨガスタジオがたくさんありますよね。

それと同時にヨガに関する求人も増えていますが、具体的にはどのような仕事なのでしょうか?

今回はヨガ求人の仕事内容や募集職種、気になる疑問などについて解説いたします。

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ヨガ求人のおおまかな仕事内容

ヨガの求人は、ヨガスタジオから出されているものがほとんどです。

社員やアルバイトとしてスタジオに所属し、レッスンや受付を行うのが主な仕事内容です。

中には個人が経営するスタジオが求人を出していることもありますが、仕事内容は大手のスタジオが出しているものと概ね同じであることが多いです。

ヨガ求人の仕事の募集職種にはどんな種類があるの?

ヨガスタジオから出される求人内容は、大きく分けて下記の2つです。

両方とも兼ねるスタジオもあれば、どちらか1つを専門として行うスタジオもありますので、事前に確認しておくといいでしょう。

フロントスタッフ

ヨガスタジオの受付業務を行う仕事です。

具体的には、スタジオへの入会業務やレッスンの予約、見学者の案内などがあります。

実際にヨガのレッスンを行うことはありませんが、見学者や入会希望者にレッスンの内容を説明することが多くあります。

したがって、ヨガの種類や効果など、ヨガに関する知識が多少なりともあると業務をスムーズに行うことができます。

インストラクター

こちらは実際にスタジオでレッスンを行う仕事です。

スタジオでのインストラクションのみでなく、レッスン内容も自分で作るケースが多くあります。

レッスン構成の自由度はスタジオによって異なりますが、スタジオに所属する場合は、内容にしばりがあることがほとんどです。

決められたマニュアルに沿って構成を練り、レッスンを提供します。

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ヨガ求人でよくある募集内容とは?

現在募集されているヨガの求人について、よくあるものを下記にまとめました。

スタジオが会社経営か個人経営かによって、給与面や福利厚生には多少の差があります。

また、インストラクターとして働く場合、担当するレッスンの数によっても多少の差が生まれますので、参考までにご覧ください。

給与相場

社員の場合、フロントスタッフ、インストラクター問わず15~18万円が相場です。

インストラクターの場合は担当するレッスンの数や、お客さんの参加人数によってインセンティブがつくというところも。

スタジオに所属する場合、完全歩合制というケースは少ないので、ある程度安定した給与が見込めます。

勤務時間や休日、残業

シフト制のところが多く、勤務時間や休日は様々です。

基本的には朝から夕方までの朝番、昼から夜までの夜番に分かれているところが多いです。

インストラクターはレッスンの時間が決まっているため、残業はほぼないと言っても過言ではありません。

フロントスタッフは、入会作業や見学案内のタイミング次第で、多少勤務時間が伸びてしまうこともあります。

しかしながら、入会キャンペーンなどを行う繁忙期以外はほぼないと言ってもいいでしょう。

福利厚生

インストラクター、フロントスタッフ問わず、そのスタジオで行われるヨガレッスンが無料で受けられるというところが多くあります。

その他、社会保険や雇用保険はスタジオによって様々。

インストラクターの場合はケガがつきものですので、保険に関しては事前の確認が重要です。

勤務場所

こちらも職種問わず、勤務場所はスタジオです。

基本的には所属する店舗のみに出勤します。

しかし、大手チェーンで一定の範囲に複数のスタジオが存在する場合、その何店舗かを受け持つこともあります。

求められる人物像

インストラクターもフロントスタッフも、接客がメインのサービス業、明るくはつらつとした印象は必須です。

また、ヨガという限られたサービスを扱う現場ですので、インストラクターだけでなくフロントスタッフも、多少ヨガへの興味がある人の方がいいでしょう。

インストラクターについては、ヨガの経験があるかどうか、教えるのに向いているかどうかも求められます。

さらに、インストラクターとして人前に立つため、ある程度引き締まったスタイルも必要です。

あくまでも健康重視なので、痩せすぎている必要はありません。

ヨガの仕事がどんな人に向いているかは、こちらの記事を参考に!

必要なスキルや資格、経験

意外なことに、インストラクター希望だとしても、特別な資格は必要ありません。

ヨガのインストラクターになる上で必要な知識を持っていることを証明するティーチャーライセンスも存在しますが、それを必須としているスタジオ以外は、問題なくレッスンを行えるスキルがあればインストラクターとして活動できます。

しかし、資格は必要なくても知識は必須です。

ポーズの取り方、注意点、効果などの知識から、レッスンを構成するスキル、インストラクションスキルなどはある程度のレベルがなければなりません。

独学で学んだり、ヨガのレッスンに参加して学ぶなど、努力が必要です。

ヨガ求人のおすすめ求人のポイント

たくさんある求人の中で、どのようなものがおすすめなのでしょうか?

スタジオ選びを失敗しないためにも、下記を参考にしてみてください。

インセンティブがもらえる

残念ながらヨガの求人は、インストラクターもフロントスタッフも給与相場が高くありません。

額面で20万円を超えるところがあればいい方です。

もし、ヨガの道一本で生計を立てるなら、インセンティブがもらえるスタジオを選びましょう。

インセンティブがつくポイントは、担当するレッスンが多い、受講生が多い、入会を多くとれるなど様々。

インセンティブ制度があるか、ある場合はどのような点がポイントなのか、あらかじめ確認しておくといいでしょう。

ヨガのレッスンに参加できる

インストラクターもフロントスタッフも、ヨガの知識は必要不可欠。

それを磨くためにも、スタジオのレッスンに無料で参加できるというところがたくさんあります。

勉強だけでなく、自分磨きにも役立ちますので、ぜひレッスンに参加できるところを選んでみてください。

休みがある

まったく休めない、というスタジオはほぼないといっても過言ではありません。

インストラクターは特に体力勝負の仕事ですから、8時間フル勤務ということはほぼないと言っても過言ではないでしょう。

しかしながら、60分のレッスンを毎日1本だけ、週7日間行うなど、1日のうちの休みは多くても1日オフはもらえないというところも中にはあります。

休暇に関しては求人の募集内容のところに記載されていることが多いので、必ず確認しましょう。

ヨガの仕事についてよくある疑問

新しくヨガの仕事を始めるとなると、不安なことがたくさんありますよね。

体はやわらかくないといけないのか、体調不良でもレッスンはやらなくてはならないのかなど、気になることも多いと思います。

そんなよくある不安や疑問について、下記にまとめましたので、参考までにご覧ください。

スタジオによって多少差があるとは思いますが、概ね下記の通りです。

ヨガの経験がないとダメ?

完全にNGとは言い切れませんが、実際は経験がないとかなり厳しいです。

ヨガに関する専門的なスクールに通っていたり、ヨガ留学の経験があったりなど特別なことは必要ありません。

しかし、せめて「ヨガのレッスンにでたことがある」くらいの経験値はあったほうがいいと言えます。

そうでないと、自分がヨガのレッスンを提供するとき、スムーズな流れやわかりやすいインストラクションを行うのは困難です。

また、間違った情報を伝えてしまったり、ケガをさせてしまったりなど、トラブルにつながる可能性もあります。

インストラクターになりたいと思っている方は、一回でもいいのでヨガのレッスンを受けてみるといいでしょう。

体が固いとダメ?

体はやわらかいに越したことはありませんが、こちらも固いからといって完全にNGとは言えません。

なぜなら、体が固いインストラクターは、体が固いお客さんの気持ちがよくわかるからです。

体が固い分どのように動いたらいいか、どこに力を入れたらいいかといったレクチャーは、体がやわらかいインストラクターよりうまく提供できる可能性が高いです。

したがって、体が固いなりに軽減したヨガポーズをきちんと見せられるのであれば、体が固くても問題ないといえるでしょう。

体調が悪い時はどうしたらいいの?

椅子に座りっぱなしのデスクワークならまだしも、体を動かすインストラクターは、体調不良のときは仕事をするのがきついですよね。

もし体調不良でレッスンを行えないときは、普段同じスタジオやグループ会社でレッスンを行っている他のインストラクターに代わってもらうことが多いです。

代行インストラクターは自分で探すこともあれば、所属するスタジオが代わりに探してくれるケースもあります。

本当に辛い場合は自分で探すのも難しいと思うので、所属スタジオに相談してみるといいでしょう。

また、自分以外のインストラクターが体調不良になった場合、自分が代わりにレッスンを行う可能性もあるので覚えておいてください。

ヨガのやりすぎで体がおかしくならない?

残念ながら、まったくないとは言い切れません。

お客さんにポーズを見せるために同じ方向だけをやり続けたり、もしくは片方だけしかやらなかったりと、体のバランスが崩れてしまうこともあります。

レッスン後は自分でケアを行ったり、レッスン中から自分も左右対称に気を付けていれば防ぐこともできますので、この点はご安心ください。

しかし、どうしても体調不良を防ぐことが難しいのが、ホットヨガのインストラクター。

毎日高温のスタジオで何時間もヨガを教えた結果、自身のホルモンバランスが崩れてしまったという話も少なくありません。

この場合はレッスンの本数や休憩時間を調整するなど、スタジオ側への相談が必要になります。

お客さんがケガをしたら、責任はどうなるの?

多くのスタジオでは、レッスン前、お客さんに「ケガは自己責任です」という同意書にサインをもらっています。

したがって、自分のレッスンでケガ人が出た場合でも、その責任を個人が問われるケースは少ないと言えます。

しかし、ケガをしてしまったお客さんとインストラクターの関係にはヒビが入る可能性がありますので、レッスンでは無理をさせない心がけが大切です。

もしケガ人が出てしまった場合はきちんと謝罪し、その後の声掛けなどのフォローもきちんと行いましょう。

スタジオはかけもちしてもいいの?

これはスタジオや契約内容によって異なります。

かけもちを推奨しているところもあれば、絶対にNGというところもありますので、事前に確認しておくといいでしょう。

レッスンの内容は毎回同じでもいいの?

結論からいうと、同じでも構いません。

しかし、レッスン内容に飽きたお客さんがレッスンに来なくなってしまうという可能性があります。

レッスンへの参加者が減ると、担当するレッスンの数を減らされたり、インセンティブがもらえなかったりと、様々なデメリットを招くことも。

したがって、お客さんを飽きさせないための工夫としても、レッスン内容はマメに変更することをおすすめします。

レッスン構成のマニュアルがあるスタジオでは、数カ月単位で強制的にメニューを変更するところもありますので、こちらも確認してみてください。

まとめ

以上、ヨガに関する求人についてまとめました。

フロントスタッフに比べ、インストラクターの方はややハードルが高く感じるかもしれませんね。

ヨガの知識、レッスンを構成するスキル、インストラクションのスキルなど、多くの能力が必要になります。

しかし、インストラクターはたくさんの人の美をサポートできる素敵な仕事。

また、自分の健康や美しさも磨くことができ、うまく続けられれば一石二鳥です。

フロントスタッフも、「きれいになりたい」「痩せたい」といったお客さんの気持ちを汲み取り、美への第一歩を歩ませる大切な仕事です。

どちらも覚えることが多く、始めるまでは大変かもしれません、不安に思うこともあると思いますが、もし少しでも始めたい気持ちがあるなら、挑戦することをおすすめします。

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