ヨガの仕事に向いてる人の特徴は?仕事内容や向き不向きについてご紹介します!
2000年以降、根強くブームが続く「ヨガ」。
以前は美意識の高い女性のものとされていましたが、世界的な健康意識の高まりから、最近では男性やご高齢の方の参加者も多くなっています。
ヨガスタジオも増え続け、東京都にあるヨガスタジオの数は、世界的な都市と比較してもトップクラスと言われるほど。
最近では医療面や心理療法としてもヨガが注目されており、今後もますますの需要拡大が見込まれています。
そこで今回は、そのヨガの仕事とはどんなものなのか、どういった人に向いているのかについて解説いたします。
目次
閉じるヨガの仕事とはどんな仕事?
ヨガの仕事と言えば、まず思い浮かぶのはインストラクターですよね。
他にも、ヨガスタジオを運営するオーナー、ヨガウェアを扱うアパレルショップ、ヨガスタジオの受付、ヨガの哲学や解剖学を教える先生など、ヨガに関係する仕事は色々あります。
しかし、メインはやはりインストラクターです。
インストラクターは自分でレッスンを組み立て、ヨガスタジオやスポーツジムでそのレッスンをお客さんに教えるというのが主な業務。
スタジオなどに所属せず、パーソナルトレーニングのみを行うフリーのインストラクターもいます。
雇用体系にはどのようなものがあるでしょうか。
ヨガインストラクターとしての3つの働き方
インストラクターとしての活動方法は、大きく下記の3つに分けられます。
いずれもレッスン内容は自分で考えますが、活動の自由度にはやや差がありますので、併せて解説します。
ヨガスタジオに所属する
大手、または個人が運営するヨガスタジオにインストラクターとして登録し、活動するパターン。
この場合は登録したスタジオのみで、1日数本レッスンを行います。
大手のスタジオであれば、レッスン内容に関するマニュアルが設けられていることが多く、それに沿ってレッスンを組み立てることがほとんど。
オリジナリティや自由度を求められることはやや低めです。
個人経営のスタジオに所属する場合は、大手スタジオと比べるとレッスンの自由度は高め。
「●●ヨガ」と決められた枠を与えられれば、そのヨガのジャンルから外れない範囲で自由にレッスンを組み立てます。
もしくは、枠のみを与えられ、構成からレッスン名まで自由に考えさせてくれるパターンもあります。
スポーツジムで活動する
決められたところに所属はせず、様々なスポーツジムと契約しレッスンを行うパターン。
1日に複数のジムへ行き、各ジムで2~3本レッスンを行うことが多いです。
収入はレッスンの参加人数などによる歩合制なので、スタジオに所属するよりはやや不安定。
こちらは「●●ヨガ」とジャンルを指定された枠を渡されることが多く、そのジャンルの中で自由にレッスンを構成することができます。
個人で活動する
自分でスタジオを運営したり、体育館や公民館などを借りながらレッスンを行うパターン。
既存のスタジオにて業務委託でレッスンを行う人や、イベントでの大規模レッスンを行う人もいます。
複数人に対するグループレッスンだけでなく、パーソナルレッスンを行うことも。
レッスン内容も活動内容も自由度はかなり高く、抱えているお客さんの悩みや体調に合わせてメニューを構成します。
お客さんから悩みを引き出すカウンセリング能力やコミュニケーションスキルも必須です。
また、スタジオに所属するケースとは違い、完全にフリーなので収入の安定は保障されません。
ヨガインストラクターの仕事内容
インストラクターとしての仕事内容は、どのようなものがあるのでしょうか?
上記で述べた雇用形態に関わらず共通するものを下記にまとめます。
レッスン内容を考える
レッスンの内容次第で次の仕事に繋がったりレッスンの参加者が増えたりします。
レッスン内容はインストラクター生命を大きく左右する為、しっかりと考える必要があるのです。
レッスン構成が与えられた枠にそぐわなければ仕事は減りますし、参加者に満足してもらえる内容でなければ給料が減ることもあります。
インストラクターとして活動するならば、レッスンの内容を充実させることが一番。
どんな客層か、どんな悩みを抱えているのか、毎回同じようなレッスンを行っていないかなど、様々な観点からレッスンを構成する必要があります。
体だけでなく頭も使う作業ですが、避けては通れない重要な仕事の一つです。
レッスンを行う
実際のレッスンも重要な仕事です。
事前に自身で考えた内容を覚え、わかりやすくスムーズにインストラクションをします。
もちろん、口頭であれこれ言うだけではありません。
グループレッスンであれば、自分でお手本を見せつつ、お客さんのサポートをします。
個人のパーソナルレッスンであれば、ポーズの取り方をレクチャーしつつお客さんのフォームを直してあげるなど、より密なレッスンを提供します。
できないポーズをサポートする為、自分ができないポーズは事前に出来るようにしておく必要があります。
お客さんは毎回同じ人がくるとは限りませんので、その日の参加者のレベルや体調に合わせた臨機応変なコミニュニケーション能力が必要です。
ヨガの勉強をする
インストラクターとして前に立つ以上、こちらも必須です。
多くのインストラクターは他のインストラクターのレッスンを受けるなどして、常に勉強を続けています。
ヨガの知識を増やすためのワークショップなども開催されており、そこで次のレッスンに活かせるような知識を養う人も。
解剖学や生理学、ヨガの哲学について学ぶものは沢山あります。
また、インストラクターとして、ポーズのスキルも磨かなければなりません。
レッスンの合間などにできないポーズは練習し、どんなお客さんにも対応できるようにすることも仕事のひとつです。
ヨガインストラクターの仕事はどんな人に向いている?
ヨガのインストラクターは、ヨガの知識を得たり、レッスンを構成したりと、実際のレッスン以外にも様々な業務があります。
つまり、人前で話すことが好きであれば誰でもできるというものではないのです。
それを踏まえ、どのような人がヨガのインストラクターに向いているのか解説します。
体を動かすことやヨガが好きな人
ヨガのインストラクターは、ヨガを好きでなければできない仕事です。
また、インストラクションをするうえで体もたくさん動かしますから、運動が好きな人に向いています。
ヨガのインストラクターは、特別体が柔わらかくなければできないというわけではありません。
運動や体を動かすことが嫌いという人がインストラクターをするというのはなかなか難しいので、体を動かすことが好きな人のほうが良いでしょう。
体のことを考え勉強するのが好きな人
ヨガの仕事をするならば、体にまつわる知識を身につけなくてはなりません。
美容効果はもちろん、精神安定や疲労回復、体力アップなど様々なことを学ぶ必要があります。
したがって、体のことを考えるのが好きで、勉強し続けられる人は向いていると言えます。
人と関わる事が好きな人
プライベートレッスン、スタジオレッスン問わず、インストラクターは人と関わる仕事です。
それも、コンビニのレジ業務や飲食店の接客業務などと比べ、密な接客が求められます。
また言葉だけではなく、ポーズのサポートをすることで触れながらコミュニケーションをとることもあります。
ですから、どの場面でもコミュニケーションをとることができる人だと、楽しく仕事ができると言えるでしょう。
教えるのが好きな人
インストラクターは、先生の一種です。
時には全く知識がない人に対して教えるという場面もでてくるかもしれません。
ヨガの場合はポーズの取り方やポイントだけでなく、由来や効果なども教えることが必要です。
みんなが知らない知識、自身が得た知識を広めたいと思う人の方が良いでしょう。
誰かのためになることをしたい人
ヨガのインストラクターは、「きれいになりたい!」「ダイエットしたい!」という人のサポートをすることが多い仕事です。
レッスン内容が大枠で決まっているスタジオだったとしても、細かい部分はお客さんの要望に合わせて考えるということも多々。
したがって、誰かのためになる仕事をしたいという人にはおすすめです。
逆に、ヨガの仕事が向いていない人って?
では、どのような人はヨガインストラクターの仕事を避けた方がいいのでしょうか。
上記の逆にもなりますが、参考までにまとめます。
体を動かすことが嫌い
インストラクターは、先生としてレッスンでお手本を見せる必要があります。
したがって、毎日体を動かすと言っても過言ではありません。
運動や体を動かすことが苦手だったり、もしくは過去に大きな怪我をして動かせない状況にある人は、やめておいた方が無難です。
人と関わることが嫌い
上記でも述べましたが、インストラクターは接客業。
それも、他の接客業よりも密な接客が求められます。
したがって、人に会ったり話をしたりすることが苦手という人には向いていないと言えます。
勉強や練習することが嫌い
ヨガのインストラクターは、常に新しい知識を取り入れたり、自分のスキルを磨いたりしなくてはなりません。
日々の努力が苦手という人は避けた方がいいでしょう。
ヨガの仕事で活かせる経験
ヨガのインストラクターとして活動すると、その後どのようなスキルが生まれてくるのか気になりますよね。
もし転職をするとしたら、どのような経験を活かすことができるのでしょうか。
接客経験
ヨガのインストラクターは通常の接客よりも密な接客が求められます。
体の悩みなどをお客さんとシェアするわけですから、コンビニのレジ打ちやレストランのホールよりもお客さんとの関係性はとても深いです。
このようなパーソナルで難しい接客経験は、様々な接客業で活かすことができます。
インストラクション経験
インストラクターのメインである、誰かに何かを教えるという経験。
「先生」という職業は世の中にたくさんありますから、ティーチング経験やインストラクションの経験も様々な職業に活かすことができます。
その後のキャリアについて
この仕事についた後のキャリアアップの道は?
ヨガインストラクターとしてのキャリアアップのひとつは、自分のスタジオを持つこと。
インストラクターとして人気や知名度を経た後、個人のスタジオを開いて独立する人も多くいます。
その場合、スタジオ運営やスタッフの育成など他の業務も多く、一企業の代表取締役としてのスキルも身に付くことも。
また、本を出版したりDVDを発売したりと、人気が高まれば高まるほど、モデルやタレントのようなキャリアを歩む人もいます。
他の仕事にもこの経験を活かせる?
上記でも述べましたが、インストラクターの経験を通して得た接客スキルは、様々な接客業で活かすことができるほどレベルの高いもの。
インストラクターほど頻繁で密な接客業はなかなかありませんから、自身の強みとしてアピールするポイントになります。
同様に、ティーチング経験を他の業種の先生としても活かすことも可能です。
塾講師、セミナー講師など、誰かの前に立って何かを教える職業は様々ありますから、インストラクターとしての経験を活かす場はたくさんあると言えます。
また、ヨガのインストラクターとして活動する中で得た、体や美容に関する知識を特に活かして活動する方法も。
例えとして、美容業界やスポーツジムのパーソナルトレーナー、ダイエット系のライターなどに活かすことができます。
まとめ
ヨガのインストラクターの仕事についてまとめました。
ヨガのインストラクターはレッスンのみならず、そのレッスン内容を考えることの重要性や、普段から知識を得るための活動が必要なことなど、華やかな面以外についてもお分かりいただけたと思います。
1から始めようとすると時間や労力のかかる仕事ではありますが、始めてしまえばメリットがたくさん。
多くの人の美や健康に対する目標のサポートはもちろん、自身や家族の美や健康を磨くことができます。
また、長く続ければ続けるほど、他の仕事にも活かせるようなスキルや経験が身に付きます。
もし少しでもあてはまるところがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。
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