2020年10月23日
単発派遣とはどんな仕事?についての写真

皆さんは「派遣業務」の働き方に違いがあるのはご存知ですか?

派遣業務には様々な業種があるのは知っている方も多い中、派遣業務としての「働き方」にも様々な形があるのは、実際に働いた人にしか分からない情報でもあります。

ここでは、そんな派遣業務の働き方の違いがよく分かる「短期派遣」などの「派遣業務」としての働き方についてご紹介できればと思います。

そもそも「短期」で働く派遣業務とはどのようなものなのか。

「単発派遣」とはどのようなものなのか。

実際に働いてみないと分からない派遣のシステムについてもご紹介していきます。

また、ご紹介に伴って派遣求人によく見られる募集職種についてもご紹介できればとも思います。

ぜひ求人選びに困っている人は参考にしていただけると幸いです。

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単発派遣とはどんな働き方?

単発派遣の仕事

そもそも単発派遣業務とはどのようなものなのか。

単発派遣とは、言葉通り「短期間」で働く派遣業務の総称になります。

派遣求人でもよく見られる「短期OK」と書かれた求人が、まさに単発派遣業務の一つです。

短期派遣との違いは短期が数ヶ月、単発が数日という括りと考えていただければ結構です。

短期間働くという条件では同等ですが、特に単発業務は数日の業務を担う派遣業務で、数日で様々な派遣先に派遣するというイメージを持っていただければ問題ありません。

派遣先に登録して派遣業務を行います。

その時に依頼される仕事が長期契約の仕事ではないものが、単発業務に該当します。

派遣業務でも数年の契約のものもあれば一日のみの仕事、数か月のみの仕事のものもあります。

単発派遣の流れ

では、単発派遣業務の流れについてをご紹介していきます。

単発派遣業務をするためには各種仕事までの流れや手続きが必要になります。

【流れその①派遣会社を探す】

まずは登録する派遣会社を探します。

派遣会社の求人は仕事内容の募集がほとんどですが「派遣会社員」として働くため登録することから始めます。

どちらかというと「派遣会社を探す」よりも「派遣の仕事を探す」ことから求人選びが始まると思います。

特に単発派遣の仕事を探している人は、どのような仕事をしたいかで求人選びをする人も多いはずです。

そこから求人選びを始めて自分が「働いてみたい」と感じた求人に応募します。

【流れその②派遣会社に登録する】

求人選びが終わって応募したら面接があります。

面接を行い内定をもらったら派遣社員として正式に登録されます。

派遣会社のシステムはほとんどが登録制で、登録してから派遣会社より仕事を紹介してもらいます。

単発業務の場合には、複数の派遣会社に登録をする方も多くいらっしゃいます。

派遣会社を複数登録するのは違反ではありません。

特に単発業務を希望している人は副業を目的とする人が多く、自分の都合に合った仕事を受注しやすいという利点から複数会社を登録して自分に合った仕事をするという方が多いです。

【流れその③仕事を紹介してもらう】

派遣社員として登録したら早速派遣会社から仕事を紹介してもらう形になります。

登録したからと言って、強制的に仕事が来るわけではありません。

数件ほど仕事の紹介を受け、自分の都合に合わせて仕事を行うという形になります。

【流れその④仕事開始】

そして依頼された仕事を受注して仕事開始です。

派遣先の情報をもらい、仕事の日時に合わせて派遣先に行きます。

決められた時間内に業務を行い、仕事が完了したら業務終了です。

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働くには労働者派遣法改正に注意

ここで注意していただきたいのが「労働者派遣法」の改正に伴った単発の派遣業務についてです。

改正に伴い今までの働き方に若干の違いが生じています。

ここでは簡単に、短期派遣の求人を選ぶ際に注意していただきたい点をご紹介したいと思います。

働けるのはこんな人

労働者派遣法の改正に伴い、短期での派遣業務が「原則禁止」となりました。

しかし例外もあります。

今回はこの例外についてもご紹介します。

まず、労働者派遣改正法では以下の点が禁止となりました。

  • 日雇い派遣の原則禁止
  • 一年以内に退職した職場への派遣禁止

以前までは「1日~でもOK」と表記された求人をよく見ましたが、現在は日雇いに該当するため禁止項目となります。

「派遣会社との労働契約が30日以内」という項目に該当するため、短期での業務は禁止となりました。

しかし日雇派遣で働くことができる方の例外もあります。

  • 60歳以上の方
  • 学生(雇用保険の適用外の方)
  • 年収500万円以上の方(副業として働く方)
  • 世帯収入が500万円以上で主たる世帯の主たる生計者ではない方

上記の方が特例として日雇い派遣で働くことが可能です。

また、日雇い派遣で働く業務にも該当する業務があります。

こちらは項目によって各種例外もありますので、不安な方は労働者派遣改正法の該当する業務かどうかを見比べて求人を選びましょう。

派遣先の雇用契約に注意が必要

雇用契約書

上記の労働派遣法の注意を踏まえ、注意していただきたいことがあります。

それが「契約期間」です。

労働派遣法の改正に伴い、以前までは1日のみの登録も可能だった派遣業務は30日以上の労働契約を提携することが義務付けられました。

そのため短期での派遣労働は特例以外を除くと原則禁止となります。

しかし、いざ求人を応募したときに特例に該当していることを「知っている」上で上記の30日以上を要求してくる会社もあります。

これは派遣会社の登録数を減らしたくないという思惑になります。

自分がどのような立場・条件で上記の単発派遣に登録して仕事ができるかをしっかりと押さえておかなければ断る際にトラブルになることもあります。

派遣会社との雇用契約に充分注意して単発派遣業務に応募しましょう。

短期派遣とは違うの?

では、短期派遣と単発派遣業務の違いをご紹介します。

上記の触りで簡単にご紹介しましたが、短期は「短期間」働く派遣業務に対して単発は「数日」働く派遣業務になります。

短期派遣の場合は同じ場所で短期間働く派遣業務であるのに対して、単発派遣は数日の勤務を同じ場所で働き様々な場所に派遣されると考えていただけるとスムーズに理解ができると思います。

派遣の働き方によっても様々な形があります。

もちろん自分が働きたい形によって派遣の働き方を選ぶことができます。

普通の派遣社員との違いは?

では、通常の「派遣社員」との違いはどこにあるのでしょうか。

上記でもご紹介した通り、短期派遣との違いが働く期間や派遣先が変わるということですが、派遣社員との違いも「期間」にあります。

少し違うのが、通常の派遣社員の場合ですと登録している派遣社員と同じ立場であること以外に働く場所での期間が長いです。

派遣会社と派遣先の労働契約が結ばれ、期間が数年になります。

期間が満期に近くなると、派遣先から契約の長期手続きの依頼を受けたりするのが派遣社員でもあるのです。

単発業務の場合ですとその日の仕事になりますが、派遣社員は長く派遣されて働きます。

その分時給も変わってきますので、興味がある方はぜひ挑戦してみても良いでしょう。

よくある募集職種

では、単発派遣の求人でよく募集されている職種についてをご紹介していきます。

単発派遣の仕事でも職種は様々で、多様な職種の仕事を経験することができます。

今回ご紹介していく仕事は、特に求人件数の多い職種になります。

単発派遣の仕事を探している方も、ぜひ今後の求人探しの参考にしていただけたら幸いです。

軽作業

単発での「軽作業の仕事」は、主に工場内の作業であったり店舗内の内職業務になります。

1日からの募集も多く見受けられる仕事で、未経験の方でも要領や作業方法が分かりやすく、簡単な仕事を任せてもらうことができます。

作業するものとしては、工業系の部品の軽作業であったり、店舗内職であれば包装する作業形態が仕事内容として多く見られます。

軽作業系統の仕事は、一人で派遣されていても周りに気を遣うことなく業務を集中して行うことができるので、他の人との関わりが苦手という方にはおすすめできる職種です。

デモンストレーション

単発派遣では「デモンストレーション」のスタッフの募集もあります。

デモンストレーションの募集要項は様々で、イベント時に派遣されるスタッフとして、催し物の被験者、など様々です。

特に催事や節目のイベント時に募集がかかることも多く、単発派遣の仕事では特殊な求人であることから人気も高いです。

販売員

単発派遣でよく見られる「販売員」の仕事は、店舗に派遣される販売員スタッフであったり、売り出し中の商品を立ち売りする販売員などの仕事が多く見られます。

販売員としてのスキル等も求められますが、単発派遣では数日程度の勤務になることから「売る」ことを主軸にする求人が来ます。

そのため、未経験の方でも安心して働くことのできる派遣の環境が整っていると思っていただくと安心です。

どの職種の派遣先でも販売員は立ち仕事になります。

体力が必要になるので身体の疲労感が溜まる分、時給も高い傾向にあります。

飲食店ホールスタッフ

チェーン店などの店舗先でよく見られるのが「飲食店ホールスタッフ」です。

この仕事は短期派遣でもよく見られる求人ですが、特に繁忙期になると人手不足が問題になり単発のホールスタッフ求人が多くなります。

派遣求人では単発のホールスタッフの時給相場は高いです。

そのため、1日スタッフをして空いた時間に稼ぐという方も多くいらっしゃいます。

チェーン店での募集ということもあり、普段から利用している人にとっては単発派遣でもメニュー一覧が大体分かることもあるので、単発派遣の中では働きやすい業種でもあります。

データ入力

特に年度末などによく見られる仕事が「データ入力」の仕事です。

なぜ年度末に単発派遣が多くなるのかというと、年度末は「年末調整」があるからです。

年末調整では申告しに来る人のデータ処理で忙しくなります。

そのため通常業務に携わるスタッフでははるかに人が足りず、人材派遣の要請が来ることがあります。

データ入力の手引きなども簡単で、教えてくれることが多い職種でもあります。

未経験でもパソコン操作がある程度できる人にはおすすめできる業種です。

そのほかにも各種会社の派遣業務なども請け負います。

しかしデータ入力は人気の業種であることから、派遣会社によっては仕事の依頼があっても人気が高くすぐに仕事がなくなることもあります。

興味のある方は早めの希望を出しておくと良いでしょう。

コールセンター

派遣会社から紹介してもらえる仕事の中でも多いのが、「コールセンター」の派遣業務になります。

派遣先の会社にてコールセンター業務を行うのが一般的な業務内容です。

単発派遣の主な特徴は、コールセンターの単発派遣依頼が「短期派遣」「派遣」の仕事の派遣先と同じ場所から依頼が来ることでもあります。

時々全く関係のない会社から人手不足の関係で単発業務の依頼がくることもありますが、大体は単発派遣の仕事依頼先は短期派遣・派遣の派遣社員が派遣されている場所での業務になります。

そのため未経験から始めても同僚がいるということはよくある話で、和気あいあいと仕事をすることができます。

特に女性に人気の職種です。

イベントスタッフ

各種イベントがある場所で単発派遣の依頼があります。

その時には「イベントスタッフ」として業務を行います。

主な派遣先はイベント会場やライブ会場になります。

派遣先では同じ派遣会社の同僚や別の派遣会社のスタッフとも交流することができます。

イベントスタッフの募集依頼も不定期ですので、仕事で依頼があった時にはすぐに応募しましょう。

交通量調査

道路の脇で椅子に座っている人を見たことがありますか?

その方は「交通量調査」をしているのです。

単発派遣の仕事でよく募集があります。

1日椅子に座って依頼を受けた道路の交通量を決められた時間に計測します。

立ち仕事ではありませんが、天気が悪い時にでも傘をさして計測をしなければならないので、天候次第では仕事の辛さが変わってくる業種です。

試験監督

特に高校・大学での単発派遣依頼があるのが「試験監督」になります。

国試・センター試験などの大規模な試験会場で派遣業務依頼があります。

この業種も不定期で、決まった時期に募集がかかる仕事です。

興味のある方はその都度求人をこまめにチェックすることをおすすめします。

覆面調査員

主婦層に人気を集めている業種が「覆面調査員」です。

客のふりをして依頼を受けた店舗の実態調査をする仕事になります。

時給制ではなく報酬制の依頼であることが多く、来店してから調査をして報告書をまとめて終わりという業務になります。

時間も自由に行いやすい仕事で、空いた時間に働きたいという方にはおすすめできる仕事です。

イベント運営・受付スタッフ

近年では様々な場所でイベントが行われています。

各種イベントに応じて、単発のイベント運営スタッフを依頼されることがあります。

未経験でも可能ですが、派遣会社が依頼を受けると以前イベントスタッフの経験がある派遣社員に仕事が推薦される傾向のある職種でもあります。

未経験からスタートをしたいという方は、イベントスタッフ募集の求人に応募して経験を積むと仕事をもらいやすくなります。

まとめ

ここまで各種派遣についてをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

派遣会社によっても仕事の違いがいあることや、派遣社員でも働くスタイルが違うということを念頭に入れて自分がどのような形で働きたいかを考えることが良い求人と巡り合えるチャンスにもなります。

ぜひ、頑張ってください。

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