毎日どこかで見かける郵便屋さん。

みなさんも一度はお世話になったことがあるかと思います。

お客様からお預かりした大切な郵便物を受取人まで安全に確実に届ける大事な仕事です。

どんな仕事でもそうですが、いくら仕事と言えども大変なことはあるものです。

今回は郵便の仕事についてお伝えします。

また郵便局の仕事がきついと言われるその理由を挙げて、どうしたら乗り越えられるのかについても考えていきます。

ご自身が同じような境遇に立たされたときを想定して読まれるとイメージしやすいかも知れません。

参考になさってみてください。

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郵便局の仕事のおおまかな仕事内容とは?

郵便局の仕事は「郵便」「貯金」「保険」の3つの事業から成り立っています。

今回取り上げるのは、その中の「郵便」についてです。

郵便にはご存知の通り郵便物を扱うことが主な業務です。

郵便の仕事は以下のように2つに分けられます。

内務

内務は主に郵便局内での勤務となる仕事です。

窓口やポストから集めた郵便物を行き先別に区分けしていきます。

はがきなどの薄いものは自動区分機を使用し、その他厚手のものや機械が読み取れなかったハガキは職員の手で区分されていきます。

また料金について窓口で案内したり消印を押したりするのも仕事です。

外務

外務はみなさんになじみ深い郵便配達業務です。

年末年始になると年賀はがきなどを配達しているのを目にしますね。

ハガキだけではなく荷物を扱う「ゆうパック」というサービスも行っています。

外務ではポストから郵便物を集めたり、ゆうパックを発送希望者の家へ取りに行ったりもします。

また、営業なども行う場合があります。

ざっと郵便局での業務内容をご紹介しました。

郵便局の仕事内容は、こちらの記事も参考に!

郵便局の仕事がきついと言われる4個の理由とそれを乗り越える方法とは?

それでは本題に入ります。

郵便局に限りませんが、冒頭でもお伝えしたように正直きついと感じることは誰にでもあることです。

それは否定しません。

では実際にどのようなことが理由としてあるのでしょうか。

またその乗り越え方についても探ってみたいと思います。

人間関係

これはどの職場でもあり得ることです。

郵便局には長年勤めている職員が大勢います。

そのような方々が、いわゆる職場のお局的存在になると、新人の教育や指導などで少々度が過ぎる場合があります。

全ての郵便局でないにせよ、こういった雰囲気では息が詰まってしまいます。

それを乗り越えるための方法とは?

一般企業でしたら上司などに相談するというのが一番でしょう。

しかし、郵便局という体質上、それが難しい場合があります。

郵便局は公務員でもない一般企業とも言えないような独特の会社です。

民営化以前から勤めている上司も多いので、そういった「ゴタゴタ」には巻き込まれたくないのが本音でしょう。

ただ地方の郵便局ですと親身になってくれる方がいらっしゃることも確かです。

あまりにもひどい場合などは転職を検討することも必要になってきます。

ノルマ

郵便局でアルバイトやパートとして働く職員でさえ、年賀状やゆうパックなどのノルマを課せられる場合があります。

正社員でしたら更にに大きなノルマを背負っているでしょう。

民営化とともに貯金や保険など、郵便局で扱う商品も多様化してきました。

それらの営業に出て契約を取ってこなければなりません。

いろいろ調べてみると、この過大ともいえる「ノルマ」が原因で退職を余儀なくされる方が多いように見受けられます。

一説には民営化されてからの方が、より一層厳しくなったとも言われています。

大量に購入させられた年賀はがきを金券ショップなどで売却するといったことが社会問題に発展したこともあるようです。

それを乗り越えるための方法とは?

精神的に追いつめられると、うつ病などの病気に陥る危険性があります。

こちらも上司に相談というよりは、転職を視野に入れることも一つの手だと思います。

一部の方は「郵便局はブラック中のブラック」と呼ぶほどです。

郵便局の労働環境の悪さが伺えます。

世間一般の休日に休めないことが多い

土日など世間一般の休日に休めないといったことがきつい理由として挙げられます。

周りの人が休んでいれば「隣の庭はよく見える」ではないですが、やはり休みたくなるものです。

郵便局は週休2日制ですので全く休めないというわけではないようですが、これを理由に挙げた方は土日に休みを取りたいのでしょう。

私の場合を申し上げると人混みの少ない平日休みの方が良いと思うのですが。

それを乗り越えるための方法とは?

サービス業をはじめ、カレンダー通りの休日が取れない職種は他にもあります。

勤務体制は業種によって仕方のない部分があるので、考え方を変えて乗り切りましょう。

きついと感じる前に休みの取り方を変えたり、どうしたら充実した休みにできるかなどに意識を持っていってみてはいかがでしょうか。

上司の体質

民営化以前の体質のままの人間はどこにでもいます。

別の職種にでも当てはまることです。

残念ながら、郵便局では未だにお役所仕事として捉えている方がいます。

パワハラ的なことも多発している状態で、上層部も見て見ぬふりといった具合です。

これでは退職する人があとを絶たないのが納得できますね。

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郵便局での仕事がきついと感じた時の具体的な対処方法とは?

これまではきついと言われる理由として上司のことや労働環境が最悪など幾つか見てきました。

最終的には退職や転職となっていくのでしょうが、その前にこちらをご覧になってみてください。

探せばもっとあるのですが郵便局の体質上役に立ちそうなことに絞ってピックアップしてみました。

よろしければ参考になさってみてください。

開き直る

「どうにでもなれ」と思えることが大切です。

体調にも波があります。

「できないときはできない」でも良いではないですか。

調子の良いときはスムーズに運べることが時には上手くいかないということも誰にだってあります。

必要以上の責任を負ったり、固執することもないと思います。

完璧にやろうとする必要はあるのでしょうか?

ダメなときはダメなんだと受け入れてみると気持ちが楽になりますよ。

楽になったらまた別の方法を思いつけば良いのです。

これが永遠に続くことはないと考える

無限地獄のようなことはこの世にはありません。

俗に「形あるものは必ず壊れる」と言います。

それと同じことです。

いつかは終わる日がきます。

苦しいのは一時です。

今だけのことです。

今がずっと続くことはなく、常に変化しているのです。

大丈夫ですよ。

逃げるが勝ちという選択もある

これまでは「逃げるな」とか「逃げるのは卑怯だ」「逃げてはいけない」ということが正しいと信じられてきました。

そういう世の中でもありました。

でもいかがでしょうか。

そのために多くの方が精神疾患を抱えるようになってしまった現実があります。

もちろん今すぐにでも逃げたい気持ちは理解できるのですが、まずやるべきことをやってから逃げても遅くはないと思いますよ。

退職したからといって誰に批判されるわけでもありません。

周りは無責任なことを言いがちです。

そんなものに囚われる必要はどこにもありませんし、法律にもありません。

転職して次の道を歩む方がよほど楽しいと感じるはずです。

自分のやりたいことを探すのも良いですし、また趣味や特技を活かして起業してみても良いですね。

みなさんの人生はみなさん一人一人のものであって、嫌な上司や同僚のものでもありません。

あなた自身のものです。

自分らしい生き方を想像してみるのはいかがでしょうか。

今の仕事が全てではないのですからね。

何も考えない

これは私もよくやります。

仕事で疲れたときは、海へドライブに行きます。

そこでただ「ボー」っとします。

ただそれだけです。

辛くなったときは泣きます。

別に誰かに迷惑をかけているわけではないので、良いではないですか。

深呼吸して、一旦考えるのをストップしてみることもおすすめです。

息を嫌な思いや気持ちと一緒に思い切り吐き出すのも良いものですよ。

一度やってみてください。

嫌なこと、不安に思っていることを書きだす・声に出す

これも私がよくやることです。

ブレインストーミングといったりしますが、気になっていることを書き出し(言語化)してみてください。

あるいは大声で叫んでみるのも良いですね。

言語化することで、自分が今どの様なことで悩んでいるのかが明確になります。

モヤモヤした気持ちを可視し、問題を整理整頓していくのです。

それを行っていくと、すぐに解決できる問題と時間をかけなければならないものとが分かってきます。

案外自分の隠れていた才能を発見できたりするかもしれません。

今できることに集中してみる

あれもこれも一度にやろうとするから無理が来るのです。

完璧主義の方は特に気を付けるポイントではないでしょうか。

あれもこれも完璧に一度にやろうとする必要はないのです。

まずは今できることからやってみてください。

焦る必要もありません。

もちろん苦手なことからやってみたいというのであれば、それも結構です。

いずれにせよ、今自分ができることからやってみてください。

簡単なことからやってみる

先にもお伝えしましたが、苦手なことからが良いのであればそうなさってください。

みなさんが決めることですからね。

「自分は簡単なことからの方が」というのであれば、それで大丈夫です。

ご自身が今できることをコツコツ積み重ねることで、それが結果として大きな成果となります。

落ち着いてやってみてください。

人の評価は問題ではないことを知る

まず申し上げます。

それほど人の評価が大事ですか?

人の評価で満足される方も中にはいるでしょうが、それは本当に心から嬉しいと感じますか?

ご自身が心からやりがいを感じてこそ、この仕事は楽しいと感じられる方が余程良いのではありませんか?

他人ほど勝手なことを言うものです。

自分のことは自分にしか分かりません。

他人の評価をしているその方の器の大きさを見てください。

その方の物差しを使って他人を見ているに過ぎないのです。

他人を色眼鏡で見ているに過ぎません。

自分の軸をしっかりしておくことが大切ではないでしょうか。

「ブレない自分」を形成してみてください。

色々と挙げてみましたが、いかがでしょうか。

役に立ちそうなものはございましたか。

退職や転職など大切な決断をしなければならないときこそ、これらのことを試してみてください。

良い方向に滑り出すはずです。

キツい時もあるけど、郵便局の仕事がおすすめの理由

これまではきついと思われる理由を中心にお伝えしてきました。

きついこともありますが、当然良い面も存在するはずです。

全国に職場がある

一般企業だと何らかに事情でその土地を去らねばならないときは退職をせざるを得ないのですが、全国どこに行っても職場があるというのが郵便局です。

異動という形で、どこに行っても勤務できるのが大きなポイントと言えます。

福利厚生が整っている

病気などになった場合には、各種手当が支給されます。

また育児などで休暇が必要になった際など、有給休暇と同じように申請することで確実に休暇や手当が受けられることもメリットとして挙げられます。

リストラの危険性がない

顧客や会社に損害を与えたなどで処分を受けない限り、勤務を定年まで継続することができます。

リストラの危険性は、ほぼないに近いでしょう。

ボーナス・退職金がもらえる

その年の業績、また個人の成績などもよりますが、年2回のボーナス、また退職手当も確実にもらえるのもおすすめな点です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

郵便局の仕事をしていく上で、きついといわれる理由をいくつかあげました。

調べていくと、郵便局という特殊な企業だからこそのネガティブな事項も出てきました。

その対処法についても調べてはみましたが、その多くが転職を勧める内容でした。

そこで一般的な対処法の中で、郵便局の場合にも役立ちそうなものをピックアップしました。

また最後の項では郵便局でもこんな良い面もあるということを書いてみました。

退職するにせよ、お役に立つことがあるかもしれませんので活用してみてください。

リクナビNEXTに会員登録をした後、自分の経歴やキャリアプランを匿名で登録してみましょう。そうすると、企業から好条件のスカウトを受けることがあるのでお得です。転職の成功確率も上がりやすくなります。

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