応募者が集まりやすい求人広告の作り方、求職者の立場でどうやって求人情報を見極めていけば良いか、ここでは企業側・求職者側の二つの視点から、求人方法のノウハウを提供したいと思います。

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応募者や人材が集まりやすい求人方法や媒体のポイント

ポイント1:募集する職種名が具体的で魅力的か

空前の売り手市場の中、現状様々な求人サイトに数多くの求人案件が溢れています。

求人を探す人がまずチェックするのが、その求人の「件名」です。

実例を挙げてみます。

例えば検索をしている時に、「営業職」という職種名の求人案件を見つけてすぐにクリックしてみようと思うでしょうか。

なかなかクリックという行動までは至らないのではないでしょうか。

一方で、「年間休日130日、個人営業の経験が生きる書籍の営業職」という件名であればいかがでしょうか。

単純に職種名を書かれるだけの案件よりはずっとクリックしたくなると思いませんか。

具体的に記載する際の工夫点としては、具体的な数字などを盛り込むことです。

求職者のメリットになるような内容をシンプルに表現すると効果的です。

例)

  • 年間休日○日の販売職
  • 有給休暇の取得率:○% 働きやすさがウリの施工管理
  • 平均年収○万円 やった分だけ稼げる営業職

など。

よく「上位5%の人だけがやっている、日々の習慣」というような記事を見かけますよね?

ついついクリックしてしまったという人も多いのではないでしょうか。

数字でデータを示されると、人はクリックしたくなるものです。

ポイント2:求人情報はメリットとデメリットを具体的に書く

さあ、実際に求人情報の中身を見てもらったら、次は求人内容をしっかり確認してもらい応募に繋げなければなりません。

求人広告を見る人が注目するのは主に以下の3点です。

①仕事内容は自分に合っているか

これは一番重要ですが、具体的に誰とどんな内容の仕事をするのかを記載することが大切です。

どの程度の規模の組織なのか?年齢層はどうか?一日の流れはどのようになっているか?

職種の内容のみではなく、職場環境が分かるような項目をなるべく細かく具体的に記載しましょう。

②給与等条件はどうか、納得感があるか

昇給はどれくらいの頻度か、年齢による年収モデルなども提示できるとよりイメージを持ってもらいやすいでしょう。

ここでも、基本給や残業の支払い規定などより細かく記載が出来ると求職者が理解しやすいです。

③入社後のイメージを持てるか

①②にも繋がる内容ですが、入社した後にどんな生活が待っているかをイメージできることが重要です。

前向きな転職にしろ、そうでないにしろ、求職者は大きな覚悟を持って仕事探しに臨んでおり、失敗は避けたいと考えているはずです。

入社後のイメージを描ける求人情報は安心感を与えるともに応募障壁も少ないものになるでしょう。

ポイント3:効果状況に応じて随時原稿の修正を

実際に求人広告を掲載する際多くの企業がやってしまいがちなのが、原稿を公開した後は待ちの姿勢になってしまうことです。

当然業者の営業からアドバイスがあって然るべきですが、的確なアドバイスを貰えるかどうかは営業の良し悪しによってしまうところがあります。

そうであれば、どんどん試行錯誤を繰り返して自社に求人のノウハウを蓄積していきましょう。

求人方法や媒体にはどんな種類があるの?

一番有名なのはリクナビNEXTやマイナビ転職ですが、最近よく耳にするのは「仕事探しはindeed」で有名なindeed、「バイト探しはタウンワーク」で有名なタウンワークあたりかもしれませんね。

上にもあげたindeedは検索エンジンで上位に表示されやすい上に無料で求人を掲載することができるので、採用活動はしたいけど費用をかけられないという企業にはうってつけのサービスと言えます。

求人の方法については、上に記載した求人広告をはじめ採用が決まったら費用を支払う人材紹介・国の機関であるハローワーク・最近多くの企業が力を入れ始めたリファラル(社員による紹介を活用した採用活動)など多岐にわたっています。

それぞれメリット・デメリットがありますので、色々と試してみるのが良いと思います。

人材紹介

企業から求人の依頼を受け、その内容にマッチする求職者を探し紹介しています。

成功報酬型が基本なので採用するまでお金はかかりません。

効率良く求める人材を紹介してもらえますが、決まった際には高額の手数料を支払う必要があります。

ハローワーク

国が運営しているため、利用料はかかりません。

無料で万人に開かれているサービスであるが故に、求職者の質は民間サービスよりも低いこともありますので注意が必要です。

リファラル採用

人材募集の際に社員を通して知人・友人の紹介・推薦を受け、選考を行う採用手法の事を言います。

社員の人脈を活用して人選するため採用媒体や紹介会社の利用に比べ大幅にコストが抑えることができる他、自社によりマッチした人材の確保が可能です。

求人広告の募集によく載っている業界や職種のパターン

飲食業や不動産業をはじめとしたサービス業

労働時間が長く、ノルマが厳しく成果を挙げるのが難しい飲食業や不動産業は、常に求人募集をかけている企業が多いことが特徴です。

いずれも人の入れ替わりが激しいので、常時求人広告を出しておかないといけない事情があります。

特に景気が良く、事務職などの求人も多く出ている場合、応募が人気職種に流れる傾向があるので、ますますサービス業では採用しにくい状況が生まれてしまいます。

求人広告の募集でよくある職種

営業職

日々大小様々な企業が、営業職の求人を行っております。

営業職は、企業に売り上げと利益をもたらす謂わばなくてはならないポジションです。

好景気の時には更に売り上げを上げるために、不景気の時には不況を乗り切り売り上げを拡大するために頼りにされる仕事です。

ITエンジニア

いつの間にかスマホはとても身近な存在になり、生活になくてはならないツールとなりました。

スマホではインターネットやショッピング、音楽、動画等様々なサービスを利用することができますが、ウェブ上で利用できるサービスをプログラミングという作業を通じて開発をし、世に出していくのがエンジニアのお仕事です。

常に各企業で需要があるため求人が出ており、世の中で圧倒的に足りていないのがこの仕事です。

施工管理

2020年には東京オリンピックを控えており、企業の設備投資も数年前から積極的になっています。

建造物を作るためには実際に工事をする人たちも不可欠ですが、とりわけ重要な役割を果たすのが、工事が納期通りに正しく行われていくかを管理する施工管理のポジション。

専門性が高くニーズがあるため、年齢を問わずに企業が獲得競争に鎬を削るお仕事です。

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応募者や人材が集まりやすい募集内容とは?

「きつそうな仕事だな?」「自分にできるかな?」と求職者が不安に感じてしまうと、つい応募を躊躇してしまうものです。

求人企業の意向に反するかもしれませんが、できる限り仕事の負担が小さいことをアピールする内容や、採用ターゲットの幅が広い求人(年齢不問、ブランクOK)には人が集まりやすい傾向があります。

各項目ごとのポイントも見ていきたいと思います。

給与や時給

競合企業の求人内容をいくつかピックアップして、相場を把握しておくことが重要です。

求職者は、転職サイトを利用する際に最低年収を設定してから検索する人が多いので、あまり低すぎるとそもそも検索から漏れてしまい見てももらえないという状態に陥る可能性があります。

勤務時間や休日、残業

これはできる限り正直に書いたほうが良いです。

残業が多いなら残業が具体的に何時間くらいあるのか。

実際に年間休日は何日なのか?

大変な仕事であるならばデメリットは素直に白状し、メリットがどれくらいあるかをアピールしたほうが求職者に信頼されやすい求人になります。

福利厚生

誰にでも人気がある福利厚生と言えば住宅手当が挙げられますが、福利厚生というのは採用するターゲットごとに魅力に感じるものが異なるので、自社で採用したい人がどういう人なのかを具体的に見極めることが一番大事です。

例えば、地方から上京してくる学生には住宅手当は魅力的だと思いますが、実家から通う学生にしてみたらあまり必要ないものかもしれません。

とは言え、福利厚生というのは企業が社員を大切にしているかどうかをアピールできる場でもあるので、できる限りユニークな制度を用意するのも一つの手です。

他にも、フリマアプリで人気のメルカリは社員の子供が認可外保育園に入園した場合、費用を全額負担する制度があります。

また、IT系の会社に多いですが、仮眠室を充実させることも社員の健康面を維持する大事な制度になるかもしれません。

私見になりますが、つみたてNISAやIDECOなど長期型投資商品が若者に人気を集める時代になってきたことを考慮すると、社員の資産形成を助けるような福利厚生は人気を博す可能性が高いと言えるかもしれません。

勤務場所

勤務場所は、自宅から近いことが重要な指標だったりしますが、比較的郊外より都市部、現場店舗などより本部スタッフの方が好まれる傾向にあります。

利便性を求める人が多いことや、事務仕事を希望する人が多いことを表していると言えるでしょう。

元求人広告会社の営業がおすすめする求人の見分け方

これまでは企業側の立場から良い求人について紹介しましたが、続いては求職者の立場から良い求人の見方について考えてみましょう。

少し時間はかかってしまいますが、希望する職種の情報を複数の媒体にまたがってチェックすることをおすすめします。

求人広告の作り方には特徴があって、募集先企業の社員が自力で作成しているものもあればライターがしっかり取材をして書いているものもあります。

単純に給与など数字の情報だけを見ると企業の中身を見落としてしまうことがあるので、具体的な情報が沢山書かれているかどうかを注意しながら比較するようにしましょう。

複数の媒体に常に掲載されている求人には要注意

通年求人をしている企業に関しては、何故求人をしているのかをしっかりと把握することが大切です。

具体的な業界を挙げると、不動産や保険業界などです。

年中求人を掲載しているということは、業績拡大もありますが退職していく人も常にいる可能性もあるため、求人以外の情報も綿密に調べる必要があります。

自分にあった求人の選び方や注意点

自分は働く上で何を一番大切にしたいのかを充分に比較検討することが大事です。

欲しいものはお金なのか、時間なのか。

スキルや経験を積むためなら多少の自己犠牲も厭わないのか。

とにかくアフターファイブを充実させて趣味に力を入れたいのかどうか。

よく自問自答することが重要だと思います。

働く条件については下記を参考にして下さい。

【選び方①】雇用形態から探す

正社員

社会保険等が充実した状態で仕事をしたいという方には、やはり正社員での勤務をおすすめします。

契約社員、派遣社員

拘束時間が明らかなので、叶えたお夢がある等で仕事以外にも時間が必要な方におすすめの雇用形態です。

業務委託(フリーランス)

エンジニアや営業職など高い専門性とスキルがあれば、会社に属さない方が稼げることは往々にしてあります。

【選び方②】職種から探す

どうしてもやりたくないのなら仕方ないですが、できる限り過去にやっていた職種で転職を考えることが合理的です。

営業の経験がある方なら営業を、エンジニアの経験がある方はエンジニアを。

そのほうが結局は選択肢が多く、条件の良い働き口を見つけられるでしょう。

「今でしょ」で有名な林修先生が面白いことを言っていました。

やりたいけどできないことよりもできるけどやりたくないことのほうが優先順位が高く、成功もしやすいと言っていました。

彼は予備校に入社した当初は数学の講師を希望していたそうです。

しかし、動画で授業を見たところ、他の教師にはとても敵わないと悟ったそう。

一方で現代文の動画を見たところ、これなら楽勝で勝てると思ったそうです。

つまり競争相手が少なくて自分の得意分野が活きるほうが、成功の確率が高くなると言えそうです。

【選び方③】会社の業態から考える

これも基本的には職種と同じ考え方になります。

自分が属したことのある業態のほうが、業界の知識も豊富にあるので仕事はしやすくなります。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

給与については、モデル年収や昇給の頻度等具体的に数字で示されているかチェックしておいたほうが良いでしょう。

【選び方⑤】エリアから考える

どこで働くかは価値観が色濃く反映される部分ですが、私自身は「職住近接」がおすすめです。

ライフステージの変化(結婚、出産、親の介護)で理想の暮らしが変わる可能性はありますが、東京で10年営業をやってみて感じたことは、家の近くで働いたほうが結果時間を有効に活用でき睡眠時間の確保にも繋がり、健やかな生活を手にすることができるということです。

仮に働きたい会社の家賃相場が高い場合は、住宅手当等の補助があるかどうかも大切です。

あとは、自分は通勤時間をどれくらい許容できるか。

これはしっかり考えたほうが良いポイントです。

【選び方⑥】好きなブランドから考える

アパレルや車などの好みが分かれる分野において仕事を探す場合ですが、ただそのブランドが好きだからという理由だけではなく、その企業の企業理念に本当に共感できるか一度考えた方が良いと思います。

例えばスターバックスの雰囲気や商品が好きだったとしても、サービスを提供する側、つまり働く側に回ると働きやすさが重要で、企業の考え方や一緒に働く仲間のほうが大切になります。

また、ブランドの中でもハンドバッグのような高級消費財を作っている企業への就職を考える場合、そのブランドだから好きなのか、それともハンドバッグという機能が好きなのか?これもよく考えておいたほうが良いでしょう。

注意点

転職活動をする際には、とかく自分の好きな職種で働こうと考えてしまいがちですが、今まで自分がやってきたことを踏まえて、得意分野を活かせる職種の方が充実した仕事生活にしやすいです。

仕事探しには、四つのパターンがあります。

  • ①同業界同職種
  • ②同業界異職種
  • ③異業界同職種
  • ④異業界異職種

です。

私が個人的におすすめするのは、①と③です。

①は現在勤務している先の欠点を補えるような職場探しがポイントになるでしょう。

③は、今いる業界よりもその職種が必要とされているかどうか、活躍しやすいかどうかの見極めが重要になります。

例えば営業という職種でも、人材や金融業界では新規の営業活動が日々当たり前のように行われていますが、メーカーや商社等既存の取引先との付き合いが中心になる業界もあります。

ただしどこの業界でも新規開拓の営業力は重宝されますので、人材系→商社という異業界同職種の転職も、理にかなったものになる可能性は高まるでしょう。

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まとめ

募集する企業に求められる三つのスタンス

  • ①具体的に情報提供をする
  • ②デメリットも正直に伝える
  • ③常に求人情報を修正しブラッシュアップをしていく

仕事を探す求職者が押さえるべき二つのスタンス

  • ①仕事に求める優先順位が何なのかしっかり整理しておく
  • ②求人情報をいくつか比較検討する

以上です。

求職者と企業のミスマッチをなくしていくなくしていくことは、求職者・企業双方の幸せを実現することに繋がります。


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