2021年1月2日

税理士補助について詳しい内容をお話させていただきます。

税理士になりたい、あるいは税理士業界で働いてみたいなら、税理士事務所で税理士補助として働いて経験を積むことをおすすめします。

今回は、税理士補助がおおまかに説明するとどういった仕事内容なのか、どのような求人が多いのか、どのような視点で求人を探せば良いのかについて解説します。

最後までご一読いただき、税理士補助の仕事に興味を持っていただけたら幸いです。

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税理士補助のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

税理士補助の主な仕事内容は、税理士のサポートです。

この他、会計・税理士事務所では、巡回監査、記帳代行、決算、確定申告といった業務もありますが、事務所の体制によっては、これらも税理士補助の仕事となります。

巡回監査とは

担当先を訪問して会計や税務、経営に関する助言などを行う税理士のサポートを行います。

記帳代行とは

会計帳簿の作成を代行するサービスです。

税理士でなくても行える業務ですが、税理士に依頼することで確定申告までスムーズに行えるメリットがあります。

決算と確定申告とは

個人・法人の決算と確定申告を行う業務です。

個人であれば3月15日まで、法人であれば基本的にそれぞれの決算月から2ヶ月以内に行わなければなりません。

税理士補助は会計・税理士事務所でどんな役割を求められる?

税理士補助は、税理士の主な業務となる税務代理業務のサポート、書類作成、税務相談の補助を行うものです。

多くの会計・税理士事務所は、代表者である所長1名と他数名が税理士資格を保有し、残りの職員がその指示の下で業務を補助します。

税理士補助と一口に言っても、税理士試験の勉強をしながら勤務する人から、資格は保有していないけれど知識と経験で勝負するベテランまで、様々な人がいます。

巡回監査では月に1回ほどのペースで顧問先を定期的に訪問し、会計指導や経営の助言、節税対策などの税務相談に応じる税理士のサポートをします。

また「記帳代行」を利用している顧問先であれば、訪問時に記帳関係の資料を持ち帰ったり、予め郵送やFAX等でもらっている資料について確認したりします。

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税理士補助でよくある募集内容とは?

税理士補助の募集内容には、どのようなものが多いのでしょうか。

ここでは、一般的な相場や内容をご紹介します。

給与相場

月給は15万円~30万円ほどです。

税理士補助の給与は、経験に応じて大幅に変わります。

その理由は、会計・税理士事務所の収入は顧問料が大部分であり、ベテランになるほど多くの顧問先を担当するためです。

また、税理士試験科目の合格数、業務による実績に応じて、給与を優遇する事務所もあります。

勤務時間や休日、残業

休日はカレンダー通りが多いですが、繁忙期は土曜日、あるいは土、日曜日両方とも出勤となり、残業も多いです。

また、顧問先によっては夕方以降の訪問を希望したり遠方の顧問先を担当することもあるため、こうした顧問先の訪問日は残業せざるを得ません。

福利厚生

会計事務所や税理士事務所は、特別な福利厚生はありません。

会計事務所や税理士事務所は個人事業が多いため、社会保険の加入は従業員の数によります。

その他、必要な手当は確認しましょう。

勤務場所

顧問先への訪問以外では、書類作成や記帳代行、確定申告などで会計ソフトを使うことが多いため、事務所内での勤務になります。

記帳代行の専門員として税理士補助業務のないパートタイマーを雇う事務所もあり、こうした事務所は女性も多く勤務していることが特徴です。

求められる人物像

税理士補助に求められる人物像は、

  • コミュニケーション能力が高い人物
  • きちんと報告ができる人物
  • 学ぶことが好きな人物
  • 体力のある人物

です。

必要なスキルや資格、経験

未経験でも問題ありませんが、企業などでの経理の経験や、簿記などの資格があれば有利でしょう。

税理士試験の科目合格者も給与面で優遇されます。

今後、税理士資格を本格的に目指す人にとってもおすすめです。

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税理士補助の求人はどう探す?

ハローワークや求人サイトで探すことが可能です。

名称は、〇〇会計事務所や〇〇税理士事務所と記載されていることが多いですが、税理士法人の場合は、名称だけ見てそれとは分からない場合もあります。

「会計」「経理」などのジャンルで探すと見つけやすいでしょう。

中には記帳代行専門のスタッフや内勤の事務職員を探している求人もありますが、仕事内容に「顧問先の訪問」という記載があるかどうかで判断できます。

自分に合った税理士補助の求人の選び方や注意点

税理士補助の求人の具体的な選び方についてご紹介します。

【選び方①】雇用形態から探す

税理士補助の雇用形態は、正社員の場合や派遣社員、パートやアルバイトなど様々です。

パートタイマーとして会計・税理士事務所で働きたい場合は税理士補助ではなく、記帳代行など内勤の職員で応募した方が良いでしょう。

【選び方②】事務所の規模や業務内容から考える

事業所の規模から考える

小規模な事務所のメリットは、顧問先が少ないため一つ一つの顧問先とじっくり向き合えることです。

ただし職員数が少ないため、一人あたりの担当件数が多くなることもあります。

慣れてくれば自分のペースで仕事も進められるため、試験勉強を並行したい場合は向いています。

デメリットは、確定申告や適用する税制がワンパターンになるため知識が偏ることです。

大規模な事務所のメリットは、小規模な事務所の逆です。

様々な業種・規模の顧問先の確定申告を行うことで、税務の知識を万遍なく身につけることができます。

ただし中には、相続税や医療法人、社会福祉法人等に特化している大規模事務所もあります。

業務内容から考える

業務内容は、顧問先の訪問だけではありません。

記帳代行や事務所内の庶務を行う、内勤の事務職員の募集もあります。

簿記の知識はあるけれど家庭があるため残業ができない人や、前に税理士補助をやっていたけれど今は事務に興味があるという人は、内勤のスタッフを選ぶと良いでしょう。

【選び方③】給与や雇用条件から考える

給与は、事務所によって様々です。

未経験であれば、その事務所が提示する最低額になる場合が多いため、最低額が高めの事務所を探すのも良いでしょう。

雇用条件は、税理士補助の場合は正社員での雇用がほとんどですが、税理士補助以外ならパートタイマーの雇用を行っている場合もあります。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、税理士補助の仕事について、その仕事内容や、求人を探す際のポイントを解説しましたが、お分かりいただけたでしょうか?

この記事が、税理士補助を目指す皆さんの参考になれば幸いです。

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