2021年5月18日

官公庁求人が気になっている方は必見です。

経験した事のない人には難しそうで、分かりにくい官公庁の仕事内容ですが、具体的に知ると多くの業務があります。

官公庁に就職や転職を希望する方は、自分に合った部署や学んでみたい知識を経験できる所轄などがあるかと思いますので、まずはどんな求人があるのかをここで詳しく知っていただけたらと思います。

官公庁に採用されたい方は、ここでおすすめな求人などを参考にしていただけたら幸いです。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

官公庁のおおまかな仕事内容

複雑に細分化された官公庁職務を大まかな一言で表現をすると、公共サービスです。

サービスと言えば簡単な意味合いに取られますが、簡単に取得できる住民票などの証明書発行から人命に関わるような重大な職務まで多岐にわたります。

どの業務も間違えずにスムーズに対応することが求められ、効率的に問題解決をしていかなければなりません。

相手に親身になって対応することも求められ、公的な立場で国民のためにサービスをする仕事と言えます。

官公庁の働き先にはどんな種類があるの?

官公庁と一言で言えども、組織によって役割は様々であり、働き先には多種多様な職務があります。

国際的な問題をプロジェクトにする専門職もあれば、法律の知識を基とした複雑な仕事も多くあります。

いずれにせよ、各官公庁では国民の生活にとって重要な役割を担っており、社会貢献や公共の福祉を果たす働き方をしています。

どの様な働き先があるのか見ていきましょう。

市役所、区役所、町村役場など

官公庁、いわゆる役所の中で最も身近な存在と言えば、市役所や区役所、町村役場でしょう。

住民票や戸籍謄本の発行、国民健康保険・国民年金や介護保険の手続き、福祉の相談、その他産業やまちづくりなど地域サービス全般を担っています。

膨大な住民情報や書類を扱い、また多岐にわたる制度の窓口を請け負っていますので、正規職員のみならずパートやアルバイトなどの非常勤職員も多数在籍しています。

一般的には、窓口業務やデータ入力、書類のチェック作業といった比較的単純な仕事は非常勤職員や若手の正規職員が担い、自治体としてのプロジェクトの企画立案や部署ごとの管理監督、その他複雑な知識を伴う業務は中堅層の正規職員が担っていることが多いようです。

正規職員は、広く事務に携わる行政職のほか、福祉部門に携わる福祉職、土木に携わる職種など、専門ごとに採用が行われています。

採用試験は、基本的に年に1回、筆記試験と面接試験が行われています。

国税局・税務署

税務署は納税者を対象とし、個人や法人の活動と直接関わる仕事をします。

税金に関する相談や問い合わせの対応や税金の計算、徴収業務などを行います。

税金のことで知りたいことがあれば、親切に応対してくれます。

また、その上にある国税局は納税に不正はないか、収支決算が正しく行われているか、払うべき税金がきちんと納税されているかを各企業や個人へ調査に出かけたりもします。

国税局が調査に来る企業ほど多く経営利益が出されているということを聞いたことはありませんか。

一概には言えないのですが、計上利益が不自然な形で決算が行われていたり、収入以上に無理のある土地の購入や工場や施設の改築などがあった場合です。

国税局が不明な点を発見した場合は、一定期間立ち入りの税務監査などを行うことを職務としています。

このような職務は専門的知識が必要となり、公務員として必要な基礎的な能力を有した人であり、国税専門官採用試験あるいは税務職員採用試験に合格しなければなりません。

内閣府・内閣人事局

国家公務員資格を有する者を対象に、正社員として中途採用者を対象としての募集もあります。

大学などを卒業後に、民間企業や国際的機関等の実務経験が通算2年以上となる方が対象となる様です。

年齢に制限などは記載されておらず、社会人としてある一定の実務経験や学歴、課題解決能力や企画立案能力などを重視して採用している様です。

新卒者を育成してくれるというよりは、社会での適応能力がある程度身についた経験が必要となるでしょう。

国を動かす一員となれるという職務は、自覚次第では自分が大いに成長ができる大変やり甲斐のある仕事だと思います。

やはり待遇面ではとても良い様ですし、試験合格が必須ではありますが好条件に思います。

国土交通省・各都道府県・河川国道事務所

国土交通省、河川国道事務所とは、各都道府県に所在する事務所が多数あり、地域の河川や国道、海岸などの施設管理を職務としています。

例えば、台風時や台風通過後などの河川や海岸において川や橋の決壊状況を把握し、地域の水災害状況などの確認や対策、情報提供する任務を果たしてくれています。

台風時に危険な水路などを通行止の指示などの情報を出してくれて土嚢を積んでくれたり、雪が降る時期には道路に凍結防止剤を蒔いて対策をしてくれています。

その様に単に公共工事などを行うだけでなく、地域の人のために役立つ様により良い密接な関わりを持ったサポート役の役目を担った職務内容です。

市民にとってはとてもありがたい職務だと思います。

常勤職員以外の非常勤職員の場合でも、時給や待遇面では比較的良く働きやすい環境下にあり、女性が事務だけを行う者や現場に出かける職員もいたりします。

魅力ある職種の一つであるのではないでしょうか。

農林水産省・食料産業局、農村振興、経営などそれぞれの総務課

主な仕事は、日本国内においてとても重要な国民の食の安定供給を確保させることを任務としています。

その為、供給元となる農業、畜産業、林業、水産業の生産から消費などを各従事者に相談や適した対応をしてくれています。

福祉増進や農村や漁村、山間部への振興なども所轄する課でもあり、国民に密接な官公庁職務の一つだと思っています。

また、国際的な政策に従事する貿易などを取り行う部局などもあり、国内外の人が生きていく上で多面的な機能を果たしてくれています。

常勤職員だけの雇用形態ではなく、非常勤事務職員などのポジションの採用も随時募集されています。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

官公庁求人でよくある募集内容とは?

官公庁の職員には、常勤職員(正社員)非常勤職員(期間に定めのある職員)を募集とした求人の内容が沢山あります。

非常勤職員には、常勤職員の事務などの補助をしたり指示を受けた業務を行います。

基本的に官公庁は民間企業や一般市民のサポート役を担うような業務を行っています。

まず一番には来客の応対や電話の対応などが基本であり、事務や雑務なども沢山あります。

例えば確定申告手続きの補助業務や毎年の競争入札の補助業務など、臨時的に人員を補充するための募集もあります。

それぞれ重要な業務の求人募集が掲載されていますので、得意な人はスキルを発揮し挑戦してみるのもオススメです。

給与相場

国家公務員や地方公務員には給与に関する規程が整備されており、それ以外の非常勤職員では給料も大きく変わってくるでしょう。

また年齢や役職者、家族などがいる場合や危険な現場に出かける者には手当が付くなど、個々人の状況によっても大きく変わってきます。

一般的に、常勤職員で役職を持った人の年収は600万円〜650万円くらいが相場ではないでしょうか?

民間の大企業の方が給料水準が高いと言えるでしょう。

管理職になり、役職も上がっていくと600万〜800万円代と昇給していきます。

役職に就かなくとも、毎年定期昇給があることなどを考えると、常勤職員は安定した給料相場だと言えます。

勤務時間や休日、残業

勤務時間は職場によりけりですが、事務職だと土日・祝日休みの勤務が一般的です。

しかし、休日も仕事に出なければいけない様な場合もあり、消防署職員や警察署職員は交代制で夜勤のある勤務形態ですし、非常時に出勤することとなります。

しかし、どの職場や職種であっても、比較的に休みはしっかりと取得できるでしょう。

福利厚生

充実した有給休暇や特別休暇制度、産休・育休制度があるのが特徴です。

子供が小さければ、時間短縮勤務にしてもらうこともできる場合が多いです。

転勤の多い組織では、格安で住める宿舎が整備されているのが一般的です。

各課の忘年会や新年会、送別会などがマメに行われるのも特徴として挙げられます。

また、各官公庁で異なりますが、共済組合が運営する旅行やイベントなどに格安で参加できることも福利厚生の一つです。

ただ、一昔前に公務員の福利厚生が批判されたこともあり昨今は大幅に削られていますので、大企業の福利厚生ほどの恩恵はないと言えるでしょう。

求められる人物像

求められる人物像は、筆記試験に合格する学力・処理能力を身につけていることが前提ですが、公務員人気が高まる中、人物重視で採用される傾向にあるでしょう。

初対面でも自然と挨拶や会話のできる人、温和な性格と平等に物事を進めていける力を持ち合わせている人です。

例えば手続き書類などに押印がいる場合では、自然と朱肉や印鑑に拭き取りのティッシュなどが差し出せれる人、次の応対の流れを読める人ではないでしょうか。

人の行動をよく観察し、その場に応じた気のつくタイプの人が合っていると言えます。

官公庁のおすすめ求人のポイント

官公庁の求人掲載はよく見かけますが、より良い職場を探す為のおすすめのポイントとは何でしょうか。

官公庁で働くのが初めての方にとっては、難しく専門的な部門を担当するより一般事務、データ入力や受付などの方が良いと言えるでしょう。

それは、事務や受付を初めにしていると基本が身につき、他部署で働く時に役に立つからです。

それに、お給料などは然程大差がないため、ここから始めてみると良いです。

その他は、駅近だったり駐車場が完備されていることや社員食堂があると長く勤めやすいです。

官公庁によれば、非常勤職員から始めて常勤職員に採用してくれるなど、過去に実績があるなどの情報も重要なポイントだと思います。

専門的知識が身につく!

特に税金を管轄する税務署の職員になると節税など税金の知識が身につきます。

この税の知識は生活上で大きなメリットと言えます。

多く納めすぎた税金に関して、例えば住宅ローンやリフォームローンなどを利用するとします。

住宅を建てるなどして大きなお金を使った場合、何年間かにわたり年末の残高を計算した上で還付金が受け取れます。

これはご存知な人が多いですが、その他にも多く払いすぎた税金の返還、還付金などの知識が多ければ受け取れる場合があるからです。

税金に詳しくない者にとっては、知らず知らずの内に払いすぎた税金の還付請求をせずに損していることがあります。

扶養家族がおり、奥さんがパートに出た場合に合理的に控除内での働き方や年末調整などでの受け取れる還付金の知識、難しい税金の知識は大変ありがたいものです。

パソコンのスキルが身につく!

役所の住民課又は市民課(地域により呼び方が異なります)では、各種証明書の申請や交付をしています。

その為、住民基本台帳ネットワークシステムの入力業務やその他重要な個人情報を維持管理しています。

膨大な個人データや専門的な情報の入力を行うことが日常的な職務ですから、パソコンが得意になります。

またパソコンのトラブル時は、パソコンの専門職のSEさんがいますので、対応してくれます。

パソコンのスキルはどの企業にも必須なものですので、仕事上でのスキルアップはありがたいことです。

官公庁についてよくある疑問

官公庁職務など、一部ではありますが調べた結果、まだまだ分からない点や疑問は残ります。

さて、官公庁についての疑問をもう少し深く調べ、解決の道を探してみましょう!

仕事にブランクがあるのですが、いきなり働くことができる環境ですか?

実際に働いている官公庁の事務職員や非常勤の事務職ですと、子育て中の人や子育てが一段落した人などが多いのが現状です。

逆に考えれば、官公庁などは上司や先輩などからの業務サポートが受けやすいため、ここから事務のお仕事をスタートさせる人もいます。

年代も20代から50代まで、臨時的な職員の採用は幅広いことが多いようです。

お昼休憩以外に少しの休憩は取れますか?

業務に応じて来庁者の数は様々ですが、デスクワークばかりでパソコンを長時間使用するのは大変疲れてきますし、事務仕事では体を動かす範囲が狭いです。

眼精疲労や肩こりなどで体を動かしたい時もあります。

そんな場合は忙しい時間を除いて少し席を外すことは可能です。

その辺は応用がききますので、官公庁の事務は快適な環境です。

身だしなみや服装について

官公庁では、男性はスーツ、女性は基本的にオフィスカジュアルで大丈夫なところが多いです。

女性は毎日スーツを着なくても良いです。

来庁者に恥ずかしくない服装であり、丈の短すぎるスカートや露出度の高い服装、デニムなどは省いた清潔な服装を心がけます。

毎日の服を選ぶのが大変な人は、制服としてベストやスカートなどの事務員タイプのコーディネートをしている人もいるようです。

また、夏はクールビズスタイルが適用されていますから、軽装な服の着用も許されています。

官公庁の非常勤職員は時給がなぜ低めなんでしょうか?

官公庁の非常勤事務職員は、民間企業の事務職と比較すると時給が低いです。

それは仕事が単純であったり、職員の補助的業務を主としているからです。

仕事内容は覚えなければなりませんが、仕事上で余程の非常識なことや大きなミスをしない限り責任を問われないからです。

派遣会社から仕事の紹介を受けた場合には、派遣会社は競争入札で仕事を得ています。

その為、安い時給の設定で入札が取り行われており、当然働く立場にあるものも時給が安いです。

しかし、官公庁でも期間が短い業務の募集や専門的な業種は高めに設定がされているようなので、全てが時給が低いわけではないようです。

求人に更新の可能性ありと書いてありますが、どのような場合でしょうか?

官公庁の求人には「条件により更新の可能性あり」と書かれていますが、どういうことか分かりますか?

一般の企業には試用期間というものが設けられています。

しかし、官公庁は余程の不祥事や業務妨害行為など不適切なことがない場合は、仕事上のスキル不適合などの理由では雇用期間内には解雇することはできません。

そこで、職務に努力などが認められた人には、継続年数のある最長期間までは続けることができます。

雇用期間は年度毎で区切られていることが多く、翌年にも継続できるかどうかを所属先の上司が判断します。

まとめ

官公庁の職務は魅力ある仕事の一つです。

民間の企業では携われないような大きな仕事も沢山あり、勉強になることが多くやり甲斐もある業務もあります。

休みもきちんと取れる環境で、残業なども体調面で考慮してくれたりと長く続けやすい職場も多いことでしょう。

落ち着いた環境で法律的にも守られている職業ですので、人間関係も比較的良いと言えます。

幅広い年齢の方が働いていますので、興味があれば気軽に挑戦してみてください。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)



官公庁求人についてもっと深堀りした情報を見る

官公庁の仕事にはどんなものがある?興味がある人は向いてる人の特徴も見ていこう!

官公庁とはどういう所でしょうか?おおまかには国や地方公共団体・役所などのことを官公庁と言いますが、私たちの身近な暮らしの中にも、官公庁の仕事が密接に関わっています。例えば、当たり前の様に身のまわりにあるあの標識や道路の整備、地域のゴミの収集だって国民の税金で賄われており、円滑に整備や環境維持をしてくれています。日常の生活上で当然のように得られる情報や当たり前の風景と化しているもの、日本国内外の災害時の救済や外交においても大切な仕事をしてくれていたりもします。さて、官公庁の仕事はどんなことをし、どの様な職種があるのでしょうか?官公庁の仕事にはどんなものがある?中央省庁・地方公共団体(行政職・専門

官公庁事務が向いている人の5個の特徴や必要なスキル・適正とは?

官公庁事務とは具体的にどんな業務をしてるのでしょうか?行政事務の仕事内容はなんだか難しい手続きなイメージもあり、どのような方法で就職すればいいのかも曖昧な方も多いのではないでしょうか?官公庁とは国や各地方など日本全国にたくさんの公共団体があります今回は官公庁の仕事の実際のところを経験者がまとめてみました。官公庁に転職や就職を考えている方は参考までにぜひご一読いただければと思います。官公庁事務とはどんな仕事?官公庁の事務とは?毎日どのような所でどのような仕事をしているのか気になりますよね。官公庁とひと括りにしても国や地方公共団体、役所や教育委員会など様々な組織があり、その一つの組織の内部も沢山の