美しい日本の文化として近年では海外でも大人気の和菓子。

季節に合わせて販売される和菓子は、目にするだけで心が踊りますよね。

そんな和菓子を店舗の直営店やデパ地下等で販売するのが和菓子販売員の仕事です。

デパートや和菓子屋に雇用されている販売員は、一体どのような仕事を毎日こなしているのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

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和菓子販売ってどんな仕事?

和菓子販売員の仕事は、店頭に立ち、お客様に商品を説明したり、包装したりする接客販売の仕事がメインです。

誰でもできる簡単な仕事のように見えますが、実は和菓子という特性上、言葉遣いや立ち振舞いに厳しい規制があったり、和菓子の知識はもちろんのこと、日本のご進物に定められた細やかな決まり事等に精通している必要があります。

多数の外国人が訪れる観光地の販売員たちは実は語学も堪能である必要がある等、向き不向きがはっきりと分かれる仕事です。

和菓子販売の大まかな仕事内容

和菓子販売員の一日を追いながら、どのような仕事をしているのかを詳しく見ていきましょう。

開店準備

朝は店頭の清掃、商品の補充、レジ金の準備等を行います。

お店と直結している和菓子工房や大きな企業であれば毎日運ばれてくる和菓子を綺麗に見えるようにディスプレイしていくのですが、朝の作業ではこの商品陳列の仕事が一番気を遣います。

商品はお客様に購入してもらうものですから、少しでもぶつけて傷をつけてしまったり自分の手が触れてしまえば廃棄になってしまいます。

手早く正確にショーケースに並べて行きます。

また、お店によっては和装での販売となることもあります。

お店の雰囲気を出すにはとても良い方法ですが、着付けを覚えて毎日自分で着物や袴を着るのは想像以上の労力が必要です。

開店中

お店の営業中は接客販売がメインです。

お客様のご要望を聞きながら熨斗の作成をしたり、商品をおすすめしたりします。

熨斗の種類はとても多く、名入れは毛筆で販売員自身が作成する場合もあります。

加えて「この場合はどの熨斗が相応しい?」等とお客様がご質問をされることも多いので、日本の文化に対する確かな知識が必要です。

お祝い事と仏事では熨斗の種類はもちろん包み方も異なり、洋菓子のように箱に入れてお渡しするのみでは足りないのが和菓子の販売員の難しいところです。

接客の合間を見つけて店舗の売上を報告書にまとめたり、早い時間に売り切れてしまった商品があれば工房や工場に発注をします。

営業中も汚れている場所があれば清掃もしますし、商品の品質管理も任されます。

閉店後

お店の閉店後は改めて清掃と売上金の管理や資材の補充、明日の営業が滞りなく行えるように準備をします。

お持ち帰り用の箱や紙袋の発注をしたり、日持ちがする商品の補充を行います。

今日一日販売した商品の数をまとめて記録をし、多数の店舗を抱えるお店であれば本社に報告をする等細かな作業がいくつもあります。

和菓子販売の仕事はどんな人に向いている?向いている人の4個の特徴とは?

和菓子販売にはどのような人が向いているのでしょうか。

普通の販売員とは少し違う和菓子の販売員に向いている人の特徴をご紹介します。

手先の器用な人

和菓子の販売員は先程お話した通り、自ら着付けを行ったり熨斗の名入れをする等、販売員と言えども手先の器用さを求められる仕事があります。

小さな和菓子を木箱にバランス良く詰める等の工程もありますので、大雑把な方には少し難しい仕事と言えるでしょう。

語学が堪能な人

特に観光地やその土地の特別なものを扱うお店の場合、外国人のお客様に対応する場面がとても多いです。

必ずしも語学が得意である必要はありませんが、話せると自分自身の評価にも繋がりますし、店舗でもとても重宝されます。

日本の文化を紹介する良い機会でもありますので、国際的な感覚を身につけている方に向いている仕事です。

話し上手な人

お客様と話しながら商品をおすすめすることの多い和菓子販売員には話上手な方が向いています。

どのような目的での購入なのかによって、カラフルなものをおすすめしたり、逆にシックな色合いでないと持っていく先でお客様が恥をかいたりするということも起こり得ます。

細かな決まり事が多いご進物の世界ですから、お客様と話をすることがとても重要になります。

おっとりとした人

和菓子販売員は意外とおっとりとした性格の方が向いています。

飲食業や販売員はテキパキしていないと仕事をこなせないと思われがちですが、和菓子販売員の場合は逆です。

ゆっくりと店内を見て回り商品を選びたいお客様が多いので、あまりテキパキしていると急かしていると取られてしまうのです。

店舗にもよりますが、お客様の年齢層が高い傾向にある為、綺麗な言葉遣いで丁寧に接客することを強く求められます。

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和菓子販売の仕事で活かせる経験

他業種から和菓子販売の仕事に転職する際、どのような経験があれば活かすことができるのかをご紹介しましょう。

営業

他業種でも営業のノウハウがあれば充分活かすことができます。

しかし、和菓子販売員はいわゆる「BtoC」で一般消費者に向けての仕事ですから、対企業の営業とは多少異なる部分もあります。

商品を売り込んで購入してもらうことはもちろん大切ですが、あまりに押しが強過ぎるのも良くありません。

営業の仕事を一通りこなした方であれば、すぐに雰囲気に慣れることができるでしょう。

飲食業

飲食業で接客経験のある方であればその経験を活かすことができます。

飲食店のホールでも行われているように、これはどのような材料を使って作られているのか、どんな食感の和菓子なのか等を説明をすることが多いです。

飲食店と違い動きの少ない仕事ですので、体力に自信がない方でも比較的余裕を持って勤められるでしょう。

販売員

他店や他業種でも販売員の経験があれば大いに活躍できる場です。

細かな決まり事は入社時に研修がありますし、分からないことは先輩の販売員に聞きながら覚えていきましょう。

その後のキャリアについて

この仕事に就いた後のキャリアアップの道は?

一つのお店に長く勤めれば、店長や多数の店舗を取りまとめる営業部長等へのキャリアアップが望めます。

営業部長ともなれば、店舗に立ち直接お客様とお話をする機会は減りますが、今度は販売員を補佐し、気持ち良く働いてもらうための環境づくりに従事したり新店舗の出店に関わったり等やりがいの多い仕事をしていくことができるでしょう。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

和菓子販売員のようにご進物に対する知識を求められたり、立ち振舞いが厳しいお店での経験は他業種でも充分に活かせます。

特に同じ販売員や接客業であれば、どの業種へ転職しても和菓子販売員時代に身につけたノウハウを活かすことができるでしょう。

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まとめ

今回は和菓子の販売員についてお話しました。

洋菓子の販売員やその他の接客業とは少し違い様々な知識を必要とする和菓子の販売員ですが、今知識がない方でももちろん目指すことができる仕事です。

年齢を重ねても長く続けられる仕事ですので、販売員として転職を考えている方はぜひ視野に入れてみてくださいね。

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