訪問販売営業が向いている人の5個の特徴や必要なスキル・適正とは?
訪問販売の営業というと、嫌なものを押しつけるというイメージはありませんか?
そんなイメージからか、訪問販売はきつい職業というレッテルを貼られがちです。
もちろんそういう部分もないわけではありませんが、それは微々たるものなんです。
今回は、そんな訪問販売営業に向いている人の特徴やスキル・適正等、ご紹介します。
訪問販売のコツを知ればこの職業も断然ありなので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
目次
閉じる訪問販売営業とはどんな仕事?
訪問販売の営業とは、基本的に一般家庭のご自宅や会社に足を運んで、自分の会社が扱っている商品を買っていただけるようにご提案する仕事になります。
営業するということは、ネットで調べてお客さんが買うわけではなく人件費が上乗せされるわけですから、値段が高くなるのは当然です。
その高くなる商品を買って頂く為には、付随したお客さんが求めるサービスを提供することが仕事に含まれます。
訪問販売営業の大まかな仕事内容
大まかな仕事内容として、その地域で自分の会社が扱っている商品がどれだけ普及しているかの把握、また扱っている商品知識を得る勉強や日々新聞やテレビ等でどう報道されているのかを把握するのも仕事の一つです。
その中で、各家庭に訪問し、その商品に対してのイメージ等の聞き取り調査と、その聞き取りをもとに訪問約束を取ること、そして、商談し契約するという流れがあります。
そして、契約後にお客さんから質問や苦情等直接電話が来ることもあるので、その対応等をします。
訪問販売営業が向いている人の5個の特徴とは?
信頼関係を築くのが上手
訪問販売は、基本初対面の方に突然訪問して商品を買って頂くので、信頼関係を築くのは必須条件です。
ただでさえ詐欺が横行している中で、騙されるかもしれないという第一印象のお客さんに対して信頼関係を築くスキルのある方は向いていると言えます。
お客さんとの世間話の中でも、本当の気持ちを引き出したり商品の欠点をあえて言ったりする等、信頼関係を築く方法は様々です。
YESを続けて貰う会話技術を持つ
一つの営業技術として、YESを続けて言うことでNOが言いにくくなるというものがあります。
ですから、相手との会話の中でYESと答えてくれる質問を投げかけることを続ける会話技術を持つ人は向いている人と言えます。
例えば、基本的な断り文句として「興味がない」というものがありますが、興味がないまま商品の説明をいくらしようと結局興味がないわけですから、相手は話を聞く気もないために右から左に流されてしまうことが多いです。
そこで、どんな商品においても営業側が「興味ないですよね?」でYESをもらってから、会話を始めるスタイルもあります。
例えば太陽光発電を例に取ると、「太陽光発電という商品には興味ないですよね?でも、実際今払っている電気代の範囲内で設備投資ができて、将来的に電気代がかからなくなったら喜んで頂けますよね?」等、この場合では、お金の部分に焦点をあてて、YESをもらうのも一つの手です。
神経が図太い
訪問販売の営業は基本断られることが多く、時には罵声を浴びさせられることも多々あります。
その中で、いつまでも断られたことをただ悩んでいたりストレスを溜めたりしやすい人は向いていなく、きれいさっぱり断られてもすぐ新たな気持ちで営業できるくらいの神経が図太い人は向いていると言えます。
そして、神経が図太いというのは、くよくよ悩まず考えることに専念できる人です。
悩む人は「断られて嫌だな」「次も断られたらどうしよう」と過去や未来の不安ばかり想像し感情に縛られてしまいますが、神経が図太い人は単純に今何ができるか、なぜ断られたかということを客観的に見つけ次の営業活動に活かせるため、向いているのです。
観察力がある
訪問販売に向いている人は観察力があります。
自宅の家回りを見ただけで、何人家族かや趣味や性格まで見えてくる人がいます。
そして、声や顔、服装等からその人の人物像まで把握できる人がいます。
この観察力の前提としては、勉強知識タイプと感覚経験タイプと二種類あります。
勉強知識タイプでは、占いや人相・手相等の統計学をしっかり頭の中に入れ、どういうタイプかすぐ頭に描き、それを基に営業します。
エニアグラムという人間が本来持っている8つの性格を把握しておき、それを根底に、その人に合ったアプローチをしていくという人もいます。
また、感覚経験タイプはとにかく数をこなし、こういう人はこういう傾向があるという、理屈では上手く説明できないが何故か契約が取れる、他の人から運が良い人と言われるタイプです。
その人個人で、この顔の人・この声の人は契約を取れる!と思い込みが功を奏し、その二つの観察力のみで契約まで持っていく人もいます。
つまり、理屈で説明できるか否かはさておき、観察力がある人は訪問販売営業に向いていると言えます。
普段から説得力のある会話をしている
普段友達の会話の中で、なんだか納得してしまうな~という人はいませんか?
はっきり言ってそういう人は訪問販売営業に向いてます。
プライベートからそういう会話が身についているわけですから、とても向いている人と言えます。
訪問販売営業が向いていない人の4個の特徴とは?
元気がない
初対面で見ず知らずの営業の元気がなかったら、その営業が扱っている商品に魅力を感じますか?
だいたいの人は、商品が売れなくて困っているんだなぁ〜という印象を持ってしまうと思います。
商品の良さをアピールするには、まず営業が元気にその商品を説明できなければいけないです。
ですから、元気がない、暗い表情の営業は、向いていないと言えます。
素直でない
訪問販売に向いていない営業は、基本素直ではないです。
上司から教えてもらったことや、他の営業が上手くいっている方法を素直に学ぼうとしません。
自分のやり方もあるかもしれませんが、他のやり方を一度も試さず自分のやり方を押し通そうとします。
素直でない人は、お客さんの範囲が狭まるため、訪問販売営業には向いていません。
いじる・いじられるのが下手
訪問販売の営業は人相手の仕事です。
そして、訪問販売営業はもちろんコミュニケーション能力が必要なのですが、中でも、この「いじる」「いじられる」のが職場の上司・同僚相手でも下手な人は向いていません。
人間関係において、異なる思考を持って接するわけですから、相容れることは根本的には難しいのです。
その中で、「いじる」「いじられる」ことによって起こる笑いを共有した瞬間、共通した空間が生まれます。
この「いじる」「いじられる」ことによって生まれる笑いの空間が作れない方は訪問販売営業に向いていないと言えます。
知識だけ
訪問販売営業に向いていない大きな特徴として、知識だけは豊富にあるという人がいます。
それをお客さんのためにどう話すかということには意識がいかず、自分が得た知識をひけらかしたいということに意識がいく人は向いていません。
訪問販売営業の仕事経験は、その後どんな職種・仕事に活かせる?
テレアポ
訪問販売営業は初めて会ったり話したりするお客さんから短時間で信用を得てそのお客さんが好むポイントの商品説明して買って頂く仕事なので、テレアポの仕事に活かせます。
電話したお客さんの声や反応によって商品説明したり、お客さんとの世間話から信頼関係を築きアポイントを取るということがありますから、訪問販売営業の仕事はテレアポに活かせます。
また、ある程度件数をこなすこともテレアポに必要ですが、訪問販売営業をしている人も件数こなすことに耐久性があり、その点も共通点となります。
保険営業
保険の営業も、訪問販売営業の仕事が活かせます。
それは観察力や距離感が掴む経験をしているからです。
保険の営業はまず話を聞いてもらえる人の時間把握や、日々顔を合わせ何気ないプレゼントを積み重ねて信頼関係を築き、その方に合った保険を提案し契約に繋げます。
訪問販売営業では相手の情報を聞き出すということが大きな重要ポイントであり、保険の営業でもとても重要なことになります。
ですから、保険の営業にも訪問販売の営業は活かせます。
起業
訪問販売の営業の実力者は、あらゆる会社を起業することにも活かせると思います。
訪問販売の営業するポイントは、みんなが知っているようで知らない商品のメリットを知って頂き情報料込みで収入を得る仕事である部分があります。
皆さんが訪問販売の仕事でイメージするものは何ですか?
一昔前ですと薬売りや布団がブームでしたが、それが太陽光発電システムやネット回線、そして貴金属関係等の時代がありましたし、現在も行っている会社があります。
太陽光発電では自宅で発電したものを電力会社が電気料金の2倍で買い取ってくれる時期があり、貴金属では1999年にはグラム836円だったのがグラム5,000円を超えた時期もありました。
分かりやすいところで、金の買取の訪問販売ですと、仮にグラム1,000円程で買ったり貰った金を持っているお客さんからグラム3,000円で買取り、グラム5,000円で売るだけでも儲けになります。
もちろん、お客さんは自分で売りに行けばもっと儲かるとしても、面倒だったり、ネットを使わない高齢者なら信頼する営業に任せようと思う人もいます。
そういう意味で昔は、特に訪問販売営業はそういう情報に敏感な為、起業に適していたと思います。
ただ、注意点としては、違法な訪問販売の営業を企てる人も多い点です。
しっかりと法律把握してから営業活動をしないと、捕まってしまうことも考えられます。
例えば、私の認知症の祖母が騙されて買ったのが、蟹の訪問販売です。
電話で高齢者一人暮らしを中心に電話を掛け「蟹好きですか?」と訊く。
そして、「はい」と答えたら訪問して、「注文して頂いた蟹をお届けに来ました!」と売る単純なものです。
人の良い高齢者は、わざわざ来てくれたから買わないと申し訳ないと思って買ってしまう人もいるのです。
また、今後はAI関係の訪問販売が増えることが予想されますが、どういう物が売れやすいか訪問販売営業経験を積むと売りやすい物を思いつきやすくなることがあります。
これから訪問販売営業の仕事をはじめるには、どうしたらいい?
これから訪問販売営業の仕事をする際に、どういう仕事を探すかや資格の有無、スキルや経験といった部分が必要な仕事もあるので、ご説明させて頂きます。
訪問販売営業の仕事で就職するために
訪問販売営業の仕事は特に経験の有無が必要なく、必須とされるのは車の運転免許証とやる気ぐらいです。
このやる気というのは、初めて訪問販売の営業をする際にはとても重要だと思います。
なぜなら、自分でその商品が良いと思わない物は、誠心誠意買ってほしいと思わないからです。
ですから、訪問販売の営業をするにも、まず自分が好きな商品や会社の採用担当者の話を聞いて、自分も買いたいなと思える商品を扱っている訪問販売の会社を選ぶのが良いと思います。
資格は必要?
基本資格は必要ないですが、持っているとお客さんの信用度が上がるので持っていて損はないと思います。
例えば金融関係ならファイナンシャルプランナー等、誰もが聞いたことのある資格で且つ簡単には取れそうにない資格を持っていると大きな武器となることでしょう。
必要なスキルや経験は?
スキルも経験も必要もなく、やる気があれば、誰でもある程度成績は出せると思います。
ただ、就職前に時間があるのであれば、その勤め先の商品に関する知識、メリット・デメリットを把握すると同時に、1分なら1分、3分なら3分と時間を決めて分かりやすく説明する練習すると良いと思います。
できれば自分で説明した音声を録音し、自分で聞き直し再度修正をするということを繰り返すと、格段にスキルが上がります。
また、営業関係の本は山ほどあります。
自分がこれだ!と思う本があれば買って読み、実践することをおすすめします。
読んで知識だけ増えても、実践しなければ意味がありません。
営業の本を読みながら実際に営業している自分をイメージして、契約に繋がるまでを想像しておくと、初めから思わぬ成績が出せるかもしれませんよ。
まとめ
簡単ではありますが、訪問販売営業に向いている方の特徴とスキル・経験等について書かせて頂きました。
改めて、自分が向いているかを知るために、一度自分の家族や友達に自分が見てほしい映画やCD・芸能人の話をプレゼンしてみたらいかがでしょうか?
すると、今までのように自分の好きなところだけ説明するだけでなく、相手が喜びそうなポイントを選んだ説明ができ、その映画や芸能人に興味を持ってもらえるかもしれません。
これがあらゆる知人で上手くいくようになると、あなたはすでに一流訪問販売営業です!
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