可愛らしい制服と凛とした姿で、颯爽と乗客の先頭を歩くバスガイドさん。

そんな格好良いバスガイドになりたいと憧れる人も多いのではないでしょうか。

数はまだ少ないですが男性のバスガイドさんも活躍しています。

しかし、自分にバスガイドの仕事が向いているのだろうか、また、キツイ・辛い・ブラックなどと言われるバスガイドは、どんな業務を行うのか、不安に思う人もいると思います。

そこで今回はバスガイドの主な仕事と、バスガイドに向いている人、やりがいなどをご紹介したいと思います。

バスガイドの仕事の種類と大まかな仕事内容

バスガイドの仕事で真っ先に想像するのは、旅行先の案内ではないでしょうか。

しかし、バスガイドが行う業務はそれだけではありません。

車内の清掃やツアー中に行うレクレーションとその準備、配布するお土産や資料などの準備、その他にも色々とあります。

順番にご紹介していきましょう。

観光名所の案内

バスガイドのメインの業務で華やかな部分です。

バス会社の旗を掲げ、先頭に立ち、旅行客を案内します。

少人数のツアーから修学旅行の大人数まで規模は様々です。

その仕事内容は?

旅行先で訪れる観光名所の歴史や見所などをお客様に案内します。

最近では海外からの観光客も増え、英語や中国語など多言語での説明を求められることもあります。

何度か訪れた場所でも、知らなかった新しい情報などを入手できると喜ぶバスガイドさんもいます。

車内清掃

旅行中のバスの中ではお客様は様々な過ごし方をします。

中でも軽食やおやつ、飲み物などを召し上がるお客様は多く、ゴミや食べ残しが出ることがあります。

その他、日差しが強い場合などカーテンを使用したり、車酔いをした人がエチケット袋を使用することもあるため、車内清掃は大切な業務の一つです。

その仕事内容は?

旅行客がバスを降り、観光地を旅している間に行う業務です。

ゴミや空き缶回収の他、エチケット袋などの補充をします。

お客様を宿泊先に送り届けた後は、落し物や忘れ物が無いかチェックし、カーテンやシートベルトなどを整えたり、掃除機で清掃を行います。

また、車内に設置されているトイレをチェックし掃除を行います。

車内レクレーション

バス旅行は移動時間が長くなることもあるため、乗客が退屈しないよう、バスガイドがレクレーションを行います。

映画を放映するバス旅行もありますが、映画に興味が無い人や放映する作品によっても好みが異なります。

その点、レクレーションは乗客とバスガイドが一体となり楽しめる点が魅力です。

その仕事内容は?

カラオケ大会やビンゴ大会など、車内で長時間過ごすお客様を退屈させないようにレクレーションを行います。

クイズや手品などを行うこともあり、内容はバスガイドさんによって様々ですが、客層の年齢に合った内容であることが重要です。

バスガイドは若い女性の方が人気があるのではと思われがちですが、話術に長けたベテランのバスガイドさんや、乗客を楽しませることができるバスガイドさんはとても人気があります。

旅行先や車内での過ごし方の説明

近年ではバス利用者もシートベルトの着用を促されます。

走行中は思わぬ急ブレーキや悪路などでバスが揺れたりすることもあるため、車内での安全な過ごし方を説明することは大切な業務の一つです。

その他、観光地の見所やトイレなどの案内を車内で伝えておくことも必要です。

その仕事内容は?

バスを利用する乗客に、シートベルトの着用や、運行中は席を立たない・危険な行為をしないなどの注意点を説明します。

その他、観光の見所や歴史、成り立ちなどを案内したり、走行中、車窓から見られる観光エリアなどを紹介します。

サービスエリア到着前にはトイレの場所や集合時間の案内もします。

バスの誘導

サービスエリアなどで「オーライ、オーライ」と声を掛けたり、ホイッスルを吹いたりしてバスの駐車を誘導しているバスガイドさんを見かけたことは無いでしょうか。

駐車場でのバスの誘導もバスガイドさんの仕事の一つです。

その仕事内容は?

安全且つスムーズにバスが駐車できるよう、また周囲に人が居ないか危険な物が無いかなどを確認し、バスの駐車をサポートします。

怪我や病人の対応

バスに慣れていない人は車酔いをしたり、気分が悪くなったりすることあります。

また急な発熱やおう吐など、病気を発症する人も稀にいます。

添乗員付きのバスツアーの場合は添乗員が対応しますが、添乗員が居ない場合はバスガイドが対処します。

その仕事内容は?

車酔いをした人には席を移動してもらったり、おしぼりを渡すなどのケアをします。

常備している薬を渡したり、緊急を要する場合はかかりつけの病院やご家族に連絡をしたりといった、様々な対処を行います。

バスガイドの仕事はどんな人に向いている?

旅行が好きだから、色々な場所に行けるバスガイドになりたい、カッコイイ制服姿が魅力的だからバスガイドになりたい、などバスガイドを目指す人の理由も人それぞれ。

しかし、接客業が苦手な人や長時間立ったり座ったりすることが困難な人がバスガイドになると、精神的にも肉体的にも疲弊してしまい、長続きしない場合があります。

そこで、こんな人がバスガイドに向いているという人をご紹介します。

接客が好きな人

人と話すことが好きな人やお世話をすることが好きな人はバスガイドに向いています。

旅行の案内やバスの運転手のサポートも大切な仕事ですが、それ以上に、お客様が安全に、心から旅行を楽しんでもらうことが重要だからです。

スピーチや人前で話すことが得意な人にも向いている職業です。

気配りができる人

些細な事にも気配りが出来る人はバスガイドに向いています。

乗客の中で具合が悪そうな人、退屈している人などに早めのケアをしてあげたり、観光を楽しみにしているお客様に、ガイドならではのおすすめ観光情報を教えてあげたりといった心配りが出来る人に向いています。

日本史や日本地理が好きな人

日本の歴史や成り立ち、日本の地理に詳しく各地の知識を持つ人は、国内で働くバスガイドに向いています。

近年は、日本の魅力的な文化を学びたいという外国人旅行客のバスツアー利用者も増えているので、日本の歴史や地理に長けている人は向いていると言えます。

楽しく明るい人

人前で話す機会が多いバスガイドの仕事は、明るく朗らかな性格の人が適しています。

旅行を楽しみに参加している乗客に、より楽しんでもらえるよう努力する人や、自身も楽しいと感じながら仕事をこなせる人に向いています。

このような性格の人の周りは自ずと人が集まってきますね。

体力に自信がある人

バスガイドは見た目の華やかさとは違い、肉体労働が多い職業でもあります。

宿泊を伴うバスツアーもあり、時間帯もシフト制で定時ではありません。

揺れるバスの中で進行方向に背を向け、立ったままレクレーションをしたり、観光地では各ルートを歩きながらガイドをしなければなりません。

体力勝負の職業なので体力に自信がある人が求められます。

逆にバスガイドの仕事に向いていない人とは?

どの職業にも言えることですが、誰もが自分の望む職業に就ける訳ではありません。

特に専門職の場合は適性や能力などが重要になります。

ではバスガイドの仕事に向いていない人とはどのような人でしょうか。

時間にルーズな人

バスガイドに限りませんが、時間にルーズな人は適していません。

バスガイドは旅程に基づいて、各観光地を巡り、案内をする仕事です。

トイレ休憩や各観光エリアに立ち寄っても、バスの発車時刻には乗客全員が間に合うように注意を払う必要がある仕事なので、自分自身が時間にルーズである人はバスガイドには適していません。

短気な人

バスツアーを利用するお客様には様々な方がいます。

日本とは違う文化圏から来ている外国人旅行客や、お酒を飲んで酔っ払っている人、せっかち・短気な性格の人など十人十色です。

しかし、バスガイドは接客業でもあるので、どのようなお客様でも丁寧且つ適切な対応が求められます。

売られたケンカを買ってしまうような短気な人には向かない職業です。

ネガティブな人

旅行を楽しみにバスツアーに参加している人を相手にガイドをする仕事なので、無愛想な人やネガティブな思考の人は向いていません。

せっかくの旅行に水を差してしまいます。

自分では気が付かないことも稀にあるので、自分の悪い箇所を指摘し、正してくれる人の意見は素直に聞きましょう。

この意見をネガティブに捉えたり、腹を立てたり、短所を治そうとしない人にバスガイドは向いていません。

バスガイドの仕事のやりがいとは?

バスガイドの仕事は業務が多い割に給料が少ない、辛いと言われることもありますが、辞めずに長く続ける人もいます。

それは仕事にやりがいを感じているからかもしれません。

バスガイドの仕事はどのような時にやりがいを感じるのでしょうか。

利用客に喜んでもらえた時

一番多い答えが「お客様に喜んでもらえた時やお客様の笑顔を見られた時」です。

バスガイドはただ安全に乗客を観光地へお連れするだけではなく、より楽しく旅行ができるようサポートをする仕事です。

観光地の案内も車内のレクレーションもそのために行う業務なので、お客様に喜んでもらえた時や「ありがとう、楽しかったよ」と声を掛けられた時などは、辛くてもこの仕事をやっていて良かったとやりがいを感じます。

自分のスキルを活かせた時

バスガイドになる人は入社時に様々な研修を受けます。

接客が得意な人、日本文化に詳しい人、多言語が話せる人などスキルは人それぞれですが、自分の持っているスキルを最大限に活かせた時にやりがいを感じます。

特に観光先で歴史的背景や成り立ちなどをガイドしている時に「ほぉ~、勉強になるねぇ」などと褒めていただけた時は喜びを感じます。

憧れる姿になれた時

修学旅行生や利用されたお客様から、私もバスガイドになりたい、憧れます!と言われた時などは、やはり嬉しく思います。

かつて自分もこんなバスガイドになりたいと憧れた先輩や目標とする先輩がいて、自分がその姿になれたと感じた時にやりがいを感じます。

バスガイドとして働いた経験をどんな仕事に活かせる?

バスガイドは専門職でありながら、様々な面を持ち合わせています。

そのため、バスガイドの経験を活かして転職する場合、有利になる点が多くあります。

実際にどのような仕事に培ってきた経験を活かせるのかをご紹介します。

ホテルや観光案内の受付

バスガイドが持つ、観光地の知識と接客のスキルの両方を活かせる仕事です。

ホテルのフロントや観光案内所では、観光に訪れた人から観光スポットや見所を教えて欲しいと希望されることがあります。

そういった際にガイドの知識が役に立ちます。

また、丁寧な接客は、ホテルだけでなく、飲食店や売り場など多くのお店で役立ちます。

添乗員

バスガイドの仕事と添乗員の仕事は内容も資格も違います。

添乗員になるためには旅程管理の資格を取得しなければなりません。

国内ツアーのみ添乗できる「国内旅程管理主任者資格」と国内外で添乗員の仕事ができる「総合旅程管理主任者資格」があります。

バスガイドの経験や知識を活かし、添乗員の資格を習得すれば添乗員に転職することも可能です。

旅行代理店スタッフ

旅行や旅程の知識を有しているバスガイドは、旅行代理店への転職も有利です。

ガイドの経験を活かしたプランを提案したり、お客様への説明もスムーズに行うことができます。

司会やアナウンスの仕事

バスガイドの仕事は人前でも臆せず話が出来るという強みもあります。

その点を活かして結婚式場などの司会やアナウンスの仕事、募集があればラジオのパーソナリティなどに挑戦しても良いでしょう。

朗々とテンポよく話せる技術を活かせる職業です。

まとめ

バスガイドの仕事はブラック企業が多いと言われがちですが、人によって、また入社する会社によっても待遇や捉え方が違います。

入社時は覚えることも多く、様々な人と接する職業なので苦労も多い仕事ではありますが、その分やりがいを感じることができ、自分磨きやスキルアップができる場所でもあります。

バスガイドの仕事で得たノウハウは仕事だけでなく、自分の日常生活でもきっと役に立つことが多くあると思います。

素敵なキラキラした憧れるバスガイドさんを目指してくださいね。

実際にバスガイドの仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!


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