公務員は、安定職で給料も一定もらえるだけでなく年齢と共に増えていくイメージがあります。

公務員を目指す学生も多く、公務員の人気は不動の存在です。

公務員には2種類あって、国家公務員と地方公務員があります。

国家公務員は国家公務員試験を合格した後、各国家関連の省庁に面接をして候補者になります。

その後、正式採用となります。

一方地方公務員は各都道府県や市町村が募集をして採用しています。

基本的には転勤はなく、地元で安定した仕事に就職したい学生やUターンを考えている若者に人気です。

公務員は、新卒で公務員になるイメージが強いですが、一度民間企業に勤めてから公務員に転職する事は可能でしょうか?

答えは、可能です。

今回は、地方公務員へ転職するためのノウハウや情報をまとめてみました。

地方公務員の転職で注意したほうが良いこと

年齢によって採用区分が異なる

地方公務員の試験は、一般採用試験と民間企業経験者枠があります。

35歳までであれば一般採用試験を受けることが可能ですが、35歳以上になってから公務員を目指す場合は民間企業経験者枠になります。

ただ、一般採用試験であっても地域によっては35歳でも受験不可のところがあるため事前に確認が必要になります。

倍率が高いので事前対策が必須

地方公務員の試験は、一般教養と論文や面接試験になります。

現在、世間では人材不足とささやかれていて、公務員も同じように地方は人手が足りなくなってきています。

しかし、だからといって必ず合格するとは限りませんし、国家公務員だけでなく地方公務員用の予備校試験対策講座があるようにある程度の難易度は覚悟しなくてはいけません。

公務員は楽そうという先入観は捨てる

民間企業から公務員に転職した人がよく口にするのは、「刺激がない」「仕事が単調」などです。

民間企業のように顧客満足を高めて売り上げをあげて利益を出さなければ会社の存続に関わるという概念は公務員にはなく、与えられた仕事をもくもくとこなしていきます。

公務員は暇を持て余してそうだから楽なとどいう甘い考えで公務員になると単調な仕事の繰り返しが多いため、仕事に飽きてしまいますし、中には仕事を辞めたいとすら思う人もいます。

転職を成功させるためには何をすれば良い?

事前リサーチが成功のカギ

試験対策を含め、事前に自分が受ける行政の試験に目を通したり、昨年の受験状況を知ることは大切なことです。

過去問に取り組んでみたり、予備校に通ったりして対策を立てておくべきです。

特に論文があるところは指定文字数内でほぼ文章を簡潔にすることと時間内に書き終える練習は必要です。

転職の目的を明確にする

転職をするにあたり、今就職しているところから次、民間企業や公務員になるためには、転職目的をはっきりさせておかなければなりません。

なんとなく受けるや今の仕事が嫌で他がないから安定の地方公務員に転職しようと考えていては、モチベーションがあがりません。

狙い目な課や転職方法は?

倍率の高い課は? 

大学生や大卒が狙う地方公務員は、地方上級公務員が最も倍率と人気が高くなります。

地方上級公務員の場合は、政令都市や都道府県に所属する公務員になりますが、幹部候補生として将来的には政令都市や都道府県の運営に大きく携わることができます。

比較的忙しくない課は?

地方上級公務員は人気が高く、難易度も高いのですが、国家一般職は比較的人気が落ち着いています。

国家一般職の場合は、過去問があり、試験までの対策スケジュールが立てやすいのですが、反面、ノンキャリアのため、将来的に出世しても中堅止まりというのが人気の少ない理由です。

ただし、出世は特に興味がなく地元でずっと安定的に働いていたいという場合は、国家一般職は狙い目と言われています。

民間企業から転職する場合の方法

民間企業から転職する場合は、基本的に地方公務員試験を受験しなければなりません。

ただ、試験を受けるにあたり年齢制限があるため、受けれる試験と受けれない試験があるので注意が必要です。

例えば、一般採用試験はほとんどの自治体で31歳もしくは35歳がボーダーになっているため、それ以上の年齢の場合は、民間企業経験者枠を受けなければなりません。

準備・勉強しておくべき4つのこととは?

地方公務員になりたい、地方公務員に転職したいと考えたら、現在は59歳までチャンスがあります。

言い換えるとほとんどの社会人になんらかのチャンスがあります。

ただ、地方公務員になるためには採用試験に当然ですが合格しなければなりません。

地方公務員になるために準備しておくことや勉強しておくべきことをここでは紹介していきます。

一般教養対策

一度社会人になると学生時代に勉強していた一般教養を忘れている可能性が高いため、時間をかけて一般教養を勉強し直す必要があります。

難易度は高卒程度から大卒程度ですが、受ける試験によって難易度は異なってきます。

民間企業で務めたことがある人は、学生時代に勉強したことなので復習をすることで次第に思い出すかもしれません。

論文対策

民間企業から地方公務員へ転職する際に難しい試験は、論文かもしれません。

テーマを提供されてそのテーマについて時間内に論文を書きあげなければなりません。

普段、論文形式の文章を書く機会が少ない社会人にとっては誤字脱字や句読点の場所などしっかりと見直さなければ減点の対象になります。

あと社会人になって試験対策する際に論文が難しいのは漢字忘れが多いため、しっかりと対策しなければ試験中に漢字を忘れて書きたいことがきちんとかけないことがあります。

過去問の活用

試験によっては、過去問を公開してなかったり、過去問がなかったりしますが、本屋に少なくとも過去問や対策本はありますのでしっかりと活用し、当日の時間配分や現時点で自分が不得意な分野と得意な分野を見極めなければなりません。

民間企業に勤めていると仕事をしながら公務員を目指す人が少なくありません。

普段の仕事をしながら公務員を目指すなら効率的に勉強しなければならず、過去問などを使って予めどの分野に注力して勉強していけばいいのか、ターゲットを絞ることができます。

予備校の活用

公務員を目指すにあたり、コストをかけれるのであれば予備校活用は断然おすすめです。

毎年毎年最新の情報を更新してまとめて伝えてくれるだけでなく、過去何年か遡って問題を分析し、その年の対策や傾向をしっかりと伝授してくれます。

また、独学だとなかなかできない面接対策をしてくれることもありますし、同じ教室で複数の生徒と一緒に勉強することでモチベーションアップも見込めます。

自分にあった地方公務員の求人の選び方や注意点

ここまでは地方公務員についてや地方公務員を目指すためにするべきことを紹介してきました。

次は、実際に地方公務員を目指すにあたり、自分にあった求人の選び方や注意点を紹介していきます。

参考にしてみて下さい。

【選び方①】雇用形態から探す

地方公務員になるために雇用形態が6種類あります。

1.正職員 2.臨時職員 3.再任用職員 4.任期付採用職員 5.任期付短時間勤務職員 6.非常勤職員です。

3と4に関しては定年後に再任するためのものなので基本的に転職としての雇用形態は4種類です。

1は正社員と同じなのでフルタイムの仕事です。

地方公務員を目指したり、民間企業から転職を目指す人はほとんどがこの正職員を目指します。

他には契約社員のような臨時職員や非常勤職員などがあり、どのように形態で働きたいのかを予め考えておく必要があります。

【選び方②】給与から考える

地方公務員といえば、給料が安定していると言われていますが、現在働いている会社としっかり比べる必要はあります。

地方公務員や公務員は年齢と共に給料があがると言われています。

言い換えると同年代よりももらっている30代が地方公務員に転職した場合は給料が下がる可能性が極めて高く、自治体によっては年齢が上がるごとに給料はあがるが想像していた給料ではなかったということもあります。

【選び方③】エリアから考える

地方公務員であってもエリアにより当然ですが給料などの格差があります。

例えば、東京都内で勤務するのと沖縄県で勤務するのでは当然ですが給料などが変わってきます。

地元愛があり、地元に貢献するために地方公務員になるんだという強い意志があれば別ですが、ただ、地方公務員を目指したいというのであれば、エリアは考える必要があります。

【注意点①】地方公務員を目指す目的を明確化する

地方公務員を目指す人の中には、なぜ地方公務員になりたいのかを考えず、漠然と安定した仕事だから民間企業から地方公務員へ転職したいという人がいます。

地方公務員になるためには一般教養や面接対策、論文対策などに時間を費やして勉強し、試験に合格しなければなりません。

仕事をしながら地方公務員を目指したり、会社を辞めて地方公務員を目指す場合、どちらも安易なものではないため、漠然と地方公務員に転職したい場合、ほとんどは途中で挫折してしまいます。

運よく地方公務員となったとしても目的が明確でなく地方公務員に転職した場合は、想像していた仕事内容と大きなギャップを感じてしまったら仕事をまた辞めたくなる悪循環になります。

【注意点②】しっかりと地方公務員の仕事について理解したかどうか

地方公務員になりたいと考えている人の中には、地方公務員に対しての良いと思う面を勝手に作り上げイメージを美化してしまう傾向があります。

地方公務員であれ民間企業であれ携わる仕事や配属される先によっては驚くほど暇なところもあれば、激務と呼ばれるところもあります。

地方公務員だから楽というのはありません。

地方公務員になるための試験対策などを始める前に今一度、地方公務員の仕事はどういうものがあるのか、目指そうとしている地方公務員の仕事はどんなことをしているのかをしっかりと理解しましょう。

【注意点③】何もしたくないという理由で地方公務員を選んでいないのか

地方公務員は楽な仕事で給料も安定しているし、クビにならないからなりたいという人も中にはいます。

地方公務員や公務員は、確かに民間企業のように利益を上げるために仕事をしないため、仕事のプレッシャーは圧倒的に楽に感じるかもしれません。

ただ、地方公務員であれ、民間企業であれ、配属先や仕事内容によっては激務です。

何もせずに給料をもらえることはありません。

地方公務員への転職に関してよくある質問

地方公務員への転職を成功させるための選び方や注意点などについて先程は紹介しました。

ここでは、地方公務員へ転職するにあたり、よくある質問をまとめてみました。

公務員の仕事は楽ですか?

よく、公務員の仕事は楽といいますが、決して楽ではありません。

勤めるエリアにもよりますし、公務員は民間企業と違い、利益を追求しないため、精神的プレッシャーは民間企業より圧倒的に楽ですが、仕事内容は激務のところもあります。

公務員だから楽ということではありません。

土日祝は基本ちゃんと休めますか?

公務員は、基本的に土日祝休みですし、パソコンを持ち出して仕事することもありませんので休みの日は休みの日として過ごすことができます。

民間企業のように休日に呼び出されたり、お客様から電話がかかってきて急遽対応しなければならないこともありません。

公務員の将来は安泰ですか?

これもよく勘違いされていますが、公務員は必ずしも安泰とは限りません。

公務員の給料は、国民から納められた税金によって成り立っています。

言い換えると税金が減ると公務員の給料も減らされる可能性があります。

加えて、現在日本は高齢化社会になりつつあります。

60歳以上の割合が増えると収入は高くない人がほとんど、もしくは年金生活になっている人がいるため、税金を納める額が減っていきます。

そうなると将来的には公務員の給料もどんどん減らされる可能性はないとはいえないため、絶対安泰かといわれると決して安泰ではないです。

まとめ

今回は地方公務員へ転職を成功させるための話しをしました。

社会人になって一度は地方公務員を諦めた人、公務員になりたかったけど制限年齢を越えたからもうダメだと思っていた人などまだまだチャンスはあるので、地方公務員になりたいと思っていた人は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


関連キーワード

地方公務員求人

公務員求人についてもっと深堀りした情報を見る

地方公務員の年収はどのくらい?私の周りの相場や給料の決まり方を紹介します

地域住民の生活を支える地方公務員。果たしてどれくらいの給与をもらっているのでしょうか。今回は、地方公務員の中でも希望の多い、役所の一般事務職の給与・年収についてご紹介いたします。地方公務員の年収の相場はどのくらい?経験者が解説します!正規職員自治体によってもらえる給料に差異がありますが、平均して初任給は総支給15万円くらいです。そこから保険料等もろもろが引かれて、手取りは12万円くらいだと考えてよいでしょう。高卒公務員なのか、短大卒なのか、大卒なのかにもよって額面が変わってきます。高卒公務員と短大卒公務員はあまり違いがありませんが、大卒公務員とはスタートラインに5,000円程のひらきがあるよう

地方公務員の仕事はどんな人に向いている?向いている人の5個の特徴やキャリアについて解説します

給料が安定している、クビになりにくい、不況に強い、そんな公務員は、いつの時代の就活生にとっても憧れの仕事の一つではないでしょうか。今回は、この公務員の中でも、比較的身近な地方公務員の仕事について、ご紹介したいと思います。地方公務員の仕事にはどんなものがある?地方公務員と一言で言っても、仕事内容はとても幅広いので、ここでは志望の多い、事務の部分に着目して、仕事内容を一部ご紹介していきます。事務職の主な仕事は、申請を受け付けて処理をする、県に予算書等のデータを送付する、この二つです。課によって、取り扱う申請の内容、提出するデータの内容が変わってきます。以下は主な課の仕事をご紹介いたします。総務課主

公務員バイト求人でよくある募集職種や募集内容、おすすめ求人の3個の特徴とは?向き不向きややりがいなどを解説!

公務員のバイトって聞いたことはありますか?公務員のバイトと聞いてあまりピンとこない方が多いかと思います。実は、区役所や市役所などで働いてる方のなかにバイトの方もいるのです。公務員バイトは、どんな仕事をしているのか?どんな資格、経験があればできるのか?今回は、筆者の実体験をもとに、やりがいなどをご紹介します!詳細は自治体ごとに異なりますので、気になる方は自治体のHPなどで求人を確認することをおすすめします。ただし、次の点には注意してください。今回ご紹介するアルバイトはみなし公務員、準公務員とは異なります。そもそもみなし公務員、準公務員とは?と思われる方のために簡単に説明します。みなし公務員や、準