市役所という公共施設は、皆さんも利用したことがあると思います。

住民票や戸籍謄本の発行手続き、国民年金や国民健康保険の手続きに行ったりと、生活する中で関わりの多い公共施設です。

市役所で働いている人は『地方公務員』という立場の、れっきとした公務員の方々です。

その中に『臨時職員』という形や『期限付き職員』という形で働いている方々がいます。

正職員とは何が違うのかは、外から見ただけではわかりませんよね。

今回は市役所の臨時職員求人についてご説明したいと思います。

市役所臨時職員のおおまかな仕事内容

市役所の臨時職員といっても、仕事内容が必ず同じというわけではありません。

もちろん配属先によって仕事内容は大きく変わってくるので、この項目では一般的にある雑務の内容をご紹介します。

書類のコピー

ほとんどの職場に共通するのが、書類のコピーをとる業務です。

会議資料や配布物のコピーを上司から頼まれた枚数分コピーするという簡単な作業です。

中には枚数が数百枚~数千枚という大量のコピーを任されることもあります。

比較的、初歩的で簡単な雑務なので、経験のない方でも機械の操作方法を覚えるだけで簡単にできます。

朝礼前の雑務

朝礼前の簡単な掃除、新聞の入れ替え、ポットのお湯汲みなど、開館準備を担当します。

場所によっては当番制だったり、一人でこなしたりと状況は変わりますが、比較的どの部署でもあるお仕事です。

郵便物の発送

職員の方に書類や郵便物の発送を頼まれた時に、発送の業務を行います。

就業先により業務内容が異なるので、詳細は就業先にて確認しましょう。

資料チェック

資料の枚数確認や誤字脱字が無いかのチェックなどの簡単な作業です。

帳合い作業などもよく頼まれる仕事です。

事務の仕事が未経験の人でもすぐに対応できる仕事内容です。

お茶出し

来客の際にお茶出しを行います。

来客の人数が多い場合は一人ではなく先輩や他の臨時職員と二人対応で行うことがあるので、初めてでも大丈夫です。

いつ頼まれても大丈夫なように、服装や身だしなみを常に整えておきましょう。

市役所臨時職員でよくある募集内容とは?

市役所の臨時職員の求人内容で見かける平均的なものをまとめました。

お給料や福利厚生など、気になる項目をチェックしてみましょう。

給与相場

月収平均で13万円~16万円、年収換算200万円弱が相場と言われています。

各都道府県の定めた労働賃金など様々な要因で地方により金額に差が出ます。

勤務時間や休日、残業

基本的に土日祝日休みですが、配属先により休日が違う部署もあります。

残業はほぼ無し(就業先による)ですが、観光や商工などの地域行事運営に関わる部署で採用された場合は残業や休日出勤の可能性があります。

また、市が運営する図書館・美術館・博物館などの施設への配属の場合は、土日祝日が出勤の可能性が高く、平日の定休日とシフト制の休みがほとんどです。

土日祝日休みを希望している方は、就業先や応募先をよく確認しましょう。

福利厚生

臨時職員でもフルタイムの場合には、社会保険・厚生年金・雇用保険・労災等、必要最低限の福利厚生が完備されています。

パートタイムや短期間雇用の場合は雇用保険・労災のみの場合もあります。

交通費も支給されますが、限度額は各求人先の記載により異なります。

自宅からおおよそ2km以上の距離があれば支給対象となります(各市町村ごとに定めが異なる場合がありますので、詳細はハローワーク等でご確認ください)

勤務場所

市役所庁舎、または分庁舎などの外部施設が勤務場所となります。

募集内容には勤務場所が記載されていますので、配属先が分庁舎にある課だった場合は本庁者とは別の勤務場所となります。

基本的には本庁社内にほとんどの課が入っていますので、市役所本庁者勤務の場合が多いです。

地域によっては節電実施など行っており、建物が古い場合は比較的暗いイメージの場所も多いです。

求められる人物像

市役所で働くということは、『公務員に準ずる立場』となります。

誰でも良いというわけではなく、ある程度基準というものが存在します。

実際にどのような人が求められるのか、今度はこちらの項目をご説明したいと思います。

一般常識が備わっている人

ここで説明する一般常識とは、最低限の挨拶や返事など、コミュニケーションの基本ルールのことを指しています。

いくら有能でも、挨拶や返事ができない人とはコミュニケーションがとりづらく、上手く仕事が回っていると感じにくいと思います。

また、お客さんの対応を任せた際に挨拶ができない人が担当となった場合、クレームに繋がりかねません。

人として最低限のマナーを守れることは、市役所で働く上での大切な要素となります。

協調性がある人

実は一番大事な項目が『協調性のある人』です。

一人だけ浮いていたり、やたらと単独行動をする人は上司から見たら扱いにくく、他の人の仕事の迷惑になりかねません。

公共施設というものは、チームプレイのように仕事をこなしていかなくてはならないので、協調性がある人物が求められます。

実際に面接で『ここで働くためには何が必要だと思いますか?』と聞かれる場合もあります。

その時に上げるべき答えの中に”協調性”という言葉を入れるのも効果的です。

清潔感がある人

公共施設は年代性別問わず様々な方が利用する施設です。

誰が見ても不快に思わない服装や身だしなみを毎日できる人が非常に好感を持たれます。

特に、受付や窓口業務の担当になった場合は必ず上司にチェックされています。

動きやすさと清潔感を併せてもっている服装と、整った髪形の人は好印象を抱かれやすく、採用されやすいでしょう。

丁寧な人

仕事をする上で、時には重要な仕事を任される場面も出てきます。

書類の枚数を正確に数える、数字をパソコンに打ち込むなど、神経を使う作業も出てきます。

その他にも接客の仕事や仕事上の大切なお客様へのお茶だしなど、丁寧さを求められる場面が多々あります。

身のこなしや所作が雑な印象の人よりも、丁寧さが見られる人の方が、確実に採用される確率が高いです。

必要なスキルや資格、経験

一般的な臨時職員の採用には、必要な資格やスキルはほとんどありません。

強いて言えば、普通自動車免許を求められることがあります。

マニュアルかAT限定かは、応募先の求人内容をご確認ください。

臨時職員でも公用車を運転する必要がある場合には、マニュアル必須など書かれていることがあります。

仕事にプラスになる経験やスキルには、OAスキルや事務職経験、受付や案内の経験などがあります。

臨時職員の場合はあくまで雑務ですので、必要な資格などを求められることは少ないですが、OAスキルなどの事務処理に役立つ資格があると、プラスになることもあります。

最低限のパソコンの使用経験や知識があると見込まれて採用されることもあるので、全く使用したことがなく不安だという方は面接等で直接申し出たほうが良いでしょう。

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市役所臨時職員のおすすめ求人のポイント

市役所の求人を見つけた際に、どんな仕事内容か気になると思います。

そして待遇なども気になるのではないでしょうか。

市役所の臨時職員の求人のオススメポイントをまとめてみました。

有給休暇が取得できる

フルタイムでの採用の際、求人の項目で有給休暇が「有」となっているのを確認してみてください。

一般企業のパートやアルバイトでは、明確でない場合がありますが、市役所の場合は雇用期間や就業時間が明確で、有給休暇も何日支給されるのかしっかり提示してあります。

そこが、公共施設の利点でもありますね。

稼ぎたい人は観光や商工関係の部署を選ぶべき!

臨時職員のお給料はみんな一緒です。

資格があっても、経験が豊富でも、臨時職員という立場で採用されたからにはお給料に差が生まれません。

それでも稼ぎたい!という人にオススメなのは観光や商工関係の部署です。

市町村で企画しているイベントやお祭りになると、観光や商工関係の部署の方々が運営します。

そこに配属された臨時職員は、そのお手伝いをします。

時間外勤務や休日出勤になりますが、その分残業代などに反映されます。

定時勤務でお給料に変動がないのが辛い方は、こういった部署で働いてみるのもオススメです。

更新の可能性「あり」を見落とさない!

臨時職員は期間の定めがある立場です。

必ず終わりの期間が提示されています。

雇用期間の長さは市町村で差があると思いますが、雇用期間の定めの項目に「あり」と書いてある場所はチャンスです。

比較的問題がなければ更新される可能性が高いので、少しでも長く働きたい人は更新があるのか無いのかを見極めましょう。

市役所臨時職員についてよくある疑問

市役所での仕事の経験が無い方にとって、市役所は敷居が高いイメージがあるのではないでしょうか。

知り合いがいない限り、仕事のことについても詳細を知ることが難しいと思います。

市役所の臨時職員の募集が気になっているけど、どんな仕事かが分からなくて不安、どんなところなのかを知りたいなど、みなさんが疑問に思う点を、いくつかまとめてみました。

仕事は難しくないの?

市役所と聞くと、難しい仕事や特殊な業務を思い浮かべることがあると思います。

基本的にそのような業務は職員の方が行うので、臨時職員の仕事はその手伝いや雑務などがほとんどです。

難しいことを任されるということはないので、未経験の方でもすぐにお仕事できます。

副業はしていいの?

臨時職員であっても、公務員に準ずる立場であるため副業は認められません。

しかし、副業と言っても最近ではフリマアプリやオークションなどでお金を得ることはできます。

そういうものは咎められることがありませんが、就業場所によっては規則がある場合もあります。

就業先の規則を確認してから行ってください。

会議に出ることはあるの?

会議などは職員だけで行われるため、臨時職員に同席を求めたり意見を求めることはありません。

しかし、会議のお茶出しなどのお願いをされることはあります。

事前にお願いされることもあれば、当日にお願いされることもありますので、身だしなみは常に清潔にしておきましょう。

臨時職員のお給料だけで生活できるの?

給料の欄をご確認いただくと分かる通り、臨時職員のお給料は決して良くはありません。

共稼ぎであったり実家で暮らしている場合には充分なお給料ですが、一人暮らしで家賃や光熱費を払いながら生活する方には厳しいかもしれません。

また、雇用期間が定められているため安定した職とは言えず、臨時職員という立場だけで生活をまかなう事には不安があります。

どんな服装が望ましいの?

一般的にジーンズやショートパンツのようなカジュアルすぎるものは避けましょう。

肌の露出が多いものや短すぎるスカートも、同様に避けた方が良いです。

一般的に好まれる服装は、ロングスカートやチノパン、露出の少ないインナーやカーディガンなどです。

装飾品も控えめのものが望ましいと言えます。

ただし、作業員としての臨時職員採用者は作業着を着用する場合があります。

男性の場合は比較的スーツや作業着が無難です。

臨時職員から正職員になることはできるの?

正職員になるためには筆記と面接の試験があります。

臨時職員を経験したからと言って、優先的になれることはありませんが、チャンスはあります。

毎年開催される新規採用試験へ応募し、実際に試験を受けて合格すれば、次年度からは正職員として採用されます。

実際に臨時職員を経験し、正職員の試験を受けている方は少なくありません。

年齢制限があるため、年齢が若い方であればチャンスがありますので、働きながら勉強し、正職員を目指すことも可能です。

まとめ

公務員でないにも関わらず市役所で働くことが出来る臨時職員として勤めることには、様々な利点が存在します。

一般企業と違い、採用後の不安要素が少ないこともオススメのひとつです。

お給料自体はごく一般的な金額であるため、稼げる仕事というわけではありませんが、安定した労働時間と安定した休日や保障があるため、働きやすい職場です。

特に、お子さんをお持ちの主婦層には人気が高く、学校行事にも参加しやすいという声を聞きます。

難しい仕事は少なく、安定した働き方が出来る市役所の臨時職員は経験する価値ありです!

もし求人を見つけたけれど応募しようか迷っている、という方がいらっしゃいましたら、この記事を見て一歩踏み出してみてください。


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