2020年7月6日

配達の仕事と言われたらみなさんはどんな仕事を思い浮かべますか?

郵便局やクロネコヤマなどの運送業を思い浮かべるのではないでしょうか?

配達の仕事は、正社員や契約社員、アルバイトだけでなく最近は業務委託という雇用形態まであります。

ここ数年、運送業界は、人手不足に悩まされています。

言い換えると運送業界の求人は増えてきています。

運送業界の仕事は、激務のイメージがあり、重労働であまりいいイメージがないかもしれません。

しかし、今、運送業界も人手不足を受けて働く環境が大きく変わろうとしています。

これから環境が変わっていく運送業界にはたくさんのチャンスがあるかもしれません。

今回は、運送業界の配達の仕事にスポットを当てて配達の求人について色々とまとめてみました。

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配達求人のおおまかな仕事内容

配達の仕事は、営業所という拠点から配達先のお客様のところへ荷物や書類、新聞を配達することです。

配達の仕事といっても、ただ運ぶだけではありません。

例えば、運送業界の場合、日本全国から各拠点にまとめて搬入されてきた貨物の山を、営業所と言われる拠点で各配達を担当するエリア毎に貨物を仕分けして、各エリア担当のドライバーが配達をしていきます。

配達求人にはどんな種類があるの?

配達をする仕事は、郵便、新聞、荷物などが主になります。

それぞれの仕事は配達でひとまとめにできますが若干ながら仕事内容が異なります。

配達求人の募集でよくある職種

新聞配達

新聞配達の仕事は、配達担当エリアが各担当毎に割り振られ配達する新聞の束をカブや自転車に積み込み配達をすることです。

雇用形態はアルバイトか正社員でアルバイトの場合は朝刊の配達のみが多く、正社員の場合は早朝の朝刊配りと夕方の夕刊配りをします。

これらの業務に加えて正社員の場合は、新規開拓や集金業務があります。

宅配便

宅配便は、馴染みのあるクロネコヤマトや佐川急便があります。

最近は業務委託を受けて個人宅を中心に配送業を行う赤帽も増えてきています。

クロネコヤマトや佐川急便の場合、アルバイトだと配達よりは営業所内の受付や仕分けなどの裏方スタッフに徹することが多く、正社員の場合は、決められたエリアを回って荷物を配達していきます。

郵便配達

郵便配達は、郵便物やゆうパックを届けることが仕事です。

郵便配達の雇用形態は、契約社員と正社員があり、契約社員として入社して何年後かに正社員の社内登用試験を受けて正社員になることもできます。

郵便配達は、年賀状の時期に短期バイトで募集をしていますのでバイトの掛け持ちや社会人でちょっと小遣いを稼ぎたい人などにも適しています。

レンタカー配送

レンタカー配送は、あまり聞いたことがない人がいるかもしれませんが、レンタカーで最初に借りた場所以外で返却したい場合、返却された車は借りたところの営業所の所有物になるため、借りた場所以外で返却となると車を元の営業所に戻さなければなりません。

レンタカー配送は、この車を元に戻す役割を担っています。

最近は副業でこのレンタカー配送が密かに人気を集めています。

引越し業者

配達の求人でもう一つよくあるのは引越し業者です。

引越し業はの場合は、繁忙期の短期バイトが有名ですが、年契約のバイトや正社員の募集もあります。

引越し業者の仕事で一番求人が多く、一番稼げる時期はやはり2月から4月です。

卒業シーズンや入学シーズン、新卒入社や転勤など様々な理由で引越しする人が一番多く、しかし、最近は人手不足が深刻なため、引越し業者各社の時給は高めに設定されていますので短期でしっかり稼ぐ狙い目のバイトになっています。

フードデリバリー

ここ最近は都心部や主要都市でサービスが開始されているアプリを使った出前サービスの仕事も増えてきています。

例えばUber eatsもその一つですが、今までの出前と違うのはアルバイトや正社員という雇用形態にとらわれず、完全出来高の業務委託にしているため、働いた分だけお金をもらえるシステムになっています。

仕事を始めるのも気軽に出来、アプリに登録して仕事が来るのをアプリを使って待つだけです。

20代30代を中心に副業として人気を集めています。

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配達求人でよくある募集内容とは?

ここまで配達求人の種類や仕事内容について紹介しました。

配達の求人が宅配便や郵便以外にもあることを理解してもらえたかと思います。

配達の求人があることがわかったらやはり給料事情や勤務事情を知りたい人が多いかと思いますのでここでは配達求人である募集内容についてまとめてみました。

給与相場

配達の仕事は、会社や雇用形態によって給料が若干異なってきますが、正社員の場合、月収約20万円から35万円、契約社員は月収約15万円から25万円、アルバイトは時給約1,200円になります。

最近は短期アルバイトの時給を高めに設定して春の引越しシーズン、配達ピークシーズンなどに向けて準備する会社や年賀状シーズンに郵便局が短期バイトを募集する際も時給が高めに設定されています。

また、最近配達の仕事である雇用形態が業務委託です。

正社員や契約社員などと違い、業務を請け負って仕事をするため、個人事業主や別法人として活動できますが、給料は出来高制になります。

勤務時間や休日、残業

勤務時間は会社により異なりますが、早いところだと7:00-16:00、遅いところだと12:00-21:00などがあります。

ただ、業務委託で仕事を請け負う場合は、完全にその個人個人の勤務時間に準じます。

休日はシフト制のところがほとんどですが週2回休みを土日と平日で組み合わせてとれます。

残業については繁忙期を避けるとそこまでありませんのでほぼ定時で帰社可能です。

ただ、年末年始や春のシーズンはハイシーズンなので残業は避けられません。

福利厚生

配達求人の正社員の福利厚生は、どの業界ともほぼ同じく、社会保険関連、交通費支給、昇給、賞与、制服があるところは制服貸与などです。

会社によっては住宅手当などの手当が支給されることもあります。

勤務場所

勤務場所は、配達営業所や郵便局が一般的です。

業務委託の場合は、自宅や会社が仕事場になります。

求められる人物像

配達求人で求められるのは、真面目に仕事をしっかりとしてくれる人や体力のある人、運動部だった経験のある人などです。

配達の仕事は、基本車やバイクで移動して荷物や書類を配達していきますが、荷物が軽いものばかりではなく重いものがあったり、配達先がマンションの高層階や階段で上がらないといけないオフィスだったりしますので体力がある人は配達の業界では好まれています。

もちろん配達先までの間は運転もこなすため、安全に運転して移動しなければなりません。

車の運転に慣れてる人

配達の仕事で宅配や引越し業者の場合、狭い路地や少し奥まったところへ配達や引越し作業を必要としていることがあります。

軽トラックならまだ運転できる人が多いのですが、2トントラック以上になるとある程度運転に慣れていないとうまく扱うことができません。

そのため、運転に慣れている、運転に自信がある人は配達求人に求められています。

常識がある人

配達の仕事は、人のプライバシーに関わる情報を常に持っています。

中には有名人や著名人の家に配達や引越しの依頼を受けて伺うこともあります。

当然ですが、有名人だから著名人だからといってSNSに情報をアップすることはご法度ですし、最近よく問題になるのが配達先の人が好みだったからといって個人情報を私用することは違法行為にあたりますので常識がある人は配達求人で求められています。

責任感のある人

仕事を真面目にすることは配達求人でも求められています。

宅配や郵便の場合は時間指定があったり、引越し業者も日程が決められていることが多く、時間通りの配達、日程通りの仕事ができなければ大問題になりかねません。

責任を持って最後まで仕事をやり遂げることは配達求人に必要とされている要素です。

安全運転が出来る人

運転に自信があって運転に慣れていたとしても猛スピードで公道を駆け抜けたり、違法駐車をしてまで仕事をすることはご法度です。

あくまでも法定速度内で安全運転をし、事故などをおこさないように安全に目的地まで荷物や書類などを届けなければなりませんので安全運転が出来る人は配達求人で求められている要素です。

体力がある人

配達求人で体力がある人は重宝されます。

最近はオンラインショッピングを楽しむ人が多く、ハイシーズン以外にもバーゲンシーズンやオンラインショッピングがディスカウントセールなどをした際に荷物が増える傾向にあります。

移動は車やバイクを使ったとしても最後のドアまでは足で配達することが多く、荷物が重かったり、入り口からドアまでが遠かったりします。

加えて時間配達の荷物があれば安全運転しながら急いで届けなければなりませんので体力勝負です。

必要なスキルや資格、経験

配達求人は、基本的に普通自動車第一種運転免許が必要になります。

車を運転したり、バイクを運転したりするので免許はほぼ必須です。

他の資格は特になくてもいいのですが、スキルアップや給料アップのためにあればいい資格として、宅配関連だとフォークリフト免許があれば、大型荷物の積み込みや大型トラックで集計センターから営業所へ運ばれてきたまとまった荷物を積み下ろすことができます。

他には大型トラックを運転するために大型免許があれば仕事の幅は広がります。

配達求人の雇用形態による違い

配達求人は今まで正社員、契約社員とアルバイトが主な雇用形態でした。

しかし、最近はUber eatsなどの出前アプリの登場により、業務委託での雇用形態も増えてきています。

違いは、出来高制の給料であるため業務委託の方がうまく立ち回ることで稼ぐことができます。

特に空いた時間を利用して副業をしたい人に人気の雇用形態です。

デメリットとしては、最近の業務委託の場合、アプリを経由して仕事の依頼を受けて配達をしますが、登録人数の多いところは仕事の取り合いですし、早めに始めて実績を残している人は、仕事の評価が高く、信頼度が高いため新規で始める人より仕事を多くもらえるようになっています。

配達求人についてよくある疑問

配達求人を見ていて疑問に思うことがあるかもしれません。

特に未経験や免許がない、体力が必要と聞くから女性は雇ってもらえないのではなど色々な疑問があるかもしれません。

ここでは配達求人でよくある疑問について紹介していきます。

免許がありませんが仕事はできませんか?

どの仕事をしたいかによりますが、新聞配達の場合は、バイクではなく自転車で配達になりますし、宅配や引越しの場合は、運転できないので営業所やサポート役で同乗して仕事をすることもありますし、正社員の場合、会社によっては免許取得の支援をしてくれるところもあります。

女性は配達の仕事に雇ってもらえませんか?

配達求人で最も多い質問の一つですが、女性でも配達の仕事は可能ですし、女性だから活躍できないことはありません。

現に多くの女性が配達の仕事で活躍しています。

雇用機会均等法もあるので女性だから差別されることはありません。

未経験ですが大丈夫でしょうか?

免許があるなら未経験でも問題ないですし、会社によっては免許取得サポートをしてくれるところもあります。

免許があるけどあまり運転したことない場合は、基本的に採用後すぐ一人で仕事することはなく先輩社員や上司が横乗りして運転などの指導をしてくれるので未経験であっても安心して仕事を始めることができます。

休みは取りにくいですか?

引越し業者や配送業者の場合、ハイシーズンは仕事がなかなか休めない、残業が多いというイメージがあるかもしれませんが、体が資本の配達は、休みをしっかり摂れるように体制を整えている会社が多く、基本的には休みが取りやすくなっています。

まとめ

配達求人についてまとめてみました。

いかがでしたでしょうか?

配達求人といっても色々な求人があることを理解頂いたかと思います。

体を使って仕事をしたい、体を鍛えながら仕事をしたい人にはおすすめの仕事ですが、正社員などの今までの雇用形態にとらわれず働きたい人にも業務委託として働くことができる配達の仕事はおすすめです。

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