結婚相談所求人のよくある募集内容や種類、求人を探すときのポイントについて、この記事では経験者である筆者が詳しく解説していきたいと思います。
そもそも結婚相談所の業務とは、どんなことをするのでしょうか?
実は結婚相談所にはノルマが発生する所もあり自分の働き次第で収入が上がりますし、成婚時には達成感もあり、とてもやりがいを感じます。
求職中の方は、結婚相談所の求人を覗いてみてはいかがでしょうか?
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結婚相談所のおおまかな仕事内容
おおまかな仕事内容
登録者のプロフィールや理想の相手像から、最適なパートナーになりそうな方を紹介します。
コンピューター診断等でマッチングした数名を順次紹介していきます。
アドバイザーを通しお見合い形式で会食をする方法や、数十名、数百名単位のパーティー形式(集団お見合い)で理想の相手を探す方法などがあります。
また、登録者を増やすための営業活動も欠かせません。
結婚相談所の詳しい仕事内容は、こちらの記事を参考に!
結婚相談所にはどんな役割がある?
結婚は人生の、幸せのゴールではありません。
愛している=結婚でもありません。
人生を楽しむ上で、独り身とパートナーがいるとではそれぞれ違いがあります。
独り身のメリットは気楽さや自由、経済的な余裕などがあります。
パートナーがいると「会話があります」「笑いがあります」「喧嘩があります」「共感があります」「触れ合いがあります」「人の温度があります」…しかしその理想のパートナーに巡り会うことは簡単ではありません。
多くの人は知人の紹介で会食をしたり、合コンをしたり、出会い系サイトを利用するなど試行錯誤しています。
その点、出会う前からある程度の情報を入手できる結婚相談所はとても効率的な場所だと言えます。
年齢を重ねると結婚前提でなければ付き合わないという考えの方も当然いらっしゃいます。
時間のない方、年齢的に子供を産める期日が迫っている方、家族が欲しい方など、相手の情報を知り得た上でお見合いができる効率的な出会いの場を提供できる、喜ばれる会社が結婚相談所です。
結婚相談所にはどんな種類があるの?
基本は、インターネットから簡単に登録できる会社が多いです。
その後スマホやSNSでのやり取りも可能なので、お手軽感はあると思います。
その他に、関東圏のみなど地域を絞った相談所もあります。
お近くの相談所を希望される方も少なくありません。
また、条件が限られた方しか登録者できない所もあります。
例えば男性の年収が1000万円以上など、セレブ限定のような相談所です。
仲人が間に入り、先方が承諾するまでじっくりと相談しながら進めていく所もあります。
結婚相談所の募集でよくある事業形態
インターネット登録型
無料で簡単に登録でき、住民票などの面倒な提出物が不要である分、より多くの人との出会いはあると思います。
ただし先方の身元や情報が少ないことと、中には出会いのみを求めている人もいるので結婚までに遠回りする可能性はあります。
仲人相談型
事前に複数の書類(住民票等)も提出いただき管理としているので、結婚を意識した方が登録している可能性は高いと思われます。
入会金や会費等は安価から高額まであります。
お相手と会えるまで、専任アドバイザーと綿密に相談をしながら見つけていく方法です。
理想が高ければ高いほどマッチング率は低くなり、ある程度の妥協もしないと会うまでに時間を要してしまうデメリットもあります。
コンピューターによるデータマッチング型
登録者数が圧倒的に多いのが魅力です。
コンピューターが条件に合う相手を自動で選んでくれるので、条件が広ければ広いほど出会いの確率は高くなります。
より多くの方との出会いは可能になるはずです。
ただしアドバイザーがいない分自分自身の強い意志での活動が求められますし、インターネット登録型と同様に結婚意識の低い方が登録者にいる可能性も少なくありません。
結婚相談所の募集でよくある職種
アドバイザー
登録者の条件や人となりを把握し、親身になって理想の人との出会い、結婚までをサポートしていく役目です。
特に資格は必要ありませんが、コミュニケーション能力など人格的にも秀でたものが必要とされます。
心理マリッジカウンセラー
幸せな結婚生活を送るために結婚に必要な知識やスキルを身につけ結婚生活の適用方法、夫婦生活を通して周囲の人との関係づくり、経済的な問題、更に社会の一員としての責任などの問題を教示的なカウンセリングによってサポートしていきます。
資格取得は必須となります。
営業
インターネット以外での求人活動をしなければならないので、営業職は必要です。
雑誌社やレストラン、カフェ、スーパーなどカップルが訪れそうな店舗へのパンフレットの設置依頼、電話アポイントによる勧誘などの営業活動があります。
どういう事業形態や職種が良いか決まっていますか?
基本的に事業形態は前述の3種類に分かれますが、どの事業形態でも特に大きな差はないと思われます。
アドバイザーがキューピット役ですので、結婚相談所勤務でのやりがいを感じられると思います。
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結婚相談所でよくある募集内容とは?
「誰かの役に立ちたい」 「人を笑顔にしたい」 「幸せになるまでを見届けたい」…このようなキャッチコピーが多く見受けられます。
幸せのゴールまでのサポートができる素晴らしい仕事であるという内容がほとんどであると思われます。
給与相場
月給:20万円~50万円
勤務時間や休日、残業
基本的には8時間勤務と思われますが、成婚ノルマや会員数獲得ノルマなどもによって残業が多く発生する所もあります。
土日の休みはない場合が多いです。
平日の2日間休みとなります。
福利厚生
社会保険完備、インセンティブ制度、社員旅行、産休・育休制度、保養所等
勤務場所
本社は、管理部門(総務・経理・人事等)と営業部門とに分かれています。
店舗は、アドバイザーやマリッジカウンセラー、事務員が勤務しています。
配属は店舗となる可能性が高いと思われます。
全国展開されている会社の場合は、現住所より遠方への配属もあります。
その際は住宅の用意もありますが、いきなり知らない土地への引っ越しや周囲に知り合いのいない生活となりますので、ある程度の覚悟も必要となります。
求められる人物像
- ①コミュニケーション能力の高い方
- ②接客や人と話すのが好きな方
- ③パソコン(Excel、Word等)の基本的な操作ができる方
以上が、一般的に求められますが、残業も多く、一人あたりに課せられる業務も多いので、根性、根気、モチベーションを高く持てる方でないと長続きしません。
もちろんどの仕事でも同様ですが、特にてきぱきと業務をこなせる方は向いていると思われます。
コミュニケーション能力(接客や人と話すのが好き)
これは一番に求められる能力です。
会員様の条件や理想だけでなく、実際に会って話を聞いてその方の人となりや性格も把握し、どんな人なら相性が合うのか?を本気で考えなければならないので、聞く力・話す力・説得力・安心感(この人に任せれば大丈夫)なども必要となります。
パソコン操作
ExcelやWordはもちろん、顧客のファイル作成は必須となるのでブラインドタッチもできると尚良いでしょう。
業務が早くこなせるので重宝されます。
メンタルの強さ
営業部門では、電話によるセールスやダイレクトメールの発送、取引先へのルートセールスなどがあります。
どの仕事も同様ですが、「根性・根気・負けず嫌い」は必要です。
会社によってはノルマもありますし、精神的に追い詰められることもあります。
メンタルが強い方でないと長く続けることは難しいでしょう。
会員数(分母)はやはり、多ければ多いほど、それだけ自分に合う人が見つけられる可能性も高くなります。
結婚相談所は会員数が命と言っても過言ではありません。
どの会社も会員数を増やすことで躍起になっています。
実情では、営業職の雇用が一番求められています。
必要なスキルや資格、経験
未経験募集がほとんどです。
心理マリッジカウンセリングは資格が必要ですが、就業後にも資格取得は可能です。
学歴も不問です。
結婚相談所のおすすめ求人のポイント
基本的に求人募集の内容はどの会社も殆ど差はありません。
一見するとどこも同じなので、ポイントは見つけにくいと思います。
募集欄と、会員さん用のホームページを見ると良いでしょう。
結婚相談所のおすすめ求人のポイント1:募集欄
待遇や福利厚生
賞与が年何回あるのか?インセンティブ制度はあるのか?産休や育休はあるのか?有休の消化率の記載はあるのか?など、会社の規模や労働環境が確認できます。
労働環境が悪いと、有給休暇や週2日のお休みも取得できないケースがあります。
募集欄で環境までは見抜けませんが、どれだけ多くの待遇があるか分かるだけでも違いがあると思います。
人事考課制度の導入の有無
賞与は評価によって決められますが、適正な評価かどうかは人事評価制度の内容により変わります。
募集欄では不明ですが、「人事評価制度導入」のような記載があるかないかをチェックすることが必要です。
1年間の自分の仕事や業務の実績、やり方、努力、やる気などを適正に上司が見て評価され、対価として賞与に反映されるので、この制度次第でモチベーションは大きく変わります。
結婚相談所のおすすめ求人のポイント2:ホームページ欄
会員数の確認
前述にもある通り会員数が非常に重要なので、現時点での在籍数がその相談所の規模となります。
多ければ全国展開の可能性は大きくなるので、配属も全国レベルとなります。
自宅から通勤希望という方は店舗エリア等を確認し、規模を把握すると良いでしょう。
また成婚率等の記載もありますが、信ぴょう性に欠けますのであまり参考にはなりません。
結婚相談所の雇用形態による違い
アルバイトの募集が多い所は、アドバイザーの不足というより業務全般の人手が不足している可能性があります。
顧客名簿作成や電話応対、細々とした業務の募集と思われます。
アドバイザーを希望されるのであれば、社員雇用の記載がトップにあるかどうかの確認をして下さい。
現状ではアドバイザー(社員)は足りていて、その他の業務をこなせる人手が不足している会社が多いと言われています。
自分に合った結婚相談所の求人の選び方や注意点
アドバイザーをしたいのか?心理カウンセラーになりたいのか?営業をやりたいのか?を決めることが先決だと思われます。
アドバイザーであれば、社員雇用の求人で待遇面を見て納得できるかどうかです。
アルバイト急募の所では業務過多の可能性もあるので、自分がやりたいことができない場合もあります。
会社の言いなりに配属されてしまうことは避けましょう。
雇用形態から探す
社員の雇用かどうかを確認して下さい。
アルバイト急募は注意して下さい。
職種から探す
アドバイザー、カウンセラー、営業、事務などの募集を確認して下さい。
自分が何をやりたいのか?やりたい職種が募集されているかを確認して下さい。
会社の事業形態から考える
ホームページの確認から、インターネット登録型なのか、仲介者相談型なのか、コンピューターによるデータマッチング型なのかを確認して下さい。
自分に合う事業形態かどうかをじっくり考えたほうが良いと思います。
それぞれメリット&デメリットがあります。
給与や雇用条件から考える
社員であれば、入社時の給与の差はありません。
入社後の働き次第で差が出てくることになるでしょう。
人事考課制度やインセンティブ制度などの有無で大きく変わってきます。
エリアから考える
店舗数や店舗名を確認し、全国レベルでも配属が可能かどうかも検討して下さい。
注意点
結婚アドバイザーを希望されるのであれば、社員雇用の有無をチェックして下さい。
営業や業務メインに配属される可能性もありますので、自分のやりたい職種を明確にし、主張できるようにしておくことも必要です。
何故やりたいのか?アドバイザーをするにあたって自分にしかできないことは何か?
面接官がこの人をアドバイザーにしたいとか、是非やってほしいと思わせる魅力が必要です。
覚悟を持って準備をして下さい。
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結婚相談所についてよくある疑問
応募前の疑問や質問の中でよくある内容をご紹介します。
相談員はやりがいはありますか?
仲人的な感じではありますが、喜びは感じられます。
ノルマはありますか?
アドバイザーも営業もノルマがある相談所はあります。
一例としては、アドバイザーは成婚し退会までが1件、営業は会員様の入会1名につき1件のノルマです。
給料は良いですか?
ノルマがある相談所ではインセンティブ制度があるので、月給50万円以上も夢ではありません。
まとめ
アドバイザーという仕事は、幸せのキューピット役という意味ではやりがいのある仕事かもしれません。
ただノルマを課せられると自分の生活の安定が問題となってくるので、矛盾してきます。
本当に自分に合っている仕事なのか?実際に仕事をしないと分からない部分も多いと思います。
やってみて自分に合っていれば収入アップの期待もできますし、収入がアップすると自分の心に余裕ができ、他人の幸せに本気で取り組むことができるようになります。
全ての企業に言えることですが、CSを満足させるにはESが大事ということですね。
リクナビNEXTに会員登録をした後、自分の経歴やキャリアプランを匿名で登録してみましょう。そうすると、企業から好条件のスカウトを受けることがあるのでお得です。転職の成功確率も上がりやすくなります。