商社は大学生の就職先として人気が高い業界です。

商社は、自社で何かを作るというよりは様々な分野に携わっていて、幅広く事業展開をしている会社です。

日本で有名な大手商社には、伊藤忠、三井物産、丸紅などがあります。

何れも名だたる日本の商社ですが、得意としている分野が異なっています。

そのため、商社にチャレンジするのなら自分がどの分野に興味があって、どういうことがしたいのかを考えておかなければなりません。

今回は、商社についてまとめてみました。

商社の職種や転職するためのポイント等を紹介していきます。

商社の仕事に興味を持っている人や商社に転職したい人等ぜひ参考にしてみて下さい。

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まずは「商社」の仕事例をチェック

商社にはどのような職種の募集がある?

商社によって部署の名前が違ったり設置されていない部署があったりしますが、主な職種だけ取り上げてみました。

ただ、全部の部署がみなさんの希望する商社にあるとは限りませんので、就職したい商社が決まっているのなら一度チェックしてみて下さい。

営業

営業部はどの商社にも間違いなく存在しています。

営業がないとお客様と会社が繋がらないからです。

商社により、営業部の中にも様々な組織を設けているところがあります。

例えば、海外営業、輸出入営業、国内営業等、呼び名は商社によってそれぞれ異なります。

事業戦略

事業戦略の部署は、多くの商社に設置されています。

マーケティングとプロジェクトを扱う部署で新たな事業プロジェクトや戦略を企画や立案をしたりします。

会社によっては、事業戦略ではなく事業計画や事業企画という呼び名にしているところもあります。

貿易事務

貿易事務も多くの商社にあります。

商社によっては営業事務と呼ぶところもあるかもしれません。

グローバル展開しているところでは、海外と輸出や輸入のやりとりをしています。

営業が契約をしてきた商品の発送や、営業がサプライヤーから購入した商品の受け入れ等を行います。

具体的には輸出用の書類を作成して業者を手配したり、輸入時に輸入業者や配送業者へ受け入れ時の時間調整等などを行います。

他にも契約書の作成や庶務を行うことがあります。

サプライチェーン

商社によって設置していないところもありますが、サプライチェーンの部署もあります。

自社で物流を担わない商社ですが、商品を購入し自社の倉庫や顧客への配達までの流れの中でコストを抑えて効率化を図るために業者任せにせず、自社で計画し各業者へ立案していきます。

それを行っているのがサプライチェーンの部署です。

場合によっては1年〜3年周期で入札を行い、配送業者を選定することもあります。

総務部

多くの商社に設置されている総務部は、庶務を行ったり、人事部も兼ねていたりすることがあります。

基本的には庶務を行うので直接貿易に携わるわけではありませんが、会社によっては総務部と貿易実務が兼任しているところがあるようです。

商社への転職で狙い目な職場の特徴とは? 

商社に転職したいと考えている人や商社に転職しようと活動している人は少なくありません。

商社は様々な事業を手がけているので、自身の経験や知識を活かせる可能性が高いと考えられます。

例えば、今まで化学関係のメーカーで営業をしてきた人が商社で化学薬品の取引をしたいと考えたら、知識を活かすことができます。

商社への転職で狙い目なのはどのようなところかについてまとめてみました。

総合商社より専門商社

日本の名だたる総合商社に転職しようとしたところで、かなりハードルが高く、中途採用での募集をあまりしていません。

大手総合商社の場合は新卒採用で早期に辞める人まで考慮して大量に採用するため、多少が辞めたところで人材不足になったりポジションが空いたりすることはありません。

これまでの特殊な経験や語学力があるなら、総合商社より専門商社の方がスキルを活かすことができると思います。

大手より中小企業の商社

大手商社に転職したい人は少なくないかもしれませんが、新卒で大量採用して人材確保をしている大手商社は中途採用枠があまり空かないことと、中途採用の募集があったとしても応募するのはコンサルティング業界出身者や外資系企業で活躍した人材が多く、かなり狭き門になります。

ましてや商社の経験がなく中途採用でいきなり大手商社を狙うのはハードルが高過ぎます。

どうしても商社で働きたいと考えているなら、中小の商社の方が働ける可能性はあります。

中小の商社だと少数精鋭で運営しているため任せてもらえる仕事の幅も広く、今までの経験や知識を活かせる可能性が高いと言えます。

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商社への転職方法

商社へ転職するには何をしたら良いのか分からない、という人もいるかと思います。

ここでは商社への転職に際してやっておくべきことを紹介していきます。

まずは採用枠へ履歴書等の書類を作成し応募するのですが、商社へ転職する場合は履歴書を作成する前段階でやっておいた方が良いことがあります。

専門知識やスキルを磨く

まず専門知識やスキルを磨きましょう。

専門知識とは例えば、ITの知識や化学品、食品、自動車関連など自分が得意な分野の知識を深めていくことが大切です。

それと同時に、知識だけでなくスキルも磨くようにしましょう。

資格を取っておくのも良いでしょう。

マネージメント能力を身につける

商社は自社でものづくりをしたりするのではなく、需要と供給の間で両者のニーズを満たすための最適な架け橋を探して提案することが仕事です。

そのため商社の仕事は、社内外で様々な人と関わって仕事をしなければなりません。

例えば、営業の場合はお客様がいて書類等を作成してもらうために営業事務や貿易事務に依頼し、お客様への提案をする際には上司に承認してもらい、見積もり作成においては社内の財務や経理に相談する…等沢山の人と関わります。

様々な人と関わるため時間調整や細かな調整を行わなければならないため、リーダーシップやマネージメント能力が必要になります。

専門商社や大手商社の子会社を視野に入れて転職活動する

前述で専門商社は狙い目と紹介しました。

しかしどうしても総合商社が諦めきれないというのなら、総合商社の子会社も転職先の視野に入れることが大切です。

子会社で評価され親会社へ転籍できる可能性があるからです。

商社への転職で成功するためにやっておくべき3つのこと

商社へ転職したいと考えている人は、当然ですが商社に転職できたら活躍したいと考えていると思います。

転職して失敗しないためにはどうしたら良いのか、商社への転職を成功させるためにやっておくべきことを紹介していきます。

自らがリードを取って成功させたプロジェクトの実績を残しておく

商社に転職するなら、これをやりました、これを成功させましたとアピールできる実績がなければ他の候補者とり見劣りしてしまいます。

ただ成功したという経験談ではなく、自分がリーダーシップを発揮し様々な部署を巻き込んで成功させた体験談は大きなアピールになります。

商社へ転職を考えた際、今の会社で実績がない場合はまず自身がリーダーシップを発揮し成功させた仕事の事例を一つでも多く成し遂げておくべきです。

語学力を磨いておく

商社に入ると英語はもちろん、それ以外の外国語もできたら採用される可能性がグッと高まります。

そのため、英語プラスアルファの外国語を取得しておくと役立ちます。

例えば中国語やドイツ語、スペイン語やフランス語等の母国語として話されている人口が多い言語でも構いませんし、新興・途上国に対して投資をしている商社であればマイナーな言語をやっておくと採用後にプロジェクトなどで抜擢される可能性が高まります。

商社に転職したい目的を明確にしておく

商社は入るのも大変ですが、入ってからも大変です。

なんとなくやってみようとか、今の仕事じゃダメだから商社ならなんとかなるだろうと安易な気持ちで商社への転職活動を考えているなら、止めておいた方が無難です。

商社に転職することがゴールでなく商社に転職してから成功することがゴールであるなら、何のために商社へ転職したくてその後どうしたいのかという具体的なビジョンを持つようにしましょう。

商社への転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

商社へ転職するからには、当然転職後の年収を上げていきたいと考えている人は多いと思います。

しかし、ただ転職しただけでは年収が上がるかどうか分かりません。

そこで、商社へ転職して年収を上げるためにやるべきことを紹介します。

転職活動の際に転職エージェントを介して転職すること

転職すると給料が下がるとよく言われます。

それは今までの経験が活かせない職場へ転職したり、条件交渉を上手くすることができなかったりするためです。

ましてや仕事をしながらの転職活動は難易度が高く、しかも商社へ転職するためには様々な知識や対策が必要になります。

そこで、転職後も年収を上げて活動するために一番早い方法として、商社の転職に特化した転職エージェントを活用することをおすすめします。

商社にパイプのあるエージェントなら手数料がかかることがありますが、能力や経験をこちらに代わって商社へアピールしてくれます。

未経験でチャレンジする業界の商社でなく、今までの経験が充分活かせる商社を選ぶ

商社は経験がある人の方が歓迎されます。

未経験で転職してはいけないとか未経験だと絶対に採用されないというわけではありませんが、募集している職種の経験が豊富であったり商社が得意としている分野の知識や業務経験が豊富だと、商社としては受け入れたい人材になります。

中堅商社のマネージメント職を狙う

商社の転職が上手くいっていない人のほとんどは、大手狙いであることが多いです。

大手は競争倍率が高く、採用されても現職と同じ条件の給料をもらえるとは限りませんし、ほとんどは一からスタートになるため年収は下がります。

ある程度業界経験があって知識も豊富であるなら、大手の商社よりは中堅商社のマネージメント職を狙うことも年収を上げるための方法です。

自分にあった商社の求人の選び方や注意点

ここまでは商社について色々とお話しました。

ここからは自分に合った商社の選び方や注意点を紹介していきます。

大手ばかりを選択肢に入れないこと

商社に転職したいと考えている人はネームバリューや大きな仕事にチャレンジしたいがために大手商社ばかりを視野に入れて転職活動しますが、大手商社は競争倍率も高く募集もなかなかありません。

また大手商社は能力以上のことを求めることがあります。

今の自分の能力では難しいとか今の自分の実力ではどこまでやれるか分からないと考えているなら、大手ばかりではなく中小の商社への転職も視野に入れましょう。

今まで経験した専門性がきちんと活かせるかどうか

自分に合った商社の求人なので、今までに培った専門性をしっかりと活かすことができる求人かどうかチェックしましょう。

例えば今まで食品メーカーで勤めてきてこの知識と経験を活かして商社で活躍したいと考えて転職活動しているのに、応募する商社は化学系を担当する営業職であったとなると今までの経験はあまり活かすことができず、また自分に合った商社かどうかも怪しくなってしまいます。

年齢制限

意外と見落としがちですが、商社の中には応募する人の年齢制限を設けているところがあります。

30歳未満や27歳までなどと記載されているところにそれ以上の年齢の人は当然応募できませんので、募集内容をチェックする際には注意が必要です。

募集経験がしっかりとマッチしているかどうか

もう一つよく見落としがちなのが、求める人物像としてこれまで経験してきたことや知識の有無を希望している項目です。

その項目にマッチしていなければ採用される可能性は低いですし、ほとんどは書類選考で落とされかねませんので、募集経験がしっかりと自分のこれまでの経験とマッチしているかどうかをチェックしておく必要があります。

まとめ

今回は商社への転職や仕事内容についてまとめてみました。

商社の転職は総合的に見て決してハードルが低いものではありません。

商社への転職を希望される方はしっかりとした準備をして挑んで下さい。

皆さんの転職活動が上手くいくことを祈っています。

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