2020年12月17日

登録販売者求人に興味のある方はこの記事をご一読いただければと思います。

医薬品のプロとして最近「登録販売者資格」というものができました。

登録販売者は受験資格もなく誰でも受験できることから、最近人気の資格の中でも上位にランクインしています。

そんな人気の資格である登録販売者とはいったいどんなものなのか、登録販売者の資格を持っているとどのような仕事ができるのかをご紹介していきます。

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登録販売者のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

医薬品の販売に関わるお仕事をします。

登録販売者の資格を取得することによって一般用医薬品の販売を行うことができるようになります。

一般用医薬品とはOTC(Over The Counter)医薬品ともいわるもので医薬品のリスク区分によって分けられます。

大きくは第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品と分けられ、登録販売者として販売することができるのは第一類以外の一般用医薬品です。

医薬品を販売することができる薬のプロフェッショナルです。

登録販売者の資格を持っていれば一般用医薬品の約9割の商品を取り扱うことができます。

登録販売者はどういう役割を求められる?

登録販売者の働く場所としてよくあるのがドラッグストアでの勤務です。

ドラッグストアでは登録販売者と資格をもっていない一般従事者に分けられます。

医薬品は登録販売者の資格を持っている人ではないと説明や販売をすることができません。

そのため登録販売者資格を持っているとお客様から薬について聞かれることがあります。

お客様が悩まれている症状に合わせて適切な薬を提供することが求められます。

登録販売者求人にはどんな種類があるの?

求人数が多いのはドラッグストアやコンビニエンスストアでの求人があります。

その他にも個人の薬店や家電量販店、ホームセンターでの医薬品売り場での業務があります。

登録販売者求人の募集でよくある施設や事業形態のパターン

ドラッグストア

一番多いのはドラッグストアでの求人がよくあります。

郊外のドラッグストアや都心部などありますが、医薬品だけではなく健康食品や化粧品、食品、雑貨と様々な商品が置いてあるところがほとんどです。

コンビニエンスストア

コンビニエンスストアでの勤務の場合は、コンビニエンスストアの店舗内に医薬品が一部置かれている場合と薬局併設型の店舗があります。

コンビニエンスストアの中に医薬品が一部置いてある場合の商品数は比較的少ないので初めて医薬品に触れる人や登録販売者になりたての人にはおすすめです。

登録販売者としての勤務経験がある人からすると物足りない感じもするかと思います。

調剤薬局

登録販売者としての資格を取得したということで能力が認められて調剤薬局で事務として勤務する場合があります。

本格的に調剤薬局で勤務する場合は、登録販売者の資格ではなく調剤薬局事務という資格が必要になってきます。

処方箋の受付、窓口での業務やレセプトの事務も担当することになります。

調剤薬局は病院が閉まると閉局するところが多いので18時前後には営業が終わることが多いです。

また病院が午前中までのところや日曜日が休みの場合が多いので、水曜日と土曜日はお昼までの営業時間となるケースもよくみられます。

通信販売会社

医薬品を取り扱う通信販売会社の勤務があります。

コールセンターを設置している場合が多く、医薬品についてお客様からお問い合わせがあった場合に対応する部署に配属されることがあります。

製薬会社や医薬品の卸会社

製薬会社や医薬品の卸会社での勤務があります。

登録販売者の資格を持っているので医薬品についての最低限の知識はあると判断されることもあります。

介護施設や老人ホーム

介護施設や老人ホームでの薬のアドバイスを担当することもあります。

施設に看護師が常にいない場合、セルフメディケーションのアドバイスとして登録販売者の資格を持っている人がアドバイスをするということも求められています。

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登録販売者求人でよくある募集内容とは?

医薬品売り場での接客業務、商品の陳列と補充等と書かれている場合が多いです。

医薬品をお求めに来店されたお客様の対応、医薬品売り場だけではなく売り場全体の補充と陳列を行います。

その他にも商品の発注や在庫管理、レジ打ちなどの仕事を担当することも多いです。

登録販売者の資格を持っているからといって医薬品の販売のみを担当するということは珍しいです。

給与相場

アルバイトやパートとして勤務する場合は時給900円~1000円というのが相場です。

都心部や外国語も話せる場合は時給が上がることが多いです。

また、夜勤は夜勤手当がつきますので高収入が見込めます。

会社によって登録販売者の資格を持っていると時給が増える場合と、時給は固定で月総額に資格手当として5000円程度支給される場合があります。

社員の場合だと20~35万円。

年収にして300万円~400万円が平均といえます。

通常社員として入社して主任、副店長、店長と昇格していきます。

昇格するにつれて給料も上がるというイメージです。

副店長や店長の場合だと役職手当というのがあり、会社にもよりますが月3~5万円程給与にプラスされることがあります。

店長以上になるとSV(スーパーバイザー)という役職もあり年俸制となることがあります。

勤務時間や休日、残業

登録販売者としての勤務場所のほとんどがドラッグストアや薬局です。

ドラッグストアのほとんどは朝から深夜までお店が開いているところが多いです。

そのため勤務時間は朝から夕方、昼から夜いった2交代制の場合がよくあるので1日当たり8~9時間。

アルバイトやパートの場合は1日の営業時間を2交代制または3交代制としていることがあり、1日の勤務時間は5時間前後となることもあります。

休日は週休二日制になることが多いです。

お店によってポイント〇倍で―といった日は基本的には出勤となりますので、それ以外の日で2日の休日。

残業は1時間程度は発生してきます。

福利厚生

従業員割引特典、資格取得支援制度がよくあります。

一般従事者として勤務している場合で医薬品の販売もしたいスタッフ向けの資格取得支援制度です。

登録販売者の資格を取得するまでの講座を独自で行っている場合や個人で勉強して登録販売者の資格を取得した場合、取得にかかった費用の一部を会社が負担してくれる制度のことです。

勤務場所

勤務場所は店舗で勤務することがほとんどです。

また、登録販売者のスタッフは医薬品が陳列されている場所の近くにいる場合が多くお客様へスムーズに対応することができるようにしています。

求められる人物像

責任感の強い人が求められます。

一般用医薬品を販売する上でお客様へ適切なアドバイスを行わなくてはならないからです。

購入するお客様がどのような症状を訴えているのか、今現在病院などからもらった薬はないか、持病があるかどうか。

その他にも薬によっては飲み合わせが難しい場合や対象となる方がお子様の場合は年齢によっては服用することが難しいこともあります。

お客様の話をしっかりと聞いて理解し、適切なアドバイスをすることが求められてきますので責任感が必要となってきます。

必要なスキルや資格、経験

一般用医薬品の販売をするためには登録販売者の資格が必要です。

実際に独学や学校などで勉強をして資格を取得することになります。

登録販売者の資格を取得するために勉強した内容はあくまで基本的な内容です。

現場で勤務してお客様に接客する際には細かい成分の話よりもその薬がお客様自身に効くのかが求められてきます。

そのためそれぞれの医薬品にはどのような成分が入っているのか、何歳から服用することが可能なのかを把握しておく必要があります。

同じ成分や容量でも会社が違う商品や同じようなデザインの商品でもパッケージの色の違いによって成分が少し異なることがあります。

まずはよく販売されているもの、テレビやCMで放送されている商品についてはお客様がよく知っていることが多く必然的にその商品が売れる傾向にあります。

そういった商品から勉強して徐々に知識を増やしていくことが効率的に覚えていけるポイントです。

登録販売者のおすすめ求人のポイント

インバウンド対策をしている店舗

登録販売者の資格を持っていればどの場所でも医薬品の販売は可能です。

身近な店舗に応募するのでもよいですし、今では海外からの旅行客を目的としたインバウンド対策がされている会社も数多くあります。

語学堪能な人やこれから外国語を勉強したいとい人はそのようなお店に応募してスキルアップをしてみるものいいかもしれません。

インバウンド対策をしているお店は基本的に店舗に行ったらすぐにわかります。

商品を陳列しているPOPに中国語や韓国語で文字が書いてあります。

できるだけ多くの医薬品のを取り扱う店舗のほうが勉強になる

季節の変わり目など1年を通して考えるとどこかで身体の不調を感じることはあります。

登録販売者の勉強しているとその身体の不調の原因は何なのか考えた上で、その症状にはどの医薬品が適切なのかを選択することができます。

自らの体調を整えるだけでなく、家族や周りの人へのアドバイスもできるようになります。

登録販売者として、多くの医薬品を取り扱う店舗で勉強してお客様にアドバイスをするという経験が多いほど自分の知識も増えやすくなります。

駅近くのドラッグストア

普段何気なく歩いている場所でもよく見かけるのがドラッグストアです。

特に駅から近いところには数多くのドラッグストアのお店があります。

学生やダブルワークなどで忙しい人など駅から近いところだと交通の便もいいのでおすすめです。

登録販売者求人についてよくある疑問

登録販売者の資格を持っている場合で求人の応募をする場合によくある質問についてご説明していきます。

応募方法は?

応募方法は店舗への電話やメール、求人会社を通して連絡をするといった方法があります。

面接でよく聞かれることは?

面接でよく聞かれることはドラッグストアなどでこれまでどのくらい経験があるかを問われます。

それまでの経験年数によって管理者がいなくても勤務することができるようになるからです。

2年未満の場合は研修中ということがわかるような名札をつけて勤務をします。

2年を超えるとようやく管理者として働くことが認められるようになります。

※経年措置については登録販売者の資格をいつ取得したかによって変わりますので、詳しくは厚生労働省のホームページをや保健所などで確認することができます。

未経験でも働くことはできますか?

未経験でできるのか。

勤務することはできます。

資格を持っていて勤務が初めての場合は勤務するお店の医薬品についての基礎知識から学び、責任者の判断によりお客様の対応を任せられるようになります。

勤務する時間帯は選べますか?

店舗によって勤務時間帯は異なります。

基本的には朝から昼の勤務、昼から夕方、夕方から夜の3パターンあるので店舗に連絡をして勤務できるかどうかを確認することができます。

パートやアルバイトからでも勤務することはできますか?

お店で勤務しているスタッフのほとんどがパートやアルバイトのスタッフです。

未経験の場合など一度経験してみたいという人はそこから勤務をしてから社員になるということを考えてみるのもいいでしょう。

まとめ

登録販売者の資格を持っている場合の求人内容や仕事内容について触れてきました。

基本的に登録販売者の資格を持っている場合はお店全体のフォローをしながら医薬品の販売をすることがメインとなってきます。

そのためお客様が医薬品を求めて買いに来られた際はしっかりと話を聞き、何を改善したいのかを理解する必要があります。

同じ名前のような医薬品でも成分が全く異なりますので、熱はないけど頭が痛いといった場合など総合風邪薬を提供することが無難にも思えますが、総合風邪薬だと熱を下げる成分などそのお客様の症状にとっては余計な成分も入っています。

お客様の症状にあった成分のみが入っている医薬品を提供することも大切です。

お客様の立場にたって何が必要なのかを適切に判断していくことが登録販売者として働くうえで大事になってきます。

また、登録販売者といっても勤務する場所や仕事内容、取り扱う商品も変わってきますので柔軟に対応できる能力やお客様と接客するうえでコミュニケーションスキルも必要になってきます。

登録販売者の資格を取得してからでも自分がどのような場所で勤務をしたいのかをある程度考えていたほうがいいでしょう。

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