日本には全国各地に多くのドラッグストアがあります。

昔はドラッグストアと言えば薬を購入する店、雑貨や化粧品も置いてあるくらいのイメージだったかもしれません。

最近では食品や、食品の中でも生鮮食品まで扱う店もありますね。

ドラッグストアに行けば必ず滞在しているのが登録販売者。

2009年から登録販売者という資格を取得する事で薬剤師でなくても一部の薬を販売できるようになりました。

ドラッグストアに行けば何でも揃ってしまうこの時代。

仕事の幅はとても広く、需要も高まっています。

登録販売者ってどんな仕事してるんだろう?

ここではそんな疑問に対して登録販売者の中でも一番活躍の場が多いと言われているドラッグストア勤務を例に仕事内容をご紹介致します。

登録販売者の仕事は大きく9個の業務に分けられます!

店長業務、社員業務、レジ、品出し、期限確認、接客、発注、売場作り、セミナー参加などになります。

登録販売者といっても業務内容は薬のことだけではありません。

薬の接客以外は他の小売業と似た業務が多い印象です。

意外とやる事は多く1日があっという間に過ぎるため、「暇でなかなか時間が過ぎない…」という事はほぼありません。

では1つずつ詳しく業務内容についてご紹介します。

店長業務

店舗数が増えている会社では入社数年ほどで店長になる事は珍しくありません。

店長は店の責任者であるため、店の事細かな管理を行います。

仕事内容は店の全管理と言ってしまえばそれまでなのですが、具体的には人時調整や売場管理、売上の維持・向上をするための事細かな業務を行います。

また、職場では様々な年代の方と働くため人間関係の仲介役になることや人材育成も欠かせません。

店長によって職場の雰囲気は大きく変わりますし、とてもやりがいのある仕事です。

店長業務は他の従業員がやる仕事に加えて合間に行うようになります。

社員業務

店長は365日出勤できないので、店長不在の際や補佐としてパートやアルバイトの方に指示を出すのが他の社員の仕事になります。

効率よく業務を完了させるために1日のスケジュールを組立てます。

他には会社から出ている指示を実施したり、売場作りやお金の管理、発注などを行います。

レジ

ドラッグストアは販売業なのでレジ係を交代で行います。

最近ではキャッシュレスが進み、電子マネーやバーコード決済なども増え便利な反面覚える事も増えています。

レジにずっと数人が立っていることは少なく、合間に品出しをしてお客様が並び始めたらご案内する流れの店も多いです。

品出し

実はドラッグストアの大方の業務は品出しと言っても過言ではありません。

ほぼ毎日荷物が届くため、売場へ出した後在庫からも補充を行います。

品出しの中でも飲料や栄養ドリンク、洗剤などの液体は非常に重いため体力仕事になります。

私は店で働き始めてすぐの時「こんなに荷出しがあるの?!」と驚いた覚えがあります。

品出しなんてつまらないと思うかもしれませんが、品出しはかなり重要な仕事です。

商品を出していると場所を覚える事ができ、あまり売れない商品の場所までも把握することができます。

お客様に1番聞かれるのは商品の場所と、取り扱いがあるかということです。

「リトマス紙なんて売ってるんだ…」なんて発見もあります。

期限確認

ドラッグストアでは食品や医薬品など消費期限や使用期限があるものがあるため毎月期限の確認を行います。

品数はとても多いため毎月全て見る事はできませんが、区間を分けて抜けがないように確認します。

期限が過ぎた物が売場にあるとお客様の信用を失ってしまうため確実に行います。

接客

登録販売者はもちろん薬の接客を行います。

第2類医薬品、第3医薬品の医薬品について、お客様の相談にのったり販売を行います。

第1類医薬品や要指導医薬品の販売は薬剤師が行います。

登録販売者の資格は2年の実務経験がなければ研修中となるため一人前の登録販売者と一緒でなければ店を開ける事ができません。

しかしこれは心強いことなのです。

数を重ねなければ難しいのが薬の接客。

他にも資格者がいるうちに沢山質問をして学びましょう。

そして接客は薬だけではありません。

店内にいると店内にあるもの全ての質問や相談を受けます。

これも薬の接客と同じで、調べたり他の従業員と確認し合うことで自然と知識は増えるので心配はいりません。

日々新しい商品が入ってくるため、新しい物や流行が好きな方は特に楽しいはずです。

化粧品や柔軟剤など気になる商品を導入すぐにお試しとしてメーカーさんから頂くこともあります。

発注

日々商品が店に届くのはこちらで発注を行っているからです。

便利な世の中になり、自動的に売れ数を計算して発注をとるシステムもあります。

しかし在庫のずれや欠品により売場に穴が開いてしまっていることもあるので必ず目で確認したり、特売やシーズンものなど多くとりたいものは調整して発注したりします。

在庫管理は微妙に難しく、多く持ちすぎると倉庫が溢れかえるし、少ないと欠品に繋がるため慣れが必要となります。

売場作り

売場作りはみんながする事ではありませんが、業務の1つです。

夏は日焼け止めがよく売れ、冬はハンドクリームがよく売れますよね。

シーズンによって売場を変更し、売れ筋の幅を大きくしたり販促物の設置等を行います。

その他キャンペーン商品の売場作製や、新商品の導入を行います。

1年中変わらない売場はほぼ無いため飽きませんね。

セミナー参加

これは職場でする業務とは異なりますが、登録販売者になると会社で行われるセミナーや研修に参加することがあります。

登録販売者の資格を取ってもどうやって接客すれば良いのかわからなかったり、どんな市販薬があるのかわかりません。

セミナーや研修ではそういった不安を解消し、自信をもって接客を行うための勉強を行います。

資格を取った後のフォローがあるととても安心して業務をすることができますね。

会社のセミナー以外にも登録販売者は継続研修という外部研修があります。

「薬局並びに店舗販売業及び配置販売業の業務を行う体制を定める省令」に定められており、登録販売者の義務となっております。

登録販売者の仕事の良いところ

良い点、やりがいを感じるポイント

薬について詳しくなれる

薬を知る事は楽しいですし、これは日常でも非常に使える知識です。

ドラッグストアに売ってある薬にはどんなものがあるのかを知っておけるため病院受診できない時自分ですぐに購入することができます。

薬剤師が常在している場合はより深い事を聞いたり、調剤で扱う薬について聞くこともできます。

お客様が飲み合わせを確認してほしいとお薬手帳を持参された場合は薬剤師に確認してみましょう。

そして薬の接客ではお客様の相談に乗る事が多いため、最後に「ありがとう」の一言を聞くととても嬉しくなりますね。

もし相談内容についてわからなくてもわかる人に相談したり、自分で調べて答えるなど一生懸命その人に対して応えようとすると自分の力となり、次の接客で活かしていくことができます。

オリジナルの売場作りができる

業務内容にも挙げましたが、登録販売者は売場作りを行うことがあります。

売場にはPOPや、装飾などをとりつけてお客様の目を惹く売り場を自分で作り上げることができます。

自分が作った売場が店にあると思うと気合が入りますね。

素敵な売場だとお客様は自分の意思で商品を購入するので売上向上にも繋がります。

「私はセンスがない…」という方でも、売場によってはバイヤー(商品担当の方)が指定して配置が決まっているものがあったり、他の方が作った売場を参考にすることもできますので安心です。

売場そのものを作成する以外にも、この商品はレジ付近ではなく入口に置いた方がいいのではないかなど商品の展開について考えて実行することもできます。

商品展開は売上を大きく左右するのでやりがいを感じます。

それぞれがステップアップできる

登録販売者として仕事をしていく中で興味が出る分野はそれぞれ違うと思います。

ドラッグストア勤務の良いところは、ステップアップの仕方が一つではないところです。

例えば、店の経営に興味があれば店長になったり、化粧品に興味があればビューティーアドバイザーになることができます。

その他にも、漢方・ベビー用品・介護用品など様々な分野があり、アドバイザーとして業務に取り組むこともできます。

活躍の場はドラッグストアだけではない

登録販売者といえばドラッグストアを思い浮かべるかもしれませんが、それだけではありません。

コンビニ、調剤薬局、ホームセンター、その他様々な場所からの募集があります。

それだけ需要のある仕事だということがわかりますね。

自分が住んでいる地域の募集を確認してみましょう。

自分に合った働き方が選べる

登録販売者は正社員、パートどちらでも働くことができます。

正社員になって専門知識を増やし、上を目指すこともできますし、パートとして子育てと両立しながら続けることもできます。

様々な働き方があるので、自分に合った働き方ができますね。

登録販売者についてよくある疑問

では実際に登録販売者として働きたいと思った場合どうすればいいのでしょうか?

応募方法は?

やり方はいくつかあります。

  • 店舗で直接問い合わせる
  • ハローワークで募集しているところへ応募する
  • 転職サイトを活用して応募する

もし働きたい店が決まっており、募集が出ていない時は直接店舗へ問い合わせると良いでしょう。

ドラッグストアは人手不足のところが多いので、貼り出してなくても募集をしているところもあります。

未経験でも応募できる?

できます。

業務内容は荷出しやレジがほとんどなので経験がなくても始めることができます。

登録販売者の資格は取ってから応募すると採用率は上がりますが、最初は一般従業員として働きながら途中で登録販売者の資格を取ることも可能です。

会社によっては登録販売者試験のセミナーを行っていることがあります。

独学だとどうやって勉強すればいいかわからないという方には良いですね。

薬の知識が無くても始められる?

大丈夫です。

登録販売者はこの資格を取ろうと思って勉強を始めた人がほとんどです。

試験内容は道徳的な分野、法律、人体構造、薬の成分についてです。

これだけ聞くと難しく思えるかもしれませんが、過去問を解き、なぜこれは選択肢に入らないのかなどの意味も理解して身につければ取得することができます。

独学が苦手な場合はセミナーに参加したり、youtubeに解説動画なども載っているので参考にしてみるのはいかがでしょう。

職場の雰囲気は?

こればかりは店にもよりますが、どこの店舗でも言えるのは従業員同士のコミニュケーションは必須ということです。

私が働いている店はとても人間関係が良いと思っています。

それはきちんと相手に伝える事を大事にしているからではないでしょうか。

一日に何人もの人が交代で勤務するため、仕事の引継ぎをしっかり行いましょう。

仕事中は大抵やることがたくさんあるので喋っている時間はあまりありません。

作業に没頭するとはまた違いますが、ずっと人と喋ることが苦手でも大丈夫です。

男性でも女性でも働ける?

性別は関係ありません!

男女共に活躍できます。

ドラッグストアの業務は細かな作業から力仕事まで多岐に渡るため、それぞれの”得意”を活かすことができます。

そしてお客様によっては異性に相談するのが恥ずかしいという事もあるので、男性も女性もいる職場が理想ですね。

どんな人が向いてる?

  • 人と話す事が好きな方
  • 物作りが好きな方
  • 新しい事にどんどん取り組みたい方
  • 店の運営に興味がある方

一つでも当てはまれば、特にこの仕事は向いてると思います。

苦手な事があっても、取り組んでみる事で克服できるかもしれません。

「お喋りが苦手だから登録販売者にはなれない」ということは全くありませんので是非チャレンジしてみてください。

まとめ

ここでは登録販売者のドラッグストア業務について紹介してきました。

会社自体や店舗によって差はありますが、とてもやりがいのある仕事には変わりありません。

お客様と接する事で感謝の言葉を頂いたり、日々新しい知識が増えることはこの職業の魅力となります。

登録販売者の資格を持っておけばもし休職をすることがあったり、引っ越しをすることがあっても活用することができます。

学校に通わなくても取得できるので持っていて損はない資格です。

働き方が選べる点も良いですね。

これから需要が高まると言われている登録販売者の資格。

あなたも取得して登録販売者として働いてみませんか?


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