皆さんこんにちは。

今回はお仕事紹介企画として、総務部門の仕事の一つである「労務管理」のお仕事について、内容や、やりがいを感じるポイントなど紹介させていただきます。

どうぞ最後までお付き合いください。

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労務管理の仕事は大きく3個の役割に分けられる

給与計算

企業で働く従業員の給与支給を行う業務です。

給与管理には大きく分けて「人事データ登録」と「勤怠管理」があり、月々の就業状況に合わせて各個人の給与額を確定し、支給処理を行います。

保険管理

給与支給に合わせて控除される保険料の処理を行います。

国が管轄する「労働保険」と「社会保険」の他にも企業の福利厚生で加入する団体保険などの処理を行います。

税務管理

税務管理は保険と同じく給与から控除される税金の管理を行います。

国管轄の「所得税」と、地方自治体管轄の「住民税」の処理を主に行います。

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給与計算の2個の業務

人事データ登録

雇用契約書を基に従業員データを登録します。

契約期間や給与、休日や出退勤の時間など、給与計算の基礎となるデータの他にも、給与の振込先の口座番号や、住所、連絡先、扶養家族、マイナンバーなど、重要な個人情報を取り扱う事になりますので、情報の流出には十分な注意が必要になります。

入社の際の契約書の作成や、通勤手当や世帯手当、マイナンバーの登録申請書など雇用契約以外の申請書の配布と回収なども行います。

勤怠管理

タイムカードなど月次の勤怠管理ツールを使用して、就業の状況を集計します。

残業の申請書のチェックや、遅刻、早退などの確認、有給休暇など休みの取得日数のチェックも行います。

出勤状況は給与の金額だけではなく、退職金や賞与、有給休暇の付与日数などにも直結してきますので、月次で確実な管理を行うことが必要です。

保険管理の2個の業務

保険の加入と喪失処理

従業員の契約状況に応じて保険の加入要件が決められますので、加入資格のある人は速やかに保険が使用できるよう、迅速に加入処理を行い、また退職などで資格を失った人は喪失処理を行います。

更に昇給などにより給与額が変わることによる保険料の改訂処理も行います。

保険料の改定は毎月7月に行われる「算定処理」と、随時行われる「月変処理」があり、いずれも直近の3か月の給与額の変動により実施されます。

従業員からの保険相談

保険は従業員の将来の生活に直結する大切な資産管理です。

社会保険は保険者の扶養に入ることにより保険適用することができますが、現在では社会保険枠の拡大により、月額8万8千円以上の収入がある場合は扶養から外れ、自身で保険に加入し

なければいけません。

従業員からの相談に応じて保険料や働き方の提案や、加入や変更の処理を行う業務に加え、国の干渉する保険制度の他にも一般生命保険や貯蓄などの助言を行う場合もあります。

税務管理の2個の業務

年末調整処理

毎年12月に行われる税金額の調整処理です。

1年間の給与所得と保険料と税金の支払い金額を集計し、従業員ごとに計算上の税金額と、1年間に実際に支払った税金の差額を明らかにし、差額金の還付、徴収の処理を行います。

所得税の金額は従業員の世帯構成や、支払っている一般生命保険料の金額によって変動しますので、1年ごとに対象従業員の全員の確認を行う必要があります。

住民税処理

地方自治体に収める住民税の処理は毎年6月に行われます。

住民税は過去1年間の給与額を基に算定されますので、給与の変動が大きかった人などは、一年遅れで税金の金額が変動することになる為、個別に確認を行います。

基本的に税金の金額は地方自治体が計算し通知されますので、企業で金額を計算する必要はありません。

従業員に通知文を配布する業務が中心になります。

財務経理との仕事内容の違い

同じ企業のお金を管理する財務経理の仕事とは、類似しているところも多いですが、財務経理が企業全体の資金の流れを管理している部署に対し、労務管理はあくまで従業員個人ごとの金額の管理をしているという違いがあります。

取り扱う金額は財務経理のほうが多いですが、労務管理の仕事は金額は少なくても、それぞれの従業員の生活に直結する業務ですので、ミスなく処理できるよう、細心の注意が必要です。

労務管理の仕事の良いところ

やりがいを感じるポイント

従業員との絆が深まる

労務管理は給与や保険、税金の処理を通じて従業員の生活を全面的にサポートする業務です。

安定的な収入が維持でき、将来に向けて不安なく生活できなければ、仕事に集中して取り組むことができません。

誤りなく正確に、迅速に業務処理を行うことで、従業員との信頼関係が深まりますし、保険の加入や将来の資産形成などの提案などを通じて、感謝され、頼られることが大きなやりがいにつながります。

面白いポイント

法律や制度に詳しくなる

労務管理の業務を通じて、仕事を行っていく上で必要な社会保険や労働保険、また税法上の知識、あるいは労働基準法などの法令の知識を身に着けることができます。

この様な知識を持つことは自身が生活していく上でもメリットになりますし、より深い知識を習得し、社会保険労務士や中小企業診断士などの専門家としてステップアップすることも可能です。

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は労務管理のお仕事について紹介させていただきました。

労務管理のお仕事は事務仕事の中でも従業員一人一人の生活に特に直結するお仕事として、正確な業務処理と同時に、従業員に対する思いやりを持つことが必要となります。

給与や保険料は業務上では単なる数値ですが、従業員にとってはそのひとつひとつが自身の生活にとって大きな影響を与えることになります。

労務管理の仕事は自身の仕事の先に常に従業員の顔を思い浮かべながら、奉仕の精神を持って業務をすることが大切ですし、またその様にして努力した先には、ほかの事務の仕事では味わえない、個人の感謝の言葉と信頼関係の醸成が待っています。

労務管理の仕事は、事務職の中でも特に人間同士の結びつきが重要であり、またやりがいにつながる仕事ということができるでしょう。


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