総務の給料や年収はどれくらい?相場感や給料を上げるための転職術を教えます
皆さん、転職活動は進んでいますか?
今回は、総務系の転職求人を求めている転職希望者の方が快く転職活動ができるよう、お力添えできることをご紹介していきたいと思います。
総務系の転職というと、事務職での転職求人を探すところから始まります。
現在では、総務と表記する求人も、業種や業務内容にばらつきがあるように感じます。
そこで、総務の転職を有意義にするために気を付けなければならないポイントとはどこなのか、ここで一緒に考えてみましょう。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)
総務の求人をお探しの方へ
まず、総務系の求人を探す前に、そもそも総務系の職についてあなたはどんな仕事をしたいと思い立ち、転職活動をしようと思いましたか?
総務系の職種というのは、事務職の中でも様々な意味合いを持つ職種でもあります。
一方では雑務も含めた総合的な事務職であったり、もう一方は経理も掛け持ちするほどの多忙な事務職であったり、更にもう一方は労務関連の仕事をしている専門の部署であったりと様々です。
その中で、あなたは総務という職業に対し、自分のしたい仕事に近い具体的なイメージを持って転職活動に挑まなければなりません。
幅広い職種内容と言っても選びたい放題というわけではないので、選択の幅は増えたとしても迷ってしまう可能性の方が高いでしょう。
総務求人の選び方
総務の求人は、上記にも述べましたが、非常に職務内容の多い職種です。
自分が総務に対して何を求めているかを考えた上で求人を見ましょう。
そして、転職という過程において細かいことですが押さえておいてほしい箇所があります。
ここをしっかりと押さえて、転職を確実なものとしましょう。
勤務地
ここは自分の通勤スタイルに合わせましょう。
例えば、電車通勤が良いと思う人は沿線近くの会社を選びますし、車で通勤したいという人は通勤できる範囲の距離までになります。
また、何時から働きたいのか、何時までに帰宅したいかということも、勤務地と関係があります。
家に帰るまでの時間をなるべき減らしたいという人や、道中買い物をしたいから希望したい地区の場所の勤務先にしたい人など、仕事前後のプライベートの希望が勤務地を選択する上で大切になってくるのです。
雇用形態
転職活動を希望する人は「正社員」の人ばかりというイメージが定着していると思いますが、転職サイトで検索してみると分かるように、転職サイトの中でも非正規雇用の求人があることを頭に入れておいてください。
その上で、あなたが正社員で働くのか非正規雇用で働くのか、ここは求人によって違います。
しかし、求人の中でも雇い側の試用期間の取り決めによっては非正規雇用の状態のまま雇用され続けてしまうので、求人内容の雇用形態をしっかりと押さえておきましょう。
また、総務関係の転職求人であまり見受けられることはありませんが、歩合制の給与形態の企業は稀に雇用形態が非正規雇用のところもあるようです。
気になった会社の求人で疑問に思った箇所があれば、問い合わせてみましょう。
給与
上記でも述べましたが、総務関係の職種は、給与形態はほとんどは固定給で算出されていると思います。
事務職は営業のように数字を出しているわけではないので、ほとんどは歩合制ではないでしょう。
しかし、給与形態で気にしなければならないのは「総支給額」が希望金額と相違しているかどうかです。
総支給額という情報だけに囚われてはいけません。
実は総支給額の他にも、各種どのような手当がつくかも注目しなければなりません。
手当が手厚くつくところは、手当が少ない会社と比べても手取り額が違ってくるのは分かりますよね。
その点こそが、求人を見くらべたときに着目しなければならない箇所になります。
また、総務系において考えるべき手当が「資格手当」です。
特に実務経験があるという方にとっては、所有している資格が手当金として算定してもらえるかどうかも大きいでしょう。
ボーナス・賞与
ボーナスの支給額は高ければ高いほど良いと思います。
ただし、求人広告を見る際に「妙にボーナスが高い」求人は要注意です。
ここではっきりと申し上げるなら、「求人広告は全ての情報を信用するな」です。
特に、金額関係の記述はほとんどの求人がそうですが、ボーナスの倍率の金額こそ「総支給額かた算出した金額」になります。
決して基本給に倍率をかけたそのままの金額がボーナスとして手取りで貰えるわけではありません。
更に言うなら、ボーナス=一時金は、使用者である企業側が強制的に労働者にいくらかを支払わなければならないということはありません。
そのため、万が一転職先で会社に何かあった場合や業務上処分を検討されるようなことをしてしまった状態なら、このボーナスが減俸される可能性があります。
「必ずボーナスがある」という考えは、まず捨てましょう。
かと言って、高すぎる金額を提示している会社は要注意ということも頭に入れておきましょう。
勤務時間や残業
総務関係の職種は、残業取得時間は比較的少ないでしょう。
また、勤務時間も日勤帯求人が多いと思います。
総務は、同じ出勤時間で同じ残業時間という安定したイメージを持たれる事務職の一つでもあります。
ここで問題なのが「特殊な資格を取得していないといけない総務の募集」をしている求人です。
こちらの求人では、即戦力として採用者を確保したいという企業側の意図が見られます。
もちろん、専門職を希望されている方なら問題ありませんが、今までの総務職のイメージとは違い、残業時間も勤務時間も特殊なものになる可能性があります。
その点に注意しておきましょう。
昇給制度
基本的に「昇給制度あり」と求人には書かれていると思いますが、実際に求人広告には金額がいくら上がるかということは書かれていないでしょう。
もし、気になるという方がいましたら、おすすめする注目ポイントがあります。
それが「年齢に応じた給料のイメージ」が載っている求人です。
もちろん、イメージで年間の総支給額が書かれているだけなので、金額も詳細なものが書かれているわけではありません。
ですが、大体のイメージで自分がこれくらいの年齢になったらこれくらいの金額になるのかと想像することができます。
福利厚生や産休・育休制度
近年では福利厚生や産休・育休制度が充実している企業が増えてきましたね。
福利厚生を充実させている企業もある中、まだまだ問題視されているのが産休・育休制度です。
女性の方で総務関係の転職を目指しているなら、特に気を付けたいのがこの休暇制度が充実しているかどうかですよね。
求人に書かれている制度内容をチェックした後に、次に得ることができる情報こそ「育休取得率」です。
この取得率が高ければ高いほど、職場復帰されている方が多いということになります。
気になる場合は、この育休取得率に加え取得後の復職率も面接時などに確認しておけばより安心です。
福利厚生は、企業によりますが特に大手の企業なら福利厚生は充実していると断言しても良いでしょう。
もちろん、求人広告に「福利厚生あり」と書かれているだけですが、従業員の求める福利厚生が優待に近いものであるとすると、大手の企業の方が充実しているということになります。
必要なスキル
求人広告の条件に書かれている通りの条件に沿ったスキルが必要とされるでしょう。
これから何をしたいかなと思う人は、社会保険労務士や衛生管理者を取っておくと便利だと思います。
労務関係においても知識として戦えますし、衛生管理者ですと企業にとっては即必要となる資格であるところもあります。
会社・事業所の雰囲気
では、実際に働いている自分を想像した時に、そこで働いている自分が具体的にイメージできるでしょうか。
転職を考えるにあたり、自分が前職での職場環境が問題だったかどうか、あまり人間関係が上手くいかなかった人にとってはそれが転職を決めたきっかけにもなったはずなので、しっかりとイメージを湧かせましょう。
はっきり言うと、面接や情報蒐集の中で「何か感じが悪いな」と思ったら、やめましょう。
それはある意味直感です。
根拠はありませんが、自分が「合わない」と生理的に思ってしまっている証拠でもあります。
企業の考えが合うかどうか
気になる企業のホームページを覗いてリサーチをしてみましょう。
企業理念や企業の規模や経営の安定度、施設内容までしっかりと確認しましょう。
求人に応募する前も後も、リサーチをしておいて悪いことは何一つありません。
面接を受ける際にも、そのリサーチ力が大きなカギとなります。
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(正社員希望の人限定)
総務求人で注意しておくこと3個
では早速求人検索!と言いたいところですが、もう一つ注意しなければならないことがあります。
それは総務系の求人広告についてです。
総務の人員は常に募集されているものではない
さあ、ぽちっと検索してみましょう。
いかがですか?地域限定にしてみたら?・・・意外と少ないなと思った人はいませんか?
そうなのです。
実は総務系の求人は件数が少ないです。
他の事務職と比べても、少ないと思います。
それほど離職率が少ないということですから、安定する仕事の一つでもありますが、転職するためにはまずこの壁から越えなければなりません。
求人サイトはたくさんチェックしておこう
ですが、まだ諦めてはいけません。
出ている求人広告をチェックして、そこから条件を少し変更して検索し直すなど、できるだけ多くの求人広告に目を通してみましょう。
沢山の求人に目を通すと、自分がどういった企業に行きたいかというビジョンが明確になります。
転職エージェントを頼るのもおすすめ
それでも難しい・・・。
不安・・・。
そういう人は、「転職エージェント」に頼りましょう。
転職サイトの登録をした後にWEB履歴書を作成したら、無料でエージェントがサポートしてくれます。
今見ている求人以外にも、非公開求人も紹介してくれるようです。
総務に向いている人
さて、では転職をするにあたって問題です。
総務系の職種で向いている性格の人はどんな人でしょうか。
自分の胸に手をあてながら考えてみてください。
果たして自分は当てはまっているかどうか、はたまた外れてしまっているかどうか。
以下に挙げる「向いている人の特徴」はあくまで参考程度ですので、あまり鵜呑みになさらずご覧ください。
人当たりの良い人
他者から良い印象を持たれることの多い人は向いています。
どんな人にも人当たりが良く、いつも明るく元気に返事をしてくれるような人です。
協調性のある人
総務系の職種に限らず、協調性のある人は仕事で重宝されます。
報連相を忠実に行い周りとの連携を取ることができる人間は、正直あまりいないと思います。
そこをアピールポイントとして戦いましょう。
勤勉な人
転職してからも、会社から「資格を取ってきてほしい」と言われることもあるでしょう。
仕事と勉強の両立は難しい中、必死で勉強する姿。
それこそ勤勉な方の姿でしょう。
ある意味、臨機応変に仕事を全うしているとも言えます。
感謝されることをやりがいに思える人
人からの感謝をやりがいと捉える人は、総務の仕事がやりやすいです。
「ありがとう」と言ったり言われたりする環境を作ることができる人は、総務職に向いています。
同時にいくつかの物事に対応できる人
一つのことに集中することも良いですが、複数の内容を同時にこなすというテクニックを持った人も向いていますね。
急な仕事や出来事に遭遇しても対応できるということは、どの職種でも仕事ができる人と見られるでしょう。
フットワークが軽い人
こちらも上記と同じような意味合いになると思いますが、臨機応変に対応できるという面で、総務職の仕事では効力を発揮します。
また、人を相手に仕事をする時には、フットワークの軽さを見せつけることができるでしょう。
細かな調整が得意な人
修正箇所があった場合に、細かい作業が多くなります。
そんな時に細かい作業を得意とする人は、向いていると言えるでしょう。
変化に柔軟に対応できる人
現代のニュースや情報をいち早く入手している人ほど向いています。
特に、総務系は労働基準法にか関わってくる職業でもあります。
しっかりとニュースを見て、情報を更新していきましょう。
ビジネスに関心が高い人
こちらはどちらかと言うと経済的な面で情報収集しようとしている人のことですが、こちらも向いています。
ビジネスの知識はあまり直接的には使われることはありませんが、情報蒐集して働こうとする人の頭の回転は速いはずです。
【総務の仕事が会社に貢献しているポイントについてはこちらの記事もご覧ください】
総務の仕事は会社を支える屋台骨!会社に貢献している3個のポイント
まとめ
いかがでしたか?
総務の仕事は多岐にわたるため、転職の際にも注意しなければならないポイントが多々あります。
総務の仕事は自分に合っているのか、総務の仕事に就くことで自分はどれだけ成長できるのか、この記事の内容も参考にしながら、有益な求職活動を行って下さいね。
総務求人についてもっと深堀りした情報を見る
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