かわいい動物たちに囲まれて過ごす動物病院での仕事。

動物好きならだれもが憧れたことのある職業ではないでしょうか?

しかし、動物たちの命を扱う大切な仕事でもあります。

そんな動物病院の受付の仕事を紹介します。

動物病院の受付のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

来院した患者さんの受付、飼い主さんたちの問い合わせ・予約の対応などの直接患者さん、飼い主さんと関わる仕事や、院内の清掃、行政等への提出書類の作成などの裏方の仕事と、やることはたくさんあります。

それでは、1日の流れにそって仕事を紹介していきます。

院内・病棟の清掃、お散歩

まずは病院内の床、待合室の椅子や壁、入院している動物がいればその子たちの病棟の清掃を行います。

お散歩に行ける患者さんは気分転換、トイレのためにお散歩に連れていってあげます。

来院患者の受付

受付時間になったら、来院された患者さんの受付が始まります。

診察券から患者さんごとのカルテを用意し、受付順に先生に渡します。

その日の来院理由や質問等も受付で伺っておきます。

処方薬の用意、お会計

診察が終わったら、先生の処方した内容と間違えないようよく確認しながら薬の用意をします。

飼い主さんから薬の内容や効能を聞かれることもありますので、丁寧にお答えします。

治療内容、処方薬、ケア用品やフードを購入する場合も、カルテの記載通りにお会計をします。

動物は、民間の保険に加入していないかぎり医療費は全額負担となるため、比較的高額になるケースも多くあります。

書類作成、DM作成、予約受付

休診時間には、行政に提出する書類を作成したり、他院との転院に関する書類を作成したりします。

狂犬病や、感染症予防、また、海外旅行に必要な書類等、重要なものもあります。

また、患者さんごとのワクチン接種のDMを作成・発送し、予防注射の摂取し忘れを予防します。

他にも、トリミングやペットホテルの予約の電話受付も行います。

予約の漏れや、間違いが絶対ないようにしなくてはなりません。

消耗品、医薬品の発注、在庫管理

薬やワクチン、検査キット、フードなどの商品の在庫を確認し、発注します。

ペットシーツなどの備品の発注などもあります。

患者さんそれぞれに合ったものを処方するので、たくさんの種類の薬、フードが用意されています。

日報、レジ締め

会計の確認と、金庫の締めをします。

カルテごとの会計の再チェックや、受け渡しの間違いなどが無いか確認しながら行います。

会計ソフトを使用し、領収書やワクチン接種の記録を発行、管理をしている病院も多くなっているようです。

動物病院の受付は会社でどういう役割を求められる?

飼い主さんからの診察室で先生には聞けなかった些細な質問、疑問は受付に問い合わせが来ることも多くあります。

通院されている患者さんの病状や、処方薬の効能など、飼い主さんは不安でいっぱいです。

飼い主さんの気持ちを考慮しながら、正確な情報を伝えなければなりません。

また、どんなに大切に育て、楽しい時間を過ごしてきた家族でも別れは必ず訪れます。

電話や受付で、飼い主さんからペットさんが亡くなったと連絡を受けることも少なくありません。

飼い主さん、ペットさんにお悔やみの言葉をかけることも必要です。

受付は単なる受付業務だけでなく、常に飼い主さんの気持ちを考えながら、正確な仕事を行い、先生と飼い主さんの橋渡しを行う、重要な役割です。

動物病院の受付の求人でよくある募集内容とは?

午前中のみ、午後のみといった短時間でのパートタイムや、正社員での求人もあります。

病院の規模にもよりますが、個人病院などでは受付の人数は2、3人と少ない人数で行っているため募集は多いとは言えません。

給与相場

正社員であれば一般企業とあまり変わらない、年収250万〜300万円程度です。

パートタイマーでも、時給900円〜程度と、他の事務職と大差ない金額です。

勤務時間や休日、残業

病院ごとの診察日、診察時間により異なりますが、休診日、年末年始には休みがあります。

しかし、GWやお盆などのホテルの受付が多い場合などは、シフトで出勤になることもあります。

また、急患や緊急の手術を行う必要がある場合は、診察時間が過ぎてから受付を行う場合もあります。

福利厚生

正社員であれば福利厚生がしっかり整っている場合が多いでしょう。

人数が少ない病院だと、日程をかなり調整しなければ有休消化は難しいかもしれません。

勤務場所

動物総合病院の場合は、各科ごとに受付が設置されていることもあります。

一般的な動物病院では、病院の業務全般の受付を担当することとなります。

求められる人物像

動物が好きな人

受付の際や、待合室、入院中の患者さんなど、動物たちと触れ合う時間はたくさんあります。

献血犬や、病院で飼っている犬や猫と触れ合いながらの仕事は、動物好きにはたまらないですよね。

動物を飼ったことがなくても、動物の扱いを知っていたり、動物と触れ合うことが大好きな人に向いている仕事です。

コミュニケーション能力の高い人

先生、飼い主さん、取引先の業者さん、多くの人と関わり、橋渡しをする仕事です。

多くの人とのコミュニケーションをうまく取りながら接することができなければなりません。

また、命を扱う仕事ですので、明るく振る舞うだけではうまくいかないこともあります。

臨機応変に人とのコミュニケーションを取らなければなりません。

計算が不得意でない人

難しい計算をする必要はありませんが、投薬の内容は絶対に間違ってはいけません。

投薬日数や投薬量の計算は日々行う業務なので、計算が苦手だと難しいかもしれません。

責任感のある人

命を扱う仕事だ、ということを常に意識する必要があります。

少しのミスで動物の命に関わるということは絶対に忘れてはいけません。

必要なスキルや資格、経験

動物看護師や、動物病院の受付には国家資格等はありません。

民間の資格も存在しますので、取得していると就職に有利になる場合もあるでしょう。

動物病院の受付のおすすめ求人のポイント

数ある動物病院の中から、長く、楽しく、充実感のある仕事ができる病院を見つけることは重要です。

診察日以外の診察の有無

休診日に予約診療を行っている場合などは、当番で出勤になることもあります。

ただでさえ診察日には仕事も忙しく、土日休みではないことがほとんどの業界ですので、休日の管理がしっかりしている病院を選びましょう。

診察外業務を行っているか

トリミング、ペットホテルなどを行っている病院が多いです。

受付業務ではそういった診察外業務の受付も行うことがほとんどですので、仕事を始める前に診察外業務を行っているか確認できる病院がベストです。

福利厚生の有無

正社員としての求人の場合、福利厚生がしっかりしている病院がほとんどだと思います。

雇用保険、厚生年金はもちろん、動物を扱う仕事のためケガをしてしまうこともゼロではありませんので、労災保険についてしっかり明記されている病院が安心でしょう。

動物病院の受付の雇用形態による違い

正社員やパートタイムでの業務の内容は基本的には変わりません。

ですが、短時間のパートタイマーよりも正社員で勤務時間が長い分、関わる患者さん、飼い主さんも多くなります。

重要な提出書類等の作成も、ほとんど正社員が行うことになります。

小さな違いかもしれませんが、正社員で働く方が携わる業務は多少は多くなるかと思われます。

自分にあった動物病院の受付の求人の選び方や注意点

働き方にも様々な選択肢があります。

自分に合った働きやすい方法で大好きな動物たちと仕事ができたらいいですよね。

【選び方①】雇用形態から探す

正社員:1日を通して受付業務、またその付随業務を行うことで、多くの患者さん、飼い主さんと接し、さまざまな動物医療について知識を身につけたい人

パートタイム:生活のスタイルに合わせ、半日などの短時間で大好きな動物に関わる仕事がしたい人

【選び方②】職種から探す

動物業界にチャレンジしたい、または動物業界で働いた経験を活かしたいという方は、動物病院の受付という職種から仕事探しをしてみるのも手かもしれません。

特に、動物看護師、トリマーなどより未経験者への募集も多く出ているジャンルです。

【選び方③】会社の業態から考える

先生が1人の個人病院や、複数人の先生による診察を行う比較的大きな動物病院、専門の診療科や施設を備えた総合病院など、病院の形態、業態もさまざまです。

初心者で、動物業界で働いてみたいという方は、地域の動物病院を探してみるのがオススメです。

また、受付の人数が少ない小さな動物病院ですと任される仕事も多くなりますが、やりがいは多く感じられます。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

求人情報だけではわからない部分も多いところです。

また、未経験者で始める場合は給与相場や雇用条件などを交渉するのは難しいでしょう。

しかし、受付業務は病院の窓口、看板になるような存在ですので、経験者であったり長期的に働くことができるのであれば、仕事に就く際に交渉してみるのも手だと思います。

【選び方⑤】エリアから考える

診察時間前から準備が始まり、診察後にも後片付け、締めの作業などがあります。

朝早く、夜も遅くなることもありますので、通いやすい範囲の病院を見つけられるといいですよね。

特に、緊急の手術などで退勤が遅くなることもあります。

電車で通勤する場合は、駅からの距離などのアクセスのしやすさも重要になります。

また、車で通勤する場合、駐車場の有無や通勤経路の確認もしておきたいところです。

注意点

先生や他のスタッフ、飼い主さんとのコミュニケーションが多く必要になります。

現場の雰囲気や、スタッフとお話ができるような場合は様子も伺っておくといいでしょう。

また、やはり命を扱う仕事です。

かなり精神的な負担や、責任の重さを感じる仕事であることも考えて選んでみましょう。

動物病院の受付の求人についてよくある疑問

憧れの動物病院の仕事、どのようにして職に就いたのでしょう。

応募方法は?

求人情報サイトや、動物業界の総合求人サイトもあります。

また、働きたい病院が決まっている場合には、その病院のホームページをチェックしてみたり、直接問い合わせしてみるのもいいかもしれません。

面接でよく聞かれることは?面接合格の秘訣!

「動物が好きですか?」は、絶対に聞かれます。

動物への愛を持って責任を持って命を扱うことは、動物病院で仕事をする上で重要になります。

どんな状況でも、動物に対する愛情がなければ難しい仕事だからです。

また、身体的な問題等で聞かれるのは、「動物のアレルギーはありますか?」だと思います。

動物を扱う仕事ですので、もちろん動物に触れ合う機会ばかりです。

動物のアレルギーを持っている方だと働くことのできる環境ではないためです。

他にも「動物を飼ったことがありますか?」も、聞かれる質問です。

もちろん、飼ったことが無くても動物が好きで、責任を持って仕事ができれば採用になります。

動物が好きな気持ち、仕事への意欲を熱意をもって伝えましょう。

未経験でも応募できる?

動物業界で働いてみたいけど、看護師の知識もないし、トリマーの勉強もしたことない…そんな方でも、受付事務には未経験でも可の募集が出ている病院もたくさんあります。

専門の知識等がなくても動物業界で仕事をするきっかけには、受付業務は一番始めやすい仕事ではないでしょうか。

会社の雰囲気は?

病院ごとでかなり差があります。

先生の性格や雰囲気も、病院の雰囲気を大きく左右する要因になるでしょう。

病院の口コミなどで先生の様子を調べてみるのも、雰囲気を知るきっかけになるのではないでしょうか?

正社員、派遣社員、アルバイトの募集があるの?

動物看護師などに比べれば、様々な雇用形態での募集が出ています。

患者さんの多い時間、週末などに絞って、あえてアルバイトやパートタイムの求人を出している病院もあります。

雇用形態によって給与体系はどう違う?

正社員であれば固定給、パートタイムであれば時給、日給などといった、一般の仕事と変わらない給与体系を取っているところが多いでしょう。

ただ、診察やトリミングなどといった受付業務外については、手当てが支給される病院、そうでない病院とありますので、よく確認してみる必要があります。

残業って多いの?

診察時間が決まっているので、基本的には残業はほとんどありません。

しかし、命に関わる仕事のため、入院中の患者さんの容態の変化、急患の対応、手術時間の変動もあります。

時間だからといって終わりにできない、責任のある仕事です。

まとめ

憧れの動物病院の受付のお仕事、いかがでしたか?

大好きな動物に囲まれて仕事ができるなんて素敵!

いろんな動物と触れ合えて楽しそう!

そういった憧れだけでは難しい仕事だということも理解していただけたでしょうか?

しかし、動物医療に携わる一歩として受付業務で得ることのできる知識は大きな財産となるでしょう。

もちろん、動物への愛情、動物と触れ合いたいという気持ちは一番大切です。

興味があり、責任を持って命を扱い、そして大好きな動物たちと仕事をしてみたい、そんな気持ちを持っているなら、ぜひ動物病院での仕事をしてみませんか?


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