2020年7月6日

マッサージ求人を見ていても、今ひとつ具体的な業務や雇用形態が分からなかったりしますよね?

そこで、今回はそんな求人を選ぶ時に注意すべきポイントやマッサージの仕事内容を分かりやすくご紹介していきたいと思います。

人を癒す職業を目指し、マッサージの仕事がしたいという方はぜひ最後までご覧いただき、マッサージ業界の仕事探しに役立てていただければと思います。

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マッサージの仕事ってどんな仕事?

マッサージとは、手技を使って全身や痛みを抱えている部分などの緩和を目指す手技療法です。

身体全体の専門知識が必要となり、合わせて国家資格の取得なども必須になります。

マッサージというカテゴリに分類することができるお仕事の内容について、詳しくご紹介していきたいと思います。

よくあるマッサージとマッサージ系リラクゼーションの種類

マッサージとリラクゼーションは、一般的に同じじゃないの?と思われることもありますが、その違いはハッキリと分かれています。

それぞれの種類についてご紹介していきます。

あん摩マッサージ

あん摩とは、手指を使ってしっかりと指圧による圧を掛け、身体の治療効果を促すというマッサージになります。

例えば肩をたたくという行為も、これはあん摩からの由来のものとなります。

「押す・たたく・揉む・さする・なでる」といった行為があん摩の手法となり、コリをほすぐだけでなく、身体の様々な不調を整えることができます。

中国由来の歴史ある東洋医療の1つとも言える療法でもあり、あん摩師の国家資格が必須となります。

タイ古式マッサージ

指圧やもみほぐしなどだけでなく、四肢を曲げ伸ばしたりなどのストレッチングを含んだ施術方法です。

ヨガなどにも通ずる手法を取り入れているので、2人で行うヨガともいわれています。

また全身の筋肉をしっかりと伸ばしていくことで、ありがちな揉み返しなどの軽減にも効果があります。

タイ古式マッサージのセラピストとして従事する場合には、日本タイ古式マッサージ協会などの認定が必要となります。

整体

あん摩師、指圧師などとは違い国家資格は必要ありませんが、専門の整体スクールに通い技術やテクニックを身に付け認定を受けたり、専門の整体院などでしっかりと技術を学び従事することになります。

身体を整える治療行為になるので、お客様の身体に無理な負荷を与え怪我などの原因を防ぐこためです。

リンパマッサージ

身体全体に張り巡らされているリンパの流れをスムーズにし、身体本来の治癒力や血流の促進を促すことで、美容や健康と紐づかせていくという手法になります。

こちらも特に資格を必要とはしません。

ダイエット効果も期待できるので、非常に人気の高まっている施術です。

小顔矯正

整体院などでも見かけることがある小顔矯正ですが、頭部に直接手技により施術を行ったり、リンパマッサージなどと併用しむくみを緩和するなどの方法で、スッキリと小顔効果を得ることができる施術です。

頭部や骨への施術を行う場合には、専門知識が必須となり有資格者の施術者が居る専門院を選ぶ顧客が多いです。

リフレクソロジー

手足の裏や甲などのツボなどに手技で施術し、コリやむくみを緩和していく手法になります。

足つぼとは違い、全て手で行うためお客様自身も痛みを感じることなく、気軽にリラックス効果を得ることができます。

もみほぐし・ボディケア

マッサージとは違い、体全体に荷重を掛けたり揉みほぐすことで、治療という行為ではなくリラックス効果を与えるというケアの手法になります。

国家資格は不要で、未経験から学び1〜3ヶ月ほどの研修で、プロとしてすぐに働くことができます。

足つぼ

足の裏などのツボに直接働きかける手法で、器具などを用い施術していくスタイルです。

足つぼのケアとマッサージでは違いがあり、器具などを使用するツボ指圧には指圧師などの資格が必要となります。

アロママッサージ

ハーブや果実、植物などから抽出したエッセンシャルオイルを用い、高いリラクゼーション効果を得ながら、全身を流していくという手法で、香りと心地よいリラックスタイムを感じることができる施術になります。

特別な資格は無くても働くことができますが、アロマテラピーなどの資格を取得することで、アロマオイルの知識も豊富になり転職などにも大きなメリットになります。

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マッサージの仕事をするのに資格は必要なの?

リラクゼーションなどの施術とは違い、マッサージと称する施術を行うには、資格は必要不可欠となります。

その資格についてご紹介していきます。

まずマッサージ師は国家資格!

マッサージ師になるには全身の機能調整を行う行為として、施術そのものが治療行為になるので、筋肉や骨、身体の仕組みに対するしっかりとした豊富な知識が必要となります。

治療行為を行うものとして国家資格が以下の通りに分類されています。

あん摩マッサージ指圧師

手のひらや指でツボ(患部)を押しほぐし、さすったり叩いたりなどで、身体に張り巡らされている神経や筋肉などに刺激を与えることで、血流の促進などの治療を施します。

文部科学大臣または厚生労働省認定の大学・短大・専門学校などで、3年以上の知識と技能習得が必須です。

取得後は、病院等の医療機関での就職も可能で、スポーツトレーナーとしてフリーで仕事をしていくこともできます。

その他にも治療目的で人に触れることの出来る国家資格

はり師・きゅう師

はりの治療には、特殊な専用のはりをツボ(経穴)に指し刺激を与えることで、体内の自然治癒作用に効果をもたらす施術です。

神経痛や腰痛肩こり・関節炎などに効果があり、副作用が無いのでスポーツ選手なども多く活用されています。

きゅうの治療には、はりの治療と同じくツボ(経穴)に灸により温熱による刺激を与え、痛みなどの症状の改善を計る施術になります。

2つの資格には、あん摩師同様、文部科学大臣または厚生労働省認定の大学・短大・専門学校などで、3年以上の知識と技能習得が必須となり、またはり・きゅう共に必要な単位を取得できるので、両方の資格を取得できる鍼灸師の国家資格を受験する人が多いです。

免状には、「はり師・きゅう師」と両方の資格を有すると記載されているので、どちらの施術も行うことができ、鍼灸院などの開業をすることもできます。

柔道整復師

打撲や捻挫・脱臼や骨折など、日常生活やスポーツなどによる損傷において、外科的治療や薬品投与以外の治療回復を計る施術です。

応急的な治療や、医療補助的な治療になります。

この資格も文部科学大臣または厚生労働省認定の大学・短大・専門学校などで、3年以上の知識と技能習得が必須となり、取得後は整骨院などの開業ができます。

リラクゼーションは資格を持たなくても出来るが民間資格はある!人気なリラクゼーション系の資格

国家資格はハードルが高いけれども、民間資格であれば国家資格に比べて短期間で学費も抑えることができ、働きながら取得することができるものもあります。

人気のリラクゼーション業界で資格を武器にステップアップでき、医療や介護などの福祉業界でも活かせる資格をご紹介したいと思います。

AEAJアロマテラピー検定

年齢や経験が不要で、自分の取りたい資格から受験が可能です。

通信教育や独学で勉強することができ、転職する際に取得する資格として人気の高い資格でもあります。

仕事に活かせるだけでなく、日常生活でも癒しを求める方にピッタリの知識を得ることができます。

アロマトリートメントのスペシャリストとして、リラクゼーション業界に転職を希望されている方に、非常にオススメの資格です。

ICAAリンパドレナージセラピスト

医療機関で働く看護師や医師の方なども取得される方も多く、緩和ケアという分野で大きく効果を発揮するリンパドレナージュの資格です。

リハビリテーションやリンパ浮腫などの緩和や、リンパマッサージの深い知識を得ることができ、リラクゼーション業界で働くにも専門知識を持っているという大きなメリットになり、転職時には必ず注目される資格です。

専門サロンで知識を得ることもできますが、しっかりとした身体の仕組みの知識を得る為にはスクールや通信講座などを併用して、資格取得を目指すのが近道です。

整体ボディケア

身体のゆがみを整えるケアで、整体ボディケアセラピストの資格を取ることで、整体サロンの開業もできます。

治療行為ではないので、医療者とは区別されています。

リラクゼーションのセラピストとして働く場合にも、整体ボディケアの資格を有することで、身体のゆがみをケアする知識を持っていれば、慢性的な身体の諸症状も緩和させてあげることができるので、非常にメリットのある資格でもあります。

リフレクソロジー資格

リフレクソロジーとは、身体の反射力を利用し施術する方法です。

足つぼのピンポイントで刺激を与えるのとは違い、面で捉える手法なので痛みなどを伴わず女性にも人気のある施術なので、サロンとしても需要の高い施術です。

資格を取得することで、より深い知識と技術を有することができます。

また独学でも取得が可能な資格であり、スクールや通信講座などで最短で2ヶ月で受験することもできます。

マッサージと言っても世間のイメージではリラクゼーションもマッサージ!この二つの違いは?

リラクゼーションサロンでも、やっている行為はマッサージとどう違うの?と質問されると、その違いに戸惑うこともあると思います。

では、そもそも何が違うのか…という点について詳しくご紹介したいと思います。

目的が違う

ここは重要なポイントです。

マッサージとは治療行為であり、身体の諸症状の根本から治療していくという施術になります。

ツボに手技による加圧で刺激したりなど、痛みの部分に特化した施術のことを指します。

比べて、リラクゼーションは心身のリラックスを目的とします。

日常生活で抱えたストレスなどを緩和する、身体をさすったり揉んだりすることで、全身のコリを緩和し、リラックス効果を得ることが目的です。

リラクゼーション

サロン内には静かでゆったりとした音楽や、クラシックなどの音楽の流れる中で、セラピストによる手技で身体を面と捉えさすったり揉んだりなどの施術を行います。

セラピストの体重荷重などを与え、疲れやストレスを心身の内側からリラックスさせていくという手法なので、身体的な根本治療でありません。

定期的に通うことで、身体をリラックスさせたいなどという場合には非常に手軽に通えるので、リピーターの方も多くおられます。

マッサージ

国家資格を有している有資格者の手技で、ピンポイントで加圧や刺激を行うことで、身体的な諸症状の緩和を目指します。

専門知識を有することで、患部へのマッサージを施すことができ、根本治療を行うことができます。

マッサージ院として開業されていることもあり、療法として受ける方が選択される施術になります。

リラクゼーションのセラピストはマッサージという言葉を使ってはいけない

リラクゼーション業界では、セラピストもですが看板やDMなどのチラシ、ホームページなどでも「マッサージ」という言葉を用いることはできません。

そういった広告宣伝と具体的なマッサージというサービスが紐づくことで、法律違反となることもあります。

病気の回復など、「治療行為」と思わせる表記や発言で、医師法違反ということにもなり得ません。

二つの違いを踏まえ、今回はマッサージの国家資格を持つ人のマッサージ求人に注目して行きたいと思います!

より専門的な治療行為としてマッサージ関連の国家資格を持つことで、従事できる求人についてご紹介していきたいと思います。

あん摩マッサージ指圧師の資格はどうやって取る?

文部科学大臣または厚生労働省の認可した大学・短大・専門学校などで、必要な年数と単位を取得することで、国家資格を受験する資格を得ることができます。

ステップ1

専門学校に入る

通信教育などでは資格を取得する受験資格を得ることができません。

大学・短大となるとハードルも高くなりますが、専門学校であれば年齢に関係無く入学することができます。

また2016年時点で、全国に21校しか専門学校はありません。

定年がなく、一生できる仕事として人気が年々高まっていることからも、入学するにも倍率が高いという現状もあります。

また学費ですが3年間通うことが必須となるので、入学金などを合わせ300〜500万円ほど掛かります。

働きながら通うという選択肢も取れる夜間学校であれば、学費を抑えることもできます。

ステップ2

専門学校で3年間学ぶ

学校で学ぶ内容は3年間で多岐に渡った分野を学びます。

医療概論を始めとし、解剖学・生理学・衛生(公衆衛生学)・病理学概論・臨床医学総論・リハビリテーション医学・東洋医学概論などです。

座学から実技講習まで多く設けられており、現場で実践することができるスキルを取得できます。

あん摩マッサージ指圧師と共に、「はり」「きゅう」の受験資格を得ることができる学校もあるので、共通事項の試験は免除されることから、同時に取得する方も多く、私も現場で知ることができたあん摩師有資格者も、「はり」「きゅう」の有資格者が多かったです。

ステップ3

3年間学ぶと国家資格受験資格を得る

3年間専門知識を学ぶことにより資格取得に向け、専門師となるのに必要な十分なスキルと技術が身に付きます。

卒業見込みの状態で受験資格を得ることができるので、受験し合格することで卒業と同時に資格取得し、すぐにあん摩マッサージ指圧師として従事することができます。

ステップ4

国家試験を受ける

試験内容は筆記試験となり、試験科目は学んできた全ての分野から出題されます。

試験合格率は平成27年度で84.3%となっています。

この10年ほどで合格率は横ばいとなっているので、それほど試験内容に大きな違いがあるようには感じません。

受験日から合否発表は約1ヶ月後となっており、受験料は11,600円となっています。

ステップ5

資格取得

無事試験に合格することができれば、免状を交付申請をし晴れて厚生労働大臣より、免許証を交付されます。

この免状で、治療院や医療機関での勤務はもちろん、開業することもできます。

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よくあるマッサージの求人

資格を取得すると、次は勤務先を自身で選択することになります。

その際によく見られる求人の種類についてご紹介していきたいと思います。

病院

比較的大きな病院などであれば、あん摩マッサージ指圧師よりも理学療法士の方が多く勤務しているのが現状です。

整形外科などの科目でも、リハビリという部分にポイントを重視していることからも、病院での勤務を希望する場合にはなかなか求人が無い場合もあります。

一般的な求人よりも、学校紹介での就職という場合が多いです。

在宅医療

近年高齢者の人口も増えていき、その中でも介護施設が増えてはいるが、空きが少ないこともあり、在宅での介護を受けていたりする高齢者も多いのが現状です。

また、四肢の不自由な方で来院することが出来ない場合にも、在宅医療という面で非常に利用者が多く、募集面でも需要が多くあります。

またフリーランスでお仕事をされている方も多いです。

介護施設

デイサービスやケアハウスなどの介護施設などでの募集も非常に多いです。

慢性の身体の諸症状において、マッサージでの緩和治療ができることで、こちらも在宅医療と同様に需要が高いです。

接骨院・治療院

接骨院や治療院での勤務は、経験を積むのに最も適しているといえるのではないでしょうか。

様々な症例を実際に診ることができるので、スキルアップにも繋がります。

また、将来開業を目指す方などには様々な面での経験や知識を積むこともできます。

リラクゼーションサロン

リラクゼーションサロンでは、無資格のセラピストも多いので、国家資格の有資格者を雇用するのは店側としてもメリットがありますし、有資格者のセラピストとしてもアピール度がとても高くなります。

また、定期的なセラピストのスキルチェックやスキルアップなどの講師としても、迎えられることもあるので、管理職などを目指すこともできるチャンスがあります。

オフィスマッサージ・企業マッサージ(ヘルスキーパー)

企業の福利厚生の1つとして、オフィスマッサージを取り入れている企業も増えています。

労働条件の見直しなどの一貫として、企業の会議室などを利用して出張マッサージなどで雇用されることもあります。

コンプライアンスの遵守のため、現在無資格のヘルスキーパーの雇用ではなく、有資格者の雇用も高まっています。

スポーツ施設

スポーツ施設などでも専門のトレーナー室などを完備し、有資格者の常駐での雇用形態もあります。

スポーツによる身体的負担などから、運動後の疲労の回復や、抱える症状などの軽減にも役立ち、利用者も手軽にそのまま通うことができるので、スポーツトレーナーとして勤務することもできます。

求人を選ぶ時の注意点

実際に勤務するとなったときに、注意する点などのポイントをいくつかご紹介したいと思います。

立地の良い場所にある所を選ぶ

集客数という面としても、立地条件の良い勤務先を選ぶことで、より多くの利用者さんを診ることができます。

自分自身のスキルアップの為にも、数多くの症例の経験を積んでいく近道となります。

資格を持っていても自分のビジョンに合わせてリラクゼーションや整体院で働く方法も考える

国家資格を取った上で、医療機関で働くというこだわりを持つのも良いですし、その国家資格を活かしながら医療機関専門外で勤務するというスタイルも良いと思います。

実際に、好待遇で雇い入れてもらえるチャンスもあり、働き手にとって有利な場合もあります。

実際、私が管理していたリラクゼーションで、数多くの利用者さんの身体に触れることで経験を積みたいという志望動機で入社された新卒者の方が居られましたが、その後、併設でマッサージ院を開院し、そのスタッフさんを院長として再雇用した例もあります。

このように、バックアップをしてくれるというチャンスもあるので、自分に合った場所を見つけるのもアリだと思います。

歩合制で高時給よりも基本単価重視するべし

歩合制での雇用は、待機時間は含まれないことが多く、集客数の見込めない店舗などでは拘束時間のみ過ぎていき、月収が思ったように稼げない…ということもあり得ます。

勤務時間に対して、基本単価がいくらにになるのかという点をしっかりと把握しておくことが大事なポイントです。

また、面接などでもその辺りの他のスタッフへの支給例など、質問しておいても良いと思います。

指名料があるところの方がモチベーションが上がる

リラクゼーション業界以外にも、施術に対しての金額を利用者さんが支払う際に、オプションとして指名をするとに対して上乗せで支払いを受け付けているところもあります。

基本的にそのような指名料は、施術者にキャッシュバックされることが多いので、指名料が増えれば増えるほど、お給料にもプラスαされるメリットがあります。

モチベーションの向上にもつながりますし、指名料が200〜300円程度が平均的なところなので、20日勤務で1日に指名が3件あればそれだけで12000円〜18000円とプラスされることになるので、大きな金額にもなりますよね。

訪問マッサージで働く場合は一日の半分は移動時間・雑務

訪問系のお仕事は、必ず移動時間をプラスして考えなければなりません。

たとえ30分の施術でも、その往復に30分かかれば1時間勤務している感覚となります。

また、準備や雑務にも意外にも時間が掛かったりと、効率良く回転できるように、予約などの業務を受ける際に、なるべくひとまとめに動けるように調整することで、無駄な時間を省くことができます。

時間単価に時給計算してみたら、残念な結果になってしまわないように、気をつけておきたいところです。

自分は人にどんな施術をしたいか、将来独立した時にどんな経験が活かせるかを考える

たとえば、「高齢者の方のサポートをしたい」「スポーツ選手のサポートをしたい」など、経験を積んでいくうちに、ある程度のビジョンを決めておくと、よりスキルアップする際にもポイントを押さえることができます。

私の知り合いのあん摩師の方は、元々ラグビー経験があり、自身も怪我で悩みそれをキッカケに国家資格にチャレンジし、見事合格し、今はそれを生業としています。

その方は、スポーツ選手への施術に特化した院で勤務しており、自身の経験を活かした施術やアドバイスをされています。

今は明確には無くても、様々な方への施術をしていくにつれ、ある程度のビジョンをゆっくりと探していくと良いです。

気になる求人先のホームページなどをあらかじめチェックしておく

最近では整骨院やリラクゼーションなどでも、SNSの活用などされているところが多くあります。

口コミなどで調べておくのも良いですが、キャンペーンなどの宣伝なども確認しておくなど、気になる求人先があればあらかじめホームページなどもチェックしておくのもポイントです。

毎月のように求人を掲載していたりすると、スタッフが長続きしないことも考えられます。

反対に、より良いサービスなどを定期的に提供している院やサロンなど、利用者の立場に立っているという姿勢を感じたり、その求人先のカラーをある程度把握することができます。

雇用形態

雇用形態にも様々なスタイルがあります。

自分のペースや目的に見合った雇用形態を見つけることは、長く経験を積むにも最も重要ポイントです。

正社員

整骨院や治療院などであれば、常駐のあん摩師として雇用されることも多くあります。

院長候補として迎え入れられることもあり、安定した雇用形態で勤務することができます。

リラクゼーションサロンなどでは、ほとんどが歩合給でのアルバイト雇用が主ですが、有資格者に置いては正社員での雇用という形もあります。

アルバイト

色々な施設で働いて、様々な経験をしたい!という方には、アルバイトで短時間勤務というスタイルもあります。

例えば、基本お昼のレギュラータイムは介護施設や治療院などで勤務し、夜はリラクゼーションで経験を積むといった方も居られました。

キャリアアップ

国家資格を取得した後も、経験が物を言うということで、それ以上のキャリアアップを目指すこともできます。

マッサージの国家資格取得を目指すなら様々な分野の専門知識も身につく

あん摩師の資格を取る為に専門学校へ入学すると、3年間の勉強で「はり」「きゅう」の資格取得に必要な知識も同時に得ることができるので、同時に「はり」「きゅう」の国家資格を取得することができれば、幅広い治療手法を提供することができます。

様々な面から身体の悩みを抱える利用者さんをサポートすることができるのは、非常に強みでありアピールポイントになります。

国家資格を取得し経験を積めば施術院など個人開業が出来る

国家資格を取得し、実践で経験を積むことで自分自身の院として個人での開業が可能です。

上でも述べたように、同時取得できる資格なども増えれば、経験を積むことで様々な施術ができる施術院を開業することもできます。

どんな人に向いている?

すごく興味はあるのだけど、自分に向いているのかな?と不安になることもあると思います。

まるで未知の世界であったとしても、下記にご紹介するポイントを読んでいただければ、あなた自身にも共通する部分があるのではないでしょうか。

東洋医学に興味がある人や知識がある人

東洋医学は気の医学ともいわれるように、薬の投与や外科的アプローチの西洋医学とは違いがあります。

身体の内側から本来の治癒力を高めていくというアプローチなので、医師になろうという志よりは低い壁になると思います。

まずは身体にある諸症状の原因を追求することで、身体本来の動きを根本から治療していくというスタンスなので、なぜこうなったのか…を追求するのが得意な人に向いています。

コミュニケーション能力が高い人

人と接するのが好き、人の話を聞くのが好きなどという方には非常に向いています。

来られた方の動作や話すことから、原因を見いだすこともできるからです。

また、身体の悩みを根本から解決していくアドバイスなどをするにも、会話力は必要性が高くなるので、コミュニケーション能力が高い人はよりその部分がメリットとして発揮されます。

体力がある

様々な症状に応じて自分自身の身体の力も使う施術が必要となります。

訪問系のお仕事に従事するにも、移動に労力を使いその後施術ということもあります。

体力に自信がある!という方は、それだけでも優位になります。

施術を受けられる側としても、見るからに健康そうな方に施術をしてもらうと安心感も生まれますよね。

向上心がある人

資格取得をゴールと思わずスタートと思えるような向上心のある方は、取得後のスキルアップにも大きく良い影響があります。

中にはスランプのような状況に陥ることもあるとは思いますが、それをバネにポジティブに考えることができれば、自分自身の成長とスキルアップも目指すことができます。

人の困っていることに親身になって解決策を考えることが出来る人

来院される方は、身体に不安や不調がある方がほとんどです。

原因が分からずに痛みに苦しむ方も多く、その方に親身になって話を聞いたり解決策を考えることができる人に、利用者は安心と信頼を覚えます。

一緒に考えることができる施術者は人気も高くなり、勤務する上でも将来開業を考える場合にも、信頼関係を築く上でも重要なポイントとなります。

マッサージ師になるメリット

マッサージ師になるメリットについてですが、まず第一に国家資格なので、一生手に職を持っていることができるというメリットが1つとしてあります。

その他にも、様々なメリットについてご紹介したいと思います。

手に職!定年後も働ける!

定年が無いので自分の身体が動く限りは、仕事を続けることができます。

資格を取得した限りは一生その資格は活かせるので、他の仕事に就いていたとしても、定年後にあん摩師として働くこともできます。

無くならない仕事!

日常生活の身体への負荷による、身体の不調というのは誰にでも起き得ることなので、整形外科では取り除けないような慢性化した不調などを、気軽にリラクゼーションや整骨院などでマッサージを受けることができるので、利用者にとっても非常にメリットがあります。

無資格のセラピストを雇用しているリラクゼーション店も、まだまだ活気あるこの時代に、重点を絞った専門資格を有しているということは、絶対の強みになります。

高齢化により介護業界での需要が高まっている!

少子高齢化が高まっていく中、身体の慢性的な痛みなどに悩まれる高齢者もこれから数多く増えていくことも考えられます。

また、介護施設も増えている中で、介護スタッフも猫の手をも借りたいほどの人材不足が謳われており、将来は外国人の雇用もあるといわれています。

このように特に高齢者の方の利用も、高齢者の数と比例するように増えていくことが十分に考えられるので、今の間に資格を取得しておけば求人雇用の需要も高く就職率もあがります。

技術を高めて人気が出れば月収はかなり高くなる

自分自身のスキルアップを目指すことができれば、それほど経験も積むことができ、様々な症例に対して解決策の引き出しも数多くストックすることができます。

その道のプロとして、信頼が高まり人気が出れば月収にも比例します。

例えば指名制度のあるサロンでの勤務であれば、その分プラスαも見込めるので、頑張れば頑張るほど返ってくるということも、十分望めます。

リクナビNEXTに会員登録をした後、自分の経歴やキャリアプランを匿名で登録してみましょう。そうすると、企業から好条件のスカウトを受けることがあるのでお得です。転職の成功確率も上がりやすくなります。