2020年7月6日

女性が活躍できる業界と言えば、美容業界を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

今回掘り下げていくエステティシャンの仕事はまさに女性が大活躍している業界で、多くの女性に美を与える素晴らしい仕事です。

今回はそんなエステティシャンの仕事にスポットを当てて、よくある募集内容やおすすめ求人のポイント、疑問点などを詳しくご説明していきたいと思います。

手に職を持ちたい方、美容に興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね!

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

エステティシャンのおおまかな仕事内容

まずはエステティシャンの仕事内容や流れについてご説明しましょう。

カウンセリング

お客様が来店されたらまずはカウンセリングを行います。

どんな悩みを抱えているのか、具体的にいつまでにどうなりたいのかなど、詳しく聞き出していくことが大切です。

カウンセリングはお客様との距離を近づける良い機会ですから、心を開いてもらえるようなトークスキルが必要になります。

カルテ作成

カウンセリングをしながらお客様のカルテを作成していきます。

毎回同じエステティシャンが施術を担当するわけではないため、このカルテがとても重要な情報源になるのです。

痩身エステの場合は体重やサイズの測定もします。

フェイシャルやボディトリートメントの場合は肌の状態や傷の有無、水分量のデータなどを記入していきます。

施術

エステティシャンのメインとなるお仕事は施術です。

フェイシャルや脱毛の短いコースだと15分程度、痩身やボディトリートメントの長いコースだと120分以上かかることも。

全ての工程を一人で行う場合もあれば、二人がかりで行うこともあります。

お客様が通い続けてくれるかどうかは施術の効果次第です。

効果を実感してもらえるように、日々技術を向上させる気持ちを大切にしましょう。

エステティシャンの仕事の募集にはどんな種類があるの?

フェイシャル

顔からデコルテにかけて施術するのがフェイシャルエステです。

主にシミやシワ、肌質の改善などを行います。

顔の皮膚は薄くデリケートなゾーンなので、高い技術と知識が必要とされます。

エステティシャンは、お客様の悩みや肌質に合わせてマシンやコースを選び、問題にアプローチしていくのです。

ボディ

顔を含む全身のケアをするのがボディエステです。

施術は主にマッサージで、全身の老廃物を流すことで疲労回復や美肌効果が得られます。

マッサージは疲労回復だけでなく、痩身効果も得られるため大変人気です。

またマッサージをすることで血の巡りが良くなり、むくみの改善や肌ツヤの向上にも繋がります。

痩身

エステの中で最も人気が高いのが痩身エステです。

運動や食事管理だけではなかなか痩せられないという人に、体質や悩みに合わせてダイエットのお手伝いをするのがエステティシャンの仕事です。

吸引マシンや脂肪を溶かす効果のあるマシンなどを使ってセルライトを分解し、血行を良くして痩せやすい体を作っていきます。

新しいマシンがどんどん導入されているので、エステティシャンは扱いを覚えるのが少々大変かもしれません。

全身はもちろん、二の腕や太ももだけなど気になる部位だけ選択することもできるため、多くの女性が通っています。

脱毛

脱毛は総合エステでも扱っていますが、専門店として独立しているお店が多いのが特徴です。

脱毛用のマシンを使用して施術します。

昔は高額でしたが最近は料金も安くなっているため、若い人も通いやすくなり需要が高まっています。

全身だけでなく、希望する部位だけでも契約できるため気軽に通い始める人が多いようです。

次々に新しいマシンが導入されるので、使い方を覚えるのが少し大変かもしれません。

ブライダル

結婚式を控えた女性が通うのがブライダルエステです。

大抵はいくつかの結婚式場と提携しています。

ウェディングドレスを綺麗に着るために、二の腕のシェイプアップや美しいデコルテを目指して通う人が多いようです。

食事管理などのアドバイスも行い、結婚式当日までに理想のボディに近づけるようにお手伝いします。

メンズエステ

最近はメンズ脱毛も定着しつつあり、需要が高まっています。

特にヒゲやワキの脱毛などが人気です。

近年は男性の美意識が高まっているため、美肌を目指してトリートメントを希望する人も増えています。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

エステティシャンでよくある募集内容とは?

どんな仕事でも募集内容をよくチェックすることは非常に重要です。

お給料や福利厚生など、よくある募集内容を見てみましょう。

給与相場

アルバイトの場合は時給1,000円〜1,200円程度のところが多いようです。

技術を身につけるまでは研修期間ということで、時給が50円〜100円程引かれるところもあります。ただ、技術職である為、未経験者が初めからアルバイトとして入るのは少し難しいかもしれません。

正社員だと18万円〜25万円程度のところが多く、企業の規模によって金額がかなり変わってきます。

勤務時間や休日、残業

エステティシャンの仕事は勤務時間が長く、通常は早番遅番に分かれるところが多いですが、従業の数が足りないと開店から閉店まで通しで働くことも少なくありません。

その代わり、閉店間際の時間に予約が入っていない場合は早くお店を閉めて帰れるところもあるようです。

基本は週休2日制で、平日は会社帰りに来店する方が多いため、残業は担当するお客様の都合により増減があるでしょう。

福利厚生

一般企業と同じく年2回の賞与や役職手当、住宅補助などがある所が多いです。

しかしこれは企業の規模によってかなり違いがあるようです。

個人経営店の場合は住宅手当などはないところが多く、交通費の支給や社会保険、役職手当など最低限の待遇のみというところも…。

しっかりとした福利厚生を求めるのであれば、応募する際にきちんと確認しておきましょう。

勤務場所

エステティシャンは基本的に店舗で働くことになります。

小規模な店舗だと10人以下、主要な駅付近にある大規模な店舗だと20人〜30人で回しているところもあります。

エリアマネージャーになると、管轄しているエリアの店舗を回って改善点がないかなどのチェックを行います。

エステティシャンは夜の勤務も多いため、出産後に本社勤務を希望する人もいるようです。

エステサロンは基本的に清潔感のある印象を与えるため白を基調としたお店が多いのですが、マッサージなどのボディトリートメントを行うところはリラックス効果を高めるために、薄暗く落ち着いた内装になっているところもあります。

求められる人物像

エステティシャンはお客様に美を与えるお仕事です。

ですから、エステティシャン自身も美意識が高く向上心のある人でなければ続けることができませんし、説得力がありません。

また、お客様の要望を叶えられるように一生懸命施術するのはもちろん、リラックスできる空間を作ったり程良い会話を楽しめるようにする努力も必要です。

そのためコミュニケーション能力が高く、トークスキルも備わった人材が求められます。

必要なスキルや資格、経験

エステティシャンは特別な資格がなければできない仕事ではありません。

しかし資格を持っていれば昇給や昇格に繋がりやすいのは確かです。

認知度が高い資格としては、日本エステティック協会の認定エステティシャン・フェイシャルエステティシャン・トータルエステティックアドバイザーなどの資格を持っていると転職や独立の際に役立つでしょう。

難しい資格になると数年の実務経験が必要になります。

資格取得は自分自身のスキルアップと捉えて臨むのが良いでしょう。

エステティシャンのおすすめ求人のポイント

インセンティブ有り

エステティシャンには基本的にノルマが課せられます。

最低ノルマを達成してからはインセンティブとしてお給料に反映されるシステムを取っているところが多いようです。

インセンティブのシステムがある方が格段にモチベーションが上がりますし、自分の頑張り次第ではお給料がどんどん上がっていきます。

ノルマ無し

エステティシャンにのしかかってくるのがノルマです。

ノルマを達成できなかったり、そのプレッシャーから離職する人も少なくありません。

最近はノルマを無くすサロンも増えてきているので、プレッシャーを感じたくないという人にはノルマ無しのサロンをおすすめします。

充実した研修

エステティシャンは技術がなければ仕事になりません。

お客様に満足していただける施術ができるように、しっかりと技術を身につける必要があります。

充実した研修、資格取得のサポート制度などが整っているのはやはり大手になるので、将来的にエステティシャンとして仕事をしていきたいと考えているのであれば規模の大きな会社に就職することをおすすめします。

エステティシャンの仕事についてよくある疑問

働いてみたいけれど、分からないことが多くて踏み切れない…そんな方のためによくある疑問をまとめてみました!

体力的に大変な仕事?

エステティシャンの仕事は立ち仕事なので、体力的には少々大変です。

マッサージは老廃物をしっかり流すため、かなり力を使います。

しかし続けることで体が慣れてきますし、体の使い方も分かってくるので、徐々に楽になってくるはずです。

自分自身のケアとしてむくみや足の疲れを軽減してくれるソックスを履いたり、湯船に浸かって軽くマッサージすることで疲れが多少軽減されますし、お客様へのホームケアのアドバイスをする際に役立てることができます。

疲れがたまらないよう、自分なりに工夫してみましょう。

社員割引はある?

取り扱っているサプリメントや化粧品は社員割引で購入することができます。

エステのコース料金が割引になるかはお店によるようですね。

新しいマシンの研修や新人研修などで無料施術してもらえることもあるようなので、これはお得ですね!

髪色やネイルについて制限は厳しい?

規定はサロンによって様々ですが、お客様に不快感を与えない程度であれば許されているところがほとんどです。

髪色は黒か暗めの茶色、ネイルはワンカラーやフレンチネイル程度ならOKでしょう。

過度なカラーリングや派手なネイルやアートはNGです。

エステティシャンは手を使う仕事ですから、お客様のお肌を傷つけないためにも手のお手入れは大切です。

ささくれができないようにハンドクリームを塗り、爪はヤスリで整えるようにしましょう。

また、ケガや火傷で手を傷つけないようにすることことも大切です。

復職はできる?

結婚や出産を機に一旦職を離れるエステティシャンは少なくありません。

しかしせっかく技術を習得したのに復職が難しいとなれば、目指すのをやめようと思う人もいるでしょう。

エステ業界は人手不足になることが多いので、一度仕事を離れても採用してくれるところはあるはずです。

しかし小さい子供がいながら夜遅くまで働くのはなかなか大変ですし、家族からの理解してもらうのも難しいでしょう。

エステティシャンとして一生働きたいということであれば、開業するのも一つの方法です。

もちろん資金も必要ですし、資格を取ったりもしなければいけませんが、自身で開業すれば自分の好きな時間に働くことができます。

夕方までの営業にすれば家庭との両立も可能です。

女性ばかりの職場でトラブルは?

エステティシャンのほとんどは女性ですから、必然的に職場は女性ばかりになります。

そうなると派閥や嫌がらせ等も気になりますよね。

こればかりはお店によりますが、男性がいない分閉鎖的になり、自然とグループのようなるものができることはあるようです。

中には噂話が好きな人や悪口を言う人もいるので、それが嫌で辞めてしまう人も…。

しかし中には全員から好かれる人だっていますから、仕事をしっかりこなし、誰に対しても隔たりなく愛想よく付き合っていけば問題になることはないでしょう。

人間関係は自分の出方次第ですから、きちんとコミュニケーションを取って楽しい職場作りを心がけたいですね!

まとめ

エステティシャンの仕事内容や募集内容のチェックポイントなどはお分りいただけましたか?

エステは悩める女性たちが最後の望みとして駆け込んでくるところ。

悩みや不安を少しでも改善して明るい気持ちにしてあげられるエステティシャンは本当に素晴らしい仕事です。

結果が出た時にはとても感謝されるため、やりがいを感じるでしょう。

美容に興味があり手に職を持ちたいと考えているならエステティシャンの仕事はとてもおすすめです。

自身が美意識を持ち続け、いつまでも女性として輝くことができる魅力的な仕事でもありますね!

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)



エステティシャン求人についてもっと深堀りした情報を見る

エステティシャンの年収・給料はどのくらい?私の周りの相場や年収の決まり方を紹介します

エステティシャンの年収事情をここで詳しくお教えしちゃいます。女性の憧れの存在であるエステティシャン。最近は様々なサロンが増えていることもあり、エステティシャンの求人も多くなっています。「エステティシャンになってみたい!」「エステティシャンとしてもっとステップアップしたい!」という方、エステティシャンが実際どのように稼いでいるのか気になりませんか?今回は、そんなエステティシャンの年収は高いのかどうかズバリお答えします。エステティシャンの年収の相場はどのくらい?正社員で新卒入社した場合のエステティシャンの年収相場正社員として、新卒で入社した場合のエステティシャンの平均月収は約18万円です。ボーナス

エステティシャンのやりがいとは?経験者の私が感じる5個のやりがいを感じる瞬間を紹介します

エステティシャンのやりがいとはいったいなんでしょうか?実際に働いた場合、どのような業務内容なのかも気になりますよね。今回はエステティシャン経験者の私が具体的な業務内容からエステのやりがいまで、しっかりご紹介します。やりがいを持つには向き不向きも見極める必要がありますよね?そこで、自分に合うエステティシャンの求人の上手な選び方もお話しさせていただきます。美容業界で働きたい女性はぜひ最後まで読んでみてください。エステティシャンの仕事ってどんな内容?エステティシャンは、フェイシャル、ボディ、リフレクソロジー、脱毛などの施術をお客様に提供します。機械やハンドトリートメントで施術を行い、お客様がどうなり

エステティシャンは未経験でも出来る!未経験でもスムーズに仕事に就く方法をご紹介します

エステティシャンの求人に興味があるけど、未経験でも大丈夫なの?と思っているあなた。実は未経験でも可能なお店もあります。なので、入社してからエステの技術や知識を身に付けることも可能です。 では、エステティシャンの仕事とはどんな仕事なのか、また活かせる経験やスキル等もお教えいたします。 また未経験でも、エステティシャンの仕事にスムーズに就くためにやっておいた方がいいことなど、私の経験をもとにお話ししたいと思います。エステティシャンとはどのような仕事?エステティシャンは、「フェイシャル」「ボディ」「脱毛」「リフレクソロジー」などの施術を機械やハンドで行い、お客様がどうなりたいかという要望に応え、手助

エステティシャン正社員求人の年収や仕事内容、おすすめ求人の特徴とは?よくある募集内容や正社員として求められることを解説!

エステティシャンの正社員になりたい方は必見な情報です!エステティシャンといえば、美のスペシャリストが綺麗になりたい女性の気持ちを叶えてくれる華やかな職業というイメージがありますよね。今回はそんなエステティシャンの求人や業務内容、メリットや大変なところまで詳しく解説致します。正社員のエステティシャンはとにかくやりがいの持てる職種なので、美容の仕事では本当におすすめですよ。エステティシャンってどんな仕事?エステティシャンはエステサロンやクリニック、美容院等でエステの施術をお客様に行う仕事です。一言でエステと言ってもその種類は様々で、勤務場所やサロンの特色によって異なります。痩身エステサロン機械やハ

エステティシャン辞めたい…と感じる人の7個の理由と乗り越え方とは?

エステティシャンは人(お客様)を綺麗にすることを目的とした職業です。商品を販売していることもありますが、基本的には技術職であり、目には見えない技術やサービスを提供しています。また、エステティシャンはお客様との距離がとても近いというのも特徴の一つです。そんなエステティシャンという職業に就いて、辞めたいと感じた瞬間やその乗り越え方をご紹介します。また、エステティシャンをやってて良かったと思えるような、おすすめの理由もご紹介します。エステティシャンのおおまかな仕事内容とは?エステのコース提供、常に綺麗な状態を保つためのサロン清掃、いつでも部屋にお通しできるよう施術部屋のこまめなセッティングや備品補充

エステティシャンになるには?必要な資格は何?資格取得ルートや募集状況もご紹介します!

エステティシャンになるにはどうすればいいのか知りたい方は必見です。女性ならきっと多くの方が、綺麗になりたい!という願望を持っているのではないでしょうか?そんな素敵な夢のサポートをするエステティシャンになりたい女性も多いはず。今回はエステティシャンになりたい方に向けて、顧客として通う内に憧れて、転職に成功した筆者が、様々なことを解説させていただきます。エステティシャンに必要な資格事情や募集状況についてをぜひご覧ください。エステティシャンになるには?一重にエステと言えども、様々な種類がありますよね。美肌になるための定期的なスキンケア、短期集中で痩せるための痩身美容、特別な日のためのブライダルエステ

エステティシャンの仕事内容や向いている人・向いていない人の特徴、キャリアについて解説します

女性なら誰でも綺麗になるため、健康でいられるための情報を得られると嬉しいですよね?そんな情報を得ながら働ける仕事の一つに”エステティシャン”があります。”エステティシャン”と聞くと、「綺麗でないといけない」「美容の知識がないとできない」などと思われがちですが、実は元々知識や経験がなくても始められる仕事なのです。今回はそんなエステティシャンの仕事についてもっと身近に感じていただけるよう、筆者の体験談も交えてお話ししていきたいと思います。エステティシャンはどんな仕事?エステティシャンとはお客様の体の状態を知り、その方がどうなりたいかという希望を伺い、叶える仕事です。主にお肌のお手入れ、痩身、マッサ