エステティシャン辞めたい…と感じる人の7個の理由と乗り越え方とは?
エステティシャンの年収事情をここで詳しくお教えしちゃいます。
女性の憧れの存在であるエステティシャン。
最近は様々なサロンが増えていることもあり、エステティシャンの求人も多くなっています。
「エステティシャンになってみたい!」「エステティシャンとしてもっとステップアップしたい!」という方、エステティシャンが実際どのように稼いでいるのか気になりませんか?
今回は、そんなエステティシャンの年収は高いのかどうかズバリお答えします。
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エステティシャンの年収の相場はどのくらい?
正社員で新卒入社した場合のエステティシャンの年収相場
正社員として、新卒で入社した場合のエステティシャンの平均月収は約18万円です。
ボーナスの有り無しにもよりますが、年収に換算すると230万円~290万円といったところでしょうか。
新卒と言っても高卒の場合の求人はあまり無く、短大または大学、美容専門学校を卒業した場合に新卒として採用されるケースが多いです。
多くは、エステティシャンとしてデビューするまでの研修期間からこの月収なので、独り立ちするまではお給料なし!なんてサロンはほとんどありません。
中には研修期間中だけ基本給を低く設定している場合もあります。
正社員で転職した場合のエステティシャンの年収相場
正社員として中途採用された場合の平均月収も、実は新卒と変わらず約18万円です。
ただし、経験を積んでいく中で年収は上がっていく場合もあり、年間でいうと300万円~400万円くらいの年収が平均的な数字になります。
更にその経験の中でもマネジメント経験や営業成績などでご自身を売り込んで、基本給の交渉をされる方も少なくはありません。
また、新卒同様、研修期間中だけ基本給が低く設定されている場合もあります。
パート・アルバイトのエステティシャンの給与相場
パートやアルバイトの場合は地域にもよりますが、時給900円~1,500円が相場です。
ただ、エステティシャンの場合、パート・アルバイトでの求人は多くありません。
エステティシャンは技術が必要なこともあってか、しっかりとフルで働ける方を求めていることが多いです。
業務委託のエステティシャンの給与相場
最近増えているのが、個人事業主としてエステサロンを経営する企業と契約をし、報酬を受け取るという働き方です。
この場合、完全歩合制となるパターンが殆どで、自分の売り上げの中から企業との契約に基づく報酬が貰えます(この割合は各企業で異なるので、面接の時などによく話を聞く必要があります。)
そのため、年収も個人によって大幅な差が出てくるでしょう。
業務委託は自分の都合の良い時間に働くことができるので主婦にも人気の働き方ですが、仕事が無ければお金は貰えないというデメリットもあります。
年収にも響いてくる基本給以外のものは、どうなっているの?
賞与
正社員として雇用されている場合は、エステティシャンと言っても会社員ですので、賞与が支給されるところが多いです。
また、会社やサロンによっては、店舗の売上成績や個人の成績に応じて賞与を設定しているところもあります。
昇給
平均すると、昇給は年に1回です。
昇給に関しても賞与同様、会社やサロンによって基準は様々ですが、中には随時、個人の成績によって基本給を見直してくれるところもあります。
各種手当
エステティシャンは女性が主に活躍しているため、自立した女性を支援する目的で住宅手当を支給してくれるところも少なくありません。
また、エステティシャンにはいくつか資格がありますので、資格手当が設定されているところもあります。
給与が高い人は何が違うの?
同じエステティシャンでも給与には差があります。
ただ施術のみをメインで行うエステティシャンなのか、サロンにとって売上に繋がる営業のできるエステティシャンなのか。
また、勤続年数や施術スキルによって様々です。
営業
様々なエステサロンがある中で、期間や回数で通うことができる痩身コースや美肌コースなどがあるサロン、サロンでの施術時に使用している美顔器などを購入できるサロンでは、エステティシャンが商品を販売し、その売上によって歩合という形で報酬が支給される場合があります。
リラクゼーションサロンの回数券も商品の一つです。
そうした個人の成績によって歩合給が支給されるサロンでは、営業担当のエステティシャンと施術担当のエステティシャンで業務を分担していることもあります。
例えば、営業担当のエステティシャンは初めて来店されたお客様に商品を販売することに集中し、施術担当のエステティシャンは営業担当から商品を購入しリピーターとして来店されるお客様に施術をするというように、それぞれが自身の業務に専念しやすいような環境になっています。
そのようなサロンでは、営業担当のエステティシャンの方が、成績によっては給与が高くなります。
もちろん、全てのエステティシャンが営業も施術も行い、自身のお客様として担当するサロンもあります。
スキル
先程も少し触れましたが、エステティシャンにはいくつか資格があります。
施術に関する資格はもちろんのこと、サロンでの衛生管理資格というものもあります。
その資格に対して手当が支給されることあり、そこで給与に差が出てきます。
また、サロンで使用している美顔器や痩身器具の操作、マッサージ技術・知識など、特別なスキルを持っている方には、そのスキルに対する評価として昇給や何かしらの手当が支給される場合もあります。
勤続年数
平均すると年1回の昇給がありますので、単純計算をしても勤続年数の長いエステティシャンは給与も高くなります。
更に、スキルという面でも、エステティシャンとしての勤続年数が長ければ長いほど様々な経験ができ、その分スキルが身について昇給へと繋がっていく可能性があります。
役職
一般的にはサロンの責任者であるマネージャーや店長と呼ばれる役職が多いかと思います。
責任者は、勤続年数やそれぞれのスキルなどを考慮して選ばれることが多いです。
他には、サロンの技術を新人エステティシャンに教育するトレーナーのような役職や、エステティシャンをまとめるためのリーダーのような役職など、様々なポジションが用意されていることあります。
地域
地域によって最低賃金が異なりますので、ここでももちろん給与に差が出てしまいます。
また、エステサロンが数多く出店されている地域では、ほかのサロンよりも優秀なエステティシャンに集まってもらうためにお給料が高めに設定されているところもあります。
エステティシャンで年収を上げるためにやるべき3個のこと
基本となる技術を正確に身につける
いくら勤続年数が長くても、あまり施術が上手ではない、お客様から評判が良くない、など、会社やサロンにとって不利益となってしまうエステティシャンの昇給は難しいです。
まずはしっかりとお客様に喜んでいただけるエステティシャンになりましょう。
日々勉強を忘れない
美容や健康の知識は日々更新されていきます。
一度身につけた知識や技術であっても、時代に合わせたアップデートが必要です。
会社やサロンで勉強会を開いているところも多いので、そういった場で新しい情報を多く発信できれば評価も上がり昇給に繋がります。
サロンに来店するお客様も、色々と調べていたり勉強をしている方が多いです。
エステティシャンからアドバイスをするだけでなく、お客様から新しい情報を教えていただくことも少なくありません。
少しでも気になったことはしっかりと調べて、自身の知識としてモノにしておくことはとても大切です。
美しくある
エステティシャンと言えば、美しく、憧れの職業です。
美肌やダイエットを目的に通っているお客様の身近な目標として、お客様を導いてあげることもエステティシャンとしての大きな役目です。
また、自身も美肌やダイエットなどに気をかけることで、お客様の悩みに共感できるようになります。
エステティシャンと言えども基本は接客業ですので、お客様と気持ちを共有できることが何よりも大切です。
そうやってお客様から信頼され必要とされるエステティシャンになれば、会社やサロンからももちろん必要とされますので、自然と昇給に繋がっていきます。
この3個のことを意識していればエステティシャンとしてしっかり稼げるようになります。
この3個、実はどれも昇給のためだけではなく、お客様のためというのが第一です。
施術料や商品代金などを支払ってくれるお客様あってのエステティシャンですので、まずはお客様に喜んでいただける素敵なエステティシャンになることが年収アップへの近道です。
今の勤務先でできること
給料アップの交渉をしてみる
もし、上司に相談しやすい環境であれば直接交渉してみるのもありだと思います。
すぐにお給料を上げることはできないけれど今後こうしていけば…というようなアドバイスをくれるかもしれません。
もし何かアドバイスをしてもらえたら、そのときはアドバイス通りアピールしてチャンスを掴むのみです。
スキルアップを図る
資格手当のある会社やサロンであれば、資格を取得してしまうのが一番手っ取り早い方法であると言えます。
また、資格以外にも、技術に対する手当や成績による手当などがある場合も同じです。
資格取得の支援をしてくれる会社やサロンの場合はエステティシャンとして働きながら確実なスキルアップが可能です。
思い切って転職する
数年働いてみたけど思ったより昇給額が少ない、こんなに施術が上達しているのに評価されない…ということもあり得ます。
これまで通ってくれたお客様や、様々なことを教えてくれた先輩たちのことを考えると後ろめたい気持ちになるかもしれませんが、自分の生活は自分で守るしかありませんので、お給料に納得できない場合は転職も視野に入れるべきだと思います。
意外と、自分に合った会社やサロンが見つかるかもしれません。
転職するときは、自分がどのような立場で働いて、どのように成長していきたいのか、しっかり考える必要がります。
それによって納得のいくところを探して、自分が思っていた通りのエステティシャンになれるのかどうか、働いてみてから考えても遅くはないかもしれません。
エステティシャンは経験者の場合、転職しやすい職業でもありますので、あまり重く考えすぎずに、少しだけ柔軟に考えてみても良いかと思います。
転職先の選び方1:定期昇給がある
説明するまでもありませんが、定期昇給があれば、勤続年数が長くなればなるほどお給料も上がっていきます。
今後、長く勤められるところを探している方には定期昇給があるかどうかは大きなポイントになります。
転職先の選び方2:ノルマがある
中には、営業ノルマのある会社やサロンもあります。
日々ノルマに追われるのは苦手だという方はノルマのあるところは避けるべきですが、ノルマを達成することによって報酬が支給される場合もあり、それが逆にやる気に繋がるという方はノルマのある会社やサロンで絞って探しても良いかと思います。
転職先の選び方3:資格手当がある
エステティシャンの資格を取得している方はその資格を手当としてお給料に変えることができるので、資格手当があるところや資格取得者のお給料が優遇される会社・サロンを選ぶことをおすすめします。
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年収をアップさせるための求人の選び方
年収をアップさせるために転職することを決めた場合、数多くあるエステティシャンの求人の中からどのように選べば良いのか迷ってしまうかと思います。
自分自身が持つ現状への不満と、次の職場への希望をしっかり見極めることで自分に合った求人選びができます。
給与相場が今よりも高いところを探そう
そもそも基本給に不満がある場合は、今よりも基本給の高いところを探す必要があります。
最低限これくらいは欲しいというラインを自分で設定しておくのも良いかと思います。
賞与や昇給制度をチェック
賞与と言えども様々です。
年2回必ず支給されるのか、会社やサロンの業績に応じて支給されるのか、個人の成績に応じて支給されるのか、など。
自分自身がどのように稼いでいきたいのかを決めた上でチェックしてみてください。
また、昇給制度のあるところでも、定期昇給なのか能力によって昇給なのかという昇給の基準でも大きく差が出ますので、きちんと確認する必要があります。
残業代はきちんと出る?
エステティシャンが働いているサロンのほとんどが営業時間が設定されているのでその時間内で勤務をすることになりますが、閉店後に勉強会を開いたり、お客様への施術が思っていたよりも長引いてしまったり、残業をする可能性も大いにあり得ます。
そういったときの残業分を残業代としてきちんと支給してくれるのか、基本給にみなし残業代が含まれているのか、そもそも残業は平均でどれくらい発生しているのかも含めて確認すべき点です。
交通費や福利厚生は?
いくら基本給が今よりもアップすると言っても、通勤のための交通費が自費だったら逆に損をしてしまう可能性もあります。
でも、福利厚生としてサロンを無料で使用できる…なんてあったら逆にお得に感じるかもしれません。
エステティシャンは根強い人気のある職業なので、求人の数も多いです。
そのため、他のところよりもより良い条件でエステティシャンとなる人材を迎えようと、様々な福利厚生を用意しているところも少なくはありません。
お給料だけではなく、ご自身にとってお得だなと感じるところで働いてみるのもありだと思います。
まとめ
長年に渡り根強い人気のあるエステティシャンのお仕事。
華やかさの裏で、日々勉強などの努力を惜しまない方がエステティシャンとして成功しているように思います。
お客様からの信頼を得て、売れっ子になったエステティシャンは独立する人も少なくはありません。
一生懸命に努力をして身につけた知識や技術が、将来、収入として返ってくることがはっきりと実感できるお仕事の一つです。
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