エステティシャンになるにはどうすればいいのか知りたい方は必見です。

女性ならきっと多くの方が、綺麗になりたい!という願望を持っているのではないでしょうか?

そんな素敵な夢のサポートをするエステティシャンになりたい女性も多いはず。

今回はエステティシャンになりたい方に向けて、顧客として通う内に憧れて、転職に成功した筆者が、様々なことを解説させていただきます。

エステティシャンに必要な資格事情や募集状況についてをぜひご覧ください。

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エステティシャンになるには?

一重にエステと言えども、様々な種類がありますよね。

美肌になるための定期的なスキンケア、短期集中で痩せるための痩身美容、特別な日のためのブライダルエステ、リゾート地でのラグジュアリーなリラクゼーションなどなど……。

自分自身がどんなエステに興味があるのかによって、目指す方向も違ってきますし、修得する技術も異なります。

進みたい分野がある程度見えたら、そこでシェア率の高い企業の求人情報を調べてみましょう。

大きな企業であれば、スクールを展開している場合もあります。

体験入学や説明会が開催されていることもあるので、チェックしてみましょう。

また、美容専門学校など、エステティシャンになるための必要な勉強ができる機関もあります。

エステティシャンとはどんな資格?

お客様の大切なお肌に触れる職業ですから、資格を取得することが大切です。

ただし、医療従事者のように法律で定められている仕事ではないため、取得できるのは民間資格です。

民間団体が認定する資格は数多くありますが、その中でも認知度が高い民間団体が「日本エステティック協会」と「日本エステティック業協会」です。

 日本エステティック協会はその代表的な民間団体であり、エステティシャンの質と社会地位向上を目的に「認定エステティシャン」を設定しています。

認定エステティシャンになる為には、年3回ある試験で合格するとディプロマが授与されます。

また、認定エステティシャンとして実務経験を積むと、「認定上級エステティシャン」「認定トータルエステティックアドバイザー」等の資格を受験し更なるステップアップを目指すことも可能です。

 その他にも、日本エステティック業協会(略称「AEA」)があります。

こちらも、AEA認定エステティシャンから上級認定エステティシャン、インターナショナルエステティシャンへとステップアップが可能です。

各企業内でのガイドラインや資格が設けられている場合もあります。

資格が無くても技術を磨けばエステの手技自体は提供が可能ですが、資格があることでお客様に安心感を与えられ、自身のスキルアップやモチベーションの維持・向上にも繋がりますので、是非取得しましょう。

エステティシャンの受験資格

日本エステティック協会の認定エステティシャン資格を取得する場合は、受験するにあたって、実務経験に基づくスキルと知識が必要になります。

受験資格は、「エステティシャンセンター試験の合格者であり、日本エステティック協会の認定校で、300時間の課程が修了している、もしくは3年以上の実務経験がある者 」となっています。

日本エステティック協会には「認定フェイシャルエステティシャン」「認定ボディエステティシャン」の資格もあります。

こちらの方は規定の実務経験があるか、認定校で60時間以上のエステティック過程を修了していれば受験資格を得ることができますので、興味のある方は調べてみると良いでしょう。

日本エステティック業協会(AEA)の認定エステティシャンは、AEA認定校で300時間相当の講座を受講するか、1年以上のボディエステまたはフェイシャルエステの実務経験があれば、受験資格を得ることができます。

エステティシャンの資格取得ルート

エステティシャンになるための方法、資格の取得方法は様々です。

ご自身に合う方法を探してみましょう。

代表的な例をいくつか挙げてみますので、参考になさってください。

資格取得ルート1:美容専門学校に入学する

  • 【対象】中学・高校卒業時
  • 【メリット】幅広くしっかり学べて、必要な資格を在学中に取得することができる
  • 【デメリット】学費が非常に高額

義務教育終了後に美容専門科を置く私立の高等学校に入学する、又は高等学校卒業後に美容専門学校に入学します。

最近はエステティシャン、ネイリスト、アイリストなど、様々な美容スペシャリストを育成するコースがあるようです。

もちろん学校によって教育方針がそれぞれあるので、自身の考え方や進路に活きる学校を選ぶようにしましょう。

資格取得ルート2:企業のスクールを受講する

  • 【対象】転職時
  • 【メリット】受講期間が比較的短く、費用も安価なことが多い
  • 【デメリット】仕事に必要なことしか修得できない

専門学校での履修時間に比べ、短期間な場合が多いです。

その分費用も小さく済みます。

企業の方針もよく解りますし、スクール修了後はそのまま就職口が開かれていますので、自身のやりたい仕事ができそうであれば無駄なくスムーズですね。

資格取得ルート3:個人事業主として働きながら勉強する

  • 【対象】就職中、就学中など
  • 【メリット】副業で働ける
  • 【デメリット】自身の努力次第

正社員を採用せず、登録制のエステティシャンを抱えるシステムの企業が展開するケースです。

転職する勇気はないし、空いた時間で始められるから、という理由でライトにエステティシャンになれるのがこちらのルートです。

仕事説明会や体験レッスンが充実しており、雰囲気を掴みやすいようです。

主婦や妊婦でもできる、OLでも仕事終わりや休日にできるという強みがあります。

しかし、各自のセンス・時間の使い方・意欲により差が出てきます。

中弛みしてしまうと中途半端になってしまう可能性もありますが、頑張った分だけ早く身につき収入にも繋がるので、目的意識が高ければきっと上手くいきます。

合格率はどれくらい?

認定校では合格に向けての指導をしっかり行ってくれますので、カリキュラムをしっかり勉強すれば、殆どの人が合格できるようです。

学校に通っていない場合は取得が少し難しくなるかもしれません。

試験は筆記試験、実技試験の両方になります。

実技試験は、ある程度の実務経験があり日常の顧客満足が高ければ、余程のことがない限り合格できるでしょう。

合格点に満たない場合でも、合格するまで修正点をフォローしていくようです。

エステティシャンの募集状況は??

随時募集があります。

特に新店舗オープンの際には募集があります。

また、スタッフが独立して出店した場合も、人員補充のために既存の店舗でも募集があります。

エステティシャンの就職状況は?

求人広告の多くには、「未経験者でもOK!」という文字が目立ちます。

それだけ業界が慢性的に人手が不足している、ということですね。

そのため、専門学校やスクールで勉強していれば、かなりの確率で歓迎されて就職できます。

同時に、それだけ離職率も高いということでもあるのです。

美容専門学校卒業後の就職

学校では基礎的なスキルを修得できるので、即戦力として就職できる可能性が高いです。

企業によりスタイルがあるので、就職後に研修からスタートし、現場の雰囲気や必要な技術と知識を確認します。

学校に就職課があれば卒業後の進路をサポートしてもらえます。

興味のある企業の様子を知るためにも、入学後の早いうちから卒業後を意識してカリキュラムを進めることが賢明です。

スクール修了後の就職

就職することを前提としてのスクールですから、カリキュラムの終了次第で勤務となることが多いようです。

キャリアを積むごとに更に上級の資格を持つこともあるでしょう。

個人事業主としての就職

説明会、体験レッスンなどで雰囲気を見てみて、エステティシャンとして登録します。

個人事業主は企業の正社員ではなく登録制のため、特に大きな問題が無ければ採用されるでしょう。

エステティシャンの転職事情

高い離職率

常に募集がある職種の特徴として、離職率の高さが挙げられます。

残念ながらエステティシャンもその一つです。

憧れて就職した業界を離れるのはとても残念なことですが、そこには美容業界ならではの理由があるのです。

勤務時間の長さ

サービス・接客業は”世間の休日”がお仕事。

店舗の運営状況にもよりますが、土日祝日、平日でも仕事が終わってからの18時~21時に来客されるお客様も多くいます。

一日の勤務時間も長くなるので、肉体的・精神的にハードと感じる人が多いでしょう。

顧客が増えるほど、お客様のニーズに応えようと自身のスケジュールを調整する場面も増えますので、頑張り屋さんは無理をした結果体調を崩しがちです。

働いた分は自身の休日にしっかり休んだり、セルフケアを怠らないことでバランスを取ることが大切です。

自費購入負担

スキンケアやボディケアなど、自社製品を開発・販売している企業が多いようです。

お客様にお伝えするために、まずは自分で使って商品の良さを実感したい……となると、自費で購入することに。

社員割引でいくらか安くなる場合もありますが、それでも高額の商品であるほど負担が大きくなります。

また、商品の販売額が成績や社内資格に反映されるシステムだと、ステータスを維持したいが為に自費購入で調整してしまい、収入を得るために働いているはずが、商品購入で出費が増えるという本末転倒なことにもなりかねません。

研修制度

企業内の研修は主に平日に行われます。

土日祝日に接客が増えた代休を平日にとろうとしたら、研修があるために出勤することになったというのもよくある話です。

ステップアップの為の研修となると、出席しないわけにもいきません。

同期に遅れをとりたくない、お客様の為にスキルアップしたい、という想いが大きくなるほど休みが少なくなることに繋がります。

エステティシャンを辞めたいと感じる理由は、こちらの記事を参考に!

ライフスタイルの変化に併せたサポート体制

最近は男性のエステティシャンも増えてきていますが、多くは女性です。

女性ならではのライフスタイルの変化として、結婚・出産・育児が挙げられます。

こういったライフイベントに伴って仕事を辞める・休むことになるのはやむを得ないのかもしれません。

こういった人事に柔軟に対応できるのは美容業界の良いところです。

出産で担当者を交替することはよくありますし、幼稚園・保育園の送り迎えでスタッフ同士カバーし合えるのは、女性の職場ならではの理解あってのことでしょう。

結婚で引っ越しをして勤務地が変わったりしても、大きな企業であればその地域に支店があったりします。

もし、それでも条件が合わず退職したとしても、培った経験は大きな武器になります。

エステティシャンの働き先

国内エステサロン

日本エステティック協会が認定・発行するディプロマがあれば、日本国内のエステサロンで有資格者として働くことができます。

国内外リゾートホテル

リゾートホテル内にあるエステサロン。

国内はもちろん、海外のホテルでも語学力があれば日本人のエステティシャンは重宝されます。

資格や経験が有利になるとは言え、もちろん現地での研修はあるでしょう。

個人サロン

経験を積んだ後に個人で開業する人が多いのも、この業界の魅力の一つではないでしょうか。

独立することで、枠に捕らわれず自由なメニューを提供することができるのもやりがいや楽しみに繋がります。

集客・収入があればテナントを構えることもできますが、自宅の一室をサロンにしたり、サロン専用にマンションを賃貸して手軽に始める方も多いようです。

特にこの場合、ディプロマを飾ることでお客様に安心感を与えることができるので、資格が大きく働きます。

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経験者が語る!できるエステティシャンはこんな人

エステティシャン経験者はかなりの総数だと思います。

その中でトップクラスと言われるエステティシャンには、こんな方々がいらっしゃいます。

異業種からの華麗なる転職!

エステ業界に入る人は、みんな美意識が高くて美人でスタイルが良くて……と思っていませんか?

実際には、元々はメイクにもスキンケアにも無頓着だったという方が意外にも多いのです。

大人になって価値観が変わったり、経済的にも自分に投資できるようになってくるんですね。

美容関係の勉強をするうちに目覚め、実体験から素直な思いでアドバイスや提案を伝えられるため、お客様の心にも響くのかもしれません。

そういった方たちの前職は様々で、元看護師、元Webデザイナー、元トラック運転手、元自衛官、などなど。

美容と無縁の職を経験してきたからこそ、お客様目線で寄り添えるのかもしれませんね。

短時間高収入。主婦のお小遣い稼ぎ

平日の日中に需要があるのが、主婦層のお客様です。

そしてその時間に働けるのもまた、主婦の方が多いのです。

何時に子どもを保育園に預けて、お迎えに行って、買い物をして、ご飯を作って……という日々の過密スケジュールの合間を縫ってのお仕事となりますので、無駄なくメリハリあって、頭が下がります。

ママ友がお客様になってくれたり、集客も順調なこともあります。

子どもの手が離れたら思う存分に仕事をする、という方は、どんどんステップアップしていきました。

エステティシャンの仕事に興味がある方へ

日本でエステティシャンというと女性の憧れ、綺麗な仕事というイメージがある一方で、学歴がなくてもできる仕事だったり、契約を押し付けてくる、怖い裏側があるとも思われがちです。

フランスではエステティシャンが医師と同等の社会的立場にあるそうですが、確かに専門家としてそのくらい努力や学習がなければ成立しません。

顧客からの信頼が最も重要ですので、人間性を高めること、人に優しく寄り添えること、トラブルが起きてしまった時に誠実にフォローできる心の強さも求められます。

エステティシャンも人間である以上、これらのことを継続していくのは、生半可な精神力ではありません。

その為、起業する方が多い一方で、集客や売上の面から「私には合わないかも」「やっぱりお客さんとして利用する方が良い」など、挫折する方も多いのです。

それでも、人と一対一で濃く深く関わる接客ができることは何者にも代えがたい喜びがありますから、私はこの仕事が好きです。

仕事を続けられる環境であれば定年はありませんので、自分自身が元気でいられる理由にもなります。

エステ業界を目指すあなたが、たくさんのお客様から求められる素敵なエステティシャンになれますように……。

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