エステティシャン辞めたい…と感じる人の7個の理由と乗り越え方とは?
エステティシャンのやりがいとはいったいなんでしょうか?
実際に働いた場合、どのような業務内容なのかも気になりますよね。
今回はエステティシャン経験者の私が具体的な業務内容からエステのやりがいまで、しっかりご紹介します。
やりがいを持つには向き不向きも見極める必要がありますよね?
そこで、自分に合うエステティシャンの求人の上手な選び方もお話しさせていただきます。
美容業界で働きたい女性はぜひ最後まで読んでみてください。
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(正社員希望の人限定)
目次
閉じるエステティシャンの仕事ってどんな内容?
エステティシャンは、フェイシャル、ボディ、リフレクソロジー、脱毛などの施術をお客様に提供します。
機械やハンドトリートメントで施術を行い、お客様がどうなりたいかという要望に答え、手助けをする仕事です。
エステの施術だけではなく、日々の生活やケアに関してもアドバイスをするので、トータルビューティアドバイザーといった表現が近いでしょう。
また、エステサロンに来店されるお客様はエステティシャンの接客や空間に癒されに来ている方も多いので、お客様とコミュニケーションをとりながら施術をすることで、お客様に気分転換やリラックス、リフレッシュもして頂くことができます。
エステティシャンの仕事内容とは?
カウンセリング
来店されたお客様にはまずカウンセリングを行います。
来店された目的、現状での悩みや希望、生活状況等をできるだけ深くヒアリングをします。
そして、カウンセリングを元にお客様にとって最適なコースや化粧品を提案します。
生活状況まで聞く必要はないと思われがちですが、それを聞くことによって、悩みを解決するためにはどうしたら良いか等のアドバイスができ、またに特に重点的に施術をする必要がある内容を判断できるので、生活状況を聞くことは大切です。
エステの施術
エステの施術は大きく分けて4種類あります。
フェイシャル
フェイシャルはニキビ、シミ、しわ、美肌、リストアップ、アンチエイジング等、顔に関する悩みに対してケアを行っていきます。
美容機器やパック、ハンドケアを組み合わせて行っていきます。
ボディ
機械とハンドでダイエットサポートを行う痩身コースと、ハンドトリートメントをメインとしたリラクゼーションの2種類がメインです。
リラクゼーションは別で説明しますので、こちらでは痩身について説明します。
痩身エステは機械を使用して施術を行うサロンが殆どです。
血流促進効果のある機械ややマッサージを行い、ダイエットのサポートをします。
施術をしながら、お客様の理想の体型になるにはどうしたら良いかをアドバイスし、必要に応じてサプリメントやダイエット補助食品等を提案することもあります。
リラクゼーション&リフレクソロジー
オールハンドでのトリートメントを行うことによってリンパの流れを改善し、心身共にリフレッシュしていただくことを目的としています。
リラックスできる空間作りをしながら施術を行うサロンが多いです。
アロマテラピーやリフレクソロジー(反射療法)を取り入れているサロンも多いので、興味のある方、勉強してみたい方は調べてみると良いでしょう。
脱毛
主に光脱毛の機械を肌に照射し、脱毛施術を行います。
脱毛サロンは最近普及してきていますが、医療脱毛より安価に受けられる場合が多く、機械だけで行うことからエステティシャン側の負担も少ないので、最近導入するサロンが増えています。
また、ブラジリアンワックス等のワックス脱毛を行うサロンもあります。
サプリメントや化粧品販売
お客様の悩みや状態によってはサプリメントや化粧品をおすすめし、販売する業務も行います。
サロンによってはノルマがあったり、新商品の販売前にスタッフが使用することが必須な場合もあるので注意が必要です。
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エステティシャンの仕事のやりがい5個
エステティシャンの仕事がおおよそ分かったところで、やりがいという点を5個にまとめてみました。
お客様にあなたの施術が良かったと言われる
何と言ってもやはりお客様の声が一番のやりがいですよね。
同じコースでもスタッフによってお客様の感じ方はそれぞれなので、自分の施術を気に入ってもらえて、且つ今後もお願いします!と言われた時の達成感は言葉にはできません。
サロンによっては指名制度がある店舗もあり、お給料に反映されることもあるので、そういった意味でもやりがいは非常に感じられると思います。
お客様の体やお顔に効果が見えた時
痩身コースやニキビケアコースの施術の時に特に感じたことですが、やはり定期的に通って頂けるコースが目に見えて変化が現れるとエステティシャン自身ももっと頑張ろう、もっと効果を出してあげたい、という気持ちになります。
コンプレックスを持ったお客様がエステに通うことで自信が持てたり、通ったことで人生が良い方向に行ったり、という話を聞いた時には、この仕事をやってて良かったなと強く感じる瞬間です。
頑張った分お給料に反映された時
何と言っても給与額は仕事のやりがいに直結する物の一つですよね。
エステティシャンは技術職なので、売り上げ金額や指名数等、様々な数字がお給料に反映されるサロンが多いです。
中には完全歩合制というサロンもある位です。
努力してエステティシャンとしての腕を磨き、その結果、お客様に選ばれてお給料も上がるなんてポジティブな話ですよね。
お給料が上がれば上がる程もっと頑張ろうと思えるので、大きなやりがいの一つだと思います。
最新の美容の知識が得られる
美容に興味がある人にとって、これは嬉しい話ですよね。
エステティシャンという立場上、自社製品だけではなくトレンドの美容知識や情報は自然と耳に入ってきます。
最新の製品を試せる機会も多いですし、お客様との何気ない会話から知らなかった美容情報を得られることもあります。
好きなことと仕事が直結していると興味のある情報がどんどん入ってくるので、勉強もやりがいを持ってできます。
自分のやる気次第ではどこまでもキャリアを開拓できる
自分の腕一本で勝負する仕事ですから、やる気さえあればどこまででもキャリアアップが可能です。
勤めている企業内での昇格だけではなく、新しい技術や知識を身につけて幅広い施術ができるようになったり資格を取得したりと、勤務先以外でも能力を上げる方法はたくさんあります。
また、そこで得た知識や技術を活かして、独立開業する人も少なくありません。
キャリアの天井がなく、いくつになっても挑戦ができる職業はなかなか無いのでそのような働き方をしたい人にはすごく魅力的ですよね。
エステティシャンの仕事はどんな人に向いている?
エステティシャンの仕事はどんなタイプの人に向いているのでしょうか。
経験者から見た向いているタイプをまとめてみました。
人の為に尽くせる人
エステティシャンはお客様の肌や体の悩みを少しでも解決し、サロンに来た方に癒しを与えることが仕事です。
ただ希望のコースの施術を行うだけではなく、その方のコンディションや目的に合わせて動ける人が向いています。
タフな人
エステティシャンはとにかく体力勝負の仕事です。
忙しい日は休憩時間以外ずっと施術をし続けることも多く、ボディコースが続けば半日近く立ちっぱなし、エステの施術をしっぱなしという状況になることもよくあります。
そういった状態で働き続けるには、ある程度のタフさがないと続きません。
また、その状況でも自分の知識習得や技術の向上に努めなければなりませんので、精神的なタフさも必要です。
美容に興味がある人
好きこそものの上手なれという言葉の通り、美容に興味や関心がある人はエステティシャンとして向いていると言えます。
仕事に関する勉強をする時にも、興味のないことより興味があることの方が頭に入ってきます。
また、エステに来店されるお客様も美容に興味がある方が多いので、美容に興味が高いエステティシャンと話した方がより楽しく過ごせることの方が多いです。
人間関係の構築が得意な人
男性エステティシャンもいますが、まだまだ大半は女性ばかりです。
そうなると必然的に職場も女性のみ、というサロンが多くなります。
女性特有の職場の人間関係や気遣いが必要になるので、人間関係の構築が得意な人の方が気持ち良く職場で過ごせますよね。
自分に合ったエステティシャン求人の選び方
サロンの種類も規模も多々あるエステサロンの中でどうやって自分に合ったサロンを選べば良いの?
求人を探すポイントは?
そんなお悩みに答えます。
【選び方①】雇用形態から探す
エステティシャンの求人は様々な雇用形態があります。
正社員、契約社員、業務委託、派遣、アルバイト、パート等。
どう探せば良いのかは、どう働きたいかによって探すのがおすすめです。
正社員=安定しているというイメージですが、正社員になるとエステティシャンだけではなく、店舗の管理やスタッフ管理の仕事も任される可能性があります。
また、本社への異動となれば、そもそもエステティシャンでなくなる可能性があります。
正社員は確かに雇用の安定は一番ですが、エステティシャンとしての技術を磨くことに専念したいのであれば、業務委託等の雇用形態の方が向いている場合もあります。
また、未経験からエステティシャンとして働きたいという場合には、契約社員、もしくはアルバイトとして入社して勉強し、正社員を目指す道もあります。
【選び方②】給与や雇用条件から考える
給与は働く上でとても大切なポイントですが、ただ高いだけで決めるのはやめましょう。
経験が長ければ給与もある程度の金額での打診がありますが、それでもまだ入社していない社員に対して高い金額を提示してくるということは離職率が高いのか、何かある可能性があります。
基本給はいくらなのか、変動するであろう歩合給や賞与はいくらを見込んでいるのか、その他に残業代や手当は何かないのか、等の給与の内訳をしっかりと聞くことが大切です。
その上で自分自身が生活できる給与金額であるのか、またその他の手当ても納得がいく内容かによって判断する方が良いです。
とにかく頑張った分だけ稼ぎたいという考えであれば歩合給や賞与の割合が高いサロンの方が向いていますし、給与の変動リスクより毎月確実な金額をという考えであれば基本給が一定金額あり変動する幅が少ないタイプのサロンを選ぶと良いかと思います。
【選び方③】エリアから考える
エステサロンは立地によって客層が大きく異なります。
都市部になると若い人やそのエリアに来る人達が殆どですし、都市部から外れるとそのエリアに住んでいる、もしくは職場や学校が近い人が多くなります。
都市部の方がお客様は多いように感じますが、お客様の入れ替わりが激しかったり一回きりのお客様が増える分、新規のお客様への対応能力が求められます。
都市部から外れると新規のお客様の入りは少ないですが、常連のお客様が比較的多く、長いお付き合いのお客様が多いことがあります。
自分がどういった接客がしたいのかによって選ぶと良いでしょう。
また、エステティシャンの仕事上帰りが遅くなるので、通勤に時間がかかり過ぎるサロンに勤めると帰りが大変ですよ。
【選び方④】サロンのタイプから考える
ボディ、フェイシャル、リフレクソロジー、脱毛等様々な種類がありますが、何がメインのサロンに勤めるかによって大きく変わります。
ボディがメインのサロンが一番多いです。
痩身コースですとリラクゼーションよりも目標に向けての日々の生活に対するアドバイスなどをするので、コミュニケーション能力が求められます。
フェイシャルメインのサロンはアンチエイジングや美肌が目的なので、コミュニケーション能力よりも即効性や目に見える効果を求められます。
一回一回の施術能力が大きいです。
リフレクソロジーは癒しを求めるので、コミュニケーション能力よりもこちらも一回でどれだけ癒せるかがポイントになります。
オールハンドのサロンが多いので、未経験からだと難しい場合が多いです。
脱毛は他のサロンとは違い機械で行うので、未経験からでも比較的入りやすいでしょう。
機械で行うので、正確に漏れなく脱毛機械を照射する能力が求められます。
ただ、脱毛のみのサロンですと、いわゆるエステティシャンとしての技術は一切行わないところが多いので、イメージとは少し違うかもしれません。
【選び方⑤】悪質なサロンでないかどうか
大小さまざまなエステサロンが増えているので、通常のエステサロンのように装っている怪しいマルチ商法を行っているお店や違法店が潜んでいることも残念ながら事実です。
そういったサロンに騙されてしまわないように、内定時に条件をしっかり確認し、怪しい点がないかを確認すると良いでしょう。
気になる場合は、入社前に初回クーポンなどを使って来店してみるのも良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大変なところ、難しいところも沢山ある仕事ですが、対人の仕事なのでやりがいも大きく、自分の腕一本で働きたい、手に職を付けたいという考えの人にとっては向いている仕事だと思います。
やりがいに一つでも当てはまれば、ぜひトライしてみてくださいね。
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