近年、何かと話題となってきている「リゾートバイト」。

リゾートバイトの中でもポピュラーなバイトが旅館バイトです。

旅館バイトとは読んで字の如く旅館に住み込みながら行うアルバイトですが、馴染みのない方にとっては少し分かりにくいかもしれません。

そこで、これまで6軒の旅館でアルバイトを経験してきた私が、旅館バイトの概要やこのバイトに向いている人の特徴についてまとめてみました。

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まずは「旅館 バイト」の仕事例をチェック

旅館バイトって具体的にどのような仕事をするの?

旅館バイトでの業務は、おおまかに「接客」と「裏方」に分類されます。

接客

接客とは、お客様のもとに食事を運んだり、お客様のチェックイン・チェックアウトなどを担当するお仕事です。

他にもお客様のお困り事に対応するという業務もあります。

ある意味、旅館の花形と言っても過言ではありませんね。

ただその分求められる素質が高く、ストレスを感じることも多いです。

ちなみに、旅館で接客を担当する従業員は「仲居さん」と呼ばれることが多いですが、これは男性を含めない呼び方なので、この記事では「接客」で統一します。

裏方

接客に対して裏方は浴場の掃除やお料理の盛り付け、部屋の清掃、食器洗い、お布団の収納といった作業を担当しています。

またイメージとしては、いずれの作業も家事に近しいものとなっています。

全般的に地味で体力を使う作業が多いですが、対人ストレスはかなり少ないですし、服装やマナーにもそこまで気を遣う必要がないので、接客と比べて敷居の低い仕事とも言えます。

若い女性は接客に、男性や年配の女性は裏方に回される場合が多いです。

旅館のバイトはこんな人に向いている!

接客業務の場合

コミュニケーション能力が高い方

ある意味当然のことかもしれませんが、多くのお客様と接する接客業務では高いコミュニケーション能力が求められます。

また、一口にコミュニケーション能力と言ってもその範疇はお客様や他の従業員と円滑に関わる能力だけに限りません。

例えばお客様のご要望を上手く汲み取ったり、お客様が不快と感じることがないように気を配ったりする能力も要求されます。

マナーがしっかりと身についている方

旅館というのは、ただの宿泊施設ではありません。

その多くは格式が高く、それに従って料金設定も高めとなっています。

そのため、旅館側からはもちろんお客様からもレベルの高い礼儀作法や言葉遣いを求められます。

お客様と接する機会の多い接客業務であれば尚更です。

清潔感がある方

これはどの業種にも言えることですが、旅館の花形とも言える接客業務者はより一層清潔感や身なりに気を遣わなくてはなりません。

特に若い女性にありがちなケバケバとした化粧は、多くのお客様から反感を買うこともあります。

旅館の仕事にそのような化粧をしてくる人はなかなかいないと思いますが、お客様の気持ちも考えて化粧は最低限に留めておきましょう。

ストレスに強い方

旅館のお客様や従業員には良くも悪くも厳しい方が多く、最初の頃は毎日のように注意される…なんてこともあります。

そのため、旅館で接客業をやる人には、高いストレス耐性が求められます。

もしもストレスに弱い人であったら、そのような日々に耐え切れず体調を崩すなんて事態にも陥り兼ねないでしょう。

裏方の場合

人と接するのが苦手な方

裏方でも人と接する機会はあります。

例えば、調理場の担当になれば他の従業員と一緒に働くことになりますし、例えそうでなくともすれ違いのお客様などには当然挨拶しなくてはなりません。

とは言え、接客をやっている方に比べたら微々たるものと言えますので、人と接することが苦手な方には接客よりも裏方をおすすめします。

家事が得意な方

裏方の業務は主にお布団の収納や浴場の清掃、食器洗いといったものですが、いずれも家事の延長線上にある業務となっています。

そのため家事に慣れている方であれば、すぐにお仕事に慣れることも可能なはずです。

手先が器用な方

基本的に手先の器用さは求められませんが、裏方の業務の中にはお料理の盛り付けや飾り付けというものがあります。

そういった業務では当然の如く手先の器用さが要求されます。

とは言え、そういった作業を担当するのは主にベテランさんなので、新人の内はあまり気にしなくても良いかもしれません。

体力に自信のある方

裏方の業務では、想像以上に体力を要求されます。

特別重い荷物を運ぶわけではないのですが、労働のほとんどが肉体労働な上、作業時間は長時間に及ぶこともあります。

そのため、体力に自信がある方でないと初日で心が折れてしまう…なんてことに陥り兼ねません。

単純作業に苦を感じない方

裏方の業務は一部の作業を除いて比較的単調な作業が多いです。

例えば、食器洗いや浴室のお掃除などです。

そのため、単調作業に集中できなかったりストレスを感じたりしやすい方にとっては、大きな苦痛となるでしょう。

接客・裏方共通

朝に強い方

イメージ通りかもしれませんが、旅館の朝はとても早いです。

朝に弱い方には向いていないでしょう。

根性のある方

普通のバイトとは違い、旅館バイトは住み込みのところもあります。

そのため、普通のバイトよりも簡単に投げ出すことはできません。

注意されても仕事が辛くても慣れるまではとにかく耐え抜ける根性、それが旅館で働く上で重要な素質の一つです。

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旅館バイトでよくある募集内容とは?

次に旅館バイトの具体的な募集内容について見ていきましょう。

時給相場

時給の相場は大体800円~1,000円程度で、特別高くも安くもありません。

そのため、高給狙いの方にはあまりおすすめできません。

シフトの入れ具合

住み込みの場合も週5日が一般的です。

また、昼間にはほとんどのお客様がお出かけするということもあり、業務時間は朝のブロックと夕方以降のブロックに分けられている場合がほとんどです。

求められる人物像

決して多くのことは求められません。

常識的な立ち居振る舞いや言動ができる方であれば、問題ないと思います。

ただ、清潔感や身なりに関しては厳しめなところが多いです。

バイトは正社員とどう違う?

仕事の量や責任の度合いは変わる?

仕事の量自体はそれほど変わらないかもしれませんが、責任の重さについてはかなり変わると思います。

仕事内容は変わる?

正社員は主に指示や経営、受付口での対応といった、責任重大で経験が求められる業務を行っていますが、バイトは言ってしまえば責任が軽く、誰にでもできるような業務を任される場合が多いです。

それぞれ求められるスキルは?

社員であればパソコンを使う機会も多いので、WordやExcelなどのスキルは必須でしょう。

バイトであれば特別なスキルは必要ありませんが、最低限の家事能力やコミュニケーション能力は当然必要となってきます。

収入面は?

正社員

旅館の正社員には経営者の一族が多いため、そういった方の給料はかなり高めでしょう。

ただ、何の縁もない正社員であれば、特別高い給料にはあまり期待できないかもしれません。

バイト

時給900円で1日8時間、月22日稼働と仮定した場合は月給158,400円となります。

とても高給とは言えませんが、別段安いわけでもありません。

旅館のバイトで働くメリット

ここでは旅館で働くメリットについて、解説していきたいと思います。

出会いがあるかも…?

旅館バイトにはアクティブな若い男女が全国から応募してきます。

そのため、出会いを期待したい方にとってはおすすめできるアルバイトと言えるでしょう。

憧れの旅館暮らしが実現できる

旅館バイトの場合、旅館に住み込んでの作業になることもあります。

そのため業務時間外は、旅館の雰囲気を思いっきり楽しむこともできます。

また、旅館の立地は大抵が風光明媚な場所であったり温泉街の中だったりするので、観光気分でお散歩にも行けそうですね。

毎晩温泉に入り放題!

これは旅館ごとに異なるかもしれませんが、大抵の旅館では従業員も温泉に入れます。

私が働いていた旅館でも、業務終了後の入浴は完全に自由でした。

しかも業務終了後の温泉ってお客様が非常に少ないので、格段に解放感があります。

広々とした温泉の中に自分一人だけというあのシチュエーションは、ある意味従業員の特権とも言えます。

賄いが出る

多くの場合、住み込みのバイトには旅館側から賄いが出されます。

どのような賄いが出るのかについては旅館それぞれでしょうが、私が以前働いていた旅館では焼き魚や汁物、時にはお肉まで振舞っていました。

もちろんその賄いは旅館の板前さんたちが作ったものなので、味も絶品でした!

旅館のバイトで働くデメリット

前の項では旅館で働くメリットについて紹介しましたが、実のところデメリットも多いです。

ただ、いずれのデメリットも立地の悪さに起因することなので、街に近い旅館でバイトをすれば大丈夫でしょう。

Wi-Fiが設置されてないことが多い

旅館の立地にもよりますが、田舎や山の中の旅館であると大抵の場合Wi-Fiが設置されていません。

そのため、動画視聴などに大きな支障をきたしてしまうこともあります。

ただ、その辺りは事前に確認を済ませておけば、泣かなくて済みます。

とにかくお金がかかって仕方ない

旅館が立っているのは大抵の場合、人里離れた場所や温泉街なので近くにスーパーやコンビニがほとんどないです。

そのため、かなり強気の値段設定をされてる個人商店や売店での買い物を余儀なくされます。

当然、そのようなところで買い物を続けていては汗水垂らして稼いだお金がどんどん飛んでいってしまうので、旅館でバイトをする際には日用品や食料品を買い込んでおくことも良いかもしれませんね。

とにかく不便過ぎる

これも温泉街や山奥に立つ旅館に限った話ですが、やはり旅館の周りにはきちんとした施設やお店がないことが多いです。

例えば銀行やATMがないのでお金をおろすことができませんし、郵便局にしてもかなり小さなところなのでサービスの質に難があります。

ただ、美味しいご飯を提供してくださるお店に関しては恵まれているので、グルメの方にはおすすめです。

経験者がよくある質問にお答えします!

これまでに6軒の旅館でのバイトを経験した私が、よくある質問に答えていきます。

どんな人が採用されやすいですか?

当たり前のことかもしれませんが、真面目で清潔感があって受け答えがハキハキしている方であればほぼ採用されると思います。

しかし、服装がだらしなかったり話し方がモゴモゴしていたりするような人は敬遠されがちです。

面接ではどういうことを訊かれますか?

基本的には一般的なバイトとあまり変わりませんが、「こんな山奥でやっていける自信ある?」「ネットなしでも大丈夫?」と質問された時には少し驚きました。

転職の時にこの経験は役に立ちますか?

かなり役立つと思います。

旅館でバイトをしたからと言って特別なスキルやキャリアが身につくわけではありませんが、基本的な礼儀作法や言葉遣いに関してはしっかりと叩き込まれます。

このお仕事をしていて嬉しかったことは何ですか?

ありきたりな答えになってしまうかもしれませんが、お客様に「ありがとう」の一言を頂いた瞬間です。

あの一言で、全ての努力が報われる気がします。

このお仕事をしていて一番辛かった業務は何ですか?

食器洗い業務です。

旅館によって違うと思いますが、何せ食器を洗う水が熱湯なので、とにかく手が熱くて仕方ありませんでした。

正社員、派遣社員、アルバイトの募集があるの?

派遣社員の募集については少ないですが、正社員とアルバイトの募集はよく見かけます。

残業って多いの?

大きな宴会がある日は残業することもありますが、基本的にはありません。

シフトの自由度ってどうなの?

全く自由がきかないというわけではありませんが、他のバイトと比較すると不自由です。

資格って必要なの?

必要ありません。

初心者でもできるの?

可能です。

ただ、初めての方には少しハードな業務もあるかもしれません。

旅館バイトって結局おすすめなの?

はっきり言ってしまえば、旅館に興味のない人にはあまりおすすめではないかもしれません。

辛い仕事の割にお給料は少ないですし、立地的にもかなり不便なところもありますですからね。

ただ、そういったことを覚悟した上で働きたいと思うのなら、とことんおすすめできます!

やはり「旅館で暮らした日々」というのは、後々最高の思い出になると思いますよ。

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