
障害者支援のやりがいとは?経験者の私が感じる6つのやりがいを感じる瞬間を紹介します
障害者支援求人についてここでは詳しくお話していきたいと思います。
年々需要が高まっている障害者支援の仕事。
身近に障害者の方がいないという方にとっては、日常生活でなかなか関わることがないので、興味はあるけどどのようなことをするのか具体的には分からないと感じている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな障害者支援の業務内容やおススメ求人ポイント、気になる疑問点等について解説していきます。
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では、まず最初に障害者支援の仕事ではどのようなことをするのか、5つに分けて大まかに解説していきます。
居宅介護支援事業所等が挙げられます。
利用者の居宅に訪問し、食事作りや掃除等を行う家事援助、入浴や排せつの手伝い等を行う身体介護といったサービスを行います。
特に地方では居宅まで車で行くことが多いため、運転も仕事のひとつです。
保護者の病気や用事等で対象者の面倒を見ることが難しい場合等に短期間施設で生活をする短期入所、比較的障害の重い人を対象としており、日中活動の場を提供する療養介護事業所、生活介護事業所が挙げられます。
食事や排せつ等必要な介護を行いつつ、障害の程度や本人の希望に合わせた日中活動を行うことが出来るよう支援します。
短期入所では夜間の支援も行います。
主に障害の重い人を対象を受け入れ、生活の場を提供します。
食事、入浴、洗面等、日常生活を送る上で必要な支援を行います。
施設によっては金銭管理や病院受診の同行を行うところもあります。
自立生活援助、共同生活援助事業所が挙げられます。
主に施設入所支援を利用するほど障害が重くない人を対象とします。
利用者同士で協力して共同生活を営みつつ、必要な部分は支援を行い、地域で生活出来るようにします。
食事の用意や金銭管理の支援を行っている事業所もあります。
夜間にかんしては職員が常駐している場合もあれば、利用者のみという場合もあります。
就労移行支援事業所、就労継続支援B型事業所、就労継続支援A型事業所、就労定着支援事業所が挙げられます。
一般就労等を目標とし、必要なスキルを身に付けられるよう、それぞれの事業所が行っている生産活動を行いながら支援を行います。
企業実習に同行したり、就職活動の手伝いを行ったりすることもあります。
就労定着支援事業所に関しては就職が決まった後、相談を受けたり、利用者と職場の仲介等を行ったりしながら就労が定着するための支援を行います。
では、次に障害者支援の仕事でよくある募集内容にはどのようなものがあるのか、5つに分けて解説していきます。
職種としては生活支援員・生活相談員・職業指導員といった名称で募集がかかることが多いです。
管理者に関してはサービス管理責任者という資格が必要となる場合があります。
サービス管理責任者は規定の経験年数や国家資格を満たし、指定された研修を受けることで取得出来るため、誰でも応募出来るわけではありません、注意が必要です。
給与相場は地方と都市部によって異なりますが、概ね350万~400万程度の職場が多いようです。
経験や国家資格があれば給料に加算され、年収は高くなる傾向にあります。
就職後は各事業所によって定められた規定により昇給していきます。
勤務時間は夜間も利用者がいる施設系・居住系の職場は日勤も夜勤もあり休日はカレンダー関係なし、その他の職場は日勤のみで休日はカレンダー通り又は日曜日+平日という場合が多いようです。
残業に関しては比較的少ない傾向にありますが、事業所によって差があるというのが現実です。
福祉系の職場は基本的に医療法人や社会福祉法人等、大きな法人が母体となっている場合が多いため、福利厚生は充実している傾向にあります。
無資格者でも就労することは可能ですが、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士等、福祉系の国家資格を取得している人の方が有利となります。
それに加え、感情の切り替えが出来ることも必要不可欠です。
福祉職は感情労働とも言われており、感情が乱れる場面が多いにも関わらず、感情をコントロールする必要があります。
職業柄重たい話を聞くことも多々あります。
そのため、気持ちの切り替えが出来ない人はストレスが溜まったり、感情が乱れたりしてしまい、仕事を継続することは難しいでしょう。
また、福祉制度はニーズの変化と共に新たな制度が始まったり、変更があったりします。
そのため、常に勉強し続けることが出来る人が求められます。
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では次に障害者支援のおススメの求人ポイントについて解説していきます。
施設やグループホーム等、居住系の施設に関しては夜勤がつきものです。
夜勤がある分、手当てが加算されるため給料自体は高くなります。
しかしながら、夜勤には生活リズムが乱れる、1人または数人という少人数で多数の利用者に対する責任を負わないといけない、災害等の緊急時であっても利用者の安全を最優先するため自分の家族を守れない等のデメリットもあります。
どの仕事もとても大切で欠かせないものですが、ワークライフバランスを考えるのであれば、個人的には日勤のみの職場の方が良いと思います。
福祉施設には医療法人や社会福祉法人が運営している事業所に加え、一般企業やNPO法人が運営している事業所もあります。
給料面に関しては一般企業が運営している施設の方が高いこともあるかもしれませんが、安定性や福利厚生の充実を考えると医療法人、社会福祉法人が運営している施設をおススメします。
基本給はもちろんのことその他の手当が充実しているかどうかという点も大切です。
給料を上げるには基本給・手当・賞与の3点がカギとなります。
手当は各施設により多岐に渡ります。
国家資格を取得しているのであれば資格手当、自宅が遠いのであれば通勤手当、1人暮らしをしているのであれば住宅手当、家族がいるのであれば扶養手当等、自分が該当する手当が設けられている事業所であれば、より多くの給料を得ることが出来ます。
基本的に障害者支援の仕事は賞与があります。
しかしながら、その内容は年2回なのか3回なのか、3ヶ月分なのか4ヶ月分なのか等、それぞれの事業所によって異なります。
賞与は大きな収入源となるため、内容までしっかり確認しておくことが大切です。
障害者支援の仕事の基本給は残念ながら高いわけではありません。
そのため、基本給がいくらなのか、昇給制度があるのかという点が重要になります。
賞与は基本給を基に計算されるため、年収にも影響します。
毎年基本給が上がる事業所もあれば手当はあがるけれど基本給はほとんど変わらないという事業所もあるため、確認が必要です。
では、次に障害者支援の仕事についてよくある疑問について、障害者支援の仕事の経験者である筆者が自身の経験を交えながら解説していきます。
一言に「障害」と言っても重度の人から軽度の人、身体障害から精神障害等、とても広い幅があります。
また、言語でのコミュニケーションが可能な人もいれば意思疎通が難しい人もいます。
意思疎通が難しい人に関しては特に不安を感じるかもしれませんが、心配することはありません。
障害はあくまでもその人の一部であり全部ではないのです。
どの社会でも他者と関わる上で大切なことは共通しています。
意思疎通が難しい人や行動障害がある人とのコミュニケーションは最初は戸惑うかもしれませんが、経験を重ねるごとに戸惑いも少なくなります。
どんな人に対してもまずは笑顔で挨拶することから初めてみてください。
障害者支援の仕事に向いてる人は熱いハートと冷めた頭を持っている人と言われています。
利用者の利益になるよう支援したいという思いはとても大切です。
しかしながら、その思いだけで行動してしまうと、自己満足な支援になったり、共依存的な関係になってしまったりと、結果として利用者の不利益となってしまうこともあります。
そのため、熱いハートはそのままに冷めた頭で行動することが大切です。
障害者支援の仕事の報酬は国から支払われます。
それは国が必要だと認めている仕事ということです。
人間がいる限りなくなる仕事ではないため、安定感はばっちりと言えるでしょう。
以前は障害といえば身体障害、知的障害、精神障害の3つを指していました。
しかし、現在は前述した3障害に加え、発達障害や難病の人も支援の対象となっています。
また、年々新しい制度が設けられ、障害者支援を行う事業所の数も職種の数も多くなってきています。
障害者支援の仕事は対人の仕事であるため、なくなることはありませんし、最近増えてきているAI等に仕事を奪われることも考えにくい仕事です。
そのため、将来性のある仕事と言えます。
障害者支援の仕事は必ずしも資格が必要なわけではありません。
しかしながら、最近は専門性が高まっていたり、事業所の収入に直結していたりすることもあり、有資格者が多くなってきています。
具体的には介護福祉士、精神保健福祉士、社会福祉士等の国家資格が挙げられます。
どの資格も専門性の高い資格ですが、社会福祉士は福祉系であれば分野を問わず活躍することが出来ます。
反対に介護福祉士や精神保健福祉士は特定の分野を極めているため、介護福祉や精神保健福祉の現場では欠かせない存在となっています。
障害者支援の仕事は転職しやすい仕事と言えます。
なぜならば国が定めた法律を基に仕事を行っているため、地域差や事業所差はあれども、ベースは日本全国で共通しているからです。
そのため、女性の場合は結婚や出産等で退職した場合でも再就職しやすい傾向にあります。
ただ、障害者福祉分野内での転職はしやすいものの、障害者福祉分野から児童福祉分野、障害者福祉分野から高齢者福祉分野等、他分野に転職する際は特段有利になるわけではないため注意が必要です。
では、最後に障害者支援の仕事のおススメポイントについて、障害者支援の仕事をしていた筆者の経験を交えながら解説していきます。
障害者支援の仕事は利用者も職員も含め、沢山の人と出会い、関わることとなります。
その関わりの中で今までの自分にはなかった視点を知ったり、新たな気付きを得たりすることが多々あります。
沢山の刺激を受ける中で視野が広がり、人として成長することが出来ました。
障害者支援の仕事は基本的に医療法人や社会福祉法人等、大きな組織が母体となっていることが多いため、比較的福利厚生が充実している傾向にあります。
また、給料は国から支払われるため、一般企業に比べると収入は少ない傾向にありながらも安定感はあります。
それなりの収入と休みが確保されていることから、仕事だけでなくプライベートも充実させられる傾向にあります。
筆者が働いていた事業所は残業もほとんどなく、有給もしっかり消化することが出来たため、皆旅行に行ったり、帰省したりとプライベートも充実しているようでした。
休日にしっかりリフレッシュすることで仕事のパフォーマンスも上がるという良い循環が生まれていました。
前の項目でも触れた通り、障害者福祉の仕事のベースは全国共通となっています。
そのため、例え今の職場の体制がきつい、人間関係が上手くいかない等の理由で辞めたとしても、経験さえあれば転職はそんなに難しくありません。
また、女性は出産等で一時的に現場を離れても復職しやすい傾向にあります。
介護以外であれば体力的にもきつい仕事ではないため、高齢になったとしても続けることが出来ます。
むしろ、経験がものをいう仕事でもあるため、他の職員をまとめる立場になることもあるでしょう。
今回は障害者支援の仕事の内容、募集内容、求人のおススメポイント、気になる疑問、仕事のおススメポイントについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。
障害者支援の仕事は安定性も将来性も抜群の仕事です。
社会貢献度も高く人間的にも成長することが出来ることも大きな魅力です。
是非、目指してみてはいかがでしょうか。
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障害者支援の仕事をしている中で、やりがいを感じる瞬間とはどんな時なのでしょうか。近年被支援者の対象も広がり、どんどん需要が高まっている障害者支援の仕事。ここでは、私の経験をもとにやりがいを感じた事や私がその為にしたことなどをまとめていますので、 これから障害者支援のお仕事を検討している方や、今働いているけど大変、辛いと感じている方にも読んでいただければと思います。障害者支援の大まかな仕事内容について理解しておこう障害者支援の仕事は、主に居宅に訪問して身体介護や家事援助等のサービスを行ったり、外出等に同行したりする訪問系保護者が介護する場合が難しい時に短期間施設で生活する際の支援を行ったり、介護
障害者支援の仕事って具体的にどのような業務を皆さんは連想しますか?そもそも「福祉」と言ったら高齢者介護の仕事を連想する方が多いのではないでしょうか。しかし、実際は児童福祉、高齢者福祉、障害者福祉等、多岐に渡ります。今回はその中でも障害者支援の仕事について解説していきたいと思います。障害者支援施設の職員のやりがいについてや、障害者福祉に向いてる人の特徴までしっかりお伝えできればと思います。障害者支援の仕事の種類と大まかな仕事内容障害者支援の大元となる法律は障害者総合支援法です。障害者総合支援法では身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病の方を支援の対象と位置付けています。では、まず障害者総合