障害者支援のやりがいとは?経験者の私が感じる6つのやりがいを感じる瞬間を紹介します
障害者支援の仕事をしている中で、やりがいを感じる瞬間とはどんな時なのでしょうか。
近年被支援者の対象も広がり、どんどん需要が高まっている障害者支援の仕事。
ここでは、私の経験をもとにやりがいを感じた事や私がその為にしたことなどをまとめていますので、 これから障害者支援のお仕事を検討している方や、今働いているけど大変、辛いと感じている方にも読んでいただければと思います。
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目次
閉じる障害者支援の大まかな仕事内容について理解しておこう
障害者支援の仕事は、
- 主に居宅に訪問して身体介護や家事援助等のサービスを行ったり、外出等に同行したりする訪問系
- 保護者が介護する場合が難しい時に短期間施設で生活する際の支援を行ったり、介護や医療を必要とする人が日中活動を行う場を提供したりする日中活動系
- 施設に入所して休日や夜間も含めて生活する上での支援を行う施設系
- 1人暮らしをするために必要なスキルを身に付けるための支援を行ったり、利用者が共同で生活する上必要な支援を行ったりする居住支援系
- 自立した日常生活や社会生活が営めるよう支援を行ったり、一般企業への就職を目指す人・一般企業への就職が困難な人それぞれに必要な支援を行う訓練・就労系
の職場に分かれます。
障害者支援の仕事のやりがいってどんなもの?
障害者支援の仕事のやりがいは簡単にいうと被支援者の成長、自分自身の成長、日々の生活の充実感の3つが挙げられます。
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経験者の私が障害者支援の仕事でやりがいを感じた瞬間
では、どのような場面でやりがいを感じたのか、具体的に解説していきます。
被支援者の笑顔が増えた時
障害というものはあくまでもその人の一部であり全部ではありません。
しかしながら、社会ではその一部の障害だけが注目され、被支援者を苦しめてしまう傾向にあります。
そのため、福祉サービスを利用する前の被支援者は暗い表情をしていることが珍しくありません。
しかし、福祉サービスを利用して仲間が出来たり、自信を付けたりしていくうちに少しずつ表情が明るくなります。
あくまでも本人が頑張った結果なのですが、被支援者の笑顔を増えた時ととても嬉しく感じていました。
被支援者の成長を感じた時
福祉サービスを受けていく中での被支援者の成長は目覚ましいものがあります。
筆者は就労支援事業所に勤めていました。
支援を行っていくうちに最初は友達のように話をしていた被支援者が、就労意識が芽生えることによって少しずつ敬語を使うようになったり、作業中にぼーっとしてしまうことの多かった被支援者が自ら指示を仰ぐようになったりと成長を感じる場面が多々ありました。
そんな時はやりがいを感じていました。
専門知識が身に付いた時
障害者支援の仕事は専門知識が必要とされます。
しかしながらとても幅広いため、入社当初は分からないことばかりでした。
しかし、自分なりに勉強したり、経験を積んだりしていく中で少しずつ専門知識が身に付いてきました。
以前はどのような対応をしたら良いか分からなかったのにスムーズに対応出来た時は成長したなぁと感じていました。
給料が上がった時
これはどの仕事にも通ずることではありますが、やはり給料が上がった時はモチベーションも上がりました。
特に頑張って保育士の資格を取得し、資格手当が上がった時はとても嬉しかった記憶があります。
自分の頑張りが給料面で評価されるということは大きなモチベーションにも繋がります。
プライベートが充実した時
障害者支援の仕事は比較的残業が少なく、有給もしっかり取得出来る傾向もあります。
また、経験を積んだりスキルアップをしたりすれば、少しずつではありますが給料も上がります。
そのため、プライベートを充実させることが出来るだけの時間もお金も手に入れることが出来ました。
プライベートが充実することでより、仕事に対するモチベーションも上がり、良い循環が出来ていたと思います。
視野が広がった時
障害者支援の仕事は利用者・職員問わず、沢山の人と関わることとなります。
そのなかで今まで自分にはなかった視点を知ることが出来たり、新しい気付きを得たりすること出来、社会人としても1人の人間としても成長させてもらいました。
障害者支援の仕事でやりがいを感じるために私がやったこと
上記に挙げた通り、障害者支援の仕事を行う中で沢山のやりがいを感じることが出来ました。
しかし、何もせずともやりがいを感じられるわけではありません。
今回は筆者やりがいを感じるためにやったことについて解説していきます。
専門職として研鑽を積む
障害者支援の仕事は専門的な知識を必要とされます。
また基準となる法律も定期的に改正され、新しいサービスが施行されます。
そのため、常に勉強し続け、新しいサービスにも適応していくことが必要となります。
専門性を高める努力をしなければ適切な支援を行うことが出来ず、仕事に対するやりがいを感じることが難しくなってしまうかもしれません。
人間関係を良好に保つ努力をする
職場は正社員であれば1日のほとんどの時間、パートであっても3分の1程の時間を過ごす場所です。
そのため、職場の人間関係が良好であるかそうでないかによって、どのくらい充実感を得られるか変わってきます。
もちろん仕事ですから楽しいことばかりではありません。
しかし、職場内に相談出来る人や頼れる人がいるかいないかでは精神的な負担の大きさは雲泥の違いがあります。
ミスをした人がいた時は声掛けをする、旅行に行った時は気持ちばかりのお土産を買う等、人間関係を良好に保つための努力は必要です。
心身の健康を保つ
どの仕事でも通ずることですが、心身の健康がなければやりがいを感じることは出来ません。
障害者支援の仕事は比較的残業が少なく休みもとりやすい傾向にありますが、事業所によってはハードな勤務形態であることも考えられます。
食事・睡眠・休養の充実を心掛ける、休みの日にはリフレッシュする等、心身の健康を保つための努力も大切です。
小さな目標を持つ
障害者支援の仕事は「結果」というものがなかなか分かりにくい仕事です。
事務作業に関しては出来る・出来ないで考えることが出来ますが、障害のある人と直接関わる直接支援に関しては支援に対する結果がはっきりわかるわけではありませんし、良い方向に向かったと感じられるようになるにはそれなりの時間が必要です。
そのため、モチベーションを保つためには大きな目標をたてるというよりも、小さな目標をたて達成していくことを積み重ねることが大切です。
まとめ
今回は障害者支援の仕事の経験者である筆者が大まかな仕事内容、やりがいを感じた瞬間、やりがいを感じるために行ったことについて解説していきましたが、いかがだったでしょうか。
ただ、仕事をするだけでなく、やりがいを感じる努力をすることで仕事に対するモチベーションは何倍にも上がります。
是非、意識して働いてみてください。
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