障害者の訪問介護はいったいどのような仕事をするのでしょうか?介護保険との違いも含め、ご説明させていただきます。

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障害者訪問介護のよくある募集内容は?

介護保険の訪問介護は「訪問介護」とされていますが、障害者の訪問介護は「居宅介護」と呼ばれます。

この居宅介護は、仕事内容、時給や単位等ほぼ介護保険と同じ内容で、相手が介護保険を使っているか障害福祉からか、だけの違いです。

しかしながら障害者のほうではヘルパーの仕事は他にもいくつかあり、文字通り障害の程度が重い人が利用する「重度訪問介護」、視覚障害者と外出するサービスの「同行援護」、知的障害や精神障害のある方に付き添い外出する「行動援護」、市町村によって定めの違う、障害者の外出サービス「移動支援」が主にヘルパーの仕事になります。

障害者の訪問介護だけをしている事業所、介護保険と障害の訪問介護をしている事業所、それに加えて移動支援をしていたり行動援護をしていたりは各事業所によって異なります。

ですので、募集内容が「居宅介護」では、初任者研修ないしはヘルパー二級以上が必要なだけですが、募集内容が移動支援であればガイドヘルパーの資格(のちに説明いたします)が必要になります。

重度訪問介護を行うだけであれば「重度訪問介護従事者」の研修を受ければよいのですが、重度訪問だけの募集というのはそう多くありませんので、やはり一般的には初任者研修以上は必要とされているところがほとんどです。

初任者研修以上を取得していると重度訪問のヘルパーは行えますが、重度訪問だけでは居宅介護は行えません。

他の介護の仕事では無資格OKのところも増えてきましたが、訪問介護だけは必ず資格が必要ですので、なかなか募集をかけても人が集まらず、常に人手不足の業界です。

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障害者訪問介護求人を選ぶ時の注意点

上記のとおり、障害者の訪問介護はたくさんの種類があり、それぞれ資格が必要なこともあります。

ですので、自分がどのような資格を持っているか、どういう仕事がしたいかによって求人を選ばなくてはなりません。

障害者の訪問介護だけをしているところでは問題ないのですが、介護保険の訪問介護もしている事業所は、そちらの仕事を任されることもあるかもしれませんので、障害者だけがしたい場合はそのあたりを注意して選びましょう。

雇用形態は?

正社員のほかは登録ヘルパーで募集が出ているところが多いです。

ただし、重度訪問介護のようにひとつの仕事が長時間になる場合はパートの募集もあります。

勤務場所はどんなところ?

居宅介護は障害者の自宅で仕事を行います。

通院介助や買い物同行等はありますが、基本的には家の中でのヘルパーです。

逆に移動支援は外出するためのサービスですので、外での介助が多くなります。

重度訪問介護は生活すべてを包括しているため、利用者の行くところすべてが勤務場所になりえます。

勤務シフトは?

正社員はほぼ365日の交代制のシフト勤務です。

仕事の都合によっては夜までの仕事もありえます。

登録ヘルパーやパートももちろんそうですが、ある程度の希望は通ることもあります。

給与体系は?

正社員は固定給、登録ヘルパーやパートは時給制です。

居宅介護での登録ヘルパーの場合、介護保険と同様に身体介護と家事援助のサービスに分かれており、前者のほうが介護報酬が高く設定されている分、時給も高くなります。

重度訪問介護の場合はどちらも包括されており、単位も低いですので、居宅介護に比べると時給は低めです。

しかしながら仕事内容的に長時間にわたることが多く、居宅介護のような移動のロスが少ないため安定して仕事ができる傾向にはあります。

登録やパートの場合は早朝、夜間は加算がつく分時給も高くなります。

移動支援は各市町村によって大きく単位に幅があるため、一概には言えませんが、居宅介護よりは低い時給になるところが多いようです。

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障害者訪問介護求人のよくある質問

前述したとおり、障害者の訪問介護の仕事はいろいろな種類があり、よくわからないかもしれません。

少しまとめてみましょう。

移動支援で働くにはどうしたらいいの?

移動支援を行っている事業所で働く場合、このための資格を持っていると非常に重宝されます。

大きくは身体障害者(車椅子に乗っているような方)の移動支援、視覚障害者のための同行援護、知的、精神障害者のための行動援護があります。

身体障害者の移動支援を行う場合には「全身性ガイドヘルパー」の資格が、同行援護を行う場合には「同行援護従業者」の資格が必要です。

どちらも無試験で数日の研修で取得する言葉できます。

初任者研修はもとより、たとえ介護福祉士を取得していてもこれらの資格を取得しないと、原則このお仕事はできません(市町村によって違いはあります)。

行動援護は、初任者研修以上があれば大丈夫ですが、今後は変更が検討されています。

移動支援は人生を楽しむために大切なサービスですが、行っていない事業所も少なくないですので、需要は多くあります。

重度訪問介護はどんな仕事?

障害の程度が重く、24時間の介護が必要な方が利用するサービスであり、一回の仕事の時間も長いことがほとんどです。

一人のヘルパーで最長8時間ケアすることができ、24時間連続でのサービス利用もあるほどです。

身体介護、家事援助の区別はなく、見守りも含め、すべての介護を包括したサービスになっています。

ですので単価は安くなっています。

以前は身体障害者だけでしたが、現在は知的障害者や精神障害者にも適用されることがあります。

介護保険の訪問介護とはどう違うの?

介護保険の訪問介護が身体介護と生活援助でまかなうのに対し、障害のほうは上記のように多種多様なサービスがあります。

ですので、原則65歳以上の方は介護保険に移行しそちらを使わなければならないのですが、移動支援のように介護保険にないサービスであれば、需給が決定していれば利用できます。

また、特殊な例として、介護保険で要介護5が出ていてそちらのサービスをマックスまで利用し、それでも単位が足りない障害者の場合、役所に相談することで、足りない時間が障害の訪問介護で支給してもらえることもあります。

ですので、どちらの保険にも対応できるように、必要な資格をきちんと持っておけば、仕事の幅は広がるでしょう。

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最後に

障害者訪問介護は、上記のようにいろいろなサービスがありますが、介護保険とは違い、余暇を楽しむことができたり(移動支援)、24時間の見守りができたり(重度訪問介護)します。

障害者の方は長いスパンで介護を必要とされますので、深いお付き合いができますし、いろいろと勉強になりますので、興味があればぜひ働いてみてほしいお仕事です。

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障害者介護が向いている人の特徴については、こちらの記事を参考に!

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