高齢者介護施設で働く介護職員には色んな雇用形態があります。

もちろん一番多いのは正社員ですが、パートタイムの職員やアルバイトで少ない日数勤務する職員もいるでしょう。

ここでご紹介するのは「派遣社員として働く介護職員」についてです。

派遣社員は正社員と同じ日数働く人がほとんどですが、登録している会社が違うため、給与や賞与に差があります。

ここでは派遣社員の雇用形態で働くメリットやどのような人が派遣社員として働くのがいいのかをご紹介しましょう。

介護派遣の仕事内容

介護施設では、入居している高齢者の生活のお世話を行います。

この生活のお世話というと「簡単じゃないか」と感じる人がいらっしゃると思いますが、実際に仕事をしてみるとなかなか難しいところがあります。

ではどのような仕事を行わなくてはならないのかを簡単にご紹介しましょう。

食事介助

人が生活してい上で1番大切なことは「食べること」です。

食べなければ人は生きていけません。

しかし近年では経管栄養での食事方法も多くなっています。

経管栄養とは、人の胃に直接液状の栄養物を入れて、生きるために必要な栄養素をとることです。

口から食事する事の方がもちろん良いですが、患った病気の内容では食事ができなくなる事もあります。

その時の食事として経管栄養があるのです。

その為、経管栄養の入居者さんの管理も、仕事内容の一つとなります。

トイレ介助やオムツ交換

食事をするという事は排泄も必ずあります。

トイレに行ったり、オムツ内で排泄をしなければならない入居者さんもたくさんいらっしゃいます。

また、トイレに行きたいと思う事も出来なくなってしまっている人ももちろんいらっしゃいます。

定期的なトイレへの誘導やオムツ交換も大切な仕事になります。

介護の職場は「派遣社員だから」「正社員だから」と仕事内容が違うという事はほとんどありません。

派遣社員や正社員やパートタイムでも介護の仕事内容は同じです。

トイレの介助やオムツ交換は、介護の仕事を初めて行う人にとっては、辛い仕事だと感じてしまう事もあるでしょう。

しかし、自分ももちろん排泄はするでしょう。

自分も当たり前に行う事は、他人ももちろん、当たり前に行うのです。

「汚い」「臭う」などの失礼な言葉は絶対に言ってはいけません。

入浴介助

私たちも、出来れば毎日お風呂に入りたいと思うのは、当然の事でしょう。

しかし、介護施設に入所している入居者さんはなかなか毎日入浴する事ができません。

これは介護者の労働時間や要介護者の入浴にかかる体力を考慮したうえで、業務上毎日の入浴はほとんどないのです。

しかし、要介護者の中には入浴が好きで出来れば毎日入りたいと思っている人も少なくないでしょう。

その願いを必ず叶える事はできませんが、2日に1回の入浴は出来る限り行います。

また、入浴するという事は感染症の予防にもなります。

1番予防できるのは「尿路感染症」です。

高齢者は、体内の水分量が少なくなる為、尿自体も少なくなります。

尿が少なくなるという事は生成された尿が、長時間体内に貯留するという事です。

そこから、尿道内に細菌が感染し、発熱を起こしたり、その発熱が原因で肺炎になってしまう要介護者もいらっしゃいます。

その為、尿道口を清潔に保つ事は、感染症の予防に繋がるのです。

季節のレクレーションを行う

この季節のレクレーションを行う事の意味は、長い時間室内で過ごしている要介護者にとって季節を感じる事は、頭や体にとって良い刺激になります。

高齢者は自分で体内の体温調節がなかなかできなくなる為、冷暖房で1年を通して室温を調整する事が大切になってきます。

しかし、そうなってしまうと、全く季節が分からなくなってしまう人もたくさんいらっしゃるのも現状なのです。

その為介護職員が季節の催し物を行う事も大切な介護業務になるのです。

介護の派遣で働く5個のメリット

介護の仕事内容についてご紹介してきましたが、では実際正社員やパート、アルバイトと違って「派遣社員」として働く事でどのようなメリットがあるのかをご紹介しましょう。

アルバイトやパートタイムよりも比較的時給が高い

派遣社員は、自分が働く介護施設で雇用されているわけではなく、他の会社に所属していて、介護施設に派遣されるという事です。

その為、介護の仕事現場ではやはりお給料が低い所が多いですが、派遣社員は施設の雇用規定に則っているわけではないので、比較的高い時給で働く事が出来ます。

しかし、派遣会社によっては、社会保険料が付いていない所もある為、派遣会社に登録する時は注意しておきましょう。

自分が休みたいと思う時に比較的休みが取れる

正社員やパートタイムでは自分の休みの希望に合わせてたくさんの希望休を取る事はなかなか難しいです。

介護の現場だけではないかもしれませんが、介護の現場はお盆もお正月も無いのです。

これは人の命を預かっている職場だからこそ、休日や自分の希望の休みが限定されてしまうのです。

しかし、派遣社員は比較的自分が希望した日に休みを貰う事が出来ます。

これは、派遣会社に登録している為、自分の希望の休みは事前に会社を通し上司にわたっている事がほとんどだからです。

日曜・祝日を希望したり、週3回の休みを希望したりすることが出来ます。

しかし、あまりに自分の希望を多く言ってしまうと、次回から更新無しと言われてしまう事もありますので、ほどほどにしましょう。

残業が少なくて済む

派遣社員はほとんどが「時給」でもお給料となります。

上記でもご紹介しましたが、派遣社員の時給は比較的高いです。

この時給は派遣会社と自分が働いている会社とで支払われる事がほとんどです。

その為、派遣社員が残業をたくさんしていると、人件費を多少なりとも、介護施設が多く負担しなければならなくなります。

出来れば経営する身であれば、残業は派遣社員よりも、自分の所で雇っている社員にお願いしたくなるのです。

もちろん残業は無いのこした事はありませんが、なかなかそうもいかないのが現状でしょう。

仕事内容が同じの為「派遣だから」という差別化が無い

介護施設は正社員だろうとアルバイトだろうと派遣社員だろうと、仕事内容が変わる事はありません。

これは派遣社員だから、正社員だからというしがらみが生まれる事が少ない事でもあります。

ドラマなどでは、お局が「これだから派遣社員は」「残業が無い派遣社員は楽」等と会社で若い派遣社員を貶すシーン等もあったりしますが、介護の現場では、オムツ交換も入浴介助もみんなで行います。

その為、職員通しの信頼関係も出来やすくなります。

自分に合わない職場と思ったら、比較的早く移動が出来る

介護の現場でも時分に合わない所はたくさんあります。

高齢者施設でも認知症の専門施設だったり、重度の障害を持つ人がたくさん入所していたりと、自分には出来ない。

自信が無いと感じる所に長居しては、介護が辛くなってしまいます。

自分には出来ないと感じたら、派遣会社に移動願いを出す事が出来ます。

正社員が介護施設を退職するよりも比較的簡単に違う施設に移動する事が出来るでしょう。

介護派遣の平均時給は?

介護の派遣社員のお給料は会社によって様々です。

時給1500円以上の会社もあれば、地方になると900円程度の所もあります。

やはり都内の会社のほうがお給料は高くなります。

介護派遣でやりがいを感じること

介護の派遣社員でやりがいを感じる所はたくさんありますが、ここでは派遣社員だからやりがいを感じるというよりも、介護をしていく事でやりがいを感じる事を私の体験からご紹介しましょう。

人に自分の事を覚えてもらえる

介護の現場に必ずいらっしゃるのが「認知症の要介護者」です。

認知症の要介護者は最近の出来事を覚える事が出来ない人が多いです。

毎日顔を合わせているのに「はじめまして」とあいさつされる事もざらにあります。

しかし、たくさんの介護をしていくうちに、重度の認知症の要介護者に顔を覚えてもらえたり、介護の拒否無く介護の提供が出来た時、その人に認めてもらえたような感覚になります。

自分の介護スキルが身に付く

介護は歳を取ると離れる事が出来ない問題でもあります。

自分の親に介護が必要となる事もあるでしょうし、その時に介護のスキルがあるのと無いのとでは、介護の仕方が全く違ってきます。

また、介護の認定が必要な時に、どのようにすれば良いのか、介護の認定を受けるタイミングも必然的に分かるようになります。

人に感謝される

介護をしているやりがいで1番多いのは、人に感謝されるという事です。

認知症の要介護者やその他の要介護者から「ありがとう」の一言があるだけで自分のしてきた介護が良い事だったと実感する事が出来ます。

介護をしている上で自分の介護が良い事だったと実感できる事が、これからの介護をしていく良いモチベーションにもなるでしょう。

介護派遣で身につくこんなスキル

介護の派遣社員として働いている上で、自分に身に付くスキルについてご紹介しましょう。

介護保険について知る事が出来る

介護をするという事は、介護保険について知る事が必要です。

老人ホームで働いているとあまり感じる事はありませんが、訪問介護では「介護を受ける上で限度額」があります。

その限度額がいっぱいになると介護保険外の実費での計算になる為、高い費用を払う事もありますので、注意しましょう。

介護技術を学ぶ事が出来る

介護を仕事内で行う事で、介護の技術が嫌でも身に付きます。

介護は大変な仕事です、しかし、要介護者とっては生きる為に必要な事でもあります。

自分の周りの人が、いつ介護が必要になるかも分かりませんよね。

自分に介護の技術が身に付くという事は、自分の周りの人も助ける事に繋がるかもしれませんね。

介護派遣はこんな人におすすめです!

正社員で働く人やアルバイトで働く人もいらっしゃいますが、派遣社員といして働く人はどのような人が良いのかをご紹介しましょう。

子育て中の主婦

保育園に子供を預けて働く女性は近年増加しています。

しかし、子育てしながら働くという事は大変な事です。

しかし、家計の為に出来るだけ高時給で働きたいと思う人もいらっしゃるでしょう。

そのような境遇の人は時給も高く比較的自分の好きな日に休みが取れる派遣社員が良いでしょう。

定年退職後の人

定年退職した後に、年金生活をするのに少し時間がありますよね。

自分の老後の心配をしながら生活する事よりも、社会に貢献したいと感じる人もいらっしゃいます。

しかし特別養護老人ホーム等の高い労働力を必要とする所ではなく、生活介助を主とした介護付き高齢者住宅がおススメです。

介護派遣をするときの注意点

ここまで派遣社員の特徴などをご紹介してきましたが、次に介護の派遣社員になる事で注意するべき点についてご紹介しましょう。

自分の担当者と連絡が取りにくい

派遣の会社は自分の担当の社員がいます。

派遣してしまったらそこで終わりというような派遣会社を選んでしまうと、自分の休みや不都合があった場合に対応してもらえない事もありますので注意しましょう。

勤務期間が自分で選べない

介護の仕事ではほとんどが長期採用を目的とします。

しかし、自分の家族の都合や、自分が働きたい期間も聞き入れてもらいえないのでは、派遣社員として働く意味はありません。

その為、自分が働きたい期間をしっかりと明確にしておくとよいでしょう。

介護派遣のおすすめの選び方

時給が高すぎない所

時給が高い事に越したことは無いと思う人もいらっしゃるでしょうが、時給が高すぎると「人気が無い為に時給を上げている可能性」があります。

高い時給は魅力的ですが、実際に現場を見てみる事を忘れないようにしましょう。

たくさんの勤務地を提示してくれる会社を選ぶ

介護施設を提示してもらう事は派遣会社に入る人にとって有益な情報になります。

その為自分の条件に合う勤務地を選ぶ事が出来るように、たくさんの勤務地を提示して貰える所を選びましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

派遣社員で働く事についてご紹介していきましたが、派遣社員で働いていても、正社員で働いていても、介護をしているという事は変わりありません。

介護を必要としている要介護者から見たら、正社員なのか、派遣社員なのかの区別は関係ありません。

自分に出来る最大の介護を自分が出来る時間で提供する事を忘れず、介護の仕事をしていきましょう。

実際に介護派遣会社を探す時は、こちらの記事を参考に!


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