介護派遣社員求人の時給・給料や募集内容にはどんなものがある?向き不向きややりがいなどを解説!
介護業界は人手不足で知られており、常に沢山の求人が出ています。
しかしながらあまりに沢山求人がありすぎて、どこでどのように働けばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?
そのような方には介護派遣という働き方を是非おすすめしたいと思います。
知識のあるコーディネーターが間に入って紹介してくれる派遣求人は一般の業界でも人気ですが、介護業界でも多く採用されています。
その介護派遣求人についてご説明させていただきます。
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目次
閉じる介護派遣求人にはどんな種類があるの?
では、派遣されている介護職にはどのような職種があるのでしょうか?
自分に合った仕事があるのか気になりますよね。
介護派遣の募集でよくある職種
一般的な求人に出ている介護関係の職種は、ほぼ派遣でも見つかります。
一つずつ見ていきましょう。
介護職・ヘルパー
一番多い求人はこれです。
無資格からOKの派遣の仕事も少なくありません。
その他の求人媒体で一番多く見られる訪問介護の求人は派遣会社ではやや少なめになっています。
訪問介護では「登録ヘルパー」という独特な働き方があり、それ自体が事業所から派遣されるような仕事の仕方になりますので、あえて介護派遣会社に依頼をしての求人というのが少なくなるのかもしれません。
派遣会社で求人が多いのは、デイサービスや施設の介護職です。
現在は事業所で直接雇用するよりも派遣会社からの介護職を採用するのが主流な所もあるほどです。
デイや施設等は人員配置が決まっていますが、求人を出してもなかなか人員確保ができないという現実があり、派遣で人員を確保しているようです。
ケアマネージャー・相談員
ケアマネージャーの派遣での求人は、仕事の特色もあり居宅よりも施設のほうが多いです。
施設はケアマネージャー不在ですと介護報酬が減算になりますので、派遣にお願いしても人員を確保したいというところがあるからです。
相談員はデイサービスや施設の生活相談員のほか、病院でのソーシャルワーカーの募集も見られます。
同じ相談職でも、ケアマネージャーは介護支援専門員の資格が、生活相談員は社会福祉士、社会福祉主事任用、介護福祉士等の資格が、ソーシャルワーカーは社会福祉士の資格が必要です。
看護助手
病院で看護師の補助の仕事をする看護助手の仕事も、派遣で多く募集されています。
ヘルパー2級(初任者研修)以上を必要とするところもありますが、無資格で働けるところも多くありますので、比較的未経験でも挑戦しやすい仕事です。
病院は扱う科によって年齢層や患者の雰囲気が全然違いますので、自分の希望がこういう所で働きたいというイメージがあれば、派遣会社を通して仕事を探す方が希望が通りやすいようです。
看護師
デイサービスや施設への派遣求人が主流です。
介護施設での看護師不足も深刻な問題となっています。
看護師も直接雇用より派遣会社を通す方が多いようです。
介護福祉士
各職種の中でも一番需要があるのがこの介護福祉士。
無資格OKの求人が増えたとは言え、やはり介護福祉士を持っていると時給も高く設定されていますし、選べる職種も増えます。
また派遣先となる事業所でも、介護福祉士の人員基準を満たしていると加算を付けることができるようになります。
加算が付くと介護報酬も増えますので、給与を多く出しても採用したい人材になるわけです。
介護福祉士の資格があると転職先の幅も広がりますので、持っていた方が介護業界ではかなり優遇されるようです。
理学療法士などのリハビリ職
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのセラピスト職のほか、柔道整復師や看護師は施設やデイでの機能訓練員として働くことができます。
セラピストはデイケアや老人保健施設、病院のほか、最近では訪問看護ステーションでの求人が増えています。
登録ヘルパーのように一件いくらというような求人もあり、時間の融通が利く働き方もあるようです。
最近の介護業界ではリハビリの需要が多いので、この手の資格も多くの求人があります。
介護派遣求人でよくある募集内容とは?
では、派遣の場合の募集内容はどのようなものがあるのでしょうか?
一般的に言う派遣には、「普通派遣」と、後に正式雇用が前提となる「紹介予定派遣」があります。
ここでは普通派遣の説明を致します。
給与相場
月給や日給制の所もありますが、時給制の所が多い傾向にあります。
相場としては、普通の求人に比べると高い場合がほとんどです。
賞与がない場合がほとんどですが、それでも年収に換算するとほぼ変わらなかったり、むしろ派遣で効率良く働く方が年収が高くなる場合もあるほどです。
勤務時間や休日、残業
一般的な職員と変わらないことがほとんどですが、職員が働けない部分を埋める目的の場合、この時間帯だけという募集内容もあるようです。
休日に関しても同様で、派遣だから少ないということはありません。
むしろ間にコーディネーターが入って希望を伝えてくれる分、こちらの要望が通りやすい傾向にあります。
残業は派遣の多くはタイムカード等での管理ではないので、数分単位でつくということはあまりありません。
サービス残業というのも直接雇用に比べて少ないですし、勤怠に関しては派遣会社に相談をすることができますので、労働環境はむしろ派遣で働く方が良い場合も少なくありません。
福利厚生
派遣で働く場合はあくまでも雇用契約は派遣会社と結ぶことになりますので、派遣会社の福利厚生を利用することとなります。
資格取得の補助や健康診断など、各派遣会社によって福利厚生は様々ですが、派遣先の施設よりも手厚いことが多い印象です。
勤務場所
デイサービスや施設のほか病院や訪問看護、訪問介護と職種に応じてばらつきはありますが、ほとんどのところで派遣を採用しています。
居宅のケアマネージャーやいわゆる管理者などの個人の名前を登録するような職種での募集は少ない傾向にあります。
一番多いのはやはりデイサービスや施設系です。
数も多いですし、普通の求人を出してもなかなか応募が来ないようです。
しかしながら、どちらも人員配置が決まっていますから、職員がいない場合は減算になってしまったり営業を停止するしかないのです。
どのような雇用形態であっても職員の数は必要ですから、派遣会社にも求人を依頼している事業所が多いようです。
求められる人物像
派遣が直接雇用と違うところは、雇用期間が決められていることでしょう。
双方の事情が合えば長期間働くことも可能ですが、期間通りに契約が終わり次の職場へ派遣されることになります。
派遣先で大切なのは挨拶や笑顔での会話ができること。
実際に働いてみて直接雇用と派遣という壁はほとんどありません。
分からないことはきちんと訊く、一生懸命働くなどの常識的なことができれば「派遣だからこうあらねばならない」というのは特にありません。
気負わなくても大丈夫です。
求められるスキル
派遣である以上、即戦力となって経験を活かして働かなくてはならない。
そう思われているかもしれないですが、実際のところそうでもありません。
もちろん経験があり然るべきスキルを持っていればそれに越したことはないですが、介護派遣の場合は即戦力となる経験者が欲しいというよりも、人手不足のために派遣を利用したいという事業所の方が多いようです。
前述しましたが、分からないことを素直に訊いてしっかりと仕事をすることが一番大切です。
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介護施設求人の雇用形態による違い
介護施設では正職員、パートそして派遣などあらゆる雇用形態の人が働いています。
比率は施設によって様々で、一つの施設にいくつかの派遣会社から人が派遣されて勤務していることも少なくありません。
一般的な企業に比べて直接雇用と派遣の違いは少なく、特に雇用形態が違うからどうこうということはほとんどありません。
施設では委員会等を担当しなければならないことがありますが、雇用形態関係なく派遣職員も役割を振り分けられたりすることもあります。
自分に合った介護求人の選び方や注意点
介護の求人は本当に数が多いので、どう選べば良いのか迷ってしまうと思います。
一つずつポイントを整理して自分に合った仕事を選びましょう。
【選び方①】雇用形態から探す
介護求人は大きく「正職員」「パート」「派遣」に分かれます(訪問介護の場合はこれに「登録ヘルパー」が加わります)。
長期間それこそ定年まで同じところで働きたいのであれば、正職員をおすすめします。
大きな法人であれば正職員は異動がつきものですので、様々な職種を経験したい方も正職員が良いでしょう。
時間に融通を利かせたかったり残業ができない場合は、パートからの正職員登用も意外とスムーズな業界なので、いつかしっかり働きたい人がパート採用となっても焦ることはありません。
様々な施設で働きたい、効率良く稼ぎたい人には派遣が良いでしょう。
【選び方②】職種から探す
楽しく働きたいならデイサービス、一対一のしっかりした介護がしたければ訪問介護、稼ぎたかったり認知症の人の介護がしたい方は施設系がおすすめです。
夜勤ができない場合は前者二つが働きやすいと思います。
【選び方③】会社の業態から考える
前述しましたが、多くの施設を抱えている法人にするのか一つの事業所しかない所で働くのかも決めておいた方が良いでしょう。
前者であれば結構な頻度で異動する所もあります。
この職種一本でと決めているものがあれば、単独の方がしっかり長く働けます。
【選び方④】給与や雇用条件から考える
給与面を重要視する時は職場の処遇改善加算を必ず確認しましょう。
その分は必ず職員に還元される加算ですので、加算が高い方が上乗せが大きくなります。
また意外と幅があるのが夜勤手当。
これは法的に決まっている額はありません。
2,000円程度〜6,000円程度まで様々です。
夜勤をしようと思っている人は、この部分も必ず確認してください。
雇用条件も重要です。
時には「40歳以上は正職員になれない」というような年齢制限があるところもあるようです。
今はパートで良いけどいつかバリバリ働きたいという方は、その辺りもきちんと確認しておきましょう。
注意点
働いてみてここは合わないなと思うことは、どこの職場でもあると思います。
どうしても我慢できない部分があるのであれば、早い段階で方向転換をすることも視野に入れてみてください。
介護業界は転職が珍しくなくマイナスになることも少ないです。
しかし長く働いて即戦力となってから退職するのは、施設側にとって痛手です。
試用期間があるのなら合わないと分かった時点で勇気を出して次を探す方がお互いの為ではないでしょうか。
介護派遣求人についてよくある疑問にお答えします
では実際介護派遣で働くには、どうしたら良いのでしょうか?
応募方法は?
各派遣会社に応募します。
最近ではウェブ応募が主流です。
サイトのフォーマットに入力して送信すると、先方から連絡が来て面談という流れになります。
面接でよく訊かれることは?面接合格の秘訣!
希望の勤務時間や職種、通勤距離などを訊かれます。
ここでは、遠慮せずに自分の希望をきちんと伝えることが大切です。
直接雇用の面接ではないので、希望の職場を探してもらえるのが派遣の良いところです。
無理した条件を伝えてしまうと、就職後に困ることになります。
面接合格の秘訣は条件よりもとにかく一般常識や笑顔など「この人を紹介しても大丈夫だな」と思ってもらえることだと思います。
未経験でも応募できる?
大丈夫です。
未経験可能の派遣求人は沢山ありますし、そういった所をきちんと紹介してくれます。
雇用形態によって給与体系はどう違う?
紹介予定派遣では月給制、普通派遣やパートであれば時給制が主流となっています。
賞与の有無や手当については、派遣先によって違います。
収入が大きく変わることもありますので、遠慮せずにコーディネーターに確認しましょう。
残業って多いの?
これも派遣先によって違います。
ただ、派遣会社を通した仕事についてはサービス残業はほぼなく、きちんとその分補償されることがほとんどです。
残業をしたくなければ、そういった職場を紹介してくれます。
稼ぎたければ残業のある所、そうでなければその旨を最初に伝えましょう。
どちらかと言えば24時間職員がいる施設の方が、仕事を終わらせないと帰れないデイサービスよりも残業は少ない印象です。
資格って必要なの?
これも施設によりけりですが、訪問介護以外の一般介護職は基本的に無資格でも可能で、そういった求人も多くあります。
しかしながら派遣の場合は、資格がある方がアピールしやすい傾向があるようです。
介護福祉士があればかなり有利になります。
まとめ
介護の業界は人手不足なので、求人は沢山あります。
介護の仕事をしてみたいと思っても介護業界について知識がないと、どういった職種や雇用形態が良いかよく分からないですね。
そのような場合こそ、知識のあるコーディネーターが色々とアドバイスをしてくれる派遣会社で相談することをおすすめします。
失敗のない職場選びができるようになるでしょう。
介護の仕事は本当に働き甲斐のある仕事ですので、是非一度で働いてみてほしいと思います。
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