ショートステイで働くおすすめの理由をご紹介!仕事の探し方についても教えます!
ショートステイの求人について勤務経験のある私がその時の体験も交えて書いていけたらと思います。
そもそもショートステイとは介護職の一種で、短期間において利用者の送迎からお世話までをする業務です。
実は、アルバイトやパートも未経験から出来るので、ショートステイは副業にもおすすめだったりします。
しかし、この職業には向き不向きもありますので、この記事で具体的な業務内容や気になる疑問などをご覧いただき、ご理解いただいた上で職探しの参考にしていただければと思います。
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ショートステイのおおまかな仕事内容
ショートステイは利用者様が短期間施設に入所する所となっています。
短い人は1泊から利用されています。
長い人は施設入所が決まるまでということでかなり長い期間利用されている方もいます。
職員の仕事内容としては基本的には施設の介護士と同じで食事・排泄・入浴・レクリエーションなどの援助を行います。
夜勤もありますが、送迎もあるというのが大きな特徴となっています。
これだけ見るとショートステイは大変だなと思うかもしれません。
楽ではないのでは確かですが夜勤と送迎については慣れてくれば普通に出来るようになります。
覚えることも多くなるので最初だけ大変ですが、それを乗り越えるとその後はどの部署に異動になっても経験していることがほとんどですのでやっていけると思いますし、頼りにされます。
ショートステイで働いていてよかったなと思う点でもありますので、前向きに考えていきましょう。
ショートステイの詳しい仕事内容は、こちらの記事を参考に!
ショートステイでよくある募集内容とは?
ショートステイでよく見る求人内容について書いていこうと思います。
給与相場
給料はもちろん施設や地域によって違いがあると思います。
そのためあくまで参考程度に捉えてもらえたらと思います。
同じ施設でショートステイだから給料が低いとか高いとかはありません。
そのため施設の給料で比較して良いと思います。
私は転職経験があるため2つの施設で働いたことがあります。
一つ目の施設では夜勤4回(1回5500円)だとすると手取りで17万円前後でした。
転職先の現在の施設では夜勤6回(1回8000円)で手取り20万円を少し超えたくらいでした。
夜勤の回数と1回の夜勤手当が大きく違います。
また、現在の施設は介護士の処遇改善加算が毎月の給料に反映されており、1つ目の施設ではそれが賞与に反映されていたため大きな差があるように見えます。
基本的には手取りで20万円に届かないくらいというイメージで良いと思います。
勤務時間や休日、残業
まず休日については月8日というのが基本となると思います。
またこれについても夜勤の勤務時間によるのですが、夜勤明けが半日の休日と数えられる施設と勤務日と数えられる施設があります。
夜勤時間が18時~8時だった施設では明けの日が半日の休日と数えられていたので、休みの日は8日より少ないような感覚でした。
他に夜勤時間が16時~9時だった施設では明けの日も勤務日と数えられるので、丸1日の休みが8回ありさらに明けがプラスされるという感覚のため、出勤回数が少なく感じます。
しかし、夜勤時間が長いということはそれだけ身体的・精神的にきついということですので人によってどちらが良いのかは違ってくると思います。
夜勤の勤務時間については施設によって違いがありますが、他の早出や遅出・日勤については基本的には似たような勤務時間になっている所がほとんどだという感覚です。
差があるとして1時間違うかどうかだと思います。
私が勤務経験のある施設では
- 早出 7時~16時
- 日勤 9時~18時
- 遅出 11時~20時
という感じでした。
参考になればと思い書いておきます。
残業についてです。
私が今までに勤務した施設・部署ではニュースになるような過労死するほどの残業をしているところはありませんでした。
経験上デイサービスの職員は残業時間が長くなるような傾向があると思います。
現在勤めている施設は早出が7時~17時となっており残業代がつくという前提でこのような勤務時間になっています。
早出をすると必ず残業代が付くということです。
介護施設では残業が少なからずありますが、残業代がつくというところは少ないように思われます。
全くつかないという所もあれば、部署のリーダーや主任さんの一存で決められている所もあります。
職員を大事にしている上司・施設だと少しとはいえ残業代をつけてくれると思います。
福利厚生
福利厚生でまず思いつくのが資格手当です。
介護福祉士の資格を取得していれば、必ずと言っていいほど資格手当がつきます。
介護福祉士の資格手当は月5000円前後が一般的だと思います。
年間で6万円ですので早い時期に取得しておくと、長い目で見ると持っていない人とかなりの差がついてきます。
可能ならば介護福祉士の資格は取得しておいた方が良いと思います。
夜勤手当についてはすでに書いていますが施設により差があります。
聞いた話を含めると4500円~8000円という範囲でした。
また介護施設ごとに独自の福利厚生グループというようなものがあります。
職員の出産・結婚などで施設からお祝い金を出すために、毎月職員から少額集めておくというようなものです。
その集めたお金で忘年会などをしているという施設も聞いたことがあります。
勤務場所
介護施設では県外への転勤というのは滅多にないと思います。
法人内でいくつか施設を所有していてもどんなに広くても、他県にまで範囲を広げているというのは聞いたことがありません。
もしあったとしても県内の施設同士での異動がある程度だと思います。
そのため募集されている施設のどこかの部署に配属されるというイメージで良いと思います。
求められる人物像
これは世間的なイメージ通りでやさしい人が向いています。
当たり前の話ですが、人相手の仕事ですので思いやりのある方の方が向いていますし、利用者様・職員からも慕われます。
必要なスキルや資格、経験
介護業界は人材不足が当たり前ですので無資格・未経験でも働くことは出来ます。
面接時間に遅れるということがなければ合格すると思っても良いくらいです。
ですが、介護の資格を持っている方が有利なのは当然です。
また介護福祉士の資格を持っていると資格手当がほとんどの施設で就くと思いますので、時間・お金など色々と余裕がある方は資格を取得してから求人に応募した方が良いと思います。
資格を取得する期間は色々なことを勉強する機会にもなりますので、採用後も有利に動けると思います。
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ショートステイの雇用形態による違い
雇用形態の違いについては夜勤・送迎をするかどうかが違いとして出てきます。
送迎についてはアルバイトやパートでも行うという所が多いと思います。
また送迎のみを行う職員がいる施設もあります。
送迎のみ行う職員がいても介護職員は送迎には同伴します。
運転をしてもらうという感覚で良いと思います。
夜勤についてはパートさんは基本的にはしません。
そして早出遅出をしないというパートさんも多くいらっしゃいます。
夜勤については夜勤のみを行うというアルバイトの方がいる施設もあります。
しかし、施設的には多くはないと思います。
夜勤のみをしているアルバイトの人の多くは副業で行っているケースです。
私は月に2回程度別の施設で夜勤のアルバイトをしていますが、身体的に無理をしないように回数を抑えています。
1回14000円いただけるので生活の足しには充分です。
副業をお考えの方で余裕のある方は夜勤のバイトをおススメしたいくらいです。
しかし、夜勤は基本的につらいものですのでバイト先がどんな施設なのか(利用者人数・勤務時間)をよく検討してから決めてほしいと思います。
ショートステイについてよくある疑問
ショートステイで働こうと思ったときに疑問に思うことなどについて書いていこうと思います。
転職経験もありますのでそのことも書いていきます。
面接で聞かれること(転職の場合)
転職の面接で聞かれることは「どうして前の施設を辞めようと思ったのか」「どうしてうち(転職先)に来ようと思ったのか」という所です。
介護士の退職理由で人間関係が多くあげられます。
もし人間関係が原因で辞める場合でもそれをそのまま言うのは当然辞めておいた方が良いです。
どこの施設でも人間関係の問題は大なり小なりあります。
前向きな理由で辞めたという作り話でも良いのでそういう話をした方が良いです。
希望する部署があるかどうか
希望する部署も同じように聞かれます。
これは私が転職をした時に転職サイトの方からアドバイスをされたことなのですが、希望部署について聞かれた際は希望部署を伝えた後に「希望部署は○○ですが、判断はそちらにお任せいたします」というような一言を入れておくと良いようです。
私もそのように伝えましたが、実際希望部署には行けませんでした。
前の施設ではなかったグループホームで仕事がしたいということをお話しさせてもらいましたが叶いませんでした。
モチベーションの低下につながりますので希望部署の伝え方については難しいものがあると思います。
転職の場合は転職サイトを使いましょう
介護業界専門の転職サイトというものがあります。
それを利用して私は転職をしました。
転職サイトの利点は担当の方に希望する勤務場所や施設の種類、給料面などを伝えておくとそれに合った求人を探して教えて下さります。
転職サイトにある求人というのは非公開求人と言われるものがあります。
一般に出回っていない求人ですので給料面などで好待遇です。
非公開求人と聞くと非合法のもののように感じますが、全くの合法ですのでご安心下さい。
施設側から優秀な人材を迎えるために転職サイトなどのごく一部に公開しているものという認識で良いです。
自分の希望を担当者の方に伝えるだけで後は待つだけです。
ということは現在している仕事を通常通り続けながら転職活動をすることが出来るということです。
さらに求人が見つかりその施設へ見学・面接に行こうと思った時も担当の方が日時の調整をしてくれます。
他にも直接は聞きにくい具体的な給料や休日・昇給など様々なことを代わりに聞いてくれますので最小限の負担で納得のいく施設・求人を探すことが出来るのでおススメです。
もし今後もう一度転職をするとなった時も転職サイトを使おうと思います。
一つ注意点をあげるなら、田舎の方の地域の方は転職サイトによっては都内のみが対象地域となっていたりするものもあります。
私の地域も田舎なのでサイトによっては対象となっていないものがありました。
全国を対象にしているサイトもありますので、探す際にはお気を付けください。
経験・資格の有無は?
すでに文中にも書いていますが未経験・無資格でも介護の世界で仕事は出来ます。
実際、未経験・無資格から始めて今も無資格だけど介護の仕事を続けているという人は多く出会ってきました。
その人たちを否定するつもりはありませんが、とはいえ介護の専門学校などで勉強して資格を取得してから介護の仕事をしている人の方が介護の質は高い場合が多いです。
介護の専門学校などで勉強しているという人は実習などで多くの施設を見ていますので無資格・未経験でその施設でのやり方しか見ていない人と比べると知識量が違ってきます。
時間・お金などに余裕があり可能な方は資格取得のための施設で勉強してから介護の世界に飛び込んだ方が良いと思います。
参考になれば嬉しいです。
まとめ
今回はショートステイで働く際の求人内容を中心に書いてきました。
文中にもありますが、今回示して金額などについてはあくまで参考程度に捉えてもらえたらと思います。
施設・地域によってはもっと悪条件だったり好待遇だったりするところが充分にあると思います。
転職サイトについても長々と書いていますが、これは本当におススメです。
自分の負担少なく自分の納得いく条件の施設を探すことができます。
知人・友人で転職をお考えの方がいたら転職サイトがあるということを教えてもらえたらと思います。
転職サイトの存在を知らないという人が思いのほか多くいらっしゃいますので。
介護の業界は人材不足ですので求人について調べると必ずどこかしらの施設が求人を出しています。
応募すれば基本的には採用されるという世界です。
しかし、考え方を変えると常に求人を出しているということは誰かが採用されても誰かが辞めているということもあり得ます。
そういう施設は人間関係が悪かったり労働条件がきつかったりするので気を付けた方がよいところでもあります。
とはいえ素晴らしい施設も数多くあるのが介護施設です。
希望を持って前向きに就職(転職)活動をしてもらえたらと思います。
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