ショートステイで働くおすすめの理由をご紹介!仕事の探し方についても教えます!
介護のショートステイで働くとどのような点がメリットになるのでしょうか?
今回は、そんなショートステイがおすすめと言える6個の理由や、経験者が感じたことを具体的にご紹介させていただきます。
実際に働いて経験していないと知りえない情報を今回はお話しさせていただきますので、介護業界に興味のある方は必見ですよ。
また、私は介護業界内で転職をしていますので、上手な求人の探し方についても触れていきたいと思います。
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目次
閉じるショートステイのおおまかな仕事内容とは?
ショートステイの仕事内容は施設介護とほとんど同じと言えます。
施設介護の仕事に送迎がプラスされるというイメージです。
一般的にはショートステイの利用者様は施設に入所されている利用者様より自立度が高い人が多いです。
そのため、入浴・排泄・食事それぞれの介助において介助量自体は少ないことがあります。
ショートステイの利用期間を終えて自宅へ帰った後もこれまで通り生活できるようになるべく利用者様に出来ることはしてもらうように介助するということが基本となってくると思います。
ショートステイの介護職員は早出・日勤・遅出・夜勤というように日によって働く時間帯は変わります。
利用者様が短い人は一泊、長い人は1か月近く利用というように違いがあるので、日によって利用者様は顔ぶれが変わることになります。
日によって働く時間帯が変わるだけでなく利用者様の顔ぶれも変わり、さらには送迎もするということで、介護の仕事の中で少し特殊な位置にあるのではないかと考えています。
ショートステイの仕事内容は、こちらの記事を参考に!
実際にショートステイで働いてみて、私はこんなことを感じました!
上の章でも書いていますが、ショートステイは利用者様が毎日変わります。
ということは施設介護のように毎日決まった利用者様ということではないので接する利用者様は多くなります。
そのため、利用者様の情報が多くなりますのでそういう意味でショートステイで働き始めは結構大変な思いをした記憶があります。
元々デイサービスで勤務していたため利用者様の人数が多いということは慣れていたのですが、デイサービスとは違い一日中の介護となるので必要な情報量が多くなります。
まず初めはそこを苦労しました。
さらに送迎という業務もありますのでそれぞれの利用者様の自宅を覚えることと、送迎に職員が出ている間に手薄になった施設内での業務も苦労するポイントだと思います。
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ショートステイで働くのがおすすめな6個の理由とは?
ショートステイで働いたことがある私がショートステイで働くことのおススメポイントを紹介していきます。
多くの利用者様と関わることが出来る
苦労するポイントでもあるのですがおススメポイントにもなります。
多くの利用者様の一日を知ることが出来るので介護士として勉強になることがかなりあります。
そもそも人それぞれ違うのが当たり前なので同じような性格の人でも接していくと違いが分かってきます。
長い目で見た介護士人生で多くの利用者様と接しておくことで様々な経験が出来るので将来的にも良いことだと思います。
毎日のように利用者様が入れ替わりますのでそういう面でストレスに感じることがあるかもしれませんが、良いように考えると勉強になることが多くあるということでおススメ出来ると思います。
夜勤と送迎がある
介護の仕事において「夜勤・送迎」を両方経験出来るのはショートステイの職員のみです。
どちらの業務も慣れてしまえばどうってことない業務なのですが、慣れるまでは大変です。
デイサービスの職員では夜勤は出来ませんし、施設介護の職員は送迎はありません。
介護の仕事では異動が当たり前のようにありますので、デイサービスから施設介護の職員への異動もあり得ます。
ショートステイの職員の経験があると夜勤・送迎という特徴的な仕事が出来る状態になっていますので将来の異動を考えてもプラスになります。
これも将来的な目線でもおススメできます。
給料が高い
これはショートステイに限ったことではないのかもしれません。
夜勤があるということで介護士の給料は高めになります。
悲しいことに元々給料が少ないことで有名なので高いと言っても・・・という部分はありますが、介護士の中では高水準になります。
もし、送迎に手当てが付くという施設があるのならばショートステイの職員が一番給料が高いということになります。(役職手当を除いて考えると)
介護度の重い方ばかり・・・ということはない
地域や施設によって差がある部分になってしまいますが、ショートステイの利用者様は自宅が生活の基本となりますので施設介護の利用者様よりは介護度が低い場合が多いです。
食事の配膳以外はすべての生活動作を自分で行うという利用者様もいますのでそういう意味で楽な部分と言うことも出来ると思います。
施設入所している利用者様のように何人も寝たきりで注入食・・・ということは無いと思います。
ですが、昨今は介護度の重い方も多いです。
ショートステイに限らずデイサービスでもほぼ寝たきりのような方が利用しているというのを見たことがあります。
高齢化社会が進み施設入所が出来ないということで自宅で生活している方でも介護度5という方も珍しくありません。
なのでそのあたりの注意も必要です。
また来たいと思ってもらえるように試行錯誤する日々
ショートステイは短期間での利用が基本となります。
また、一つの施設のショートステイを毎回利用するとは限らない上に、様々な施設のショートステイを利用してきたという利用者様もいらっしゃいます。
自立度の高い人の場合は特に過去に利用したショートステイとどちらが良いかを比べることがあります。
そのため、利用者様に「また来たい」と思ってもらうとリピーターになってもらえますので施設的にもありがたいです。
ショートステイのような在宅系の部署は施設の儲けの部分で非常に重要な部分を担っていますのでリピーターの確保はとても大事です。
利用者様に満足してもらえるように試行錯誤をするということで苦労すると同時に色々な経験・勉強が出来ます。
家族様との関わりを勉強できる
一つ上の項目と同じような部分もあるのですが、家族様に気に入ってもらうということも重要です。
介護度の高い人の場合は意思表示が出来ないケースも珍しくないので家族様が気に入ればリピーターになってもらえます。
礼儀がなっていないと当然「また利用しよう」とはならないので社会人として人との関わり方の勉強も出来ます。
家族様によっては厳しい人もいますので家族様とも色々な人と関わることが出来ます。
ショートステイの仕事のおすすめの探し方にはどんなものがある?
転職サイトを利用する
私は介護業界内で転職経験があります。
その時に利用したのが介護業界専門の転職サイトです。
完全無料ということでお試し感覚で登録したのが始まりでした。
自分の希望する内容(勤務地・施設の種類・給料面・通勤時間等々)を担当の方にお伝えするとそれに合った求人を紹介してくれるという流れになります。
非公開求人を紹介してもらえますので、一般に出回っている求人より好待遇のものが多くあり、転職した後の方が月給が上がったということが当たり前のようにあると思います。
転職サイトを利用すると良い点として、施設を探すということを転職サイトの担当者の方がして下さいますので、転職しようと思っている人は現在の仕事を続けながら求人を待つことが出来るということです。
さらに、見学・面接の日程調節や直接では聞きにくい質問事項(給料面・休みの日数・昇給額など)を代わりに聞いてくれるので一人で全てをするより格段に楽に生活リズムを大きく変えることなく転職活動をすることが出来ます。
私は転職サイトを利用して転職をして月給が3万円上がりました。
ボーナスは少し下がりましたが・・・。
月給が上がることの方が嬉しかったので満足しています。
賞与が多い方が良いという希望がある場合はそれを担当の方に伝えるとそれに合った求人を紹介しれくれます。
細かく希望を伝えるとそれに合った求人を紹介してくれるということで非常におススメです。
私も再度転職の機会があった場合は転職サイトを利用しようと思っています。
必ず施設見学をする
これは必ず行ってください。
施設見学を行うことで「ここはダメだな・・・」と思うことがあります。
実際に経験したことでもあります。
施設見学をするにあたって大事にしてほしいのは直感ということが一つ言えます。
他には、施設見学時に案内してくれる職員ではなく、他の職員の様子をよく観察してください。
見るからに覇気が無く暗い雰囲気ならばそんな施設は止めましょう。
また、挨拶が無いというのも問題外です。
挨拶があっても暗い、聞こえないくらい声が小さいというのも良くないです。
当たり前のことなんですが、これが施設見学をすることによって分かります。
他にも施設見学で利用者様がいる所を避けて見学させられるような施設も良くありません。
利用者様との関りを見せると良くないのでは・・・?と疑ってしまいます。
逆に良い所は、当然職員全員が元気に挨拶をしてくれる。
活気があるところです。
また、案内してくれる職員がその施設の方針について熱心に説明してくれる所も好感が持てます。
施設の方針について説明してくれる施設自体が少ないというのも覚えておいてもらいたいです。
介護の仕事をしていて自分の施設の特徴を話すというのは意外と出来ないものです。
知人・友人から紹介してもらう
介護の世界は転職をしたことがある人が多いです。
したことが無い人でも転職をした人と知り合いだったり他の施設の人と関りがあり他の施設の事を良く知っている人もいます。
全く知らない施設に飛び込んでいくより誰かから聞いた少しは知っている施設の方が就職・転職する時に気持ちの面で楽です。
私は経験ないですが、○○さんからの紹介で転職したという話は良く聞きます。
この誰かからの紹介というケースはある程度仕事を続けて経験を重ねることで声がかかることが多くなってくると思います。
まとめ
今回はショートステイの介護職員について書いてきました。
デイサービスと施設介護の特徴的な業務である「送迎・夜勤」の両方をしつつ利用者様がそれぞれ利用日数が違ってくるというショートステイならではの特徴を持つ特殊な部署と言えると私は思っています。
送迎・夜勤の両方があるというだけでも様々な業務を勉強することが出来ます。
さらに、利用者様は短い期間の利用が基本となり毎日入れ替わります。
こうして書いていくと大変なことだらけのような感じを受けるかもしれませんが、慣れてしまうと普通になります。
当たり前のことですし、それを言ってしまえばおしまいみたいなことですが、やってしまえば日常的な業務になります。
介護の仕事を続けていくと異動がありますが、送迎・夜勤という特徴的な業務の二つが出来るということで基本的にどの部署に行っても「全くしたことの無い業務」というのは限りなく少ない状態になっていますので将来的な目線で見るとショートステイでの勤務経験はかなり役に立つと思います。
ショートステイは在宅部門ということなので、利用者様の人数が部署として、職員一人一人としての努力が営業成績に結びつくということになります。
少ない利用日数で「また来たい」と思ってもらえるように職員が話し合い、色々な試行錯誤を繰り返す日々は大変ではありますが、やりがいにもなります。
これまで色々な施設のショートステイを利用したけどどうも合わない、気に入らないという理由で私が勤めていた施設に来た利用者様がいました。
その利用者様が初回の利用で「ここは今までの施設で一番良かった。ありがとう」と言って帰って行ったときは嬉しかったです。
しかし、利用者様は帰り際は職員に良い顔をして帰る人も少なくありません。
しかし、その利用者様の家族様からも「おじいちゃんがあんなに気にいたのは初めてです。次回以降もよろしくお願いします」というお言葉をいただいた時は嬉しかったのを覚えています。
送迎もやって夜勤もやって利用者様は毎日入れ替わって・・・と大変なような感じがします。
送迎をするということは送迎をしない職員は施設でいるということで、職員が手薄になっている間も業務をしないといけないということで送迎をしていない職員も大変な思いをします。
ですが、その分出来るようになることも多いですし、勉強になることもありますので良い面に目を向けて前向きに業務に取り組んでほしいと思います。
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