2020年7月6日

これからの日本は高齢化社会になり、2035年には人口の33.4%つまり、3人に1人が高齢者になると言われています。

今後の日本にとって高齢化社会を乗り越えていく為にも、介護職は重要な役割を担うことになり、重宝されることは間違いないでしょう。

このような状況の日本で現在、数多くの介護施設があります。

今回は数ある介護施設の中でも、リハビリに特化したデイケアの求人と、仕事内容についてお話したいと思います。

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デイケア求人の仕事とは

デイケアとは、通所リハビリテーションといい、介護サービスと共に身体機能の維持や、生活機能の向上を目的にリハビリする施設になります。

その為、デイサービスの施設とは違い、多くの専門職の職員が配置されています。

医師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、看護師、介護士、様々な職員が協力しサービスを提供する施設になります。

数多くの作業スペースが設けてあり、要介護度が高い人から低い人まで様々な利用者さんがサービスを受けます。

自分で行動して時短で帰られる方や、自宅まで送迎して帰られる方など、様々なパターンがあります。

デイケア求人のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容 

介護職の仕事内容は、施設にもよりますが食事の介助、入浴介助、排泄介助、レクリエーション、月に数回のイベント、ご家族との面談や相談、医師や他の職員とのカンファレンス、施設によっては車での送迎などがあります。

職員が分担して業務をこなす為、人員がとて大切になります。

これらの業務を利用者さんの為に、しっかりと寄り添える人で、尚且つ命を預かる仕事であるため自覚と責任感の強い方が、介護の仕事に向いていると思います。

デイケアの仕事は会社でどういう役割を求められる?

デイケアの仕事は医療施設の中で非常に重要なポジションです。

デイケアは病院や介護老人保健施設などの医療施設である為、デイケアの利用者さんが外来で内科、外科、整形外科などに診察に訪れたり、ご近所さんや家族にデイケアの評判を話すことで、医療施設の口コミにも繋がります。

良い評判があれば外来患者やデイケアを利用する人が増え、医療施設全体の規模が大きくなることに直結しています。

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デイケア求人にはどんな種類があるの?

作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、看護師、介護士、栄養士、場合によっては医師が募集対象です。

デイケア求人の募集でよくある施設や事業形態のパターン

デイケアの募集でよくある施設は介護老人保健施設、病院、診療所になります。

医師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、看護師、介護士、栄養士が必ず配置されています。

介護老人保健施設とは

介護老人保健施設(老健)とは、主にリハビリなどが必要な利用者さんが、入居できる施設ななります。

リハビリを行い在宅復帰することを前提とした施設である為、入所可能な期間も長くなく、3カ月~1年程度です。

介護老人保健施設に入居するためには、要介護1以上で65歳の方が対象になります。

施設によっては、病状の心配がないことや、感染症や他の利用者さんの方に、迷惑をかけないなどを入居条件にしている施設もあります。

また、入居金などの初期費用はかかりませんが、居住費や食費などの費用は施設によって変わりますが、月に約8万~19万円かかります。

デイケア求人の募集でよくある職種と詳しい仕事内容

作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、看護師、介護士、栄養士が募集対象ですが今回は介護士について詳しく説明します。

介護士

募集の中で一番多いのが介護士です。

詳しい仕事内容についてお話していきたいと思います。

入浴介助

入浴介助はお風呂場の室温が高い為、細目に水分補給や休憩を取りながら介助を行います。

介助中は利用者さんの体を清潔に保つ為、丁寧に体を洗うことを心掛けます。

また浴室は滑りやすいので転倒防止に十分注意が必要です。

入浴前には、呼吸、体温などを測り健康チェックを行います。

体調が優れないときは必ず入浴を控えることが大事です。

場合によっては医師に診察してもらいます。

また、利用者さんによっては機械浴や特浴というものもあり、車いすや寝台のまま入浴する設備もあります。

基本的に入浴介助は午前中に行われる施設がほとんどです。

食事介助

食事介助は、安全においしく食べられるようサポートする仕事です。

入れ歯や顎の力などが弱い利用者さんのために、柔らかく煮たものなどや、食べやすい調理法で作られたものを食べさしてあげます。

飲み物もトロミというものを付けて水分をゼリー状にします。

誤嚥防止に気をつけながら安全な姿勢をキープし、利用者さんのペースに合わせて介助を行います。

排泄介助

排泄介助は利用者さんにとっては、精神的にも身体的にもストレスが溜まります。

その為、日頃からコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが大切です。

利用者さんによって、トイレに行くタイミングも違うので、定期的に声かけをしてあげます。

また、トイレに行くことが困難な利用者さんは、おむつを使用しているため、一日に何回か交換することも必要です。

体が麻痺していたり、思うように動かない利用者さんは、2人1組で行います。

移動介助

一人で座ったり立ち上がったりする動作や移動出来ない利用者さんを手伝う介助になります。

利用者さんによっては2人1組で行う場合もあります。

普段の移動動作の中で転倒する可能性があるので、基本動作を抑えながら、その人に合うやり方で介助をするのが大切です。

疎かにすると事故にも繋がるので、利用者さんとコミュニケーションを取りながら行います。

レクリエーション

レクリエーションは利用者さんが楽しく体をを動かすことのできる大切な運動です。

細かな動きや激しい動きは難しいので、わなげ、ボーリング、お手玉、簡単な計算問題、しりとり、ラジオ体操など様々なゲームを行うことで、定期的に適度な運動をする機会を得て、身体機能の衰えを防ぐなど、利用者さんにとって一種のリハビリになります。

施設によっては月に数回イベントを開催し、その季節に合わせて利用者さんを楽しませてあげます。

春は花見やドライブ、夏は夏祭り大会や流しそうめん大会、秋は紅葉や秋祭り、冬は初詣や餅つきなど、様々なイベントを行うことで、利用者さんの充実感や気分転換を図ります。

イベントの準備や片付けは大変ですが、職員が一致団結し協力することが大切です。

デイケア求人でよくある募集内容とは?

デイケアでは正社員はもちろんアルバイトとしての募集があります。

介護士をはじめ、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、看護師、栄養士も募集されています。

介護士の場合だと資格によって、待遇も変わる施設もあります。

もちろん初心者の募集も多くあります。

給与相場

給与も施設により変わりますが初任給で14万円~22万円あたりです。

資格を取得することにより給与や手当が増え場合によっては役職も上がる施設もあります。

また資格を取得すればスキルの向上や将来の仕事の幅も広がります。

勤務時間や休日、残業

勤務時間と休日も施設により様々ですが8時30分~17時30分あたりです。

休日は週休2日制で日曜、祝日はほとんどの施設が休みになります。

日曜日以外の平日を休む形がほとんどなので、連休は有給など取る以外難しいです。

アルバイトは施設側と相談できるので、週2日出勤や半日出勤の施設もあり負担なく働けます。

残業時間は月によっては無い月もありますが、基本的には20時間~30時間あります。

レクリエーションの準備や他の職員とのカンファレンスなど様々な仕事があります。

福利厚生

福利厚生も施設により違いますが、社会福祉法人や医療法人などの場合は国から補助金が出ますので、手厚い補助がある施設もあります。

住宅手当、家族手当、通勤手当など多くの福利厚生があるので施設側に確認しましょう。

勤務場所

勤務場所は基本的には応募した施設になります。

大きな病院などでは多くの施設があり他の施設に移動の可能性もあります。

求められる人物像

求められる人物像は利用者さんに寄り添い、人と接するのが好きな人になります。

ハードな仕事でストレスも溜まる為、利用者さんに対して横柄な態度や、気を抜いたり、怠慢な仕事をすると、利用者さんが不愉快な思いをし、利用者数が減少します。

また最悪の場合だと事故にも繋がり、過去の例でも利用者さんが命を落とす悲しい事件もあります。

常に笑顔で、利用者さんが喜ぶ顔を見ることに、やりがいを感じ自覚と責任感が強い人が向いています。

必要なスキルや資格、経験

必要なスキルや資格、経験は特に必要ありませんが、資格や経験があれば給与面などで優遇はされます。

資格には、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、介護福祉士などがあります。

将来を見据えてケアマネジャーや、適切な在宅介護に生かせる介護の資格などを取得すれば、働く幅が広がります。

デイケアのおすすめ求人のポイント

施設を見つけるポイントとしてチェックするのは福利厚生と施設の雰囲気、利用者さんの人数が多いか少ないか、そして何よりも職員の人数を確認しましょう。

福利厚生

福利厚生については、ネットや募集時に記載されてるのがほとんどなので、より手厚い補助のある施設を選びましょう。

現場の雰囲気

現場の雰囲気については、実際に足を運び自分自身で確認するしか方法はありません。

見学や体験をさせてもらい職員同士コミュニケーションが取れているか、自分の肌に合うかどうかなどを、見極め働きやすい環境の施設を探しましょう。

利用者数

利用者さんの人数も平均どれぐらいの人数の人が利用しているか足を運んで確認しましょう。

施設の規模により定員数は決まっていますが、利用者数が多ければ信頼出来る施設の証拠となります。

介護士の職員数

そして何よりも大切なのが人手不足と言われている職員の人数です。

職員と言っても医師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、看護師、ではなく介護士の人数を確認しましょう。

施設側の募集内容には、職員の人数を多く示したい為、非常勤職員や介護士以外の人数が書いてあることがよくあります。

確かに、他の職員と協力は行いますが、基本的には介護士は介護の仕事をする為、現場に介護士が少ない状況だと大変です。

利用者の人数によって、職員の人数も変わりますが、私が感じるに利用者数10人に対して介護職員は2~3人、利用者数20人なら4人~5人というような施設が良いと思います。

雇用形態の違いについて

雇用形態は主に正社員とアルバイトになります。

正社員

正社員は何よりもボーナスの支給と福利厚生が充実しているのがメリットです。

デメリットは連休が無い事や残業などが繫忙期は大変なところです。

アルバイト

メリットは自分の好きな日数だけ働き好きな時間に帰宅できることです。

デメリットはボーナスの支給が少なく福利厚生も正社員ほど受けられないところです。

デイケア求人について気になる疑問

デイケアで働くにあたり多くの不安があると思います。

よくある疑問や質問についてお答えします。

体力はきついのか?

入浴介助はハードですがその他は楽しく過ごす時間が多く、男性や女性、年齢関係なく働けます。

やりがいを感じるときは?

一番は利用者さんが喜んだ顔を見れたときです。

ストレスもある仕事でなかなか思うようにならないこともありますが、利用者さんに感謝されたときは、とてもうれしく感じます。

離職率は?

離職率は他の業種に比べて特別高いというわけではないですが、人手不足であることは間違いないです。

離職する理由として多いのが人間関係が多く、トラブルなどが原因で辞められる方が多いです。

働く前に現場見学をすることをオススメします。

将来のステップアップについては?

将来のステップアップについては、施設により変わりますが経験と信頼があれば出世するでしょう。

施設長などのポジションもありモチベーションにも繋がります。

また資格など取得し給与アップを目指すのも勿論、ケアマネジャーなどで他の道を検討するのもいいでしょう

デイケアで働くにあたり大切なことは?

デイケアで働くにあたり大切なことは、利用者さんに対して寄り添い思いやりを持つことと事故を起さないことです。

事故を起してしまうと利用者さんは勿論その家族、自分自身も辛い思いをしてしまいます。

特に移動介助と自宅への送迎は、事故に繋がりやすいので気をつけなければなりません。

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まとめ

以上がデイケアサービスの求人と仕事内容、気になる疑問についてです。

介護職は現在、非常に需要のある仕事と言われ注目を集めています。

深刻な人手不足ですが、政府も様々な取り組みを行い、以前よりとても働きやすい環境になっています。

誰かの為に働くのが好き、人と接するのが好きな方は検討してみてはいかがでしょうか。



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