2020年7月6日

福祉職で転職先を探すとき、自分がどの福祉職の仕事をしたいか、どのような福祉施設で働きたいかなど悩むことが多いと思います。

それほど福祉職という職種自体が種類も多く、一つの施設でも様々なサービス内容があり、その働き方は様々であるからともいえます。

特に福祉職で人気の職種がデイサービス職ともいえます。

デイサービスは福祉職の中で介護士として働く中でも日勤帯業務で勤務することができることや、サービスを提供する施設内でも施設職員が多数いることで安心して働くことができるという面が大きく、未経験からでも働きやすい環境にあるともいえます。

そこで、デイサービスの求人広告を探すためにはどのような注意点が必要なのか、そもそもデイサービスとはどのような福祉サービスなのかをここでご紹介できればと思います。

知って得する情報や、デイサービスへ転職する際の心構えとしても大切なことをいくつかご紹介していきますので、転職する際にポイントとして参考にしていただければと思います。

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デイサービスとは?

まず、「デイサービス」とはどのようなサービスなのかをご紹介していきます。

デイサービスとは日中で福祉施設の中で利用者をお預かりして福祉サービスを提供するサービスの一つになります。

一般的に福祉事業で利用者をお預かりし介護・介助などの生活を援助するというと、終身介護や短期入所施設などの一日24時間お預かりして施設内で生活をするという認知が多いですが、デイサービスは日中お預かりしてその間送迎サービスも付くというシステムです。

泊りではなく帰宅できるサービスです。

子どもに例えると保育園や幼稚園のようなシステムを想像していただければと思います。

デイサービスの主なサービス内容は、朝に利用者を送迎するために送迎者でお迎えに行きます。

施設に付いたら日中に各種レクリエーションの提供をしたり、機能訓練を実施します。

その間入浴サービスを提供することもデーサービスの利用特権です。

日中の営業時間が終わりましたら送迎者で再び利用者の家まで送迎をします。

帰宅後は清掃をしたり翌日の準備をして従業員は帰宅します。

施設によっては送迎のバランス、従業員の人数によって業務を振り分けます。

業務内でいかに効率よく業務を終わらせるかがポイントになるので、従業員が少ない施設などでは残業等超過勤務や過労が目立つこともあります。

日中の営業内での業務も従業員で担当を振り分けて営業をスムーズに遂行します。

自分がどの担当課によって動きも変わってくる上に、利用者の状態を観察し把握しておかなければならないので業務内でやる事は山ほどあるわけです。

デイサービス求人のよくある職種

では、そんなデイサービス業務の中でどのような従業員がいるのでしょうか。

実際に皆さんが理解している従業員とはまた別の職種がたくさんいるということをご存知の方は少ないと思います。

ここでは、デイサービスのサービス内でどのような職種の方がいらっしゃるのかをご紹介していきます。

介護スタッフ

一番認知度が高いともいえるのが介護スタッフです。

デイサービスの営業には欠かすことのできない存在で、利用者の介護・介助のほか送迎業務も行います。

デイサービスの介護スタッフは業務内容も様々で、介護スタッフが介護のみをしていると思ったらそれは間違っている認識になります。

もちろん、営業内で利用者が日々の生活を楽しんでいたりサービスを受けている時に一番接する機会が多いのが介護スタッフです。

介護スタッフはレクリエーションを実施するほかにもベッドや車いすの移乗、トイレの介助なども行うほか、入浴介助も行います。

これらは主に介護・介助業務に該当します。

その業務以外にも、送迎車を運転して送迎を担当する業務や、施設掃除などの雑務も担当します。

また、次の日のレクリエーションの準備なども準備し担当することがあるため、どのような仕事をするかによっては業務内容にばらつきがあったり仕事量が大幅に増えたりすることもあります。

特にデイサービスの介護スタッフは、介護・介助業務以外にも多種多様な業務を兼任することがあります。

終身介護・短期入所施設などのお泊りのサービス業務とはまた違った業務内容でもあることから、介護士としての働き方を選択する際にポイントとなる部分でもあるでしょう。

相談員・介護事務

デイサービスの中では介護スタッフだけが職員というわけではありません。

デイサービスの中には相談員や介護事務員などの職種もあります。

主に相談員は、デイサービス業務の相談業務を行います。

デイサービス業務は新規入所や退所者の多いサービスでもあります。

また、デイサービスを提供している施設によっては終身介護施設サービスに移行する利用者もいらっしゃることから、それらの手続きを行うことがあります。

それらの業務をすべて担当しているのがデイサービスの相談員になります。

施設によっては、営業時間内は介護スタッフとして働き介護・介助を行う人もいらっしゃるようです。

求人広告の業務内容に記載されていることもありますし、送迎を担当する相談員もいらっしゃるので求人広告をしっかりと確認してみましょう。

また、介護事務員はデイサービスの専属事務としてデイサービスの経理や事務処理を行います。

介護利用者の施設利用費を処理し、請求業務などの手続きを行います。

施設によって従業員の勤怠管理等も担当することがあります。

レセプト業務以外にも、様々な事務処理を担当することもデイサービスの事務員の特徴です。

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デイサービス求人でよくある仕事内容

では、デイサービス求人でよく見られる仕事内容とはどのようなものが記載されているのでしょうか。

デイサービス求人は、様々な業務が記載されていることが多く、業務一つひとつを見比べてもどんな仕事なのかが特に未経験者の方では見分けが付かないことがあります。

ここでは、求人広告に記載されている仕事内容についてご紹介できればと思います。

ぜひ、参考にしていただければと思います。

介護スタッフ

デイサービスの介護スタッフの主な仕事内容をご紹介していきます。

上記で簡単にご紹介させていただいた業務内容をさらに細かく分けてご紹介していければと思います。

お迎えから来所

まず、朝の営業時間前に施設から送迎車で利用者をお迎えに上がります。

このような送迎担当者は基本的に決めている福祉施設も多く、朝の朝礼等で担当者を確認し、担当になった従業員は送迎の準備をします。

送迎時には、実務経験等が多ければ多いほど経験を活かして気を付けることがあります。

それが送迎車をどのように泊めるかです。

利用者の要望やスタッフが移乗をする際に介護や介助がしやすいように効率よく止めます。

営業時間までに送迎を終わらせなければならないので時間との勝負になりますが、業務が慣れてこれば送迎もスムーズに行うことができます。

車の運転が苦手という方も、送迎を重ねることによって慣れてくる業務になります。

不安なところもありますが、業務と思えば数を重ねることでスムーズにできるでしょう。

バイタルチェック

送迎が完了したら、施設内に利用者を誘導します。

利用者の健康状態を朝一番に確認しなければならないので利用者が施設に到着してすぐにバイタルチェックを行います。

施設で起きてはならないことは利用者の体調不良です。

そのため、朝に利用者のバイタルチェックをして健康状態を測り、熱や普段と違った様子があった時には早急な対応を取ります。

ここで気を付けるべき問題は風風邪などの感染症にかかっているかどうかを予測して施設内感染を予防するための対策を講じます。

入浴介助

日中の営業内で利用者が入浴サービスを受けます。

デイサービス内では、入浴介助を提供してもらえる福祉施設がほとんどで、デイサービスを利用している利用者のご家族はご自宅で入浴をさせることが難しい方も多いため、サービスを利用する希望者がほとんどです。

営業時間内にレクリエーションのサービスを受けている利用者が順番で入浴を行います。

施設のデイサービスによって利用している利用者の人数が多いところもあれば少ないところもあるのでその施設の利用者の人数に応じて入浴を試行します。

その際に怪我や事故が起こらないように細心の注意を払って介護スタッフが入浴介助を行います。

入浴場所によってはリフトや手すりなど、介助が必要とされる利用者も多いです。

実は入浴中が最も事故の多い状態であり環境でもあります。

そのことから介護スタッフは細心の注意を払い介助を行うのです。

お食事の介助

デイサービスのお食事の提供時間は正午ごろとおやつの時間の2回になります。

その際に利用者の食事介助を行います。

利用者の個々の状態によって介助が必要な場合などには食事介助を行い、自立して食事を摂る際には嚥下に注意しながら利用者の見守りを行います。

提供される食事の形状にも注意を払います。

食事の大きさや刻みの状態なども考慮し、食事の内容によっては提供されているものを細かく調整することも介護スタッフの業務でもあります。

利用者一人いりの状態を観察する際にも、普段と違う様子を見ることができる環境でもあることから、食事の際には注意を払うのです。

トイレ介助

利用者が自分の意志でできる方には自立を促しながら見守り介助という形でトイレ解除を行います。

また、車いすに乗っている利用者や補助具で歩行をしている利用者に関しては介護スタッフがトイレ介助を行います。

基本的に介助動作はマンツーマンで行い、一人の介護スタッフが一人で移乗することや介助することが困難な利用者に関しては複数で介助を行います。

トイレ介助の際、トイレの中という状態での介助になることから移乗の際には手足がトイレの部位にぶつかってしまったり転倒しないように注意を払います。

トイレの中は狭いことから移乗する介護スタッフも移乗する際には技術や経験が必要になってきます。

先輩職員などに話を聞いてみたり実際に移乗している様子を生で見ることもできます。

また、トイレ介助の際にはプライバシーの考慮も必要です。

業務に集中しすぎて利用者のプライバシーを考慮した環境づくりもトイレ介助では求められます。

レクリエーション

デイサービスの営業内で、利用者が楽しく過ごせるようなレクリエーションを行います。

レクリエーションの種類は様々です。

これらのレクリエーションは介護スタッフが企画して実施することが多く、様々な知識が必要になってきます。

レクリエーションの内容としては、手足運動などの機能訓練に近いような認知症予防運動をしたり、昔ながらの遊びとしてお手玉やかるたなどを実施するところもあります。

利用者が営業時間内でよりよい時間を過ごせるように工夫することが求められるのです。

体操

レクリエーションの一環としても実施している福祉施設もありますが、来所して午前中に体操を実施する福祉施設が多くみられます。

高齢者でもあり身体の衰えを予防する目的でもあり、朝の来所時に実施することが多いです。

体操といって皆さまが想像されるのは朝のラジオ体操だと思いますが、福祉業界ではラジオ体操のほかにも様々な体操があります。

あるテレビ番組では午前と午後にテレビで体操をしている映像が流れます。

それらは日中に高齢者が運動不足にならないための予防策として放送しているのです。

それらの体操もラジオ体操とはまた違う体操で、椅子に座りながら体操をするというスタイルになります。

福祉業界では、様々な利用者の立場からサービスを提供しなければなりません。

そのため福祉業界で実施している体操の種類はたくさんあるのです。

お昼寝

福祉施設によって昼寝を推奨している施設があります。

利用者のほとんどが高齢者であることから日々の施設利用の際に体力が持たない方が多いのです。

デイサービス業務の中で提供しているサービスでは、機能訓練で身体を動かしたり入浴をします。

高齢者はそのようなサービスを受けて体力をかなり消耗することがあるので午前中のサービスが終わり昼食を摂ってから様子を伺い、転寝をしている利用者や疲れている利用者に声かけをして介護スタッフが寝室で昼寝を提供します。

お昼寝をすることで、体力を回復して帰宅後も披露がたまることなく元気に一日を過ごすことができます。

疲れたまま帰宅してしまうと、疲労の蓄積から同居している家族が心配したりサービス内容に無理がないかと不安を抱かせることもあります。

利用者がより良いサービスを受けてもらえるためにも、日々の生活の中で体力面を考慮してあげることも介護スタッフの業務になります。

さらに、介護スタッフが気を付けるべき問題はお昼寝をしすぎないことです。

長い時間お昼寝をしてしまうと、今度は帰宅後に夜が眠れないという問題もあります。

お昼寝は適切な時間に行い、その時間の管理も介護スタッフが行います。

利用者の中では認知症を患っている方がいらっしゃいます。

認知症を患っている方は、深夜俳諧などの問題行動もあることから昼夜逆転をしてしまうこともあります。

事前に送迎に出た職員が同居しているご家族に当日の生活状況や睡眠時間を聞くことでお昼寝を実施するタイミングや時間帯を考慮することもあります。

認知症の利用者には、時間の感覚も元に戻してもらうためにお昼寝を実施する目的もあるのです。

そのような目的をもって介護スタッフが敵的に見守りをして当日の状況からサービスを提供します。

記録

業務の中でも最も大切になってくるのが日々の記録です。

デイサービスを利用している利用者がサービスをどのように受けていたかを明確に記録します。

当日にどのようなサービスを受けてどのようなことをしたかを明確に記録します。

記録をしっかりと残すことはとても大切な業務です。

高齢者である利用者はいつ何が起こるかわかりません。

その日何があったかを記録しておくことによって、利用者に急変が起きた時に問題解決になる情報にもなります。

また、機能訓練、入浴時の状態、レクリエーションの参加などの状況を記録で知ることができるので、介護スタッフが明確に記録をすることによってほかのサービス提供の際に参考になる情報源になります。

特にここ最近では介護施設での虐待や突然死などの問題をニュースで拝見することが多いです。

その際に一番大切になってくるものが記録という情報です。

虚偽申告をしてしまうことで重大な問題につながることもあるので、福祉施設の職員は記録を大切に保管し管理をしなければならないのです。

特にデイサービスではお泊りではなく帰宅をする利用者にサービスを提供するので、ご自宅で急変が起こる可能性もあります。

記録を明確に書くことが後に利用者も施設も守ることができるのです。

送迎

サービス提供時間、つまり営業時間が終われば送迎に移ります。

大規模なデイサービスですと決まった時間に複数の利用者を送迎車に乗せて送迎します。

小規模のデイサービスでは、ご家族の希望時間に合わせて送迎をすることがあるようです。

また、複数の利用者を送迎する際にも、ご家族がご自宅にいるかどかで送迎時間を考慮することがあります。

送迎車を運転している方の経験や技術も必要となってきます。

また送迎をする際に移乗の介助も必要になる利用者もいるので、基本的に送迎の際には利用者の状況によってスタッフの人数を合わせます。

移乗の際にも転倒などの事故のリスクがあるので手間なくゆっくりと安全に送迎を行います。

スタッフミーティング

送迎が終わってからも介護スタッフは業務があります。

それがスタッフミーティングです。

施設によっては当日の朝に情報を提供するところもありますし、日々ミーティングを実施しているところや月に数日、週に数日実施している福祉施設など様々です。

スタッフミーティングでは、個々の利用者の状況が挙げられたり施設運営の状況について議題にしてミーティングを行います。

運営状態に問題がないかどうか、利用者の基本情報に誤りがないか、更新情報がないかどうかなどを上げます。

利用者の状況は日々変わると思えば議題にする利用者の数も多いはずです。

スタッフミーティングの場では、介護スタッフだけではなく生活相談員や機能訓練士も同席するので会議をする際に様々な観点での意見を聞くことができます。

その情報に応じてサービス内容を変更したり情報を更新したりすることでより良いサービス提供をすることができるのです。

清掃・洗濯

清掃や洗濯も日々の業務で大切なものになります。

利用者に提供するタオル製品など、直接肌に触れるものを汚いもので提供するわけにはいきません。

選択をして清潔な状態を守り、サービスに滞りがないよう対処します。

また、サービスを提供する環境も不潔ではいけません。

介護スタッフは、送迎が終わっている職員から順次清掃に取り組みます。

特に大規模なデイサービス施設ですと、利用者を送迎するスタッフと施設に残り清掃をするスタッフで別れて業務を分割します。

サービスを提供する上で清潔を保つことは当然のことなので、営業時間が終われば日々清掃をこなします。

時期によってはインフルエンザ、胃腸風などの流行もあります。

利用者に万一の事があれば大変です。

そのような時期には営業時間内でも滅菌するために椅子や机などの滅菌作業も行います。

相談員・介護事務

では、デイサービスの相談員や介護事務はどのような業務を子なっているのでしょうか。

デイサービスの介護スタッフが現場で働いている中、ほかの職種がどのような業務を行っているのかをご紹介できればと思います。

一般的に認知度の低い職種になります。

イメージしていただいて今後転職をする際に目指したいという方も参考になると思います。

家族や利用者からの相談に応じる

デイサービスの相談員は、ご家族や利用者とのコンタクトをとる重要な業務を担うことがあります。

相談員はデイサービスに専属となるため、デイサービスを利用している李商社全員の担当となります。

利用者やご家族がサービスで何を求めているのか、施設側として何を提供すしたらよいかの相談を受けます。

相談を受けた相談員は、現場の介護スタッフに情報提供をして連携をします。

今後どのようなサービスを提供することが望ましいかを介護スタッフと相談します。

事務員はこのような相談を受ける際の窓口となったり事務的処理を代行します。

相談員と連携をとって業務を行いますが、直接利用者やご家族と接することはほとんどありません。

契約業務

デイサービスを利用するにあたり、契約業務を行うのが相談員の業務です。

その時事務員はサービス内容の説明や金額等の説明を行います。

相談員がデイサービスの情報の窓口となり、事務員が契約上の事務的処理を担います。

経理等の問題や営業の問題などで業務を分割することが望ましいこともあり、一般的には相談員と事務員は同じような業務に見えますが中身は全く違うのです。

介護スタッフ・ケアマネージャー・主治医との連絡調整

ここでの主な業務は相談員です。

基本情報の更新や受け取った情報をすべて介護スタッフや利用者の専属ケアマネージャー、主治医と連携します。

利用者の基本情報が更新されたときには情報を提供したり情報を受け取ったりとデイサービスの窓口となります。

また、特に主治医に関しては新しい病気や服薬情報の更新等があった場合に情報の連携が重要となってきます。

デイサービス営業内で服薬を必要とする利用者も多くいることから、どのような薬か、どのようなタイミングで服薬してもらうほうが良いのか、その際に禁止してほしい動作や食事等の細かい情報を受けます。

情報を受け取ったらすぐに介護スタッフに連絡しなければなりません。

命に係わる情報なので、相談員はこのような状況で急を要されます。

計画書などの書類作成

計画書にも様々なものがあります。

相談員が企画する計画書には、今後のサービス内容やケアマネージャーが作成しているケアプランの企画等もありますし、施設が運営する行事などの企画書もあります。

計画書を作成するにあたり、デイサービスでの利用者の状況によってサービスを変更することはよくある話です。

通年で利用者の入退所が激しいのが福祉施設の特徴でもあります。

利用者が高齢者ということもあり、サービス内容を考慮することも重要視して計画書を作成します。

事務員も、各種イベントや行事ごとで企画書を作成するところもあります、イベントを担当する事務員も多くいらっしゃることから、現場の情報を知っている相談員と連携を取りながら企画を練っていくのです。

ケアマネージャーへの報告

利用者の専属のケアマネージャーとの連携は欠かせません。

特にケアマネージャーは利用者の個人情報を日々取り扱う業務を担うことから、利用者が利用しているサービスを熟知した上で利用者の状況を管理しています。

デイサービス内で利用者に異変が起きた際には、利用者がどのような状態の方化を一番知っているのがケアマネージャーですので、急変の対処等手助けになります。

また、デイサービスのサービス内容についても相談することができるので、連携をとることが重要なのです。

求人を選ぶ時の3個の注意点

ここまで各種職種についてをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

デイサービスの中でも職種が様々存在することでデイサービスの運営が成り立っているとも言えます。

では、デイサービスの求人を探す際にどのような注意点や気を付けておきたいポイントがあるかをここではご紹介していきます。

転職をする際に抑えておきたいポイントを考慮することでより良い求人と巡り合えます。

ぜひ、参考にしてみてください。

残業に注意

デイサービスの求人で一番気を付けていただきたいのが残業時間です。

福祉サービスの中でもデイサービスは日中業務のみのサービスとなり、日々の業務に時間が限られています。

そのため、残業することはよく耳にする話なのですが、ここで危険なのがどの時間残業があるかなのです。

大胆なことを言いますが、求人広告に虚偽申告したり過少申告したりする企業があります。

実際に求人広告を見てみると「意外と残業ないじゃん」なんて思う方もいらっしゃると思いますが、実際に就職してみると月に80時間以上超えるなんてこともよく聞く話です。

ですが実際に求人広告でしか情報源はありません。

では、どのように見分けるかというと2つポイントがります。

それが事業体の規模と従業員の数です。

小規模のところでさらにデイサービスに在籍している従業員が片手で数え切れてしまうところは要注意です。

求人広告に残業時間がほとんどないと申告していても、上記の業務をこなさなければならないデイサービス運営で残業がないなんてことは想像できません。

かといって小規模が悪いところばかりかというとそうではなく、従業員の数がどの程度いてどれくらいの利用者が利用しているかにもよって残業時間の算出が可能です。

残業時間を気にしている方は、さらにおすすめなのが女性でお子様がいらっしゃる方がしっかりと働いていると求人広告に改定あるところです。

お子様がいらっしゃる女性の方が働いている場所は、時間の考慮がしっかりとできている事業体の可能性があります。

それらの情報をもとに求人広告を選ぶとよいでしょう。

実際に確認してみるのもよいですし、口コミなどを調べてみるのもよいです。

かといってインターネットなどの情報をすべて信じ切ってはいけません。

施設見学等が可能であれば実際に見て判断してみるのが良いかもしれません。

マニュアルや仕組みがきちんとしている所がおすすめ

福祉施設によって、どのようなサービス内容をも提供しているかを明確に表記しているところはおすすめです。

自分が求めているような福祉サービスを提供している施設は利用者のことを真剣に考え向き合っているといえます。

福祉施設によってはサービスにマンネリ化が生じている場所があります。

そのようなサービス提供では利用者の評判どころかご家族も不満を抱く結果につながりませんし介護スタッフも面白くない仕事になります。

サービス内容が明確に表示されていてかつ、自分が利用者だったらこんなサービスを受けてみたいという場所を選ぶとよいでしょう。

転勤がある施設もある

大規模な福祉サービスを手掛けている事業体は転勤がある場合があります。

求人広告に「転勤あり」と書かれているところはどのような職種でも転勤の可能性が十分にあります。

転勤が難しいと思うのであれば転勤がない福祉施設への求人を探すことをおすすめします。

転属するのではなく常駐できるような場所を探してみましょう。

まとめ

ここまでデイサービスの求人についてをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

デイサービスの求人は福祉業界の中でも人気の高い求人ですが決して件数が少ない求人広告ではありません。

ぜひ、よりよい求人を見つけて転職を成功させてください。

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デイサービスバイト求人でよくある仕事内容と選ぶ時の注意点

デイサービスバイトを検討中の方はぜひご一読ください。バイトのデイサービスと一言でいっても、施設の在り方やその中でおこなっている内容はさまざまであります。今回こちらの記事では、デイサービスの中でも身体的な機能回復訓練に特化した施設での働き方や、メリット・デメリット、気になる給与形態などをご紹介していきたいと思います。デイサービスアルバイトの詳細を知ってから求人探しの参考にしてみてください。デイサービスバイトの仕事内容機能回復訓練に特化したデイサービス施設では、数種類のトレーニングマシーンでの運動と、柔道整復師による肩や足腰などのマッサージなどが行われています。アルバイトスタッフとしての仕事内容は