今回は介護の仕事の中でもデイサービスに絞って色々と書いていきたいと思います。

私は認知症専門のデイサービスと一般的なデイサービスの両方で勤務したことがあります。

その経験からデイサービスの仕事について紹介していこうと思います。

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デイサービスってどんな仕事?

デイサービスと聞くと、あまり介護について知らない人でもどんな所なのかというイメージはしやすいと思います。

朝から夕方までを施設で過ごします。

自宅での生活が基本となっている方が利用するので比較的元気なお年寄りが行っているというイメージがあります。

職員の目線で言うと、夜勤がなくて送迎があるというのがデイサービスの仕事の特徴的な部分と言えると思います。

デイサービスの大まかな仕事内容

デイサービスの仕事を内容ごとに分けて紹介していこうと思います。

デイサービスの大まかな仕事内容1:送迎

デイサービスの仕事の一番の特色と言えると思います。

施設によると思いますが、介護職員が送迎も行うことが多いです。

その日に利用する利用者様の自宅までお迎えに行きデイサービスでの一日が終わると自宅までお送りするというものです。

ハイエース等の大きな車を運転する職員は男性職員のみという具合に限られてくると思います。

その他に軽自動車での送迎や同じ軽自動車でも車椅子に乗ったまま車に乗れる車(リフト車)を運転する場合もあります。

デイサービスの大まかな仕事内容2:入浴

入浴については施設の介護士の方も日常的に行っています。

デイサービスの利用者様の場合、本人または家族様の希望でお風呂に入るためにデイサービスに来ているという人も少なくありません。

私の経験上のみでの話になりますが、デイサービスの入浴の方がゆったりとした時間の流れで利用者様に合わせて対応している所が多いです。

デイサービスの大まかな仕事内容3:排泄

デイサービスの場合はほとんどの方がトイレでの排泄となります。

まれにオムツ交換を行う人もいますが、ごく一部と思って間違いないと思います。

トイレでの排泄と一口に言ってもその利用者様によって出来る部分はかなり違いがあります。

また、自宅でもトイレに行って出来るようにあまり職員が何もかもを手伝いすぎるのも良くないというケースもあるので利用者様によって対応方法やどれくらいの介助量なのかを知るということが重要となってきます。

デイサービスの大まかな仕事内容4:食事

食事についてはご自分で召し上がるという人が多いと思います。

食事介助を要する利用者様もいますが、職員の手が足りなくなるほどというレベルではないと思います。

デイサービスの方針にもよりますが、配膳や盛り付けを利用者様と一緒にするという所もあると思います。

デイサービスの大まかな仕事内容5:レクリエーション

デイサービスは毎日必ずレクリエーションの時間があります。

そしてその担当は職員が順番にするというところが多いと思いますので特に初めの方はレクリエーションの時間が苦痛に感じます。

しかし、これについては数をこなすとある程度のレクリエーションは出来るようになります。

また、自分の得意なレクリエーションも自然とわかってきますので苦手に感じる人はいたとしてもそこまで苦痛に感じることはなくなると思います。

デイサービスの仕事はどんな人に向いている?

ここからデイサービスに向いている人はどんな人なのかを書いていこうと思います。

向いている人1:賑やかな雰囲気が好きな人

施設の利用者様より元気な方が多いので、自然とデイサービスの部屋は賑やかな雰囲気になります。

認知症専門のデイサービスの場合は静かなところが多いのですが、一般的にイメージされるデイサービスは賑やかです。

これについては、普段から明るい人が職員として向いているということではなく、仕事の場面で明るく振る舞うことが出来るということです。

利用者様側からしてもせっかく家から出てきたのにそこにいる職員が暗い、しんみりとしていたら次からは来なくなるかもしれません。

向いている人2:人前で喋ることが出来る人

デイサービスでは利用者様全員の前に立って何かを話す機会が割と多いです。

レクリエーションの時間のみではなく、朝の挨拶や帰りの挨拶、食事前の口腔体操などが話す機会となります。

人前で話すことが好きな人、というのは少ないと思いますが慣れてくると難なく出来るようになります。

しかし、どうしても喋れなくなってしまう人もいると思いますので「人前で喋ることが出来る人」という書き方をしました。

向いている人3:日曜、祝日が休みが良い人

最近は曜日に関係なく毎日営業しているデイサービスもあるようですが、日曜・祝日が休みのデイサービスが多いのが現状です。

子供がいるなどの家庭の事情で日曜・祝日が休みだと良い人は、デイサービスで仕事をするとそういった面で他の職員に迷惑をかけたり自分で気を遣うということがありません。

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逆にデイサービスの仕事に向いていない人の特徴は?

ここでは、逆に向いていない人を書いていきます。

向いていない人1:介護の仕事でしっかりと稼ぎたいと思っている人

残念なことに給料の低さで有名な介護の仕事。

その中でもデイサービスの職員は夜勤が無いので同じ介護士の給料でも低い方に分類されます。

介護の仕事を続けていこうと思っているけど、ある程度の給料は欲しいという人はデイサービスの給料では少し物足りないと思います。

デイサービスの職員でも給料に差が出ないようにしている施設もありますが、どうしても夜勤をしている職員の方が給料は多いです。

向いていない人2:1対1でしっかりと介護をしたいと思っている人

利用者様一人あたりに対する職員の人数が手厚く配置されている「認知症専門のデイサービス」でさえも、実際に働くと利用者様と1対1で関わる時間というのはかなり少ないです。

認知症専門のデイサービスよりも職員の配置が薄い一般的なデイサービスならその時間はさらに少なくなります。

どの介護の仕事でも1対1での関わりの時間というのは限界がありますが、デイサービスの場合は特に少ないので1対1での時間を出来るだけ長くとりたいと思っている人は向かないと思います。

デイサービスの仕事で活かせる経験

私自身、現在は介護老人保健施設で仕事をしていますが、介護の仕事のスタートはデイサービスでした。

個人的には介護の仕事を始める時、最初に配属されるのはデイサービス(特に認知症専門のデイサービス)にした方が良いとさえ思っています。

そのデイサービスでの経験が今に生きているというポイントもありますのでその部分について紹介していきます。

デイサービスの仕事で活かせる経験1:色々な利用者様と関わることが出来る。

施設での介護士の仕事だと利用者様は毎日同じ人を相手にします。

しかし、デイサービスは違います。

毎日のように利用する人もいますが、週に2、3回という人が多いです。

そのため、関わる利用者様の数はデイサービスの職員の方が多くなります。

利用者様によって性格などは当然違ってきますので、多くの利用者様と関わりを持つとそれだけで勉強になります。

デイサービスで働いている間は実感としては無いかもしれませんが、後々入所の方で仕事をするようになっても過去の○○さんのような人だな。

というようにイメージを持って対応することができるので得をする部分だと思います。

また、対応が難しい利用者様を相手にしたときに過去の経験から○○さんの時のような対応をしてみよう。

というように自分の中で引き出しが多くなり、試行錯誤もしやすくなります。

デイサービスの仕事で活かせる経験2:人前で話す機会が多い

先述していますが、人前で話す機会が多いです。

部署異動後に行事の司会などを任されたとしても特に抵抗なく出来ると思います。

デイサービスの経験の有無によって行事の司会の出来は大きく違ってくるというのが実感としてあります。

ほとんどの場合デイサービスの経験がある職員の方が司会が上手で聞いている方も不快にならないです。

デイサービスの仕事で活かせる経験3:家族との関りが多い

一つ目の多くの利用者様と関わるという部分に似てきますが、利用者様が多いということはそれだけ家族との関わりも多くなってきます。

家族にも色々な人がいるので、多くの家族と関わることで今後に活きてきます。

デイサービスの仕事で活かせる経験4:認知症の方の対応方法が学べる

これは「認知症専門のデイサービス」で働いた場合に限られると思います。

文字通り認知症の方しか利用することが出来ないデイサービスです。

全員が認知症というのは一般的なデイサービスしか知らない人が見ると全然違ったもののようです。

認知症専門のデイサービスでの経験は、その後の認知症の方の対応はもちろん認知症になりかけている人への対応についても、その方に失礼のない対応ができます。

また、同僚の方の手本にもなります。

認知症の方の対応とは簡単なものではありません。

経験がものをいう場面もありますので、役に立つと思います。

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その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

デイサービスの職員は圧倒的に女性が多いです。

管理職の人も女性という場合が多いです。

しかし、男性がデイサービスの職員として頑張り、その後デイサービスの管理職となった時に、今までとは違った視点でデイサービスを変えていけるということを言われたことがあります。

また、女性の管理職の方から「デイサービスの管理者は男性がした方が良い」と言われたこともあります。

一般的に男性の方が数字に強いということをその方は理由として上げていました。

デイサービスは介護施設の財政面で一番重要な部署となります。

そのため、毎月の利用者数や平均介護度などのデータを見るのが重要となるそうです。

女性とは違った目線でデイサービス全体を見ることが出来るうえに、客観的にデータの分析も出来るということで男性が管理者をした方が良いという考え方でした。

デイサービスの男性職員ということで、昇進も有利になるというケースもあるかもしれません。

ケアマネジャーになった時にも役に立つ

デイサービスの正社員として働いていると「担当者会議」や「利用者様との契約」に出席する機会が多くなってくると思います。

担当者会議や契約は利用者様の自宅にあつまり、その利用者様に関わるすべての業種の人が集まり今後のことについて話し合いをするというものです。

その場面にはケアマネジャーも必ず出席します。

デイサービスの時からそういった場面に出席しているとケアマネジャーの資格を取得し、仕事をするようになったとしてもある程度慣れたところから担当者会議などに出席することが出来ると思います。

デイサービスの職員をしていたが、部署異動や腰を痛めるなどの身体の事情でケアマネジャーをするという人も多くいます。

デイサービス職員→ケアマネジャーというルートも普通にありますので、役に立つと思います。

転職に役立つ!?

デイサービスで働いていると数多くの職種の人と関わりをもつことがあります。

リハビリ関係の人や福祉用具人などです。

そういった職種の人から実際に話を聞くことで転職のイメージを持ちやすいのかもしれません。

私の同僚の中でもデイサービスから福祉用具の会社やPT(理学療法士)を目指して学校に通うという選択をした人もいます。

デイサービスの仕事紹介で転職の話はどうかとも思いますが、こういった一面もありますので参考程度に紹介しておきます。

まとめ

今回はデイサービスにテーマを絞って書いてきました。

文中にもありますが、私は介護の仕事のスタートは「認知症専門のデイサービス」です。

一般的なデイサービスとは違い精神的にかなり疲れている日々を過ごしていました。

しかし、その当時の経験がその後の介護士としての自分にとても役に立っています。

認知症についての知識・経験が少ない人が認知症の方に対応しているのをみると、失礼な言い回しや発言をしているのを残念ながら耳にすることが多いです。

全員がそうではありませんが、やはり認知症専門のデイサービスでの経験は重要だと思います。

そうはいっても認知症専門のデイサービスは数自体が少ないのが現状です。

そういったデイサービスがあることすら知らない介護士の人も多いと思います。

認知症専門のデイサービスに限らずデイサービスでの経験ということで見ても今の自分に役に立っていると実感しています。

多くの利用者様やその家族様と関わることで経験という面で大きく違ってきます。

また、人前で話すことも多いので部署異動したあとの行事の司会をすることになったとしても、楽にすることが出来ると思います。

デイサービスでの経験の有無で行事の司会の出来というのは雲泥の差があります。

これはデイサービスでの経験がある人にしか分からないと思います。

デイサービスでの勤務経験で良い点を書き続けてきましたが、現実に目を向けるとやはり「給料の低さ」が欠点となってしまっています。

私も給料の少なさが原因で異動の希望を出していた時期もありました。

デイサービスは好きだけど給料が少なくて・・・という人も多いと思いますので、デイサービスの職員の給料も施設の介護士の給料と変わりないくらいになれば良いなと思います。

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