デイケアで働くにはどうしたらいい?仕事の探し方や他の介護職との違いについて教えます!
日本だけではなく世界中でも仕事を辞めたいと思う人は多いのではないでしょうか。
現代の日本では20代から70代まで様々な環境に身を置き、様々な思いを持ち働いている方が大勢います。
そういった中で働き続けると仕事を辞めたくなる瞬間は誰しもが感じたことがあると思います。
最近では過労死が原因で亡くなる事件が多くあり働き方について本格的に見直されいます。
政府は働き方改革などで労働時間の短縮や業務内容の改善など各企業に指示しています。
これらの効果はあるのかどうかは現時点ではまだわからないが、今後の動向に注目されています。
そのような中で今回は数ある職種の中で介護職のデイケア職員が仕事を辞めたいと感じること、その乗り越え方について紹介します。
介護職も昔に比べれば離職率は減少していますが、やはりまだ高いと言えます。
これからは高齢化社会です。
介護職はなくてはならない存在で日本の未来がかかっていると言っても言いすぎではありません。
介護職の未来のため出来るだけ明確に説明していきます。
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デイケアを辞めたいと感じてしまう5個の理由とその乗り越え方とは?
介護職は3kと世間ではよく言われています。
3kとは、汚い、危険、きつい、の3つのことを指します。
非常に悪いイメージ先行している部分があります。
確かにそのような部分はありますが実際はそこまでではありません。
データ的にも需要が高く離職率も平均的には減少しています。
しかしながら、問題点もあるのも事実です。
労働環境や人間関係、利用者さんとの家族関係など介護職を離職する理由は多くあります。
ここでは、辞めたいと感じてしまう理由とその乗り越え方を紹介していきます。
人間関係
デイケアの介護職員は、シフト制でほぼ同じメンバーと業務を行います。
仲が良く気が合えば良いのですが、気の合わない人との業務は苦痛に感じます。
ましてや介護の仕事は2人で行う業務が多く、移乗介助や入浴介助などでは長時間、気の合わない人とペアを組むことになります。
このようなことが日常的にあれば非常にストレスがかかります。
また、看護師やその他のスタッフとの関係性の悪さも多いです。
デイケアでは、介護士の他に看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医師と共に業務を行います。
その中でも職業独占である看護師は、介護職員の指導的立場になりやすいため、上から目線で指示を出したり横柄な態度を取っていると感じることが多いと言われています。
そのような環境であるため、考え方の違いなどから派閥ができることもあります。
仲の良くない人に対して、悪い雰囲気を出したり、態度に出したりすることで耐え切れずに辞めていく人もいます。
乗り越え方は自分をしっかり持つ
人間関係の改善は非常に難しい悩みです。
しかも、介護職の場合は利用者さんの命を預かっています。
他のサラリーマンとは違い、仕事中に一対一で話したりする機会が少なく、常に利用者さんと気の合わないスタッフと一緒にいることになります。
利用者さんよりも気の合わないスタッフの機嫌が気になり集中力が欠け事故にも繋がる可能性もあります。
その為、大切なポイントは気の合わないスタッフに合わすのではなく利用者さんを第一に行動することです。
スタッフのことは気にせずに利用者さんの為だけを考え、自分をしっかり持って業務を行うことが大切です。
気の合わないスタッフとは休憩時間などでコミュニケーションを取るなどしか方法がありません。
時間もなく休憩時間もローテーションの為厳しいのが現実です。
それでも改善されない場合は施設長や管理者などの施設責任者に相談し介入してもらうしかないでしょう。
第三者を挟むことでお互いに冷静に話すことができると思います。
それでも変わらなければ最悪、割り切って業務に集中するのも1つの対策です。
デイケアの仕事に興味はあるけど、自分に向いているか心配な人はこちらから相談してみると良いでしょう。
人手不足
現在では6割以上の介護施設で人材不足というのが現状です。
デイケアでも多くの施設で人手不足に悩まされています。
人手不足になると業務がうまく回らず、たくさんの負担がスタッフにかかります。
またせっかく良い人材が入ってきても教育する環境や余力がなければ成長性はなくスキルも身に着きません。
そのような環境だと過労にも繋がり体調を崩す原因にもなります。
最終的には一番大切な利用者さんに満足なサービスが届けられず、最悪な場合だと事故が起こる可能性もあります。
人手が増えない理由は、賃金や社会的評価の低さ、仕事のきつさなどと言われています。
昔からそのようなイメージが定着し過ぎているのも一つの要因です。
これを改善しようと外国人を採用したりロボットの導入など様々なことが議論されています。
これらの改革が成功すれば人手不足は解消されるかもしれませんがまだ浸透していないのが現実です。
施設側に要求、要望を出す
この問題はデイケア施設の待遇の問題になります。
施設長や管理者に相談し、求人や広告を出し、社員を増やすしか方法はありません。
それでも改善しなければ業務内容やサービス内容変えたり、受け入れ人数を減らしたりと解決策はあります。
しかし、これらは一時的なものですので、やはり人材確保に全力を出してもらうようお願いしましょう。
給与面や福利厚生などを手厚くし働きやすい環境を整えれば自ずと社員の応募が増えると考えられます。
施設のトップ側に要求と要望を繰り返せば状況は変わる可能性は大いにあります。
うまくいけば離職が減り新しく入職する人も増え、人材を育てれば施設としての評判も上がるでしょう。
収入が少ない
世間一般的には介護士はハードな仕事の割には給与が少ないと言う声が多く聞かれます。
これは一概には言えませんがそのような施設があるのは事実です。
働いても給与が上がらないのでは辞めた方良いと思うのは普通の考えだと思います。
初任給は13万~20万ぐらいが相場です。
他の仕事とは違い中々、評価対象となるものが少ないのも昇給に繋がらない原因の一つです。
給与を上げるには、出世するか資格を取るかのどちらかになります。
資格を取得する
介護職で給与を上げる一番の道は資格取得することです。
資格を取得すれば資格手当やボーナスの査定、昇進のアップに繋がります。
しかしながら資格を取得するのは大変で時間もかかります。
特に家庭のある方は両立が非常に難しいでしょう。
ただでさえハードな業務の後に勉強するのは容易ではありません。
しかしながら今の現状資格取得が一番の近道です。
3kに耐えられらくなった
3kとは、きつい、汚い、危険、と言う表現で使われています。
主に肉体労働や重労働のことを指します。
介護の仕事もこの3kに属すと言われ、実際かなり厳しい労働であるのは確かです。
これらの環境に耐えられず別の職種に転職する人が多いです。
介護以外にも3kと表現される職種は多々ありますが主に女性が活躍できる介護職では、かなりの負担になります。
やりがいを探す
きつい仕事であるのは間違いないないですが、介護の仕事は多くのやりがいがあります。
人の役に立てる素晴らしさ、コミュニケーションを取り笑顔になる利用者さんを見ればやりがいが感じるはずです。
これからは高齢化社会になりますので介護のスキルは必ず活かせれると考えいます。
家庭の事情やライフステージの変化
この理由が一番多いと思います。
一般企業で働く男女の割合の中でも介護職は女性の数が非常に多いです。
結婚や出産をした後でも仕事を続けたいと思う人は多いです。
旦那さんの仕事の転勤や、子育、一時的な理由だったりはしますが、そのタイミングで離職する人は多いです。
理由としては充実した福利厚生(育児休暇など)をもらえず、また職場復帰しても新しい利用者さんの状態等を把握しケアするのは、かなりの労力を要します。
育児や家庭の事情などで一時的に仕事を離れるよりも辞める方を選ぶ方が多いのは事実です。
福利厚生などが良い充実した施設を選ぶ
一時的に自分が休むことで充実した休暇や待遇が得れないようの施設はやめた方が良いでしょう。
それぐらい待遇面は大切です。
逆に待遇面は良いが通勤に1時間も2時間もかかったりするような施設はオススメはできません。
無理をしてしまえば体調を崩すことに繋がり、育児や家事との両立がうまくいかない可能性があります。
ある程度、自分自身で妥協点を見つけ待遇面も考慮しながら働きやすい環境の職場を探しましょう。
どんな職場が自分に合っているかわからない人は、こちらから相談してみると良いでしょう。
本当に辞めていいの?デイケアを辞める前に考えること
デイケアの仕事はハードでデメリットな面もありますが、多くのメリットもあります。
冷静に考えて辞めなくて続けてよかったという声はよく耳にします。
ここでは辞める前に今一度考えた方が良いことやメリットを紹介していきます。
介護のやりがい
介護の仕事は利用者さんから、ありがとうと感謝され嬉しく感じることことが多いです。
利用者さんの幼少期は戦争や貧困など大変な思いをされた方がほとんどです。
そのような方々と過ごす時間は非常に尊く感じ、自分自身勉強になる部分が多いです。
私たちの何倍もの年月を過ごした中で、様々な経験を乗り越えてきたからこそ本当に尊敬する気持ちになります。
しかしながら、利用者さんの中でも、様々な方がいます。
認知症などで起伏が激しい方や短気な方など、反対に優しく大らかな方などそこは同じ人間です。
様々な方とコミュニケーションを取り昔の話を聞いたりすることは他の仕事では決して味わえないと思います。
実際、多くの介護士が、利用者さんと接することで喜びを感じ、楽しく過ごせているという人は多いです。
資格取得でキャリアアップ
介護職では資格取得によって給与面は勿論のことスキルアップができます。
これらは、年齢や性別に関係なく誰でも試験を受けることことができます。
合格すれば施設側の評価も上がり昇給、昇進に繋がりやすいと言えるでしょう。
また、仕事の幅も増え、やりたいこともできるようになります。
試験は難易度が高いものから低いものまで様々です。
最初は簡単なものから受験し、慣れてくれば国家資格の試験を受けるのがオススメです。
自分の名刺の肩書が増えるのは少し優越感が出てうれしく感じます。
すごい人だと多くの資格を持ち、条件の良い施設に転職する際とても有利に働きます。
職を失うリスクがなく、意外と安定している
デイケアは全国にたくさんあります。
今後は高齢化社会のため益々増えると考えられます。
デイケアは医療団体があり、そこに高齢者が暮らす場所ならほとんどの地域で存在しているので、旦那さんの転職や家庭の事情などで引っ越し等しても職探しに困ることがほとんどありません。
もし今現在、介護職としてデイケアで働いている施設が無くなったとしても、次に働く職場は必ずといっていいほど見つかるでしょう。
それぐらい需要が高い業種です。
また先程説明した資格を持っていれば、どんな地域でも働け、好待遇な施設で働きやすいでしょう。
自由に働ける、働き方を選べる
様々な年齢ライフステージを歩む中で自由に働けるのは魅力の一つです。
特に女性の方は出産や育児などで正社員として働くのが厳しい環境があるのが事実です。
そのような中でも人手不足の介護職はパートとしてでもすぐに働くことができるでしょう。
また年齢も関係なく20代から60代・70代まで働いている方はたくさんいます。
体が健康であれば60代、70代のセカンドキャリアとしても働けますし非常に幅広い働き方があるのはありがたいです。
時間が出来、余裕が出来れば正社員として働くことも可能です。
パートとして働いていた分、仕事内容や要領などを理解できているため苦になる部分は少ないでしょう。
最初はパートとして無資格で働き、資格を取得し正社員になり気が付けば、管理職にステップアップすることも夢ではありません。
一般企業では中々ないですし、誰にでも平等にチャンスがあるので、モチベーションにも繋がります。
上記を読んでデイケアの仕事で働きたいと思った人は、こちらから出して貰うと良いでしょう。
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まとめ
以上がデイケアを辞めたいと思う理由と、その乗り越え方です。
離職率が高く、あまり人気とされていないのが介護職の現状です。
一般企業とは違う環境で人手不足が深刻なデイケアですが、素晴らしい部分も多々あります。
人と人が支え合い生きていく素晴らしさは介護職ならではで他では感じることができないでしょう。
今後の日本は2025年には人口の約30%が高齢者、さらに2060年には40%まで上昇すると予想されています。
そういった意味でも介護職は必ず今後とも必要でありデイケアの重要性は高まると考えられます。
ハードで辛いこともあると思いますが介護職に就いている人、介護職を目指している人は是非乗り越え、素晴らしい介護士になってほしいと思います。
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